ホルヘが美形キャラで、びびったんですが。

 これで最後だ、新人公演『バレンシアの熱い花』の感想。

 ホルヘ。ルカノールの腹心のひとり。本役は鈴鹿さん。

 鈴鹿さんが現在のヅカでは唯一無二の芸風を誇る人なので、それを真似ても意味がないことはわかっているが……本公ホルヘは三枚目的悪役、「黒い天使はフェルナンド!」と勇み足で館に押し入り失敗したりするキャラクタ。

 それが新公では、ふつーに二枚目になってました。七海ひろきくん。前回の『維新回天・竜馬伝!』新公では沖田総司やってた子だから、目指すモノがそっち系の子なんだろうな。
 年長の美形キャラ。
 諜報長官らしー、クールな風情で。

 本役と同じキャラには、したくてもできないのだから、いっそここまで別物にするのはアリだろう。
 ルーカス大佐@ちーがギラギラしまくっているので、すっきり系でまとめるのはコントラストもいい。
 でもバルカ@朋夏朱里くんとキャラがかぶっていたよーな気が、しないでもない……。

 二枚目なので、親子の名乗りも美しい。
 いちばん見せ場で噛んでしまったのが惜しい。東宝ではびしりとキメてくれ。

 
 あと、本気でおどろいたんですが、きみつんってまだ、新公学年だったの? 

 レオン将軍役で出てくるからびっくりした。
 まだ研7なのか!! めっさ本気で、ナチュラルに、もっとおっさ……ゲフンゲフン、大人なんだと思い込んでいた。

 この学年であのおっさ……大人っぽさは財産だ。素晴らしい。

 
 個人的に、とても目につく月映樹茉くん。役がついているのだけれど、台詞もあるのだけど、本公の役(ホルヘの部下やってるよね?)の方が目立っているよーな気が、しないでもない……。
 まだこの子のお芝居らしいお芝居、見たことないんだよね。文化祭でも、わたしが観た回の芝居には出ていなかったもの。芝居が好みだといいなあ。
 すっきりとした立ち姿、薄い顔(笑)。メイク次第でいくらでも美形に化けられるはず。まだ研2、これからのおたのしみ。

 あと、「鼻の君」こと蒼羽りくくんがいろーんなところで目につきました。
 鼻が目立つってのは強いね、かぶり物していたってわかるもの(笑)。
 街の男かなんかでふつーに台詞言ってたと思うが、組配属されてすぐの新公で台詞アリってすごいよね? うまいも下手もないよーな感じとはいえ。

 りくくんもまた、文化祭で芝居は観ていない。……文化祭で気になる子って、高確率でわたしは芝居を見損なっているのよー。2分の1の確率に破れて。
 わたし的には芝居がいちばん気になるポイントなんだがなあ。

 
 宙組はいちばん下級生の見分けがついていない組なので、とくに女の子たちがぜんぜんわかんない。
 それが残念ナリ。
 顔と名前の区別がついてこそ、なお観劇がたのしくなるとわかっているだけに、オイシイものを見逃しているよーでくやしい。
 わかるのってかろうじて葉室ちあ理ちゃんと舞姫あゆみちゃんとかだもんなー。

 ローラ役に抜擢のすみれ乃麗ちゃんも、たぶん次に観たらわかんなくなってそうだしな……。黒塗りだと、なにがなんだか。

 
 活き活きしている若者たちだからこそ、もっと彼らのことを知りたいと思う。
 バウホール公演がたのしみだ。


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