坐りたくない気分なんだ。@新人公演『麗しのサブリナ』
2010年8月21日 タカラヅカ 新人公演『麗しのサブリナ』の演出は、あちこちイラッとさせられることが多かった。
出演者の問題ではなく、演出。
あのテンポの悪さはナニ?
特に前半、コメディ場面が軒並み冗長になっていた。
下級生たちにコメディをやらせるのは難しいから、スベると可哀想だから、時間をたっぷり取ってお笑いをやる時間を与えようっていう、親心?
すっと流せばいいところを、わざわざ何拍もとって「笑わせる」ための台詞や芝居をさせることに、すごい違和感。
ふつーにやらせろよー。
「本公演とはチガウ笑いを」とか、余計なことは考えなくていいから。
や、少しは考えてもいいけど、前半全部いちいちソレってのは、ウザ過ぎ。
料理教室、使用人たち、ララビー家もタイソン家も、とにかくみんながみんな、もれなく全員が「笑わせる」ために芝居の流れを止める勢いでナニかやる。
アドリブではなく、そーゆー演出と脚本に書き換えてある。
1箇所2箇所なら「新公のお遊び」で楽しめるし、またアドリブならその場の勢いで楽しめることもある。
が、もともとの演出がソレで、必死にお稽古して披露しているのがわかるだけに、もお。
本公演も決してテンポがいいとは言えない、盛り上がりに欠けるかったるい芝居だ。
それをさらにテンポを悪くする、って、演出家はナニ考えてんだ?
センスがないにも程がある。
……ちなみに、新公演出も中村A自身でした……なんて筋の通ったアレっぷり(笑)。
料理教室のシェフ@アーサーなんか、中村Aのいらん演出がなくても十分愉快に輝けたろうに、テンポが悪くなっているもんだから、やりすぎ感があった。
生徒たちのキャラが全員本公演と違っているのとかは面白いんだけど、それとテンポの悪さは別。
なかでも最悪の改編が、デイヴィッド@まゆくんの家族説得場面。
サブリナ@みりおんとのデートに行くため、タキシードの尻ポケットにシャンパングラスを入れたデイヴィッド。
彼を家族が説得するわけだが、デイヴィッドは聞く耳持たず。サブリナとのデートに行こうとする。
それを、ライナス@あきらが引き留めて、わざとソファに坐らせ、グラスを割らせるわけなんだが。
1回はソファに坐り掛け、でも坐らずに出て行こうとするデイヴィッド。それをライナスが「いいから坐れ」と言い、「わかったよ、味方は兄貴だけだ」とデイヴィッドが坐る。んで、グラスがぱりん!
……というのが、本公演の流れ。
その「用があるから行くよ」「いいから坐れ」を、さらにもう1回やっんたんだ、新公。
坐り掛けて、思い直して出ていこうとするデイヴィッド、「坐れ」と言うライナス、「坐りたくない気分なんだ」と言うデイヴィッド、さらに「坐れ」と言うライナス……。
なんのために?
ここでももちろん、無駄な繰り返しのためにテンポが悪くなっている。同じやりとりを繰り返すことに、意味なんかない。
演出家は、「笑わせよう」と思ってやっているんだと思う。「志村、後ろ!」じゃないけど、危険がわかっていてそれに気づかないキャラクタを、観客が笑う場面にしているんだよね。
でも、無邪気な「志村、後ろ!」ではなく、実の兄が弟に大ケガをさせる場面だ。気ままな弟の足止めとおしおきの意味もあるにしろ、23針も縫う大ケガをさせる件を、ギャグとして繰り返すのは、わたしには笑えない。
さらっとやるからライナスの咄嗟の機転、笑いの範疇なわけで、何度も何度も確信的にケガをさせるよう導くのは、悪意を感じて気持ちが悪い。
いや、「用があるから」「いいから坐れ」を何回繰り返してもいい。
「坐りたくない気分なんだ」と言わせるのがわからない。
坐りたくない、とデイヴィッドが言うことによって、彼がお尻にグラスを入れていることを思い出した? と、わたしには見えた。
そんなはずはない、だってお尻にケガをしないと話が進まないんだ。そう思っていてなお、一旦坐り掛けて腰を上げ、さらに「坐りたくない」と言葉にして意思表示するってのは、よほどの坐れない事情があるのかと思う。
サブリナとのデートはナイショだから、グラスを2つ隠し持っていることは家族に知られたくない。だからグラスを取り出すことは出来ないし、かといってお尻に入れたまま坐ったら大惨事になる。だから、坐れない、坐りたくない。
そーゆー事情かと。
それを、ライナスが3度坐るように命令する。「味方は兄貴だけだ」……パワーハラスメントによって。
坐ったら大惨事、大ケガする……命令する方もされる方も、それがわかっていて、する。
「カウリ剣の儀式を要請します」
「疑わしき者の心臓に剣を突き刺し、生き延びれば無罪となる!」
「神の裁きを!!」
「尻ポケットにグラスなんか入れてないんだろう? それなら椅子に坐れ、できるはずだ」
「何度も坐れと命令するのは、尻ポケットにグラスを入れていることを知っているんだ。それでも、無実を示したかったら、椅子に坐れと……大ケガをすることで、彼女への愛を示せという命令? いや、自分の事業を台無しにするボクへの復讐? 兄はそこまでボクを憎んでいるのか……!!」
「神の裁きを!!」
てなことかと思いました。
殺すことが目的で行われるカウリ剣の儀式、大ケガさせることが目的で行われるグラスを入れたままの着席。
なんて残酷な。
まあそれはうがちすぎ、考えすぎだとしても。
坐ったら大変なことになるのに、何度も坐りそうになって、その都度セーフなデイヴィッド、で笑わそうとする……って、そのセンスのなさにドン引きした。
それで笑わせていいのは、「このままじゃケガをしちゃうから、助けるために周囲があたふたする」という繰り返しのみだ。
助けよう、教えようとしているのに、おバカなデイヴィッドが何度も坐りそうになる、ああ~~坐っちゃダメだデイヴィッド!! よかった間一髪セーフ、てなこと言ってる間にまたピンチ、ダメだってば~~!!
ならいいけど、今回はその反対。
デイヴィッドにケガをさせるために、何度も何度も繰り返させる。「危ない!」じゃなくて、「惜しい、もうちょっとで大ケガだったのに!(舌打ち)」って、なんなの、このダークな心理。これをギャグだと思っている演出家にドン引き。
終始この調子で、改悪されてました、新公の演出。
笑いを取るために、大切なモノを捨ててしまった模様。
シリアス場面は変わってないのでいいんだけど、コメディ場面、楽しい場面が悲しいことに……。
笑いっていちばんセンスや人間性が出るよね。
出演者の問題ではなく、演出。
あのテンポの悪さはナニ?
特に前半、コメディ場面が軒並み冗長になっていた。
下級生たちにコメディをやらせるのは難しいから、スベると可哀想だから、時間をたっぷり取ってお笑いをやる時間を与えようっていう、親心?
すっと流せばいいところを、わざわざ何拍もとって「笑わせる」ための台詞や芝居をさせることに、すごい違和感。
ふつーにやらせろよー。
「本公演とはチガウ笑いを」とか、余計なことは考えなくていいから。
や、少しは考えてもいいけど、前半全部いちいちソレってのは、ウザ過ぎ。
料理教室、使用人たち、ララビー家もタイソン家も、とにかくみんながみんな、もれなく全員が「笑わせる」ために芝居の流れを止める勢いでナニかやる。
アドリブではなく、そーゆー演出と脚本に書き換えてある。
1箇所2箇所なら「新公のお遊び」で楽しめるし、またアドリブならその場の勢いで楽しめることもある。
が、もともとの演出がソレで、必死にお稽古して披露しているのがわかるだけに、もお。
本公演も決してテンポがいいとは言えない、盛り上がりに欠けるかったるい芝居だ。
それをさらにテンポを悪くする、って、演出家はナニ考えてんだ?
センスがないにも程がある。
……ちなみに、新公演出も中村A自身でした……なんて筋の通ったアレっぷり(笑)。
料理教室のシェフ@アーサーなんか、中村Aのいらん演出がなくても十分愉快に輝けたろうに、テンポが悪くなっているもんだから、やりすぎ感があった。
生徒たちのキャラが全員本公演と違っているのとかは面白いんだけど、それとテンポの悪さは別。
なかでも最悪の改編が、デイヴィッド@まゆくんの家族説得場面。
サブリナ@みりおんとのデートに行くため、タキシードの尻ポケットにシャンパングラスを入れたデイヴィッド。
彼を家族が説得するわけだが、デイヴィッドは聞く耳持たず。サブリナとのデートに行こうとする。
それを、ライナス@あきらが引き留めて、わざとソファに坐らせ、グラスを割らせるわけなんだが。
1回はソファに坐り掛け、でも坐らずに出て行こうとするデイヴィッド。それをライナスが「いいから坐れ」と言い、「わかったよ、味方は兄貴だけだ」とデイヴィッドが坐る。んで、グラスがぱりん!
……というのが、本公演の流れ。
その「用があるから行くよ」「いいから坐れ」を、さらにもう1回やっんたんだ、新公。
坐り掛けて、思い直して出ていこうとするデイヴィッド、「坐れ」と言うライナス、「坐りたくない気分なんだ」と言うデイヴィッド、さらに「坐れ」と言うライナス……。
なんのために?
ここでももちろん、無駄な繰り返しのためにテンポが悪くなっている。同じやりとりを繰り返すことに、意味なんかない。
演出家は、「笑わせよう」と思ってやっているんだと思う。「志村、後ろ!」じゃないけど、危険がわかっていてそれに気づかないキャラクタを、観客が笑う場面にしているんだよね。
でも、無邪気な「志村、後ろ!」ではなく、実の兄が弟に大ケガをさせる場面だ。気ままな弟の足止めとおしおきの意味もあるにしろ、23針も縫う大ケガをさせる件を、ギャグとして繰り返すのは、わたしには笑えない。
さらっとやるからライナスの咄嗟の機転、笑いの範疇なわけで、何度も何度も確信的にケガをさせるよう導くのは、悪意を感じて気持ちが悪い。
いや、「用があるから」「いいから坐れ」を何回繰り返してもいい。
「坐りたくない気分なんだ」と言わせるのがわからない。
坐りたくない、とデイヴィッドが言うことによって、彼がお尻にグラスを入れていることを思い出した? と、わたしには見えた。
そんなはずはない、だってお尻にケガをしないと話が進まないんだ。そう思っていてなお、一旦坐り掛けて腰を上げ、さらに「坐りたくない」と言葉にして意思表示するってのは、よほどの坐れない事情があるのかと思う。
サブリナとのデートはナイショだから、グラスを2つ隠し持っていることは家族に知られたくない。だからグラスを取り出すことは出来ないし、かといってお尻に入れたまま坐ったら大惨事になる。だから、坐れない、坐りたくない。
そーゆー事情かと。
それを、ライナスが3度坐るように命令する。「味方は兄貴だけだ」……パワーハラスメントによって。
坐ったら大惨事、大ケガする……命令する方もされる方も、それがわかっていて、する。
「カウリ剣の儀式を要請します」
「疑わしき者の心臓に剣を突き刺し、生き延びれば無罪となる!」
「神の裁きを!!」
「尻ポケットにグラスなんか入れてないんだろう? それなら椅子に坐れ、できるはずだ」
「何度も坐れと命令するのは、尻ポケットにグラスを入れていることを知っているんだ。それでも、無実を示したかったら、椅子に坐れと……大ケガをすることで、彼女への愛を示せという命令? いや、自分の事業を台無しにするボクへの復讐? 兄はそこまでボクを憎んでいるのか……!!」
「神の裁きを!!」
てなことかと思いました。
殺すことが目的で行われるカウリ剣の儀式、大ケガさせることが目的で行われるグラスを入れたままの着席。
なんて残酷な。
まあそれはうがちすぎ、考えすぎだとしても。
坐ったら大変なことになるのに、何度も坐りそうになって、その都度セーフなデイヴィッド、で笑わそうとする……って、そのセンスのなさにドン引きした。
それで笑わせていいのは、「このままじゃケガをしちゃうから、助けるために周囲があたふたする」という繰り返しのみだ。
助けよう、教えようとしているのに、おバカなデイヴィッドが何度も坐りそうになる、ああ~~坐っちゃダメだデイヴィッド!! よかった間一髪セーフ、てなこと言ってる間にまたピンチ、ダメだってば~~!!
ならいいけど、今回はその反対。
デイヴィッドにケガをさせるために、何度も何度も繰り返させる。「危ない!」じゃなくて、「惜しい、もうちょっとで大ケガだったのに!(舌打ち)」って、なんなの、このダークな心理。これをギャグだと思っている演出家にドン引き。
終始この調子で、改悪されてました、新公の演出。
笑いを取るために、大切なモノを捨ててしまった模様。
シリアス場面は変わってないのでいいんだけど、コメディ場面、楽しい場面が悲しいことに……。
笑いっていちばんセンスや人間性が出るよね。
まっつが1ページになってる!!
「ル・サンク」ですよ、公演ごと発売の芝居脚本付き写真集。
それにまっつが、1ページまるまる使って、ひとりで、載ってる。
や、びびりました。
ポイント貯めるために某書店で購入すると決めているため、キャトレではチラ見だけ、パラパラ~~と見本誌をめくって見るだけ……と、思っていたら。
まっつ1ページ?! んで、その顔?!
