砂漠を旅するのだ、希望を胸に。@あさきゆめみしII
2007年7月9日 タカラヅカ いろいろ作品についてあーだこーだ、視点がどうとか構成がどうとか書いていたんだが、それは一旦引っ込めて。
よかった人のことを書こう!!
そうさ人生ヨカッタ探し! それでなきゃヅカファンやっていけないし、生きていけない人生砂漠!
作品を憎んで出演者を愛する! それがヅカファンライフ!
『源氏物語 あさきゆめみしII』、出演者の感想。
小侍従@きらりが女を上げた!
ひとり色っぺー小悪魔。
そう、ひとりで。
『不滅の恋人たち』だかなんだかで書いたよーな気もするが、男の腕を上げて見せるのは、女次第!!
男がどれだけただのマグロ野郎でも、女が演技すればテクニシャンに見えるんだ。
小侍従@きらりがひとりで悶えてみせるから、一緒にいるだけでなんにもしていない男が、錯覚でいい男に見える、かもしれない。
男はほんと相当アレだったが、きらりちゃんのがんばりで、まだなんとか見られるよーになっていた。
すげえよきらり! かっこいいよきらり!
そーやって、男を支えられるだけの頼もしい女になっていたんだね。
きらりのすごさに喝采を送りました。
ほんと、あそこまでやってくれるとは思わなくて。
……でもって、柏木@めおちゃんと夕霧@りせのちがう意味でのすごさというか、アレさが目にも胸にも痛かったんですが……あのふたりは、アレでいいんですか、世間的に?
わたしにはもー、なにがなんやら。
朱雀帝@高翔さんの薄幸美形キャラっぷりを賞賛しよう!(笑)
美形キャラです、さおたさん。
原作がどうあれ、この作品では美形ポジ。
なんせ1幕のヒロインは朧月夜@としこさんですから。彼女をめぐって主人公・光源氏@オサ様と対峙する、朱雀帝は二枚目ポジですよ。
病弱でコキュで、でもなにもかも受け入れ赦してしまう男。
まっつで見たいです、この役(笑)。薄幸さ具合がたまりません。
取り合っている女がアレなんで、源氏も帝もちょっと男ぶりを下げているよーな気がしないでもなかったりあったりしますが、ソレはソレとして。
なんだよ、さおたん、正統派美青年OKじゃん!
とゆー、うれしいおどろきです、はい。
主要人物が軒並みキャスト年齢高いこともあり、さおたさんが若者扱いでもなんの問題もありませんってば。
テンション上げてがんばるアーサーに胸きゅん☆
刻の霊@まとぶんは、子分を連れています。刻のコロスという、身もフタもないネーミングです。
トート閣下の黒天使、ファントムの従者です。スダマちゃんの心やその場面のイメージを、ダンスやコーラスで表現したりしてます。
黒天使はシリアス一筋の耽美キャラだし、従者も「街の浮浪児」とかゆーお笑い設定をのぞけばシリアスキャラの範疇でしょう。
ところが刻のコロスちゃんたちときたら気の毒にユーモラスなんですよ。
衣装やセンスっぷりが昭和臭プンプンでアレなのに、どこかお笑い風のゆるさのある存在、として描かれているので(昔話の鬼みたい。畏れられるとゆーより、滑稽さのある子ども向け絵本の鬼)、大変です。
ある意味、ピエロがパントマイムで狂言回しをやっている感じってゆーか。
その、わざとらしくも大仰な動きとか、かっこいいつもりなんだろうな、な静止ぶりとか、テンション高くないと、表情(顔のみにあらず)が豊かでないと、キツイ。
それを、あのアーサーがやってます。
大変です。
大変ですよ。
あの能面低温アーサーくんが、すっげー真面目に、がんばっています。
その姿がもお、心奮えるのですよ。
あ、他の刻のコロスでは遼かぐらちゃんが毒々しくてイイ感じです☆
弘徽殿の女御@くまくまちゃんは、出番少なくても強烈。
ギャグキャラ、こわい女キャラとして元気です。はじけてます。
あいかわらず、戦闘意欲満々です。
配役知らずに見ていたから、オペラグラスで確認してびっくりした。てゆーか、年齢設定どーなってんだこの芝居……ゲフンゲフン。
明石の上@ちあきおねーさまも、なんかふつーによかった。歌えるってのは強いなー。
刻の霊@まとぶんは……すごく、うまくなった。
役者として、舞台人として、どんどん力を付けていくんだな。きちんと前へ進む人を見るのは気持ちいい。
けど。
……気の毒な役だ。
出番が多くて歌が多い、というだけでしかない、いてもいなくても、どーでもいい役。
解説するだけなら、説明をダラダラ言うだけなら、「刻の霊」なんて役は必要ないよ……。
なんでこんなひでー役やらせてるんだ、草野。
まとぶんの試練の時はいつまで続くんだろう。
ここいらでぱーっと、彼がオイシイ目に遭う作品が見たいよほんと。
貧乏くじを引きながら、それでも誠実に前向きに、歩き続けるまとぶの存在が、歌声が、心地いい。
こんな役だけど、いや、こんな役だからこそ、力業でひっくり返し、場をさらうくらいの力を付けるためのエクササイズなんだよ、きっと。
がんばれまとぶ。
誠実な努力はいつかきっと、実を結ぶよ。
しかし、こんなに真面目に美しい人なのに、アレなフィナーレのハッタリぶりで、壮くんに負けているのは、どーしたもんかと。
いやその、そんなとこがまた愛しいのですが。
壮くんと違って、いろいろ考えすぎてはじけられないんだろうな、ってとこがまた、萌えですから。
頭中将@壮くんは、これまた刻の霊と同じくらい、いてもいなくても、どーでもいい役。だったりするんですが。
それでも、なんかもー、のーてんきに明るいです。
浮いていよーがいまいが、おかまいなしで我が道を行ってます。
ビバ、壮一帆。それでこそわたしのえりたん!!
