堅実着実、きっとこれから。@新人公演『仮面の男』
2011年9月24日 タカラヅカ 新人公演『仮面の男』キャスト感想続き。
あすくんはなんつーか、もったいない子だなあ。
彼を見ていると、心がもやもやヒリヒリする。
きれいで歌ウマで声がよくて、男役としての着こなしも芝居も悪くない。この学年にしちゃーできている、うまい。ダンスだってできる。
こんだけ何拍子もそろっていながら……足りないモノがある。
まず、身長。
そして、華。
あああ。
なんですかコレ、誰に対しての評価ですか、どこかの誰かさんが世間的に評されているのと同じじゃないですか?
そしてそのどこかの誰かさんの役を、新公でやっちゃうわけですよ。
アトス@あすくん。本役まっつ。
うまかったです。
ほんとに、うまかった。
声もいいし、かっこよかった。きちんと芝居していて、こんな話なのにアトスとして気持ちをつなぎ、違和感のない作りになっていた。
きれいだし、歌うまいし。
文句ない新公ぶり。
なのに。
アトスって、こんなに地味な役だったんだなあ、と思った……。
本役もそうなのかな。わたしがまっつ贔屓ゆえに気付いてないだけ? こんなに出番なくてしどころのない、地味な役だっけか。
や、この狂った作品、みんなしどころない役ばっかだけど。
『ロミオとジュリエット』新公で、まっつを見慣れた目には、新公のがおりベンヴォーリオのサイズの違いが驚きだった。がおりでかい、スタイルいい、かっけー。
その、大抵誰がやっても、まっつより大きくて当然なので(まっつは男役としては80期以降の公式最低身長っすから!)、新公ではわりとサイズ感の違いに驚くもんなんだけど。
今回は、見慣れたサイズ感だった。
違和感ナイわー、声も似てるわー。
小柄な歌ウマさんって、ほんっと出遅れるんだよね。
長身さんやダンス売りの人たちなら、群舞のすみっこ、ただ舞台にいるだけでも注目してもらえるけど、歌は場を与えられないと発揮できないから。数人口ですらダメ、ソロでないと。
本公演でソロをもらえる立場になんて、いつになったらもらえるのよ? それじゃ観客に認識されないから人気も出ない、それゆえますます立ち位置も上がらない……負のスパイラル。
新公やバウで歌ったところで、一部の人にしか届かない。タカラヅカはなんつったって本公演で活躍してナンボだから。
そーやってはがゆい思いをしてきたファン人生。なんかいろいろとかぶる……ああ、心がひりひりする。
『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』で4人口に入り、銀橋にも乗っちゃってるレオくんと、その他大勢として本舞台にいるあすくんに、ちょっとアタマを抱える。
基礎的な実力があるのはあすくんだと思うんだけどなあ。
タカラヅカ的な美貌は、「**の場面にいた**の衣装の子はなんて名前? きれいだった」と人から聞かれるくらい、ふたりとも美形。
最近の彼らに差がついてきたとしたら、それはひとえに「経験値」かなあ。
全ツ『黒い瞳』『ロック・オン!』、ワークショップ『灼熱の彼方』でちゃんとした役と出番とセンターに立つ経験を与えられたレオくんと、『ニジンスキー』『H2$』とその他大勢のモブしかできなかったあすくんの違い?
吸収率のいい若い子は、この時期にナニを与えられたかで成長率がどんと変わるよなああ。
と、話が逸れたが。
サンマール@レオくんの輝きっぷり(少々トンデモ風味)と、アトス@あすくんの堅実ぶりが興味深くてなあ。
サンマールが3番手役に見えたんだもん……。本公演も、新公と同じ演出でコマが銀橋渡ったら、彼が3番手に見えるのかしら……まっつより芸風派手だもんな、コマくん……あああ。(自虐)
なんかいろいろと悩ましいです。
そして、わたしは、あすくんが好きです。
なーんか地味なアトスを見ながら、しみじみ思った。
うわー、この子好きだー。すごい心臓ハクハクする(笑)。
いや、地味っつっても十分スターなのよ?
ある程度の華はある、もちろん。
ただこの作品の中心になるほどの閃光ではなく、それゆえに作品をぶっこわすこともなく、自分の仕事をきっちりこなした上でそれに相応しいだけの光を出している、というのが。
そのまともさというか、まじめさというか、はじけられなさというか。
いちいち、好みだ(笑)。
光は経験によって変わるので、これからあすくんがばーーんと輝いてくれるといいな。
てゆーか劇団様、同期売りしようよ同期売り!!
こだまっちは欠陥だらけの人だけど、『冬物語』がそうであるように、商売になる並びを作ることができる人なのよ。
本公演のボール係、あすレオの可愛らしさに注目している人たち多いんだから!
「作品も場面も最悪だったけど、とりあえずボール係の男の子ふたりはうまいし可愛かった」ってみんな言うもの!!