……わたしがまっつオチを自覚し、「これから花担になる!」と宣言して通った公演、『落陽のパレルモ』『ASIAN WINDS!』の「ル・サンク」には、まっつは、載ってませんでした。
当時もこのブログで嘆いていたと思うけど。どこに書いたかわからん、記事が膨大すぎて(笑)。
全体写真とか、「載っていて当然、欠席さえしてなきゃ載ります」なとこにはいたんだっけかな。でもそれ以外のところ、本編には背景に写り込みすらなかった。
「そんなはずないじゃん(笑)」って、某ゆみこ担の友人には信じてもらえなかった。新公主演済み研8男役が、「ル・サンク」に載っていないなんて、ありえないと。同じ立場の別の人たちはふつーに載っているものだからと。で、実際に「見てみてよ」ってやって「ほんとに載ってない……」と驚いていたっけ。
まっつの立ち位置ってものがわかってなかったので、驚愕したなあ。そうか、「ル・サンク」に載せてもらえないよーな人なんだ、と。
で、とーぜん当時は舞台写真も未発売だった。
未涼亜希、という舞台人の写真は、公式にはどこにも存在しなかったんだ。
(博多座とかオサコンとか、別箱公演の写真はあったよ。新公主演時のものも。でも、本公演では未発売だった。『ASIAN WINDS!』の東宝から発売されるようになったんだ。「ル・サンク」の発売された『ASIAN WINDS!』ムラ公演時は未発売だった)
そこからはじまったもんだから、どんだけ、まっつの画像に飢えていたか。
次の『ファントム』で「ル・サンク」に載ったときはうれしかったなああ。
3人で1ページに載ってたの。いきなり。写り込みもいっぱいあったし。
ひとつ前の公演との扱いの差に驚いたさ。演出家がチガウと路線以外の露出はここまで差があるのだということを思い知った。(岡田作品だとまっつの立ち位置はすこぶる悪い)
そーやって時は流れ、写り込む写真も多くなり、個人ショットも2分の1ページにはなっていたけれど。
1ページになることは、生涯ナイと思っていた。
つか、考えたこともなかった。
「ル・サンク」に1ページで載るのって、スターさんだけだし。別格スターとして将来的に該当するかな、なのはしいちゃんやすずみんポジションだろうと思っていたけれど、すずみんポジションですらナイ現状では、そんな未来があるとは夢にも思ってなかった。
2分の1ページで、素敵に載り続けてくれれば、それで満足。
さあ、今回はどんな写真かしら、とパラパラやったわけで。
びびびびびっくりしたっっ。
「ル・サンク」ですよ? 「歌劇」(A5)や「GRAPH」(変形B5)ぢゃないですよ? A4版雑誌ですよ? 30cm×20cmの誌面まるまる全部使って、余白すらナシで、まっつひとりが載ってるんですよ?
こんな大きさのまっつ、超レア!!
でもって、よりによって写真が、アレ(笑)。
『麗しのサブリナ』の電話口のウィリスさんです。クールに受け答えしているところではなく、おどろきの指示を受け、リアクションしているところ。
ある意味、まっつの、とてもまっつらしい表情です。
まっつらしいの。すごーくまっつなの。わたしがハマった当時のまっつはこんな役でこんな顔ばっかしてたわ。
ものすごくまっつまっつな顔なんだけど、なんせ、はじめての1ページじゃん? 苦節何年、最初(で最後でなけりゃいいが)のドアップじゃん? 組子80人いて1ページ載りできる人はわずか数名、タカラジェンヌ数百人いてわずか20名強なのよ?
そのものすごーくありがたい、貴重な、はじめての写真が……おすまし顔でもキメ顔でもなく、変顔。
他の1ページ掲載スター様たちが、それぞれキメ顔なのに。まっつひとり、ヘタレ顔。
あー。
すごく、まっつ、だー……。
とことん、まっつまっつだわー。
『EXCITER!!』の方はいつもと同じ2分の1ページ。
こっちは超二枚目、色男。
つかこの写真欲しいっ。単独で販売してくれ、買う!! 印刷された紙面ではなく、写真として売ってくれ、画面の綺麗さがチガウから!!
超二枚目色男が2分の1ページで、こまったちゃんな変顔が1ページ……。
あー。
すごく、まっつ、だー……。
とことん、まっつまっつだわー。
ええ、うれしいです。
ありがたいです、阪急コミュニケーションズの中の人ありがとう!!
しかし、今ざーっとここ数年の花組「ル・サンク」(『落陽のパレルモ』だけ買ってない。プンプン!・笑)を見直してみると、みわっちは2006年の『ファントム』からすでに、1ページ載りだったのね。
花組は、2006年から、2010年まで、丸5年、1ページ掲載される後続スターがいなかったんだよ……。
組替えでゆみこやえりたんやゆーひくんが出たり入ったり、ついでにトップスターも変わったけれど、「スター」はいつもみわっちまで、それ以下は「その他」としての扱いだったんだねええ。
丸5年、後続スターが「いない」ことになっていた組って、他にあるかニャ?
「ル・サンク」ですよ、公演ごと発売の芝居脚本付き写真集。
それにまっつが、1ページまるまる使って、ひとりで、載ってる。
や、びびりました。
ポイント貯めるために某書店で購入すると決めているため、キャトレではチラ見だけ、パラパラ~~と見本誌をめくって見るだけ……と、思っていたら。
まっつ1ページ?! んで、その顔?!
……わたしがまっつオチを自覚し、「これから花担になる!」と宣言して通った公演、『落陽のパレルモ』『ASIAN WINDS!』の「ル・サンク」には、まっつは、載ってませんでした。
当時もこのブログで嘆いていたと思うけど。どこに書いたかわからん、記事が膨大すぎて(笑)。
全体写真とか、「載っていて当然、欠席さえしてなきゃ載ります」なとこにはいたんだっけかな。でもそれ以外のところ、本編には背景に写り込みすらなかった。
「そんなはずないじゃん(笑)」って、某ゆみこ担の友人には信じてもらえなかった。新公主演済み研8男役が、「ル・サンク」に載っていないなんて、ありえないと。同じ立場の別の人たちはふつーに載っているものだからと。で、実際に「見てみてよ」ってやって「ほんとに載ってない……」と驚いていたっけ。
まっつの立ち位置ってものがわかってなかったので、驚愕したなあ。そうか、「ル・サンク」に載せてもらえないよーな人なんだ、と。
で、とーぜん当時は舞台写真も未発売だった。
未涼亜希、という舞台人の写真は、公式にはどこにも存在しなかったんだ。
(博多座とかオサコンとか、別箱公演の写真はあったよ。新公主演時のものも。でも、本公演では未発売だった。『ASIAN WINDS!』の東宝から発売されるようになったんだ。「ル・サンク」の発売された『ASIAN WINDS!』ムラ公演時は未発売だった)
そこからはじまったもんだから、どんだけ、まっつの画像に飢えていたか。
次の『ファントム』で「ル・サンク」に載ったときはうれしかったなああ。
3人で1ページに載ってたの。いきなり。写り込みもいっぱいあったし。
ひとつ前の公演との扱いの差に驚いたさ。演出家がチガウと路線以外の露出はここまで差があるのだということを思い知った。(岡田作品だとまっつの立ち位置はすこぶる悪い)
そーやって時は流れ、写り込む写真も多くなり、個人ショットも2分の1ページにはなっていたけれど。
1ページになることは、生涯ナイと思っていた。
つか、考えたこともなかった。
「ル・サンク」に1ページで載るのって、スターさんだけだし。別格スターとして将来的に該当するかな、なのはしいちゃんやすずみんポジションだろうと思っていたけれど、すずみんポジションですらナイ現状では、そんな未来があるとは夢にも思ってなかった。
2分の1ページで、素敵に載り続けてくれれば、それで満足。
さあ、今回はどんな写真かしら、とパラパラやったわけで。
びびびびびっくりしたっっ。
「ル・サンク」ですよ? 「歌劇」(A5)や「GRAPH」(変形B5)ぢゃないですよ? A4版雑誌ですよ? 30cm×20cmの誌面まるまる全部使って、余白すらナシで、まっつひとりが載ってるんですよ?
こんな大きさのまっつ、超レア!!
でもって、よりによって写真が、アレ(笑)。
『麗しのサブリナ』の電話口のウィリスさんです。クールに受け答えしているところではなく、おどろきの指示を受け、リアクションしているところ。
ある意味、まっつの、とてもまっつらしい表情です。
まっつらしいの。すごーくまっつなの。わたしがハマった当時のまっつはこんな役でこんな顔ばっかしてたわ。
ものすごくまっつまっつな顔なんだけど、なんせ、はじめての1ページじゃん? 苦節何年、最初(で最後でなけりゃいいが)のドアップじゃん? 組子80人いて1ページ載りできる人はわずか数名、タカラジェンヌ数百人いてわずか20名強なのよ?
そのものすごーくありがたい、貴重な、はじめての写真が……おすまし顔でもキメ顔でもなく、変顔。
他の1ページ掲載スター様たちが、それぞれキメ顔なのに。まっつひとり、ヘタレ顔。
あー。
すごく、まっつ、だー……。
とことん、まっつまっつだわー。
『EXCITER!!』の方はいつもと同じ2分の1ページ。
こっちは超二枚目、色男。
つかこの写真欲しいっ。単独で販売してくれ、買う!! 印刷された紙面ではなく、写真として売ってくれ、画面の綺麗さがチガウから!!
超二枚目色男が2分の1ページで、こまったちゃんな変顔が1ページ……。
あー。
すごく、まっつ、だー……。
とことん、まっつまっつだわー。
ええ、うれしいです。
ありがたいです、阪急コミュニケーションズの中の人ありがとう!!
しかし、今ざーっとここ数年の花組「ル・サンク」(『落陽のパレルモ』だけ買ってない。プンプン!・笑)を見直してみると、みわっちは2006年の『ファントム』からすでに、1ページ載りだったのね。
花組は、2006年から、2010年まで、丸5年、1ページ掲載される後続スターがいなかったんだよ……。
組替えでゆみこやえりたんやゆーひくんが出たり入ったり、ついでにトップスターも変わったけれど、「スター」はいつもみわっちまで、それ以下は「その他」としての扱いだったんだねええ。
丸5年、後続スターが「いない」ことになっていた組って、他にあるかニャ?
2名だけって。@2011年版宝塚カレンダー
2010年8月25日 タカラヅカ わたしが「ル・サンク」のまっつにきゃーきゃー言ってる間に、来年のカレンダーについて公式発表があったようです。
雪組、少なっ。
すべてにおいて、トップと2番手だけしか「スター」がいないなんて……。
つか、卓上カレンダーって別格や若手も入る枠だよね? なんで雪組はいないの?
えー、その昔、「ステージカレンダー」にまっつが入らないことにヘコんだことがありました。
そのときに、「ステージカレンダー」の掲載基準ってなんだろ? と考えたんですよ。
「ステージ」だから、やっぱ主演経験者なんだなと、納得に至ったのです。
まっつ、主演してないもんなあ。
ワークショップを含め、なんらかの主演を経験したスターのみが掲載される、それが「ステージカレンダー」。だからまっつは載らず、めおくんやみつるくんが載るのだと。枠に限りがあるから、学年順だったりWS1回だけより通常バウ1回を優先したりはするけれど。
それはまあ、わかりやすい基準なのでアリだなあと思いました。
劇団がバウ主演をさせる人は、路線スターとして期待している人だろうし、ひとつの公演で座長を務めたスターならば、「ステージカレンダー」に載るに相応しい。
ので今回、新たにバウ主演をしたかちゃが入っていることは納得だし、すでにWS経験済みでさらに通常バウ主演も果たしたまぁくんとちぎが加わることも、納得だ。「ステージカレンダー」はあくまでも「主演者」という意味だから、どんだけ人気があってもみーちゃんたち宙組88期は入れない……残念だけど。
と、ここで疑問。
主演経験者を掲載、ならば何故、雪組にコマがいない?
花組のみつるがW主演1回きりなのに掲載されていることからして、Wでもバウ主演すればOKなはずだ。そして、前回のまぁくんのように、学年と組の人数的に入りきらなかった場合はあるだろうけれど。雪組、枠ぜんぜん空いてるし。他組とのバランス悪すぎるし。
とゆーと、「ステージカレンダー」の掲載基準には「新公主演した、バウ主演経験者」の他にもうひとつ、「卓上カレンダー掲載者」ってのが加わるのか?
いきなり「ステージカレンダー」に登場するなら、「卓上カレンダー」にも同時に登場するはずだ。
バウ主演するようなスターならば、ふつーはその前から「卓上カレンダー」には載っているもんだし。
「ステージカレンダー」に掲載されてもおかしくない人でも、「卓上カレンダー」の人数制限に引っかかっちゃったのか?
