ベスト・コンビ。@おかしな二人
2011年9月18日 タカラヅカ 『おかしな二人』は、トド&マヤさんコンビで良かった。
いや、マヤさんだからこそ良かった。
と、わたしは個人的に思う。
わたしの言う個人的だ。
つまり。
マヤさんだと、ホモになりようがない。
この脚本、この演出。
ホモ話としか思えない。
原題はCoupleだし?
男が書く男の友情って、ホモだよなあと思う。
少年マンガやヤクザものが特に顕著だけど。
そーやってその昔、男が「女無用」で書いた「男の世界」に萌えるところから腐女子というものが生まれ、今では市民権を得すぎていて、最初からそっちを狙った男同士モノが書かれ、昔気質の腐女子を萎えさせているこの現代。
この『おかしな二人』をホモにせずに演じられるのは、マヤさんだけだと思う!
陣内氏と段田氏でも、ふつーにホモだと思うわ。(わたしの中では、段田氏は可憐系カテゴリだし・笑)
ガイジンさんがやればもっとふつーにファンタジーかかるから、ホモに見えると思うわ。
腐女子のいうところのホモは、「ファンタジー」なので、現実の同性愛とは別です。
本気で『おかしな二人』をホモの痴話喧嘩話だと思っているわけじゃないので、誤解なきよう。
この『おかしな二人』を、他の男役で観たら、イマドキの「少年ジャンプ」みたいというか、「腐女子を釣ることが目的の男の友情モノ」みたいなモニョり感を持つだろうなと思った。
若くてきれいな、背が高くてスマートで脚の長い、イマドキの男の子たちがふたりで「プロポーズ」だの「オマエと一緒に住みたいんだ」とかやってるの。片方はフリルのエプロンなんか着ちゃって、女性的な仕草をしたりするの。
うわー……観たくない……。
本当に男役を極めた、BLにはならない、さぶになる類いの人なら、やってヨシ。……それでもさぶだから、つまりはホモだってことなんだけど。
少女マンガの美青年、にこれをやられたら嫌だなあ。それってつまり、BLだもんなあ。
タカラヅカの男役は少女マンガの美青年だから、彼らがやるとBLまんまになってしまう。
わたしは昔気質のヲタクであり腐女子であるので、据え膳は好きじゃない。「ほーら、腐女子はこんなのが好きなんだろー?」と上から目線で差し出された「男同士の絡み」には萎えてしまう。
作者にそんな意識はカケラもなく、「男っていいよな畜生!」と鼻息荒く書いている、恥ずかしいモノにこそ萌える。
そんなわたしの、とっても個人的な感想。
ミサノエールで良かった。
マヤさんはつくづく聖域だなあ。
年齢じゃないんだ、体型でもないんだ。こちとら年季の入った腐女子だ、じじい同士だって萌るときゃー萌える。(ドラマ『ひらり』のじじいふたり、『年下の男』のW高橋にどれほど萌えたか……!)
専科さんで腐った萌えの入らない、数少ないお人だ。
ええ、専科のおじさまたちだって萌え対象ですから! 萬ケイ様、チャル様、汝鳥サマ、ソルーナさん、ヒロさん、立さんと萌えカテゴリ。萌えないのはミサノエールと星原先輩ぐらいのもんです。
星原先輩の色気は、わたしが萌えに必要とするタイプの色気ではなかったため枠外だったわけだが、マヤさんはまた違った意味で聖域な人だなあ。マヤさんも十分色気のある男役さんなんだけど。
ヘタな腐女子センサーを発動せずに見られる、ありがたい人。
『おかしな二人』はホモ萌えしたいわけじゃないから、素直に友情として見られて助かった。
他の誰でもダメだった、マヤさんだから良かった。
生身の男ですらダメなのに、ミサノエールすげえよ。わたしの腐女子センサーを動かさないであの役ができるんだから!!
マヤさんだからこそ、とは思うが、ほんとのところ、フィリックス役はチガウんじゃないと思う。
フィリックスって、あーゆーキャラじゃないだろうと。
あれはミサノエールであって、フィリックスじゃない。
ミサノエールはなにをやってもミサノエール、ほんとのところ芝居はできていない気もする。
でも、それでいい。
わたしたちはニール・サイモン作品を観に行ったのでも、フィリックスを観に行ったのでもなく、宝塚歌劇を、タカラジェンヌのミサノエールを観に行ったのだから。
わたしは原作は原作でしかないと思う派。それを下敷きに、オリジナルを作り上げてヨシと思う。
だから原作にあるフィリックスと、ミサノエールのフィリックスが別人でも、ぶっちゃけフィリックスを言い訳にしただけのただのミサノエールであってもヨシ。
ミサノエールが好きだからだ。
ミサノエールならば、ナニをやってもホモにならない。
だからこそ言う。
トドとマヤさんの、デュエットダンスが見たかった。
双方黒燕尾か黒タキで。
端正に決めて、でも全体的にコミカルに。
カッコイイ、と、面白い、を絶妙の配分で。
タカラヅカだからこそできること。
トドロキとマヤさんだから、できること。
それを見たかったなああ。
フィナーレがはじまったときは期待したんだ。主役ふたりのデュエダンが見られるのか?!と。
トドひとりの歌を削って、マヤさんにも絡んでもらおーよー。
いや、ほんと。
このふたりだからこその、『おかしな二人』だったなと。
いや、マヤさんだからこそ良かった。
と、わたしは個人的に思う。
わたしの言う個人的だ。
つまり。
マヤさんだと、ホモになりようがない。
この脚本、この演出。
ホモ話としか思えない。
原題はCoupleだし?