ほんとにこの人、芝居できないんだなー、と思いつつも、「タカラヅカ・スター」である以上、それはまったく問題ないことだから。「スター性」さえあれば、技術なんか二の次三の次。
オサ様と合うというか、壮くんのマイウェイぶりをオサ様が許容し、ふたりの空気感がいいので、ソレだけでいいんです。
そしてあのトンデモ・フィナーレにて、真っ赤な唇と黒髪ロン毛、赤い衣装で出てきたときには、もお。
エロい歌詞(笑)の女歌を男のまま歌うって……。
それがもー、とんでもない美貌っぷりなのよー。きらきらっぷりなのよー。やってること変なのに、すっげー「スター!」なのよー。
すんません、ツボ直撃されて、笑いかみ殺すのに必死だった……。
壮くん、あいかわらずボンバーでクラッシャー、もー、ダイスキ(笑)。
我が道を行ってください。
とまあ、キャストひとりひとりは魅力的でたのしーんだよなー。
リピートすれば、ソレはソレでたのしみを見つけ出せるのでせう。
希望を胸に人生砂漠を進んで行こう。
よかった人のことを書こう!!
そうさ人生ヨカッタ探し! それでなきゃヅカファンやっていけないし、生きていけない人生砂漠!
作品を憎んで出演者を愛する! それがヅカファンライフ!
『源氏物語 あさきゆめみしII』、出演者の感想。
小侍従@きらりが女を上げた!
ひとり色っぺー小悪魔。
そう、ひとりで。
『不滅の恋人たち』だかなんだかで書いたよーな気もするが、男の腕を上げて見せるのは、女次第!!
男がどれだけただのマグロ野郎でも、女が演技すればテクニシャンに見えるんだ。
小侍従@きらりがひとりで悶えてみせるから、一緒にいるだけでなんにもしていない男が、錯覚でいい男に見える、かもしれない。
男はほんと相当アレだったが、きらりちゃんのがんばりで、まだなんとか見られるよーになっていた。
すげえよきらり! かっこいいよきらり!
そーやって、男を支えられるだけの頼もしい女になっていたんだね。
きらりのすごさに喝采を送りました。
ほんと、あそこまでやってくれるとは思わなくて。
……でもって、柏木@めおちゃんと夕霧@りせのちがう意味でのすごさというか、アレさが目にも胸にも痛かったんですが……あのふたりは、アレでいいんですか、世間的に?
わたしにはもー、なにがなんやら。
朱雀帝@高翔さんの薄幸美形キャラっぷりを賞賛しよう!(笑)
美形キャラです、さおたさん。
原作がどうあれ、この作品では美形ポジ。
なんせ1幕のヒロインは朧月夜@としこさんですから。彼女をめぐって主人公・光源氏@オサ様と対峙する、朱雀帝は二枚目ポジですよ。
病弱でコキュで、でもなにもかも受け入れ赦してしまう男。
まっつで見たいです、この役(笑)。薄幸さ具合がたまりません。
取り合っている女がアレなんで、源氏も帝もちょっと男ぶりを下げているよーな気がしないでもなかったりあったりしますが、ソレはソレとして。
なんだよ、さおたん、正統派美青年OKじゃん!