んじゃ「卓上カレンダー」の掲載基準はなんだってことなるけど。……こっちはグレー過ぎてわからん(笑)。新公主演してなくても載るし、してても載らない人多数だし。
まあ、よーするに劇団の意志ってことに尽きるのだけど。
ゆーひくんやキムくんが、番手にかかわらず掲載されたり「パーソナルカレンダー」が出ていたように、明確な「基準」なんてナイのかもしれない。
だけど、微妙路線のファン(笑)である以上、そこになにかしらのルールを探したくなるのですよ。
劇団の気まぐれで載らない、ではなく、こういう理由(まっつで言うなら、「主演していない」)があって(「ステージカレンダー」には)載らない、と。……その理由を作っているのが劇団であり、それゆえに劇団の意志(まっつに主演はさせませんよっと、だって別格だもーん)が見えたとしても。
ルールがわかることは、安心につながる。
ファンとしては、そのなかで覚悟を決めて応援できる。
だから、暗黙の了解に過ぎなくても、劇団には通例を守って欲しいのですよ。
2番手は次にトップになるとか、組には男役トップと娘役トップがいるとか、大劇場本公演でヒロインを務められるのはそれまでのキャリアや実力のあるスターだとか。
通例無視の行いは、心をどこに持っていけばいいかわからなくなる。
ふたりだけしか名前のない、雪組カレンダー掲載者を見て、なんでこんなことになってるのか、さみしく思う。
(1)宝塚スターカレンダー
◎掲載メンバー(計16名) ※下線は今回初登場者
(専科)轟 悠
(花組)真飛 聖・蘭乃はな・壮 一帆
(月組)霧矢大夢・蒼乃夕妃・龍 真咲・明日海りお
(雪組)音月 桂・早霧せいな
(星組)柚希礼音・夢咲ねね・凰稀かなめ
(宙組)大空祐飛・野々すみ花・蘭寿とむ
(2)宝塚卓上カレンダー
◎掲載メンバー(計25名) ※下線は今回初登場者
(専科)轟 悠
(花組)真飛 聖・壮 一帆・愛音羽麗・未涼亜希・華形ひかる・真野すがた・朝夏まなと
(月組)霧矢大夢・桐生園加・青樹 泉・龍 真咲・明日海りお
(雪組)音月 桂・早霧せいな
(星組)柚希礼音・涼 紫央・凰稀かなめ・夢乃聖夏・紅 ゆずる
(宙組)大空祐飛・蘭寿とむ・悠未ひろ・北翔海莉・凪七瑠海
(3)宝塚ステージカレンダー
◎掲載メンバー(計26名) ※下線は今回初登場者
(専科)轟 悠
(花組)真飛 聖・蘭乃はな・壮 一帆・愛音羽麗・華形ひかる・真野すがた・朝夏まなと
(月組)霧矢大夢・蒼乃夕妃・青樹 泉・龍 真咲・明日海りお
(雪組)音月 桂・早霧せいな
(星組)柚希礼音・夢咲ねね・涼 紫央・凰稀かなめ・夢乃聖夏
(宙組)大空祐飛・野々すみ花・蘭寿とむ・悠未ひろ・北翔海莉・凪七瑠海
(4)宝塚パーソナルカレンダー(全12種類)
◎発売メンバー ※下線は今回初登場者
(専科)轟 悠
(花組)真飛 聖・壮 一帆
(月組)霧矢大夢・龍 真咲・明日海りお
(雪組)音月 桂・早霧せいな
(星組)柚希礼音・凰稀かなめ
(宙組)大空祐飛・蘭寿とむ
公式より抜粋。
雪組、少なっ。
すべてにおいて、トップと2番手だけしか「スター」がいないなんて……。
つか、卓上カレンダーって別格や若手も入る枠だよね? なんで雪組はいないの?
えー、その昔、「ステージカレンダー」にまっつが入らないことにヘコんだことがありました。
そのときに、「ステージカレンダー」の掲載基準ってなんだろ? と考えたんですよ。
「ステージ」だから、やっぱ主演経験者なんだなと、納得に至ったのです。
まっつ、主演してないもんなあ。
ワークショップを含め、なんらかの主演を経験したスターのみが掲載される、それが「ステージカレンダー」。だからまっつは載らず、めおくんやみつるくんが載るのだと。枠に限りがあるから、学年順だったりWS1回だけより通常バウ1回を優先したりはするけれど。
それはまあ、わかりやすい基準なのでアリだなあと思いました。
劇団がバウ主演をさせる人は、路線スターとして期待している人だろうし、ひとつの公演で座長を務めたスターならば、「ステージカレンダー」に載るに相応しい。
ので今回、新たにバウ主演をしたかちゃが入っていることは納得だし、すでにWS経験済みでさらに通常バウ主演も果たしたまぁくんとちぎが加わることも、納得だ。「ステージカレンダー」はあくまでも「主演者」という意味だから、どんだけ人気があってもみーちゃんたち宙組88期は入れない……残念だけど。
と、ここで疑問。
主演経験者を掲載、ならば何故、雪組にコマがいない?
花組のみつるがW主演1回きりなのに掲載されていることからして、Wでもバウ主演すればOKなはずだ。そして、前回のまぁくんのように、学年と組の人数的に入りきらなかった場合はあるだろうけれど。雪組、枠ぜんぜん空いてるし。他組とのバランス悪すぎるし。
とゆーと、「ステージカレンダー」の掲載基準には「新公主演した、バウ主演経験者」の他にもうひとつ、「卓上カレンダー掲載者」ってのが加わるのか?
いきなり「ステージカレンダー」に登場するなら、「卓上カレンダー」にも同時に登場するはずだ。
バウ主演するようなスターならば、ふつーはその前から「卓上カレンダー」には載っているもんだし。
「ステージカレンダー」に掲載されてもおかしくない人でも、「卓上カレンダー」の人数制限に引っかかっちゃったのか?
んじゃ「卓上カレンダー」の掲載基準はなんだってことなるけど。……こっちはグレー過ぎてわからん(笑)。新公主演してなくても載るし、してても載らない人多数だし。
まあ、よーするに劇団の意志ってことに尽きるのだけど。
ゆーひくんやキムくんが、番手にかかわらず掲載されたり「パーソナルカレンダー」が出ていたように、明確な「基準」なんてナイのかもしれない。
だけど、微妙路線のファン(笑)である以上、そこになにかしらのルールを探したくなるのですよ。
劇団の気まぐれで載らない、ではなく、こういう理由(まっつで言うなら、「主演していない」)があって(「ステージカレンダー」には)載らない、と。……その理由を作っているのが劇団であり、それゆえに劇団の意志(まっつに主演はさせませんよっと、だって別格だもーん)が見えたとしても。
ルールがわかることは、安心につながる。
ファンとしては、そのなかで覚悟を決めて応援できる。
だから、暗黙の了解に過ぎなくても、劇団には通例を守って欲しいのですよ。
2番手は次にトップになるとか、組には男役トップと娘役トップがいるとか、大劇場本公演でヒロインを務められるのはそれまでのキャリアや実力のあるスターだとか。
通例無視の行いは、心をどこに持っていけばいいかわからなくなる。
ふたりだけしか名前のない、雪組カレンダー掲載者を見て、なんでこんなことになってるのか、さみしく思う。
落ちなかった遺書と落ちた携帯電話。@麗しのサブリナ/EXCITER!!
2010年8月26日 タカラヅカ 千秋楽まで1週間を切り。
予想していたこととはいえ、まとぶさんがトバしています。
まとぶんが大人だ! と驚いた、『麗しのサブリナ』初日。
いつもナニやっても「あんちゃん」な、我らが愛すべきまとぶさん。
大人のままではいられなかったらしく、変な人になってます。
コメディの虫がうずくのかなあ。
なにかしらおちゃめをしないと気が済まないみたいだ。
もったいつけた喋り方をしてみたり、台本にないツッコミやおちゃらけ台詞を入れてみたり、とってもまとぶさんです。
ホットでハートフル、アツくるしいライナスさんです。
感情の起伏が大きく、わかりやすい。全部顔に出る。これで敏腕実業家って嘘やん……てくらい、正直者。
サブリナとのデートの楽しみっぷり、そして苦悩っぷりも大きいです。なんつーか、にぎやかな人だ。
いやそれも、イイんですよ。
舞台は役者のモノだし、ナマモノなんだから、変わっていってもヨシ。主役であるまとぶさんが自由にいじってヨシ。
でもこの人ほんと、「大人」は演じられないんだなあ、としみじみしました(笑)。
それを悪いとはまったく思ってなくて、かえって面白いなと。
タニちゃんは大人のなり方をいろいろまちがってしまって大変だったジェンヌさんだったけれど、同期のまとぶんもまた愉快にピーターパンだなあ。
されどまとぶさんの、ハプニングに対するフォローはオトコマエですな。
『愛と死のアラビア』のとき、カツラが取れてしまった彩音ちゃんを衣装で隠すようにして平然とお芝居を続けたところなんか、その最たるモノでしたが。
今回の『麗しのサブリナ』では、サブリナ@蘭ちゃんが「遺書」を落としそびれたことがありまして。
え、遺書落ちてないよ、どうすんの? エアー遺書で芝居すんの? と思っていたら、ライナスさんはなにごともなかったかのように株価の歌を歌い、遺書を読む演技はナシで、代わりに「彼女はナニを持っていたんだ?」とサブリナの行動に興味を持ったよーな台詞に変えてました。
その後ライナスが、サブリナをデイヴィッドから引きはがすのに、まわりくどい手段に訴えたのは、サブリナが「自殺を考えるほどデイヴィッドを愛している」と知っているからこそ……という伏線にはならないけれど、「遺書がない」状態では最良のアドリブだったかと。
同じ日の『EXCITER!!』では、キザな空港職員@らいらいが、Mr.YU@まとぶんの、携帯を壊した(笑)。
厄日だな、まとぶん(笑)。周囲の失敗で、彼が大変。
空港にて、セキュリティチェック・ゲートをくぐるとエラーブザーの鳴り響くMr.YU。
空港職員らいに個別に調べられ、エラーが出ているのがパンダちゃんの付いた携帯と判明。
「これか!」とらいがパンダ携帯をMr.YUの尻ポケットから引っこ抜き、「ああっ、ボクのパンダちゃん、パンダちゃん返して」とMr.YUが取り返す……という演出のところで。
パンダちゃん携帯を引っこ抜いたらいが手を滑らせ、携帯は勢いよく床に激突。
フタがはずれて、中の電池も飛び出した。
「ああ~~っ、パンダちゃんがっっ!!」
ばらばらに飛び散ったケータイ本体とフタと電池を拾い集めるMr.YU。おろおろするらい。
集めて手に持ったけれど、咄嗟にうまく電池がはまらない、元に戻らない。
通常ならキャリーバッグのポケットに押し込めてゲートを強引にくぐるんだが、分解したままではそうもいかない。
飛行機は待ってくれない……というか、音楽は待ってくれない、早く次へ進まないと!!
90度の角度でお辞儀を繰り返す、素で謝ってるだろ?!というらいらい(笑)と、バラバラのケータイ鷲掴みのままフラフープ持ってキャリーバッグ持って、とにかく走り出すまとぶ!!(笑)
「なんでいつもギリギリなのよ?!」
と怒る秘書@さあやもびっくりの、間一髪のギリギリっぷりだ。
他のみんなが歌を進めている間も、Mr.YUは携帯をいじっている。や、だってこのケータイで、エキサイターに変身したMr.YUはクラブへ行く電話を受けるんだもの、壊れたところを観客に見せてしまったのだから、直すところまで舞台の上でやらないと!
飛行機の座席でよーやく携帯を元に戻すことに成功。
電池を入れてフタを閉めるだけのことなんだけど、焦っていると簡単には出来ないもんなんだねええ。
てゆーか。
あのケータイ、電池パック入ってたんだ。
モックアップぢゃないんだ……?
ふつーに誰かのケータイ(お古とか?)だったりするんだ……?
ずーっと「Mr.YU」のままで、携帯と格闘するまとぶさんはオトコマエでした。内心はかなり焦ってたろうになあ。
予想していたこととはいえ、まとぶさんがトバしています。
まとぶんが大人だ! と驚いた、『麗しのサブリナ』初日。
いつもナニやっても「あんちゃん」な、我らが愛すべきまとぶさん。
大人のままではいられなかったらしく、変な人になってます。
コメディの虫がうずくのかなあ。
なにかしらおちゃめをしないと気が済まないみたいだ。
もったいつけた喋り方をしてみたり、台本にないツッコミやおちゃらけ台詞を入れてみたり、とってもまとぶさんです。
ホットでハートフル、アツくるしいライナスさんです。
感情の起伏が大きく、わかりやすい。全部顔に出る。これで敏腕実業家って嘘やん……てくらい、正直者。
サブリナとのデートの楽しみっぷり、そして苦悩っぷりも大きいです。なんつーか、にぎやかな人だ。
いやそれも、イイんですよ。
舞台は役者のモノだし、ナマモノなんだから、変わっていってもヨシ。主役であるまとぶさんが自由にいじってヨシ。
でもこの人ほんと、「大人」は演じられないんだなあ、としみじみしました(笑)。
それを悪いとはまったく思ってなくて、かえって面白いなと。
タニちゃんは大人のなり方をいろいろまちがってしまって大変だったジェンヌさんだったけれど、同期のまとぶんもまた愉快にピーターパンだなあ。
されどまとぶさんの、ハプニングに対するフォローはオトコマエですな。
『愛と死のアラビア』のとき、カツラが取れてしまった彩音ちゃんを衣装で隠すようにして平然とお芝居を続けたところなんか、その最たるモノでしたが。
今回の『麗しのサブリナ』では、サブリナ@蘭ちゃんが「遺書」を落としそびれたことがありまして。
え、遺書落ちてないよ、どうすんの? エアー遺書で芝居すんの? と思っていたら、ライナスさんはなにごともなかったかのように株価の歌を歌い、遺書を読む演技はナシで、代わりに「彼女はナニを持っていたんだ?」とサブリナの行動に興味を持ったよーな台詞に変えてました。
その後ライナスが、サブリナをデイヴィッドから引きはがすのに、まわりくどい手段に訴えたのは、サブリナが「自殺を考えるほどデイヴィッドを愛している」と知っているからこそ……という伏線にはならないけれど、「遺書がない」状態では最良のアドリブだったかと。
同じ日の『EXCITER!!』では、キザな空港職員@らいらいが、Mr.YU@まとぶんの、携帯を壊した(笑)。
厄日だな、まとぶん(笑)。周囲の失敗で、彼が大変。
空港にて、セキュリティチェック・ゲートをくぐるとエラーブザーの鳴り響くMr.YU。
空港職員らいに個別に調べられ、エラーが出ているのがパンダちゃんの付いた携帯と判明。
「これか!」とらいがパンダ携帯をMr.YUの尻ポケットから引っこ抜き、「ああっ、ボクのパンダちゃん、パンダちゃん返して」とMr.YUが取り返す……という演出のところで。
パンダちゃん携帯を引っこ抜いたらいが手を滑らせ、携帯は勢いよく床に激突。
フタがはずれて、中の電池も飛び出した。
「ああ~~っ、パンダちゃんがっっ!!」
ばらばらに飛び散ったケータイ本体とフタと電池を拾い集めるMr.YU。おろおろするらい。
集めて手に持ったけれど、咄嗟にうまく電池がはまらない、元に戻らない。
通常ならキャリーバッグのポケットに押し込めてゲートを強引にくぐるんだが、分解したままではそうもいかない。
飛行機は待ってくれない……というか、音楽は待ってくれない、早く次へ進まないと!!