男が書く男の友情って、ホモだよなあと思う。
少年マンガやヤクザものが特に顕著だけど。
そーやってその昔、男が「女無用」で書いた「男の世界」に萌えるところから腐女子というものが生まれ、今では市民権を得すぎていて、最初からそっちを狙った男同士モノが書かれ、昔気質の腐女子を萎えさせているこの現代。
この『おかしな二人』をホモにせずに演じられるのは、マヤさんだけだと思う!
陣内氏と段田氏でも、ふつーにホモだと思うわ。(わたしの中では、段田氏は可憐系カテゴリだし・笑)
ガイジンさんがやればもっとふつーにファンタジーかかるから、ホモに見えると思うわ。
腐女子のいうところのホモは、「ファンタジー」なので、現実の同性愛とは別です。
本気で『おかしな二人』をホモの痴話喧嘩話だと思っているわけじゃないので、誤解なきよう。
この『おかしな二人』を、他の男役で観たら、イマドキの「少年ジャンプ」みたいというか、「腐女子を釣ることが目的の男の友情モノ」みたいなモニョり感を持つだろうなと思った。
若くてきれいな、背が高くてスマートで脚の長い、イマドキの男の子たちがふたりで「プロポーズ」だの「オマエと一緒に住みたいんだ」とかやってるの。片方はフリルのエプロンなんか着ちゃって、女性的な仕草をしたりするの。
うわー……観たくない……。
本当に男役を極めた、BLにはならない、さぶになる類いの人なら、やってヨシ。……それでもさぶだから、つまりはホモだってことなんだけど。
少女マンガの美青年、にこれをやられたら嫌だなあ。それってつまり、BLだもんなあ。
タカラヅカの男役は少女マンガの美青年だから、彼らがやるとBLまんまになってしまう。
わたしは昔気質のヲタクであり腐女子であるので、据え膳は好きじゃない。「ほーら、腐女子はこんなのが好きなんだろー?」と上から目線で差し出された「男同士の絡み」には萎えてしまう。
作者にそんな意識はカケラもなく、「男っていいよな畜生!」と鼻息荒く書いている、恥ずかしいモノにこそ萌える。
そんなわたしの、とっても個人的な感想。
ミサノエールで良かった。
マヤさんはつくづく聖域だなあ。
年齢じゃないんだ、体型でもないんだ。こちとら年季の入った腐女子だ、じじい同士だって萌るときゃー萌える。(ドラマ『ひらり』のじじいふたり、『年下の男』のW高橋にどれほど萌えたか……!)
専科さんで腐った萌えの入らない、数少ないお人だ。
ええ、専科のおじさまたちだって萌え対象ですから! 萬ケイ様、チャル様、汝鳥サマ、ソルーナさん、ヒロさん、立さんと萌えカテゴリ。萌えないのはミサノエールと星原先輩ぐらいのもんです。
星原先輩の色気は、わたしが萌えに必要とするタイプの色気ではなかったため枠外だったわけだが、マヤさんはまた違った意味で聖域な人だなあ。マヤさんも十分色気のある男役さんなんだけど。
ヘタな腐女子センサーを発動せずに見られる、ありがたい人。
『おかしな二人』はホモ萌えしたいわけじゃないから、素直に友情として見られて助かった。
他の誰でもダメだった、マヤさんだから良かった。
生身の男ですらダメなのに、ミサノエールすげえよ。わたしの腐女子センサーを動かさないであの役ができるんだから!!
マヤさんだからこそ、とは思うが、ほんとのところ、フィリックス役はチガウんじゃないと思う。
フィリックスって、あーゆーキャラじゃないだろうと。
あれはミサノエールであって、フィリックスじゃない。
ミサノエールはなにをやってもミサノエール、ほんとのところ芝居はできていない気もする。
でも、それでいい。
わたしたちはニール・サイモン作品を観に行ったのでも、フィリックスを観に行ったのでもなく、宝塚歌劇を、タカラジェンヌのミサノエールを観に行ったのだから。
わたしは原作は原作でしかないと思う派。それを下敷きに、オリジナルを作り上げてヨシと思う。
だから原作にあるフィリックスと、ミサノエールのフィリックスが別人でも、ぶっちゃけフィリックスを言い訳にしただけのただのミサノエールであってもヨシ。
ミサノエールが好きだからだ。
ミサノエールならば、ナニをやってもホモにならない。
だからこそ言う。
トドとマヤさんの、デュエットダンスが見たかった。
双方黒燕尾か黒タキで。
端正に決めて、でも全体的にコミカルに。
カッコイイ、と、面白い、を絶妙の配分で。
タカラヅカだからこそできること。
トドロキとマヤさんだから、できること。
それを見たかったなああ。
フィナーレがはじまったときは期待したんだ。主役ふたりのデュエダンが見られるのか?!と。
トドひとりの歌を削って、マヤさんにも絡んでもらおーよー。
いや、ほんと。
このふたりだからこその、『おかしな二人』だったなと。