で、NYの人々。@摩天楼狂詩曲
2010年8月15日 タカラヅカ それでもわたしは、キライではないのだ。
ストーリーナッシングの、設定だけで出来上がった物語が。
ハッピーになれるナニかが、そこにあるならば。
『摩天楼狂詩曲』にあるのは、そのアホらしい物語に「温度」を加える力だ。
主役アンソニー@ともみんの力は大きい。
彼を見ていると、信じられるんだ。
アホらしいとか恥ずかしいとか、彼がカケラも思っていないこと。むしろ、本気で「感動物語」だと信じて演じていること。
1観客としては「マジっすか??」の連続、笑っていいのかネタ公演としてやっているのか、スタッフ側のスタンスを疑うくらい恥ずかしい作品に見えるんだけど、少なくともともみんを見れば、彼がネタなんてとんでもない大マジだってわかる。
だからもお、それでいいのだ。
彼を信じ、彼についていけばいいんだ。
てことで、ツッコミは入れつつも、素直に楽しんだんだ。
ストーリーやスズキケイの恥ずかしさについてはもう、いくら語っても同じことの繰り返しになるので(そしていくら語っても語り足りないくらいなので・笑)置くとして、メイン以外のキャストの感想。プログラム買ってないんで、わかる範囲で。
レコード会社社長@ギリーが、大人だった。
『ワルフザケ』のときの、嘉月さんを思い出した。マミさん相手に、年配役をやってたよなあ。あのおっさん社長を思い出していた……カオの重心とか似てるか。
美少年顔であるために、立ち位置の難しい人だったんだが、イイ感じに大人になってくれた。おっさんOKだったら活躍の場が広がるよね。やる気……というか、鼻息の荒い人というイメージなので(笑)、これからも意欲的に舞台で活躍して欲しい。
ヒロインの友だち、クレア@せあら。
うまい。
とにかく、うまい。
華と美貌と実力、さらにヒロイン経験、すべてを持ち合わせている彼女が脇に回っていることで、舞台が華やかに底上げされた。
……あまりに、彼女ひとりの肩に多くのものがのっかってる危惧はあるが……せあらなら大丈夫だよね。
ノーマン@りまくん。
ごめん、なんか最初からツボに入って笑えた。わたしは彼を内心「ぱんだくん」と勝手に呼んで愛でているのだが、その可愛らしい顔でクールなビジネスマンをやっているところからツボだったんだ……しかも後半あんなことになってるし。
個人的にすごーくすごーく気に入っているのが、アイス様@みやるりが、ノーマンの鞄を蹴るところ。
めっちゃ練習して、ふたりでタイミング計って、「今だ」「よしっ」で蹴ったのがわかる、あの微妙な空気にウケた。ここがあまりに嘘くさくて、先の展開が読めるのも、どーかと思うが……。
スズキせんせ、恥ずかしいよなあ。アレ、やらせなきゃならなかったのか。生田せんせがだいもんにテーブル滑らせたよーに、みやるりにもアレが必要だったのか(笑)。
デザイナーのトーマス@まいける。
まいけるといえば、出オチの伝説のロックシンガー・マイケル役がありますが(笑)……あっちはアルバイトで、本役はデザイナー君だよね?