90度の角度でお辞儀を繰り返す、素で謝ってるだろ?!というらいらい(笑)と、バラバラのケータイ鷲掴みのままフラフープ持ってキャリーバッグ持って、とにかく走り出すまとぶ!!(笑)
「なんでいつもギリギリなのよ?!」
と怒る秘書@さあやもびっくりの、間一髪のギリギリっぷりだ。
他のみんなが歌を進めている間も、Mr.YUは携帯をいじっている。や、だってこのケータイで、エキサイターに変身したMr.YUはクラブへ行く電話を受けるんだもの、壊れたところを観客に見せてしまったのだから、直すところまで舞台の上でやらないと!
飛行機の座席でよーやく携帯を元に戻すことに成功。
電池を入れてフタを閉めるだけのことなんだけど、焦っていると簡単には出来ないもんなんだねええ。
てゆーか。
あのケータイ、電池パック入ってたんだ。
モックアップぢゃないんだ……?
ふつーに誰かのケータイ(お古とか?)だったりするんだ……?
ずーっと「Mr.YU」のままで、携帯と格闘するまとぶさんはオトコマエでした。内心はかなり焦ってたろうになあ。
サンタモニカで純愛、パリで現代的。@2010年ラインアップ発表
2010年8月27日 タカラヅカ つらつら『麗しのサブリナ』の感想だの、それに付随した昔語りなんぞを書いていたら、パソコンが、死んだ。
びっくりした。
突然、ブラックアウト、電源まで切れた。
今まで画面が固まったり、ソフトやブラウザの強制終了くらうことは数知れずあったけれど、パソコンが息を引き取るときって、こーやって潔く逝くもんなんだ?
そっから先は起動せず。起動画面の2つ目くらいで謎のアルファベットを羅列して沈黙。
いや、それまでも調子悪くて、だましだまし使ってたんですけどねー。
こんな逝き方ははじめてで。
さて、来年のラインアップがちまちまと小出しにされていますな。
モバタカに届いたメールを見て、勝手にせつなくなりました。
組替えって、こんなに根を下ろす感覚だったんだなあ。
>[花組]の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。
大好きな花組の次の公演のニュースだ、わくわく! として、そこに、まっつがいないことに、ヘコむ。
全ツの振り分けが出たときも、じつはしょんぼりしていたんだ。どっちにもまっつの名前がない、って。
退団するわけじゃない、これからも男役のまっつが見られる、組替えで新しいまっつに会える、それはちゃんと楽しみにしている。
組替えにどういう意図があるにしろ、まっつは、タカラジェンヌは、みんな前向きに、自分の意志で、自分の仕事を果たしている。
それはわかっている。今さら「組替えいやだ~~!(ばたばた)」と言っているわけではなくて。
ただ、寂しいんだ。
大好きな花組に、大好きな人たちの間に、まっつがいないのだということが。
ただ、寂しい。
でもでも、気を取り直して。
まっつがいなくても、花組は花組、大好きな組。わくわくと公式をチェックして。
……え?
1行?
>ミュージカル・ロマン
>『愛のプレリュード』
>作・演出/鈴木 圭
>
>サンタモニカを舞台にした純愛物語。演出家・鈴木圭の宝塚大劇場デビュー作。
>
>レビュー
>『Le Paradis!!(ル パラディ)』
>作・演出/藤井大介
>
>パリの魅力を現代的な視線で捉えたレビュー。
1行どころか、1文? 「サンタモニカを舞台にした純愛物語。」「パリの魅力を現代的な視線で捉えたレビュー。」
正塚せんせの、名前ではなく「ヒロイン」表記のあらすじもひでーもんだったが、それをまるっと超えた。
これは、まだお客様に差し出していいようなレベルの話ではないだろう。
今までなら、会議の前段階、提出する企画書の前振り、「次どんなものを考えてる?」「そーですねー、サンタモニカを舞台にした純愛物語とか?」「んじゃそれ、ちゃんと企画書書いて」「はーい」レベルだよな?
こっからちゃんとした書面にして、会議に掛けて、いろいろ修正入って思惑入って、その上で見えた全体像から、「お客様に興味を持ってもらうための宣伝を兼ねた文章」を作って、はじめて公式に発表するよな?
「ラインアップ発表」として公式に載せる文章なのだから、「客の目」を考えて当然なのに、今までも「これって企画書の文章そのまま転記で、『宣伝を兼ねて発表する』文章ぢゃないよな……?」と首をひねる状態ではあったけれど。
「商売する気あんのか?」という状態ではあったけれど。
それにしても、コレはひどいわ……。
内容がどうとか以前に、「作品を作る余裕がない」「宣伝をする余裕がない」と看板掲げているよーだ……。
企画書の前段階、口先でとりあえず言ったよーな言葉を、そのまま載せる。てのは、企画自体まだナイも同然、自転車操業なのでそんな先のことまで考えていられない! という、倒産間際の会社のやることみたいだ。
また、プロによる宣伝文章を載せる金銭的余裕もない、というのもまた、倒産間際の……。
前回のラインアップ発表の『メイちゃんの執事』で、「年寄り向き古すぎ映画と古すぎ再演しかしない、自分のしっぽを自分で食べているよーな先細り感に満ちていたタカラヅカも、まだナニかやろうって気持ちあったんじゃん! よかった!!」とほっとしたばかりだったのに。
またしても、「大丈夫かタカラヅカ。そんなに経営苦しいんか」とうなだれた。
今まで使えていただけの資金も用意できない、時間も人材も含めて。
あああ、なんて気持ちの沈むラインアップ発表……。
って、前回の花組のラインアップ発表でも、同じように震撼してたっけ。
1年もたたずに同じ作品の再演って、どんだけお金ナイんや、と。
今回と同じ演出家でやるのは、大人数が動き回るショーではなじみのない演出家だと生徒の把握に時間がかかるから、人件費他の節約でフジイくんが引き続きやるのかと思っちゃったし。
芝居のスズキケイは大御所大先生よりギャラ安くすみそうだし?
そんなにお金ナイのか、歌劇団……。
や、若手作家作品の方が、大御所大先生様作品よりも、大昔のコケの生えた再演よりも、絶対絶対ありがたいので、それはもおラッキー!てなもんです、ありがとう。
スズキせんせのオリジナル作品には不安もありまくりますが(笑)、少なくともパワーと新しさはある。んで、フジイくんのショーも手堅いので続きすぎることの他は問題ないわけだし。
楽しみですよ。
絶対観に行きますよ。
まっつは、いなくても。
お金がナイのか経営がどうなのかはわからないけれど。
とりあえずわかることは、劇団の、誠意のなさですな。……あんな1文発表を「お客様に」出す企業姿勢(笑)。
まあわたしたち「ファン」は「ファン」であって、劇団からすれば「お客様」ではナイのかもしれんがのう。
びっくりした。
突然、ブラックアウト、電源まで切れた。
今まで画面が固まったり、ソフトやブラウザの強制終了くらうことは数知れずあったけれど、パソコンが息を引き取るときって、こーやって潔く逝くもんなんだ?
そっから先は起動せず。起動画面の2つ目くらいで謎のアルファベットを羅列して沈黙。
いや、それまでも調子悪くて、だましだまし使ってたんですけどねー。
こんな逝き方ははじめてで。
さて、来年のラインアップがちまちまと小出しにされていますな。
モバタカに届いたメールを見て、勝手にせつなくなりました。
組替えって、こんなに根を下ろす感覚だったんだなあ。
>[花組]の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。
大好きな花組の次の公演のニュースだ、わくわく! として、そこに、まっつがいないことに、ヘコむ。
全ツの振り分けが出たときも、じつはしょんぼりしていたんだ。どっちにもまっつの名前がない、って。
退団するわけじゃない、これからも男役のまっつが見られる、組替えで新しいまっつに会える、それはちゃんと楽しみにしている。
組替えにどういう意図があるにしろ、まっつは、タカラジェンヌは、みんな前向きに、自分の意志で、自分の仕事を果たしている。
それはわかっている。今さら「組替えいやだ~~!(ばたばた)」と言っているわけではなくて。
ただ、寂しいんだ。
大好きな花組に、大好きな人たちの間に、まっつがいないのだということが。
ただ、寂しい。
でもでも、気を取り直して。
まっつがいなくても、花組は花組、大好きな組。わくわくと公式をチェックして。
2010/08/27
2011年 公演ラインアップ【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】<2月~4月・花組『愛のプレリュード』『Le Paradis!!』>
8月27日(金)、2011年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、宝塚大劇場、東京宝塚劇場の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。
花組
■主演…(花組)真飛 聖、蘭乃 はな
◆宝塚大劇場:2011年2月4日(金)~3月7日(月)
一般前売:2011年1月8日(土)
◆東京宝塚劇場:2011年3月25日(金)~4月24日(日)
一般前売:2011年2月20日(日)
ミュージカル・ロマン
『愛のプレリュード』
作・演出/鈴木 圭
サンタモニカを舞台にした純愛物語。演出家・鈴木圭の宝塚大劇場デビュー作。
レビュー
『Le Paradis!!(ル パラディ)』
作・演出/藤井大介
パリの魅力を現代的な視線で捉えたレビュー。
……え?
1行?
>ミュージカル・ロマン
>『愛のプレリュード』
>作・演出/鈴木 圭
>
>サンタモニカを舞台にした純愛物語。演出家・鈴木圭の宝塚大劇場デビュー作。
>
>レビュー
>『Le Paradis!!(ル パラディ)』
>作・演出/藤井大介
>
>パリの魅力を現代的な視線で捉えたレビュー。
1行どころか、1文? 「サンタモニカを舞台にした純愛物語。」「パリの魅力を現代的な視線で捉えたレビュー。」
正塚せんせの、名前ではなく「ヒロイン」表記のあらすじもひでーもんだったが、それをまるっと超えた。
これは、まだお客様に差し出していいようなレベルの話ではないだろう。
今までなら、会議の前段階、提出する企画書の前振り、「次どんなものを考えてる?」「そーですねー、サンタモニカを舞台にした純愛物語とか?」「んじゃそれ、ちゃんと企画書書いて」「はーい」レベルだよな?
こっからちゃんとした書面にして、会議に掛けて、いろいろ修正入って思惑入って、その上で見えた全体像から、「お客様に興味を持ってもらうための宣伝を兼ねた文章」を作って、はじめて公式に発表するよな?
「ラインアップ発表」として公式に載せる文章なのだから、「客の目」を考えて当然なのに、今までも「これって企画書の文章そのまま転記で、『宣伝を兼ねて発表する』文章ぢゃないよな……?」と首をひねる状態ではあったけれど。
「商売する気あんのか?」という状態ではあったけれど。
それにしても、コレはひどいわ……。
内容がどうとか以前に、「作品を作る余裕がない」「宣伝をする余裕がない」と看板掲げているよーだ……。
企画書の前段階、口先でとりあえず言ったよーな言葉を、そのまま載せる。てのは、企画自体まだナイも同然、自転車操業なのでそんな先のことまで考えていられない! という、倒産間際の会社のやることみたいだ。
また、プロによる宣伝文章を載せる金銭的余裕もない、というのもまた、倒産間際の……。
前回のラインアップ発表の『メイちゃんの執事』で、「年寄り向き古すぎ映画と古すぎ再演しかしない、自分のしっぽを自分で食べているよーな先細り感に満ちていたタカラヅカも、まだナニかやろうって気持ちあったんじゃん! よかった!!」とほっとしたばかりだったのに。
またしても、「大丈夫かタカラヅカ。そんなに経営苦しいんか」とうなだれた。
今まで使えていただけの資金も用意できない、時間も人材も含めて。
あああ、なんて気持ちの沈むラインアップ発表……。
って、前回の花組のラインアップ発表でも、同じように震撼してたっけ。
1年もたたずに同じ作品の再演って、どんだけお金ナイんや、と。
今回と同じ演出家でやるのは、大人数が動き回るショーではなじみのない演出家だと生徒の把握に時間がかかるから、人件費他の節約でフジイくんが引き続きやるのかと思っちゃったし。
芝居のスズキケイは大御所大先生よりギャラ安くすみそうだし?