とゆー、うれしいおどろきです、はい。
主要人物が軒並みキャスト年齢高いこともあり、さおたさんが若者扱いでもなんの問題もありませんってば。
テンション上げてがんばるアーサーに胸きゅん☆
刻の霊@まとぶんは、子分を連れています。刻のコロスという、身もフタもないネーミングです。
トート閣下の黒天使、ファントムの従者です。スダマちゃんの心やその場面のイメージを、ダンスやコーラスで表現したりしてます。
黒天使はシリアス一筋の耽美キャラだし、従者も「街の浮浪児」とかゆーお笑い設定をのぞけばシリアスキャラの範疇でしょう。
ところが刻のコロスちゃんたちときたら気の毒にユーモラスなんですよ。
衣装やセンスっぷりが昭和臭プンプンでアレなのに、どこかお笑い風のゆるさのある存在、として描かれているので(昔話の鬼みたい。畏れられるとゆーより、滑稽さのある子ども向け絵本の鬼)、大変です。
ある意味、ピエロがパントマイムで狂言回しをやっている感じってゆーか。
その、わざとらしくも大仰な動きとか、かっこいいつもりなんだろうな、な静止ぶりとか、テンション高くないと、表情(顔のみにあらず)が豊かでないと、キツイ。
それを、あのアーサーがやってます。
大変です。
大変ですよ。
あの能面低温アーサーくんが、すっげー真面目に、がんばっています。
その姿がもお、心奮えるのですよ。
あ、他の刻のコロスでは遼かぐらちゃんが毒々しくてイイ感じです☆
弘徽殿の女御@くまくまちゃんは、出番少なくても強烈。
ギャグキャラ、こわい女キャラとして元気です。はじけてます。
あいかわらず、戦闘意欲満々です。
配役知らずに見ていたから、オペラグラスで確認してびっくりした。てゆーか、年齢設定どーなってんだこの芝居……ゲフンゲフン。
明石の上@ちあきおねーさまも、なんかふつーによかった。歌えるってのは強いなー。
刻の霊@まとぶんは……すごく、うまくなった。
役者として、舞台人として、どんどん力を付けていくんだな。きちんと前へ進む人を見るのは気持ちいい。
けど。
……気の毒な役だ。
出番が多くて歌が多い、というだけでしかない、いてもいなくても、どーでもいい役。
解説するだけなら、説明をダラダラ言うだけなら、「刻の霊」なんて役は必要ないよ……。
なんでこんなひでー役やらせてるんだ、草野。
まとぶんの試練の時はいつまで続くんだろう。
ここいらでぱーっと、彼がオイシイ目に遭う作品が見たいよほんと。
貧乏くじを引きながら、それでも誠実に前向きに、歩き続けるまとぶの存在が、歌声が、心地いい。
こんな役だけど、いや、こんな役だからこそ、力業でひっくり返し、場をさらうくらいの力を付けるためのエクササイズなんだよ、きっと。
がんばれまとぶ。
誠実な努力はいつかきっと、実を結ぶよ。
しかし、こんなに真面目に美しい人なのに、アレなフィナーレのハッタリぶりで、壮くんに負けているのは、どーしたもんかと。
いやその、そんなとこがまた愛しいのですが。
壮くんと違って、いろいろ考えすぎてはじけられないんだろうな、ってとこがまた、萌えですから。
頭中将@壮くんは、これまた刻の霊と同じくらい、いてもいなくても、どーでもいい役。だったりするんですが。
それでも、なんかもー、のーてんきに明るいです。
浮いていよーがいまいが、おかまいなしで我が道を行ってます。
ビバ、壮一帆。それでこそわたしのえりたん!!
ほんとにこの人、芝居できないんだなー、と思いつつも、「タカラヅカ・スター」である以上、それはまったく問題ないことだから。「スター性」さえあれば、技術なんか二の次三の次。
オサ様と合うというか、壮くんのマイウェイぶりをオサ様が許容し、ふたりの空気感がいいので、ソレだけでいいんです。
そしてあのトンデモ・フィナーレにて、真っ赤な唇と黒髪ロン毛、赤い衣装で出てきたときには、もお。
エロい歌詞(笑)の女歌を男のまま歌うって……。
それがもー、とんでもない美貌っぷりなのよー。きらきらっぷりなのよー。やってること変なのに、すっげー「スター!」なのよー。
すんません、ツボ直撃されて、笑いかみ殺すのに必死だった……。
壮くん、あいかわらずボンバーでクラッシャー、もー、ダイスキ(笑)。
我が道を行ってください。
とまあ、キャストひとりひとりは魅力的でたのしーんだよなー。
リピートすれば、ソレはソレでたのしみを見つけ出せるのでせう。
希望を胸に人生砂漠を進んで行こう。