台詞もないときから、通行人として目立っていた。
かわいいんだもん。
なんか、ゆーひさん系のファニーフェイスだぞ……どうしよう、かわいい。
派手な衣装で目を引くってばよ。
ヲカマさんとか、なにかしら強烈なキャラクタなのかなと勝手に思っていたら、ふつーの人だった。
子役専科の彼は、立ち位置探しをする頃なんだよな。どうか良い位置に落ち着きますように。
アンソニーのバンド仲間たち、朝都、十碧、麻央はオイシイのかそうでないのか、いまいちわからないというか。
『逆転裁判』の陪審員や『THE SECOND LIFE』のマフィア仲間たちよりは、人数が少ない分イイのか。
個別認識できるエピソードもないので、そのうちのひとりが「喋った!!」と驚く場面で、え、喋ってなかったっけ?と、こっちが驚いたもんよ。朝都くんは顔の目立つ子なので、モブでも目に残るんだが、喋らない設定のキャラだとは気づいてなかったよ。
紅一点のメグ@華雅ちゃんは、ナンシー@はるこちゃんと役替わりする子なんだね。
スカフェのやり過ぎっぷりからイメージするまんまの舞台姿に、潔さを感じた(笑)。器用で鼻息荒くて早熟で。男子でこのテのキャラはアリだが、さて、女の子ではどうだろう。
ナンシー役にこそ注目だな。こっちも鼻息荒かったら、いっそ素敵かも(笑)。
ところで、バンドシーンは彼らが実際に弾いてるんですか。見てたらわかるもんなんですか。
わたし、見ててもわからなかったし、てゆーか、そんなことだけは絶対にあり得ないと思い込んで、いつ生バンドがカーテン奥から登場するんだと待ちかまえてたんですが。や、ナマだってことだけはわかったので、後ろにバンドの人がいるのかなと。うまいヘタではなく、音の勢いだけで。
ナンシー母@柚長が、アイス様@みやるりをはべらしている姿に、強烈なデジャヴ。
こーやっておねーさまは、若いツバメをはべらしてましたっけねえ、『ヘイズ・コード』。や、あれはツバメではなく秘書って名前でしたっけ。
わずかな間に、大人になったなあ、みやるり……。
アイス様のカユさは、癖になりそうな類だと思っています。
アイス役は、ふつーにこなしちゃうと面白くない。みやるりみたいにいたたまれない感じをかもしだすか、しーらんみたいに赤面レベルまで行くべきでしょう。(見てないくせに、しーらんを語るか!)
前者はかなめ姫とかきんぐとか、後者はらんとむ氏とかだいもんとか。(2番手と89期で当てはめてみました)
盛大に客席を爆笑悶絶させておいて、え、出番アレで終わり?な尻切れトンボ感もまた、素晴らしいです、アイス様。
つかナンシー母、「社員の裏切りはわかんないダメ社長だけど、娘のことならわかるわ!」とどや顔で言うのはどうかと思います(笑)。社員のことは信じて騙されて、娘のことは疑って騙すのか。騙す前に、問いただせよ、会話しろよ。……嫌な母娘だ(笑)。
ストーリーナッシングの、設定だけで出来上がった物語が。
ハッピーになれるナニかが、そこにあるならば。
『摩天楼狂詩曲』にあるのは、そのアホらしい物語に「温度」を加える力だ。
主役アンソニー@ともみんの力は大きい。
彼を見ていると、信じられるんだ。
アホらしいとか恥ずかしいとか、彼がカケラも思っていないこと。むしろ、本気で「感動物語」だと信じて演じていること。
1観客としては「マジっすか??」の連続、笑っていいのかネタ公演としてやっているのか、スタッフ側のスタンスを疑うくらい恥ずかしい作品に見えるんだけど、少なくともともみんを見れば、彼がネタなんてとんでもない大マジだってわかる。
だからもお、それでいいのだ。
彼を信じ、彼についていけばいいんだ。
てことで、ツッコミは入れつつも、素直に楽しんだんだ。
ストーリーやスズキケイの恥ずかしさについてはもう、いくら語っても同じことの繰り返しになるので(そしていくら語っても語り足りないくらいなので・笑)置くとして、メイン以外のキャストの感想。プログラム買ってないんで、わかる範囲で。
レコード会社社長@ギリーが、大人だった。
『ワルフザケ』のときの、嘉月さんを思い出した。マミさん相手に、年配役をやってたよなあ。あのおっさん社長を思い出していた……カオの重心とか似てるか。
美少年顔であるために、立ち位置の難しい人だったんだが、イイ感じに大人になってくれた。おっさんOKだったら活躍の場が広がるよね。やる気……というか、鼻息の荒い人というイメージなので(笑)、これからも意欲的に舞台で活躍して欲しい。
ヒロインの友だち、クレア@せあら。
うまい。
とにかく、うまい。
華と美貌と実力、さらにヒロイン経験、すべてを持ち合わせている彼女が脇に回っていることで、舞台が華やかに底上げされた。
……あまりに、彼女ひとりの肩に多くのものがのっかってる危惧はあるが……せあらなら大丈夫だよね。
ノーマン@りまくん。
ごめん、なんか最初からツボに入って笑えた。わたしは彼を内心「ぱんだくん」と勝手に呼んで愛でているのだが、その可愛らしい顔でクールなビジネスマンをやっているところからツボだったんだ……しかも後半あんなことになってるし。
個人的にすごーくすごーく気に入っているのが、アイス様@みやるりが、ノーマンの鞄を蹴るところ。
めっちゃ練習して、ふたりでタイミング計って、「今だ」「よしっ」で蹴ったのがわかる、あの微妙な空気にウケた。ここがあまりに嘘くさくて、先の展開が読めるのも、どーかと思うが……。
スズキせんせ、恥ずかしいよなあ。アレ、やらせなきゃならなかったのか。生田せんせがだいもんにテーブル滑らせたよーに、みやるりにもアレが必要だったのか(笑)。
デザイナーのトーマス@まいける。
まいけるといえば、出オチの伝説のロックシンガー・マイケル役がありますが(笑)……あっちはアルバイトで、本役はデザイナー君だよね?