そんなにお金ナイのか、歌劇団……。
や、若手作家作品の方が、大御所大先生様作品よりも、大昔のコケの生えた再演よりも、絶対絶対ありがたいので、それはもおラッキー!てなもんです、ありがとう。
スズキせんせのオリジナル作品には不安もありまくりますが(笑)、少なくともパワーと新しさはある。んで、フジイくんのショーも手堅いので続きすぎることの他は問題ないわけだし。
楽しみですよ。
絶対観に行きますよ。
まっつは、いなくても。
お金がナイのか経営がどうなのかはわからないけれど。
とりあえずわかることは、劇団の、誠意のなさですな。……あんな1文発表を「お客様に」出す企業姿勢(笑)。
まあわたしたち「ファン」は「ファン」であって、劇団からすれば「お客様」ではナイのかもしれんがのう。
ツッコミとタノシミ・その1。@麗しのサブリナ
2010年8月28日 タカラヅカ 『麗しのサブリナ』の個人的な目線。ツッコミと楽しみ。
ざっくり時系列順に。
・アーサーとあきらを探せ。モブにまぎれているときの彼らが、イケメンすぎる。
・パーティ客の人間模様。らい、おとなしくしてろ(笑)。
・だいもんの色男ぶり。めおくんのキザり。
・グレチェン@じゅりあの笑い声……ありゃたしかにカンに触るわ(笑)。
・執事@ふみかの仕事ぶり。無駄にカッコつけててたまらん。(ふみか様!)
・木の上のサブリナ@蘭ちゃんのかわいさ。そして、娘に対し、木の下で「おいで」と両腕を広げるパパ@はっちさん。
・ちょっと待ってパパ、それって「この胸に飛び込んでおいで?」……木の上から飛び降りていいの? どんなにスレンダーでもハタチの娘が木の上から飛び降りてきたら、パパ受け止めきれずにつぶれると思うの。
・でも、フェアチャイルドさんの「おいで」はステキな破壊力。ぽわわん。
・暗転はここではまだ気にならない。
・「素敵な夜。私たちふたりのための夜ね」「君と素敵な夜に乾杯」……うおお、かゆい、かゆいわ!!(笑) こんなの見せられたら、たしかに死にたくなる(笑)。
・サブリナの表情が、いちいちリアルで痛い。「初恋」の痛さ。切なさ。
・煤で汚れたサブリナの頬を、指で拭くライナス@まとぶ。まったく子ども扱いしてるのがイイ!
・「君は運転手の娘」と歌うライナスがかっこいい。なんか詩的だ。が、そっから一変して株価の歌に豹変するのが楽しい。
・料理学校は目が足りない。どこを見ていいのか。
・シェフ@みわっちステキ。あのクドさと嘘くくさ!(誉めてます)
・オカマのあきらはもちろん、キザりよっちも大好き。ふつーに好青年ならいもかえってめずらしい(笑)。めがねっこかぐらちゃん、なんか恋愛が展開しているのはりおな君か?、なにもしてなくても目立つ柚カレーくん。
・せっかくかわいく盛り上がる場面なのに、次の場面とのつなぎが悪くて盛り下がって終わるのが残念すぎる。
・じゃんっ、と決めポーズで終了、次の瞬間下手花道あたりでサブリナの手紙、でよかったのに。んで、最初の手紙を読んでいる間に盆を回して舞台転換、使用人ズのミュージカル場面は通常通り本舞台で。そーすりゃロスタイムなしで済むのに。
・盆が回る間の、あのどーしよーもない「間」を、客席でもてあます……料理教室ラストで拍手が起こらなかった日(けっこうあった)なんか特に、しーんとしたまま長い暗転に耐えるのはつらい……。(BGM鳴ってりゃいいってもんぢゃない)
・使用人ズはすばらしい。
・執事@ふみかが歌い出すのは別に驚かない。が、いまっちが歌い出したときは正直おどろいた。え、このメンツでいきなりキミが歌うの?! や、うまいけど、うれしいけど!
・さらに、タソが歌い出してびびる。や、うまいけど、うれしいけど!
・そうか、ひとりずつなにかしらソロがあるんだ。
・タソの歌詞までは、流れ的に意味が通じやすいんだが、そっから先は脈絡がなくて一瞬「???」になる。
・特に耳に残る、しゅん様の「♪お屋敷の金魚♪」
・さあやの歌い上げは耳に痛い(笑)が、効果的だ。
・デイヴィッド@壮くんの服は、どうかと思う……。
・男爵@王子の説得力。「優しくて賢くてオペラの特別席と名画と葡萄園を持っている」ことがわかる、老紳士。
・でも男爵、気づいてたなら、レンジのスイッチを入れ忘れているの、教えてあげようよ……。
・シンクロしたり、スキンシップ度が高かったり、いまっちとタソのコンビが楽しい。
・ふみか様。ああふみか様。
・きらりの怪演はどんどん突き抜けていく(笑)。
・下手花道注目、よーやくまっつ登場。
・ウィリス@まっつ、マカードル@いちか、ミニマム秘書コンビ最強。
・強引なデイヴィッドに、目を見合わせお手上げ顔ののち、わざとらしい能面で「おめでとうございます」。
・わざとらしい能面のまま、両手で耳をふさぐ。
・シンクロする動きのおかしさ。
・「私が結婚すれば、ハネムーンに秘書と弁護士を連れて行くだろう」……まっつといちかを連れて行くんですね?!
・ハワイへ向かうライナス様。後ろの座席には、ウィリスとマカードル@いちゃいちゃバージョン。「水着買っちゃった」「へえ、どんな?」「見たい?」「見たい見たい」「ヒ・ミ・ツ♪」「……(肘でつつく)」「……(つつき返す)」ライナス様の咳払いでぴしっと姿勢を正す秘書ズ。「誰の新婚旅行だ……」つぶやくライナス様@まだ恋愛してないバージョン。
・秘書と弁護士を連れて行く、のは恋愛していない状態のライナス様で、サブリナとのハネムーンにはそんなことしないだろう(だってバリ行きだし)から、冷徹ライナス様にいちゃいちゃバージョンの秘書ズはありえないパラレルなんだが、そこは置いておいて。
・弁護士は誰かしら♪
・プラスチック・ダンス最高。
・まっつの足裁き。
・まっつのハイキック。男子でひとりだけ女子と同じ腕組みポーズ。
・まっつの2回転。くるくる回って移動します。
・圧力テストのマカードルのマッチョ・ポーズがかっこよすぎる。
・あまり見る暇がないんだが(まっつばっかし見過ぎです)、重役アーサーが不敵に若くて美形。アレで重役ってナニ? どんなテを使って彼はそんな立場に?! 美貌?
・輝良まさとのメガネ。メガネの輝良まさと。(好物らしい)
・デイヴィッドの服は、どうかと思う……。
・「♪僕はドンファンなんかじゃない 理想の恋人を求めてるだけの ロマンチスト♪」
・この説得力。
・歌詞があちこちよくわからないんだが(笑)、この歌の壮くんが好きすぎる。
・デイヴィッド友人たちの個々のキャラクタが、結局よくわかっていない。みんな一様に育ちの良いチャラ男に見える。
・「エリザベスとなら、僕が結婚したい」と横にいたみつるに迫るめおくん。初日はもっとリアルだったのに、回を重ねるごとにお笑い度が増した。……リアルなままでも良かったのに、アヴなくて(笑)。
・しかし、彼らの服も、どうかと思う……。
・恋人ちゃんズは、とびきりの美女揃い。うおー。
・でも、彼女たちの服も……。
・ひとつずつはかわいいんだけど、4人並ぶと柄がうるさくて、地味。それに、男子4人が加わると、もお……。中村Aってなかなか強烈な色彩センス?
・それでも、オンナノコのふくらんだスカートとその下で揺れるペチコートは大好物。
・「サブリナのパリでのクッキングスクールも2年にわたり、ついにロングアイランドに戻るときが来たのです」と、解説するストーリーテラー@みわっち。
・ここでいつも引っかかる。「戻るときが来たのです」ではなく、「戻って来ました」じゃいかんのかい。だってサブリナ、ストーリーテラーがそう語る前からララビー邸の前にいるんだもん! 「ついに戻るときが来た!」だと、これから銀橋でも渡りながら「戻る」のかと思う。
・ここで大変身したサブリナの美しさにどっきり! しなきゃいけないんだが、ごめん、そこまでのインパクトはやっぱりない。
・正直、「あ、こんなもんか」と思う。まあ、がんばってるよなあ、とか。ナニその上から目線、ごめんよう。
・でもでも、サブリナの魅力、蘭ちゃんの魅力は黙って立って美貌で圧倒!ではナイから。サブリナに感情移入してどきどきできる、その繊細な芝居にあるんだから。
つーことで、つづく。……パソコン臨終前、最後に打っていたテキスト……(笑)。
ざっくり時系列順に。
・アーサーとあきらを探せ。モブにまぎれているときの彼らが、イケメンすぎる。
・パーティ客の人間模様。らい、おとなしくしてろ(笑)。
・だいもんの色男ぶり。めおくんのキザり。
・グレチェン@じゅりあの笑い声……ありゃたしかにカンに触るわ(笑)。
・執事@ふみかの仕事ぶり。無駄にカッコつけててたまらん。(ふみか様!)
・木の上のサブリナ@蘭ちゃんのかわいさ。そして、娘に対し、木の下で「おいで」と両腕を広げるパパ@はっちさん。
・ちょっと待ってパパ、それって「この胸に飛び込んでおいで?」……木の上から飛び降りていいの? どんなにスレンダーでもハタチの娘が木の上から飛び降りてきたら、パパ受け止めきれずにつぶれると思うの。
・でも、フェアチャイルドさんの「おいで」はステキな破壊力。ぽわわん。
・暗転はここではまだ気にならない。
・「素敵な夜。私たちふたりのための夜ね」「君と素敵な夜に乾杯」……うおお、かゆい、かゆいわ!!(笑) こんなの見せられたら、たしかに死にたくなる(笑)。
・サブリナの表情が、いちいちリアルで痛い。「初恋」の痛さ。切なさ。
・煤で汚れたサブリナの頬を、指で拭くライナス@まとぶ。まったく子ども扱いしてるのがイイ!
・「君は運転手の娘」と歌うライナスがかっこいい。なんか詩的だ。が、そっから一変して株価の歌に豹変するのが楽しい。
・料理学校は目が足りない。どこを見ていいのか。
・シェフ@みわっちステキ。あのクドさと嘘くくさ!(誉めてます)
・オカマのあきらはもちろん、キザりよっちも大好き。ふつーに好青年ならいもかえってめずらしい(笑)。めがねっこかぐらちゃん、なんか恋愛が展開しているのはりおな君か?、なにもしてなくても目立つ柚カレーくん。
・せっかくかわいく盛り上がる場面なのに、次の場面とのつなぎが悪くて盛り下がって終わるのが残念すぎる。
・じゃんっ、と決めポーズで終了、次の瞬間下手花道あたりでサブリナの手紙、でよかったのに。んで、最初の手紙を読んでいる間に盆を回して舞台転換、使用人ズのミュージカル場面は通常通り本舞台で。そーすりゃロスタイムなしで済むのに。
・盆が回る間の、あのどーしよーもない「間」を、客席でもてあます……料理教室ラストで拍手が起こらなかった日(けっこうあった)なんか特に、しーんとしたまま長い暗転に耐えるのはつらい……。(BGM鳴ってりゃいいってもんぢゃない)
・使用人ズはすばらしい。
・執事@ふみかが歌い出すのは別に驚かない。が、いまっちが歌い出したときは正直おどろいた。え、このメンツでいきなりキミが歌うの?! や、うまいけど、うれしいけど!
・さらに、タソが歌い出してびびる。や、うまいけど、うれしいけど!
・そうか、ひとりずつなにかしらソロがあるんだ。
・タソの歌詞までは、流れ的に意味が通じやすいんだが、そっから先は脈絡がなくて一瞬「???」になる。
・特に耳に残る、しゅん様の「♪お屋敷の金魚♪」
・さあやの歌い上げは耳に痛い(笑)が、効果的だ。
・デイヴィッド@壮くんの服は、どうかと思う……。
・男爵@王子の説得力。「優しくて賢くてオペラの特別席と名画と葡萄園を持っている」ことがわかる、老紳士。
・でも男爵、気づいてたなら、レンジのスイッチを入れ忘れているの、教えてあげようよ……。
・シンクロしたり、スキンシップ度が高かったり、いまっちとタソのコンビが楽しい。
・ふみか様。ああふみか様。
・きらりの怪演はどんどん突き抜けていく(笑)。
・下手花道注目、よーやくまっつ登場。
・ウィリス@まっつ、マカードル@いちか、ミニマム秘書コンビ最強。
・強引なデイヴィッドに、目を見合わせお手上げ顔ののち、わざとらしい能面で「おめでとうございます」。
・わざとらしい能面のまま、両手で耳をふさぐ。
・シンクロする動きのおかしさ。
・「私が結婚すれば、ハネムーンに秘書と弁護士を連れて行くだろう」……まっつといちかを連れて行くんですね?!
・ハワイへ向かうライナス様。後ろの座席には、ウィリスとマカードル@いちゃいちゃバージョン。「水着買っちゃった」「へえ、どんな?」「見たい?」「見たい見たい」「ヒ・ミ・ツ♪」「……(肘でつつく)」「……(つつき返す)」ライナス様の咳払いでぴしっと姿勢を正す秘書ズ。「誰の新婚旅行だ……」つぶやくライナス様@まだ恋愛してないバージョン。
・秘書と弁護士を連れて行く、のは恋愛していない状態のライナス様で、サブリナとのハネムーンにはそんなことしないだろう(だってバリ行きだし)から、冷徹ライナス様にいちゃいちゃバージョンの秘書ズはありえないパラレルなんだが、そこは置いておいて。
・弁護士は誰かしら♪
・プラスチック・ダンス最高。
・まっつの足裁き。
・まっつのハイキック。男子でひとりだけ女子と同じ腕組みポーズ。
・まっつの2回転。くるくる回って移動します。
・圧力テストのマカードルのマッチョ・ポーズがかっこよすぎる。
・あまり見る暇がないんだが(まっつばっかし見過ぎです)、重役アーサーが不敵に若くて美形。アレで重役ってナニ? どんなテを使って彼はそんな立場に?! 美貌?