と。
なんか新公感想というより、あすくん(と、レオくん)を好きだという話になってしまっているような。ありゃりゃ。
あすくんアトスは、ルイ@翔くんをまったく許していない風なのが良かったです。
脚本のせいで、弟が死んだばかりだというのにアトスは歌い踊らなきゃならないんだけど、あすくんは心底笑っていない様子。
まっつの老練さのあるアトスとはまた違う、とことん硬質な感じが鋼の男風で格好良かった。
あすくんはなんつーか、もったいない子だなあ。
彼を見ていると、心がもやもやヒリヒリする。
きれいで歌ウマで声がよくて、男役としての着こなしも芝居も悪くない。この学年にしちゃーできている、うまい。ダンスだってできる。
こんだけ何拍子もそろっていながら……足りないモノがある。
まず、身長。
そして、華。
あああ。
なんですかコレ、誰に対しての評価ですか、どこかの誰かさんが世間的に評されているのと同じじゃないですか?
そしてそのどこかの誰かさんの役を、新公でやっちゃうわけですよ。
アトス@あすくん。本役まっつ。
うまかったです。
ほんとに、うまかった。
声もいいし、かっこよかった。きちんと芝居していて、こんな話なのにアトスとして気持ちをつなぎ、違和感のない作りになっていた。
きれいだし、歌うまいし。
文句ない新公ぶり。
なのに。
アトスって、こんなに地味な役だったんだなあ、と思った……。
本役もそうなのかな。わたしがまっつ贔屓ゆえに気付いてないだけ? こんなに出番なくてしどころのない、地味な役だっけか。
や、この狂った作品、みんなしどころない役ばっかだけど。
『ロミオとジュリエット』新公で、まっつを見慣れた目には、新公のがおりベンヴォーリオのサイズの違いが驚きだった。がおりでかい、スタイルいい、かっけー。
その、大抵誰がやっても、まっつより大きくて当然なので(まっつは男役としては80期以降の公式最低身長っすから!)、新公ではわりとサイズ感の違いに驚くもんなんだけど。
今回は、見慣れたサイズ感だった。
違和感ナイわー、声も似てるわー。
小柄な歌ウマさんって、ほんっと出遅れるんだよね。
長身さんやダンス売りの人たちなら、群舞のすみっこ、ただ舞台にいるだけでも注目してもらえるけど、歌は場を与えられないと発揮できないから。数人口ですらダメ、ソロでないと。
本公演でソロをもらえる立場になんて、いつになったらもらえるのよ? それじゃ観客に認識されないから人気も出ない、それゆえますます立ち位置も上がらない……負のスパイラル。
新公やバウで歌ったところで、一部の人にしか届かない。タカラヅカはなんつったって本公演で活躍してナンボだから。
そーやってはがゆい思いをしてきたファン人生。なんかいろいろとかぶる……ああ、心がひりひりする。
『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』で4人口に入り、銀橋にも乗っちゃってるレオくんと、その他大勢として本舞台にいるあすくんに、ちょっとアタマを抱える。
基礎的な実力があるのはあすくんだと思うんだけどなあ。
タカラヅカ的な美貌は、「**の場面にいた**の衣装の子はなんて名前? きれいだった」と人から聞かれるくらい、ふたりとも美形。
最近の彼らに差がついてきたとしたら、それはひとえに「経験値」かなあ。
全ツ『黒い瞳』『ロック・オン!』、ワークショップ『灼熱の彼方』でちゃんとした役と出番とセンターに立つ経験を与えられたレオくんと、『ニジンスキー』『H2$』とその他大勢のモブしかできなかったあすくんの違い?
吸収率のいい若い子は、この時期にナニを与えられたかで成長率がどんと変わるよなああ。
と、話が逸れたが。
サンマール@レオくんの輝きっぷり(少々トンデモ風味)と、アトス@あすくんの堅実ぶりが興味深くてなあ。
サンマールが3番手役に見えたんだもん……。本公演も、新公と同じ演出でコマが銀橋渡ったら、彼が3番手に見えるのかしら……まっつより芸風派手だもんな、コマくん……あああ。(自虐)
なんかいろいろと悩ましいです。
そして、わたしは、あすくんが好きです。
なーんか地味なアトスを見ながら、しみじみ思った。
うわー、この子好きだー。すごい心臓ハクハクする(笑)。
いや、地味っつっても十分スターなのよ?
ある程度の華はある、もちろん。
ただこの作品の中心になるほどの閃光ではなく、それゆえに作品をぶっこわすこともなく、自分の仕事をきっちりこなした上でそれに相応しいだけの光を出している、というのが。
そのまともさというか、まじめさというか、はじけられなさというか。
いちいち、好みだ(笑)。
光は経験によって変わるので、これからあすくんがばーーんと輝いてくれるといいな。
てゆーか劇団様、同期売りしようよ同期売り!!
こだまっちは欠陥だらけの人だけど、『冬物語』がそうであるように、商売になる並びを作ることができる人なのよ。
本公演のボール係、あすレオの可愛らしさに注目している人たち多いんだから!
「作品も場面も最悪だったけど、とりあえずボール係の男の子ふたりはうまいし可愛かった」ってみんな言うもの!!
と。
なんか新公感想というより、あすくん(と、レオくん)を好きだという話になってしまっているような。ありゃりゃ。
あすくんアトスは、ルイ@翔くんをまったく許していない風なのが良かったです。
脚本のせいで、弟が死んだばかりだというのにアトスは歌い踊らなきゃならないんだけど、あすくんは心底笑っていない様子。
まっつの老練さのあるアトスとはまた違う、とことん硬質な感じが鋼の男風で格好良かった。