台詞もないときから、通行人として目立っていた。
かわいいんだもん。
なんか、ゆーひさん系のファニーフェイスだぞ……どうしよう、かわいい。
派手な衣装で目を引くってばよ。
ヲカマさんとか、なにかしら強烈なキャラクタなのかなと勝手に思っていたら、ふつーの人だった。
子役専科の彼は、立ち位置探しをする頃なんだよな。どうか良い位置に落ち着きますように。
アンソニーのバンド仲間たち、朝都、十碧、麻央はオイシイのかそうでないのか、いまいちわからないというか。
『逆転裁判』の陪審員や『THE SECOND LIFE』のマフィア仲間たちよりは、人数が少ない分イイのか。
個別認識できるエピソードもないので、そのうちのひとりが「喋った!!」と驚く場面で、え、喋ってなかったっけ?と、こっちが驚いたもんよ。朝都くんは顔の目立つ子なので、モブでも目に残るんだが、喋らない設定のキャラだとは気づいてなかったよ。
紅一点のメグ@華雅ちゃんは、ナンシー@はるこちゃんと役替わりする子なんだね。
スカフェのやり過ぎっぷりからイメージするまんまの舞台姿に、潔さを感じた(笑)。器用で鼻息荒くて早熟で。男子でこのテのキャラはアリだが、さて、女の子ではどうだろう。
ナンシー役にこそ注目だな。こっちも鼻息荒かったら、いっそ素敵かも(笑)。
ところで、バンドシーンは彼らが実際に弾いてるんですか。見てたらわかるもんなんですか。
わたし、見ててもわからなかったし、てゆーか、そんなことだけは絶対にあり得ないと思い込んで、いつ生バンドがカーテン奥から登場するんだと待ちかまえてたんですが。や、ナマだってことだけはわかったので、後ろにバンドの人がいるのかなと。うまいヘタではなく、音の勢いだけで。
ナンシー母@柚長が、アイス様@みやるりをはべらしている姿に、強烈なデジャヴ。
こーやっておねーさまは、若いツバメをはべらしてましたっけねえ、『ヘイズ・コード』。や、あれはツバメではなく秘書って名前でしたっけ。
わずかな間に、大人になったなあ、みやるり……。
アイス様のカユさは、癖になりそうな類だと思っています。
アイス役は、ふつーにこなしちゃうと面白くない。みやるりみたいにいたたまれない感じをかもしだすか、しーらんみたいに赤面レベルまで行くべきでしょう。(見てないくせに、しーらんを語るか!)
前者はかなめ姫とかきんぐとか、後者はらんとむ氏とかだいもんとか。(2番手と89期で当てはめてみました)
盛大に客席を
つかナンシー母、「社員の裏切りはわかんないダメ社長だけど、娘のことならわかるわ!」とどや顔で言うのはどうかと思います(笑)。社員のことは信じて騙されて、娘のことは疑って騙すのか。騙す前に、問いただせよ、会話しろよ。……嫌な母娘だ(笑)。