・輝良まさとのメガネ。メガネの輝良まさと。(好物らしい)
・デイヴィッドの服は、どうかと思う……。
・「♪僕はドンファンなんかじゃない 理想の恋人を求めてるだけの ロマンチスト♪」
・この説得力。
・歌詞があちこちよくわからないんだが(笑)、この歌の壮くんが好きすぎる。
・デイヴィッド友人たちの個々のキャラクタが、結局よくわかっていない。みんな一様に育ちの良いチャラ男に見える。
・「エリザベスとなら、僕が結婚したい」と横にいたみつるに迫るめおくん。初日はもっとリアルだったのに、回を重ねるごとにお笑い度が増した。……リアルなままでも良かったのに、アヴなくて(笑)。
・しかし、彼らの服も、どうかと思う……。
・恋人ちゃんズは、とびきりの美女揃い。うおー。
・でも、彼女たちの服も……。
・ひとつずつはかわいいんだけど、4人並ぶと柄がうるさくて、地味。それに、男子4人が加わると、もお……。中村Aってなかなか強烈な色彩センス?
・それでも、オンナノコのふくらんだスカートとその下で揺れるペチコートは大好物。
・「サブリナのパリでのクッキングスクールも2年にわたり、ついにロングアイランドに戻るときが来たのです」と、解説するストーリーテラー@みわっち。
・ここでいつも引っかかる。「戻るときが来たのです」ではなく、「戻って来ました」じゃいかんのかい。だってサブリナ、ストーリーテラーがそう語る前からララビー邸の前にいるんだもん! 「ついに戻るときが来た!」だと、これから銀橋でも渡りながら「戻る」のかと思う。
・ここで大変身したサブリナの美しさにどっきり! しなきゃいけないんだが、ごめん、そこまでのインパクトはやっぱりない。
・正直、「あ、こんなもんか」と思う。まあ、がんばってるよなあ、とか。ナニその上から目線、ごめんよう。
・でもでも、サブリナの魅力、蘭ちゃんの魅力は黙って立って美貌で圧倒!ではナイから。サブリナに感情移入してどきどきできる、その繊細な芝居にあるんだから。
つーことで、つづく。……パソコン臨終前、最後に打っていたテキスト……(笑)。
ツッコミとタノシミ・その2。@麗しのサブリナ
2010年8月29日 タカラヅカ 『麗しのサブリナ』の個人的な目線。ツッコミと楽しみ、続き。
・ララビー邸へ戻ってきたサブリナ@蘭ちゃん。彼女がサブリナだと気づかないデイヴィッド@壮くん、察し悪すぎ。
・メイド@きらり他が「サブリナ」「サブリナ」ってやってるのに、それでも首をかしげてお悩み中。
・フェアチャイルド@はっちさん登場で「お父様」「私の娘」とやってようやく、「あ、思い出した!」……デイヴィッド、アタマわる……(笑)。
・こんだけアホの子ですが、いいんですか? ……いいみたいだ、サブリナ。目がずっとハート。
・サブリナとの再会を喜ぶ場面の執事@ふみか様の空振りっぷりが愛しい。彼があの大きな腕を広げるとどきどきする(笑)。
・サブリナのソロ「月が手を…」は前奏がきれい。
・しかし、あの半端な銀橋の使い方はナニ? 歌い終わってからの長い長い暗転の間、蘭ちゃんがはけていくのが長々見える。銀橋渡りきるか、歌いながら花道に戻らせるかすればいいのに。
・あ、歌いながら花道に戻る、は他でもやってるし、銀橋渡らせることはライナス@まとぶんとの兼ね合いでできないのね。サブリナの心情ばかりが銀橋ソロや独白で表現、ライナスの場面は無し……せめてサブリナに銀橋は渡らせないことで調節。って、ナニそれ。
・蘭ちゃんに銀橋をひとりで渡らせてはならない、だってトップスターはまとぶだから。そんな配慮をするくらいなら、最初からトップスター演じるライナスの銀橋ソロと独白を作ればいいわけで、えんえんサブリナに同じパターン(下手花道と銀橋でソロ・独白)の場面を作るから、まぬけな長い暗転が出来るんだ。
・扇めぐむはどこへ行くのか。ここ数作おっさん道を究めるのかと思われたが、今回はまた青年に戻ってきた。しかもスウィートな美形という、彼的新ジャンルだ。
・実際に彼が甘い二枚目たり得るのか、他人の目にそう映っているのかは置くとして、パーティの歌手を務める彼は、やたら甘ったるい歌い方をしている。お化粧もあえて「美形目指しました」系。
・『EXCITER!!』のハバナで同じように「歌手」として活躍する、長身歌ウマ男、アーサーが鼻息荒くイケメン勝負しているのと対照的に、腰の引けたところでスウィートになっているめぐむさん……まだ芸風模索中? 次の公演ではまたチガウめぐむさんに会えるのかしら。
・エリザベス@あまちゃきがかわいい。デイヴィッドにめろめろで「あなたしか見えない」アピールすごい。
・でもほんとなら、このものすごい台詞の数々に、デイヴィッドはやすやす応えてたんだよな。グレチェン@じゅりあに対してそうであったように。つか、サブリナがいなけりゃ、ふつーに赤面台詞オンパレードだったんじゃあ……。聞いてみたい(笑)。
・サブリナを口説くデイヴィッド友人たち。牽制しあいがすごい。
・サブリナの「困ったわ」は、女が一度は言ってみたい台詞のひとつ。
・「♪けんかをやめて~ふたりを止めて~私のために争わないで~♪」という、素敵ソング(笑)が80年代に流行ったな。
・サブリナがデイヴィッドに駆け寄り、残された男たち……デイヴィッド悪友4人組のその後のフォローの仕方が(笑)。ぎりぎりのタイミングで彼女たちが戻ってくるのな。
・上手花道に登場する使用人ズ。それぞれオーバーアクションで楽しい。結局彼らはサブリナ応援隊、デイヴィッドが応えさえすれば、彼のことは認めるのなー。
・ところで、サブリナとデイヴィッドの年齢差はいくつですか?
・サブリナは9歳のときにデイヴィッドにキスをされ、以来彼にめろめろ。
・気持ちはわかる、彼女は運転手の娘、お屋敷のハンサムなおぼっちゃまに突然キスされたら、舞い上がるじゃん? 運命の相手だと、思いこむじゃん、期待するじゃん。
・そのときからずーーっとデイヴィッドを好きだったというサブリナ。
・デイヴィッドは、その話題を完スルー。絶対、おぼえちゃいない(笑)。
・たわむれか間違いか、意味のないキスだったんだろう。まさかそれによって、ひとりの少女の運命を変えたとも知らずに。
・で、デイヴィッドってそのときいくつよ? サブリナといくつ差よ? バツ3のデイヴィッドはそれなりの年齢よね? ライナスが30代半ばくらいなら、デイヴィッドは30前後くらい? サブリナとの年齢差は6~7歳以上?
・9歳の幼女にチューするって、どんだけロリコン?!
・ララビー家の家族会議はテンション高くて、耳に残る。つか、父@まりんの真似したくなる。(足踏みならし)
・天井の高さがひそかにツボだ。部屋の壁が舞台上方までちゃんとある。タカラヅカに出てくるお金持ちの家の表現。子どものころあこがれた、「広いお屋敷」のイメージを損なわない。
・んで、ここの暗転の長さがいちばんわからない。
・シャンパングラスを割って悲鳴を上げるデイヴィッド、ほくそえんで下手へはけるライナス……のあとえんえん暗転。
・放送事故? つか、セットの可動トラブルで待たされてる? ってくらい長々と暗闇の中盆が回ってがたがた用意している様を見せられる。
・で、ようやくサブリナ登場……だが、彼女はやっぱり暗転待ちしているようで、なにをするでもなく花道にいる。
・やっぱりセットの可動トラブル? 本当ならもう次の場面になってなきゃおかしいのに、遅れているからこんなことに? それとも蘭ちゃんが出るタイミング間違えた? 早く出過ぎちゃってやることなくて困ってる?
・と首をかしげた初日。
・事故かと思った長い暗転とその時間稼ぎにゆらゆら揺れるサブリナ、はデフォらしい。
・「ル・サンク」を読んではじめて知った、待ち合わせのテニスコートで、サブリナは待ちこがれてひとり踊っていたらしい。
・知らなかった。
・蘭ちゃんがゆらゆらしているのは花道だし、まだテニスコートできあがってないし。
・「待ちこがれている」表現と「本舞台は場面転換で時間がかかる」なら、隅っこでゆらゆらさせてないで、銀橋で「待ちこがれている歌」を歌わせるとか、……ああ、ダメなのか、蘭ちゃんに銀橋もソロもこれ以上させられないんだ……って、そんな縛りのために毎度毎度「事故?」な暗転を繰り返す……演出センスのなさ。
・弟の代わり、にシャンパンを飲むのもダンスするのも許容範囲だが、チューするのはNGです、ライナスにーちゃん!!
てことで、続く。
・ララビー邸へ戻ってきたサブリナ@蘭ちゃん。彼女がサブリナだと気づかないデイヴィッド@壮くん、察し悪すぎ。
・メイド@きらり他が「サブリナ」「サブリナ」ってやってるのに、それでも首をかしげてお悩み中。
・フェアチャイルド@はっちさん登場で「お父様」「私の娘」とやってようやく、「あ、思い出した!」……デイヴィッド、アタマわる……(笑)。
・こんだけアホの子ですが、いいんですか? ……いいみたいだ、サブリナ。目がずっとハート。
・サブリナとの再会を喜ぶ場面の執事@ふみか様の空振りっぷりが愛しい。彼があの大きな腕を広げるとどきどきする(笑)。
・サブリナのソロ「月が手を…」は前奏がきれい。
・しかし、あの半端な銀橋の使い方はナニ? 歌い終わってからの長い長い暗転の間、蘭ちゃんがはけていくのが長々見える。銀橋渡りきるか、歌いながら花道に戻らせるかすればいいのに。
・あ、歌いながら花道に戻る、は他でもやってるし、銀橋渡らせることはライナス@まとぶんとの兼ね合いでできないのね。サブリナの心情ばかりが銀橋ソロや独白で表現、ライナスの場面は無し……せめてサブリナに銀橋は渡らせないことで調節。って、ナニそれ。
・蘭ちゃんに銀橋をひとりで渡らせてはならない、だってトップスターはまとぶだから。そんな配慮をするくらいなら、最初からトップスター演じるライナスの銀橋ソロと独白を作ればいいわけで、えんえんサブリナに同じパターン(下手花道と銀橋でソロ・独白)の場面を作るから、まぬけな長い暗転が出来るんだ。
・扇めぐむはどこへ行くのか。ここ数作おっさん道を究めるのかと思われたが、今回はまた青年に戻ってきた。しかもスウィートな美形という、彼的新ジャンルだ。
・実際に彼が甘い二枚目たり得るのか、他人の目にそう映っているのかは置くとして、パーティの歌手を務める彼は、やたら甘ったるい歌い方をしている。お化粧もあえて「美形目指しました」系。
・『EXCITER!!』のハバナで同じように「歌手」として活躍する、長身歌ウマ男、アーサーが鼻息荒くイケメン勝負しているのと対照的に、腰の引けたところでスウィートになっているめぐむさん……まだ芸風模索中? 次の公演ではまたチガウめぐむさんに会えるのかしら。
・エリザベス@あまちゃきがかわいい。デイヴィッドにめろめろで「あなたしか見えない」アピールすごい。
・でもほんとなら、このものすごい台詞の数々に、デイヴィッドはやすやす応えてたんだよな。グレチェン@じゅりあに対してそうであったように。つか、サブリナがいなけりゃ、ふつーに赤面台詞オンパレードだったんじゃあ……。聞いてみたい(笑)。
・サブリナを口説くデイヴィッド友人たち。牽制しあいがすごい。
・サブリナの「困ったわ」は、女が一度は言ってみたい台詞のひとつ。
・「♪けんかをやめて~ふたりを止めて~私のために争わないで~♪」という、素敵ソング(笑)が80年代に流行ったな。
・サブリナがデイヴィッドに駆け寄り、残された男たち……デイヴィッド悪友4人組のその後のフォローの仕方が(笑)。ぎりぎりのタイミングで彼女たちが戻ってくるのな。
・上手花道に登場する使用人ズ。それぞれオーバーアクションで楽しい。結局彼らはサブリナ応援隊、デイヴィッドが応えさえすれば、彼のことは認めるのなー。
・ところで、サブリナとデイヴィッドの年齢差はいくつですか?
・サブリナは9歳のときにデイヴィッドにキスをされ、以来彼にめろめろ。
・気持ちはわかる、彼女は運転手の娘、お屋敷のハンサムなおぼっちゃまに突然キスされたら、舞い上がるじゃん? 運命の相手だと、思いこむじゃん、期待するじゃん。
・そのときからずーーっとデイヴィッドを好きだったというサブリナ。
・デイヴィッドは、その話題を完スルー。絶対、おぼえちゃいない(笑)。
・たわむれか間違いか、意味のないキスだったんだろう。まさかそれによって、ひとりの少女の運命を変えたとも知らずに。
・で、デイヴィッドってそのときいくつよ? サブリナといくつ差よ? バツ3のデイヴィッドはそれなりの年齢よね? ライナスが30代半ばくらいなら、デイヴィッドは30前後くらい? サブリナとの年齢差は6~7歳以上?
・9歳の幼女にチューするって、どんだけロリコン?!
・ララビー家の家族会議はテンション高くて、耳に残る。つか、父@まりんの真似したくなる。(足踏みならし)
・天井の高さがひそかにツボだ。部屋の壁が舞台上方までちゃんとある。タカラヅカに出てくるお金持ちの家の表現。子どものころあこがれた、「広いお屋敷」のイメージを損なわない。
・んで、ここの暗転の長さがいちばんわからない。
・シャンパングラスを割って悲鳴を上げるデイヴィッド、ほくそえんで下手へはけるライナス……のあとえんえん暗転。
・放送事故? つか、セットの可動トラブルで待たされてる? ってくらい長々と暗闇の中盆が回ってがたがた用意している様を見せられる。
・で、ようやくサブリナ登場……だが、彼女はやっぱり暗転待ちしているようで、なにをするでもなく花道にいる。
・やっぱりセットの可動トラブル? 本当ならもう次の場面になってなきゃおかしいのに、遅れているからこんなことに? それとも蘭ちゃんが出るタイミング間違えた? 早く出過ぎちゃってやることなくて困ってる?
・と首をかしげた初日。
・事故かと思った長い暗転とその時間稼ぎにゆらゆら揺れるサブリナ、はデフォらしい。
・「ル・サンク」を読んではじめて知った、待ち合わせのテニスコートで、サブリナは待ちこがれてひとり踊っていたらしい。
・知らなかった。
・蘭ちゃんがゆらゆらしているのは花道だし、まだテニスコートできあがってないし。
・「待ちこがれている」表現と「本舞台は場面転換で時間がかかる」なら、隅っこでゆらゆらさせてないで、銀橋で「待ちこがれている歌」を歌わせるとか、……ああ、ダメなのか、蘭ちゃんに銀橋もソロもこれ以上させられないんだ……って、そんな縛りのために毎度毎度「事故?」な暗転を繰り返す……演出センスのなさ。
・弟の代わり、にシャンパンを飲むのもダンスするのも許容範囲だが、チューするのはNGです、ライナスにーちゃん!!
てことで、続く。
組替え千秋楽の日に。@EXCITER!!
2010年8月30日 タカラヅカ 『麗しのサブリナ』『EXCITER!!』千秋楽。
まっつファンのわたしにとっては、かなり特別な日。
身構えっぷりがハンパない。落ち着け自分。力みすぎだ自分。
えーとえーとそれで。
とりあえず。
らいらいは、やってくれた。
壮さんとかみつるきゅんとか、今までなにかしらアクションしていた相手ではなく。相手役として踊るかわいこちゃん、いちかやはるちゃんではなく。
いきなり、らいだった。
千秋楽の組替えまっつに対するアドリブ。つか、スタンドプレイ。
ハバナでファヌン様光臨後、心を入れ替えた人々が争いを捨て、許し合って踊り出す……その場面で、らいがまっつを、抱きしめた。
ええええ。
そこ?!
直前までケンカしていたふたりが、まっつから声を掛けて和解する場面なんだが、いつもなら軽いスキンシップで終わるところを、らいがまっつを抱きにいった。
真正面からだ。
まっつはちょっと驚きつつも受け入れ、男ふたりで真正面からハグ。
らいはなにしろ体格いいんで、まっつはすっぽり腕の中だ(笑)。
(注・らいらいの公式身長は172cmです。花組では長身。かつ、らいのいいところは適度な厚みのある体格だということ)
まっつの照れた笑顔がくすぐったい。
そーだよなー、そーゆーことする人じゃないもんなー。『舞姫』千秋楽にみわさんと抱き合ったときも、照れがあったよなああ。
しかし、相手がらいってゆーのが。
らいがイヤなわけではない、そんなことあるか、らいは大好物だ。
ただ、らいはなにしろらいなので、いつもスタンドプレイ上等男なので(笑)、ここぞとばかりに食いついてきたことに、「うわ、らいだ!」という感じがしてイヤン(笑)。
らい、GJ!!
らいと抱きしめ合ったあと、すげー勢いで走り出すまつださん。
時間くっちゃった分、次の位置に急いで行かなきゃいけないんだろうけど、照れ隠しみたいで萌え(笑)。
やべ、らしくないことしちまった。べ、べつになんでもないからな、あんなこと!! ……てゆーツンデレ様の名に恥じない行動に見えました。
そっから先のハバナダンスのやけっぱち……もとい、余力計算無し!って感じの本気の踊りっぷりもまた、すごかったです。
勢いだけで踊りきるっていうか、なんかブチ切れてるってゆーか。
いつも、この命の革命……フジイくんお約束の新世界場面のラスト、腕を上げたままの静止ポーズで肩で息をするまつださんを見るのが好きだった。
誠心誠意踊りきって、肩を上下させるほど荒い呼吸で。なのに腕をおろし、ゆっくりと歩きはじめ……「♪ひとりで抱えきれない」と歌い出すときには、乱れなんか微塵もない整い方で。
あの激しいダンス、そして呼吸……そこから数歩歩いただけで、この声?! この歌?!
贔屓に惚れ直す一瞬。
惚れ直すってのもチガウか、やっぱすごい人だ、とうなずく……再確認する。
それは、しあわせな行為だ。
公演を繰り返し観る。そしてそのたび、再確認する。この人が、わたしの好きな人だと。
惚れ直すじゃないけど、「知っていた、素敵だってこと! 知っていた、すごいってこと!」を毎回毎回、観るたびに「うん、そうなんだよ!」と膝を叩く、その感覚。
なんて幸福なんだろう。
まっつは、舞台の上で自分の力を出す。
そしてわたしは客席の片隅で、それを受け取る。
それは、幸福な両思いだ。
双方一方通行で、まっつはわたし個人に向けてなんかいないし、わたしがまっつになにか関与できるわけじゃないが、それでもこれは、両思い状態だと思う。
舞台人としての彼が発するものと、観客であるわたしが受けるもの。
それが互いを必要とし、つり合う……というか、同じ力量で引き合っているならば。
同じ力量だよ? まっつが放出するものが大きければ大きいほど、わたしは「まっつすごい!」ってさらにわくわくするんだもの。
客席にいる人たちみんなに向けて、舞台上の彼らはパワーを発し、観客ひとりずつが受け取っている。
わたしだけでなく、きっとみんな、ご贔屓さんと「幸福な両思い」になっているんだろう。
この公演中、わたしは幸福だった。
まっつをすごいと思い、まっつを好きだと思う。
会うたびに「好き」と思う……「好き」とか「しあわせ」とか、プラスの感情をもらう。
それはとても、しあわせなことだ。
人間として。生きる上で。
どんだけ、救われることか。
そして千秋楽。
ただこの公演が終わるというだけではなく、まっつは組替えする。大好きな花組からいなくなる。
その、ラストソング……まっつの「歌」を単独で聴ける場面が、命の革命から、明日への革命に移る場面。
いつもより、肩の上下が少ない気がした。落とされた照明の中、腕を上げて静止したところ。
あんなにあんなに踊っていたのに。
どこかにある、緊張感。いつもと同じではない、と。
人々が三々五々はけていき、舞台にはまっつといちかだけが残る。
銀橋にはまとぶんと蘭ちゃん。
夕暮れの光の中。
まっつの「声」が、響き渡る。
汗に濡れた頬。額にかかる黒髪。
本人がどれほどナニを思いナニを抱えているかなんかわかりゃしないが、わたしたちの耳に届く「声」はいつもの澄み切り方で。
光が差すように、まっすぐに、届いてくる。
幕が下りたあと、組替え挨拶があるのは想定内。
まだ東宝公演がある場合、組替え挨拶はあるときとないときがある。
退団者が多ければ、組長が緞帳前で読むメッセージが長くなって時間稼ぎになるけれど、今回はちあきさんひとり。彼女が袴に着替える間を持たせるために、たぶんまっつはかり出される。挨拶をする。
とはいえ、きっと大したことは言わないだろう。お約束通り、定型文通りのことを言うだけで終わりでしょう? 今の時代、言語統制が激しいから。
そう思っていただけに。
彼があんだけ喋るとは、意外だった。
こだわりと、プライドを見た。
まっつファンのわたしにとっては、かなり特別な日。
身構えっぷりがハンパない。落ち着け自分。力みすぎだ自分。
えーとえーとそれで。
とりあえず。
らいらいは、やってくれた。
壮さんとかみつるきゅんとか、今までなにかしらアクションしていた相手ではなく。相手役として踊るかわいこちゃん、いちかやはるちゃんではなく。
いきなり、らいだった。
千秋楽の組替えまっつに対するアドリブ。つか、スタンドプレイ。
ハバナでファヌン様光臨後、心を入れ替えた人々が争いを捨て、許し合って踊り出す……その場面で、らいがまっつを、抱きしめた。
ええええ。
そこ?!
直前までケンカしていたふたりが、まっつから声を掛けて和解する場面なんだが、いつもなら軽いスキンシップで終わるところを、らいがまっつを抱きにいった。
真正面からだ。
まっつはちょっと驚きつつも受け入れ、男ふたりで真正面からハグ。
らいはなにしろ体格いいんで、まっつはすっぽり腕の中だ(笑)。
(注・らいらいの公式身長は172cmです。花組では長身。かつ、らいのいいところは適度な厚みのある体格だということ)
まっつの照れた笑顔がくすぐったい。
そーだよなー、そーゆーことする人じゃないもんなー。『舞姫』千秋楽にみわさんと抱き合ったときも、照れがあったよなああ。
しかし、相手がらいってゆーのが。
らいがイヤなわけではない、そんなことあるか、らいは大好物だ。
ただ、らいはなにしろらいなので、いつもスタンドプレイ上等男なので(笑)、ここぞとばかりに食いついてきたことに、「うわ、らいだ!」という感じがしてイヤン(笑)。
らい、GJ!!
らいと抱きしめ合ったあと、すげー勢いで走り出すまつださん。
時間くっちゃった分、次の位置に急いで行かなきゃいけないんだろうけど、照れ隠しみたいで萌え(笑)。
やべ、らしくないことしちまった。べ、べつになんでもないからな、あんなこと!! ……てゆーツンデレ様の名に恥じない行動に見えました。
そっから先のハバナダンスのやけっぱち……もとい、余力計算無し!って感じの本気の踊りっぷりもまた、すごかったです。
勢いだけで踊りきるっていうか、なんかブチ切れてるってゆーか。
いつも、この命の革命……フジイくんお約束の新世界場面のラスト、腕を上げたままの静止ポーズで肩で息をするまつださんを見るのが好きだった。
誠心誠意踊りきって、肩を上下させるほど荒い呼吸で。なのに腕をおろし、ゆっくりと歩きはじめ……「♪ひとりで抱えきれない」と歌い出すときには、乱れなんか微塵もない整い方で。
あの激しいダンス、そして呼吸……そこから数歩歩いただけで、この声?! この歌?!
贔屓に惚れ直す一瞬。
惚れ直すってのもチガウか、やっぱすごい人だ、とうなずく……再確認する。
それは、しあわせな行為だ。
公演を繰り返し観る。そしてそのたび、再確認する。この人が、わたしの好きな人だと。
惚れ直すじゃないけど、「知っていた、素敵だってこと! 知っていた、すごいってこと!」を毎回毎回、観るたびに「うん、そうなんだよ!」と膝を叩く、その感覚。
なんて幸福なんだろう。
まっつは、舞台の上で自分の力を出す。
そしてわたしは客席の片隅で、それを受け取る。
それは、幸福な両思いだ。
双方一方通行で、まっつはわたし個人に向けてなんかいないし、わたしがまっつになにか関与できるわけじゃないが、それでもこれは、両思い状態だと思う。
舞台人としての彼が発するものと、観客であるわたしが受けるもの。
それが互いを必要とし、つり合う……というか、同じ力量で引き合っているならば。
同じ力量だよ? まっつが放出するものが大きければ大きいほど、わたしは「まっつすごい!」ってさらにわくわくするんだもの。
客席にいる人たちみんなに向けて、舞台上の彼らはパワーを発し、観客ひとりずつが受け取っている。
わたしだけでなく、きっとみんな、ご贔屓さんと「幸福な両思い」になっているんだろう。
この公演中、わたしは幸福だった。
まっつをすごいと思い、まっつを好きだと思う。
会うたびに「好き」と思う……「好き」とか「しあわせ」とか、プラスの感情をもらう。
それはとても、しあわせなことだ。
人間として。生きる上で。
どんだけ、救われることか。
そして千秋楽。
ただこの公演が終わるというだけではなく、まっつは組替えする。大好きな花組からいなくなる。
その、ラストソング……まっつの「歌」を単独で聴ける場面が、命の革命から、明日への革命に移る場面。
いつもより、肩の上下が少ない気がした。落とされた照明の中、腕を上げて静止したところ。
あんなにあんなに踊っていたのに。
どこかにある、緊張感。いつもと同じではない、と。
人々が三々五々はけていき、舞台にはまっつといちかだけが残る。
銀橋にはまとぶんと蘭ちゃん。
夕暮れの光の中。
まっつの「声」が、響き渡る。
汗に濡れた頬。額にかかる黒髪。
本人がどれほどナニを思いナニを抱えているかなんかわかりゃしないが、わたしたちの耳に届く「声」はいつもの澄み切り方で。
光が差すように、まっすぐに、届いてくる。
幕が下りたあと、組替え挨拶があるのは想定内。
まだ東宝公演がある場合、組替え挨拶はあるときとないときがある。
退団者が多ければ、組長が緞帳前で読むメッセージが長くなって時間稼ぎになるけれど、今回はちあきさんひとり。彼女が袴に着替える間を持たせるために、たぶんまっつはかり出される。挨拶をする。
とはいえ、きっと大したことは言わないだろう。お約束通り、定型文通りのことを言うだけで終わりでしょう? 今の時代、言語統制が激しいから。
そう思っていただけに。
彼があんだけ喋るとは、意外だった。
こだわりと、プライドを見た。
こだわりと、プライド。@花組千秋楽
2010年8月31日 タカラヅカ 『麗しのサブリナ』『EXCITER!!』千秋楽。
まっつの、花組最後の大劇場公演。
終演後に、まっつの挨拶があった。
まず、幕前のゼロ番に立つまつださん、という事態にも相当混乱(笑)。
まっつがあんな位置に、マイクの前に立ってる!! うわナニあれ、新公主演挨拶以来の光景?!
まっつの新公主演は観ている。この劇場で。ちゃんと、この目で。
まっつは似合わない「キムタクをイメージした」ヘンなカツラ姿で、新公初主演挨拶をした……その姿が、不意に二重写しになった。
飄々としているっていうか、泣きもせずにふつーに挨拶した、初主演者。大抵の子はいっぱいいっぱいで、泣き出しながら挨拶するのに……。
今まさか、そんな姿を(しかもよりによって『天使の季節』か、『La Esperanza』ぢゃなく!!)思い出すとは自分でも思ってなくて、うろたえた。
まっつの組替え挨拶は、「推敲した文章を、舞台人として完璧に読み上げた」ものだった。
組替えを知った驚き、そこから前向きに受け止め、未来を見ていることを伝え、花組との別れを惜しみつつも今を精一杯生きる。
家で練習したんかいな、という、抑揚や間まで考えられた、喋りっぷりだった。
そこに、彼のこだわりと、プライドを見た。
組替え挨拶定型文(今の組への感謝をのべ、その経験を糧に新しい組でもがんばる、*組の**をもよろしくお願いします的なヤツ)だけではなく、そこに組替えという、人事に関する感想を述べた。
この組替えを、どう捉えているか。……別に言わなくてもいいのに(笑)、わざわざ言った。しかも、芝居っ気入れて、さも事前練習してきました的に。
どんだけ、言いたかったんだ。
重要なことだから、ちゃんと伝えたかったんだな。それで、伝えるために、精一杯努力してくれたんだな。
大丈夫だよ、って。
まっつが伝えたかったことって、これだよね?
「花組の未涼亜希」が花組でなくなるなんて、夢にも思ってなかった。花組から卒業していくと思っていた。それが、こんな形で去ることになって。
しかも、行った先ではどうなるかわからない。番手のある人たちのわっかりやすい栄転ではなく、同期トップを支える立場。下級生2番手のいる組。
不安ばかりの組替えで、ナニを聞いても見ても、実際来年の本公演を観るまで不安が消えることはない、そんな組替えで。
それでもまっつは、わたしたちに言うんだ。
嫌々組替えするんじゃない、納得して受け入れて、いやむしろ自分で引き寄せたことかもしれない、って。
わたしは、ただのファンにすぎない。
だから、まっつが見せるもの、口にすることを、受け入れるしかない。信じるしかない。
まっつは、大丈夫だよ、と言った。
自分で決めたことだから、これを機にさらに成長したいと思っているから、大丈夫。
彼がそう言うなら、それを信じる。
雪組でナニが待っているかではなく、そこにナニがあろうとも、それがまっつの望みであり、彼の糧となることならば、全部受け入れる。
変わるチャンス、成長するチャンスだと、彼が前向きに受け入れているのだから、わたしもそう思う。
「お世話になりました、これからもがんぱります」だけでいいのに、わざわざ自分がどう思ったか、どうしたいかを語ってくれた。
その気持ちを、受け止める。
トップ娘役不在とか噂の研1ヒロインとか、雪組がいろいろ大変なところにまっつ組替えで、発表当時はわたしも含めたくさんの人がショックを受けたと思う。
そこでまっつはある意味「悲劇のヒーロー」でもあった。13年も育った組から出て、他組の立て直しに使われるなんて、と。劇団の決めた人事に、生徒が逆らえるはずもない。彼は行くしかないんだ。
だけどまっつは、それを否定する。「可哀想なんかじゃない」と。悲劇のヒーローの方がある意味おいしいコトもあるのに、「自分で運命を引き寄せた」と芝居気アリで語る。
そう言わずにいられない、こだわりと、プライドの高さ。
きっと練習して、完璧に語るはずだったのに、それでもこみ上げるモノに詰まってしまって、拍手もらって破顔して。
また、気を取り直して自分で決めた台本通りに喋って。
あの「練習してきました! 隙なんか見せないからな!!」というところと、でも言葉に詰まって結局隙を見せてしまうところ、立ち直って隙を見せずに終わろうとするところ、が、もおいちいちツボでした。
なんなのあのキャラクタ。
「キャラ」として美味しすぎますよ、未涼さん! ツンデレ萌え属性の人にはたまらないキャラクタぢゃないですか、アレ?!
もちろん、その後の場面ではまとぶんが愉快なこと言ってみんなが笑っていても、まっつひとり顔をこわばらせたままで。口角だけ片方あげてるんだけど、笑いの形にはなってなくて、ひとりだけ顔硬直したままで。
泣いていた、とは、言いません。
彼はそれを望まないんだろう、と思うから。
他人を見送るときはボロボロ泣いてる人ですが、自分のことでは泣かない。新公主演だって初DS(巴里祭)主演だって、泣かなかった。だから泣かない。
歌の相方でもあったちあきさんを見送る涙であっても、自分のことぢゃないんだろう。そうありたい人なんだろう。
ところでわたし、すげー久しぶりに出のギャラリーをしたんだけど。
まっつ花組最後だし、きっとナニかあるよね、とわくわくしていたら、どうやらファンクラブからまっつへ、レイを贈ることになっていたようだった。ハワイでMr.YUたちが現地美女たちから掛けてもらっていた、花輪。
わざわざジャンケンして、まっつにレイを進呈する人を決めてた? 遠く花の道から人の頭越しにのぞいていたんでよくわかってないんだが。
んで、まっつが出てきて。
モノクロのファッション、めちゃスレンダーでかっこいー花組男役まつださん。彼が自分のファンの前へ行くと、代表者ひとりがレイを差し出す。それがナニを意味するかわかるだろーから、もちろん彼はアタマを低くしてレイを受ける……はずが。
断りやがった。
けばけばしい原色のレイを首に掛けるのを、千秋楽の会イベント、ファンから進呈される花輪を、拒否りましたよこの人?!!(爆笑)
このこだわりとプライド!!(笑)
未涼亜希たるもの、アホっぽい花輪なんか首から掛けれないんだ!!
首に掛ける代わりに、腕に巻き付けてた。すでに彼、黄色のレイを腕に巻いて楽屋から出てきてたんだけど……楽屋の中でも「花輪付けろ!」「イヤだ、俺の美学に反する!」ってやりとりがあったのかな。
ふつージェンヌさんなら、ノリノリで身につけてくれそーなもんなのに。
キモチは受け取るけど、プライドは売らないのか。
その融通のきかなさが、ツボすぎるっ。つか、面白いわこの人(笑)。
まっつの、花組最後の大劇場公演。
終演後に、まっつの挨拶があった。
まず、幕前のゼロ番に立つまつださん、という事態にも相当混乱(笑)。
まっつがあんな位置に、マイクの前に立ってる!! うわナニあれ、新公主演挨拶以来の光景?!
まっつの新公主演は観ている。この劇場で。ちゃんと、この目で。
まっつは似合わない「キムタクをイメージした」ヘンなカツラ姿で、新公初主演挨拶をした……その姿が、不意に二重写しになった。
飄々としているっていうか、泣きもせずにふつーに挨拶した、初主演者。大抵の子はいっぱいいっぱいで、泣き出しながら挨拶するのに……。
今まさか、そんな姿を(しかもよりによって『天使の季節』か、『La Esperanza』ぢゃなく!!)思い出すとは自分でも思ってなくて、うろたえた。
まっつの組替え挨拶は、「推敲した文章を、舞台人として完璧に読み上げた」ものだった。
組替えを知った驚き、そこから前向きに受け止め、未来を見ていることを伝え、花組との別れを惜しみつつも今を精一杯生きる。
家で練習したんかいな、という、抑揚や間まで考えられた、喋りっぷりだった。
そこに、彼のこだわりと、プライドを見た。
組替え挨拶定型文(今の組への感謝をのべ、その経験を糧に新しい組でもがんばる、*組の**をもよろしくお願いします的なヤツ)だけではなく、そこに組替えという、人事に関する感想を述べた。
この組替えを、どう捉えているか。……別に言わなくてもいいのに(笑)、わざわざ言った。しかも、芝居っ気入れて、さも事前練習してきました的に。
どんだけ、言いたかったんだ。
重要なことだから、ちゃんと伝えたかったんだな。それで、伝えるために、精一杯努力してくれたんだな。
大丈夫だよ、って。
まっつが伝えたかったことって、これだよね?
「花組の未涼亜希」が花組でなくなるなんて、夢にも思ってなかった。花組から卒業していくと思っていた。それが、こんな形で去ることになって。
しかも、行った先ではどうなるかわからない。番手のある人たちのわっかりやすい栄転ではなく、同期トップを支える立場。下級生2番手のいる組。
不安ばかりの組替えで、ナニを聞いても見ても、実際来年の本公演を観るまで不安が消えることはない、そんな組替えで。
それでもまっつは、わたしたちに言うんだ。
嫌々組替えするんじゃない、納得して受け入れて、いやむしろ自分で引き寄せたことかもしれない、って。
わたしは、ただのファンにすぎない。
だから、まっつが見せるもの、口にすることを、受け入れるしかない。信じるしかない。
まっつは、大丈夫だよ、と言った。
自分で決めたことだから、これを機にさらに成長したいと思っているから、大丈夫。
彼がそう言うなら、それを信じる。
雪組でナニが待っているかではなく、そこにナニがあろうとも、それがまっつの望みであり、彼の糧となることならば、全部受け入れる。
変わるチャンス、成長するチャンスだと、彼が前向きに受け入れているのだから、わたしもそう思う。
「お世話になりました、これからもがんぱります」だけでいいのに、わざわざ自分がどう思ったか、どうしたいかを語ってくれた。
その気持ちを、受け止める。
トップ娘役不在とか噂の研1ヒロインとか、雪組がいろいろ大変なところにまっつ組替えで、発表当時はわたしも含めたくさんの人がショックを受けたと思う。
そこでまっつはある意味「悲劇のヒーロー」でもあった。13年も育った組から出て、他組の立て直しに使われるなんて、と。劇団の決めた人事に、生徒が逆らえるはずもない。彼は行くしかないんだ。
だけどまっつは、それを否定する。「可哀想なんかじゃない」と。悲劇のヒーローの方がある意味おいしいコトもあるのに、「自分で運命を引き寄せた」と芝居気アリで語る。
そう言わずにいられない、こだわりと、プライドの高さ。
きっと練習して、完璧に語るはずだったのに、それでもこみ上げるモノに詰まってしまって、拍手もらって破顔して。
また、気を取り直して自分で決めた台本通りに喋って。
あの「練習してきました! 隙なんか見せないからな!!」というところと、でも言葉に詰まって結局隙を見せてしまうところ、立ち直って隙を見せずに終わろうとするところ、が、もおいちいちツボでした。
なんなのあのキャラクタ。
「キャラ」として美味しすぎますよ、未涼さん! ツンデレ萌え属性の人にはたまらないキャラクタぢゃないですか、アレ?!
もちろん、その後の場面ではまとぶんが愉快なこと言ってみんなが笑っていても、まっつひとり顔をこわばらせたままで。口角だけ片方あげてるんだけど、笑いの形にはなってなくて、ひとりだけ顔硬直したままで。
泣いていた、とは、言いません。
彼はそれを望まないんだろう、と思うから。
他人を見送るときはボロボロ泣いてる人ですが、自分のことでは泣かない。新公主演だって初DS(巴里祭)主演だって、泣かなかった。だから泣かない。
歌の相方でもあったちあきさんを見送る涙であっても、自分のことぢゃないんだろう。そうありたい人なんだろう。
ところでわたし、すげー久しぶりに出のギャラリーをしたんだけど。
まっつ花組最後だし、きっとナニかあるよね、とわくわくしていたら、どうやらファンクラブからまっつへ、レイを贈ることになっていたようだった。ハワイでMr.YUたちが現地美女たちから掛けてもらっていた、花輪。
わざわざジャンケンして、まっつにレイを進呈する人を決めてた? 遠く花の道から人の頭越しにのぞいていたんでよくわかってないんだが。
んで、まっつが出てきて。
モノクロのファッション、めちゃスレンダーでかっこいー花組男役まつださん。彼が自分のファンの前へ行くと、代表者ひとりがレイを差し出す。それがナニを意味するかわかるだろーから、もちろん彼はアタマを低くしてレイを受ける……はずが。
断りやがった。
けばけばしい原色のレイを首に掛けるのを、千秋楽の会イベント、ファンから進呈される花輪を、拒否りましたよこの人?!!(爆笑)
このこだわりとプライド!!(笑)
未涼亜希たるもの、アホっぽい花輪なんか首から掛けれないんだ!!
首に掛ける代わりに、腕に巻き付けてた。すでに彼、黄色のレイを腕に巻いて楽屋から出てきてたんだけど……楽屋の中でも「花輪付けろ!」「イヤだ、俺の美学に反する!」ってやりとりがあったのかな。
ふつージェンヌさんなら、ノリノリで身につけてくれそーなもんなのに。
キモチは受け取るけど、プライドは売らないのか。
その融通のきかなさが、ツボすぎるっ。つか、面白いわこの人(笑)。
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