役のたくさんある新公は貴重だよね!@新人公演『仮面の男』
2011年9月28日 タカラヅカ 新人公演『仮面の男』、キャスト感想いろいろ。
翔くん、あんりちゃん、初新公主演おめでとー。
とはいえ、なんかつい最近このふたりが主演の舞台を観たところなので、あんまし「初主演!(鼻息)」という感じがしない……(笑)。
ある意味とてもタカラヅカらしい主演コンビだった。
外見は華々しくきれい、そして実力は……、という(笑)。
翔くんは『灼熱の彼方』をやっていて良かったねえぇ。
ルイはコモドゥスで、フィリップはラウルと、やったことのあるキャラでなんとか乗り切った印象。
『灼熱の彼方』を観たときは、その潔いまでの大根さにびびったもんだ。若い子たちが軒並み小器用になっている今、ここまで不器用な子もめずらしい、と。
歌とか芝居とかいろいろと不自由な子だが、それでも翔くんは翔くん比で成長している。
『灼熱の彼方』の記憶が新しいだけに次にラウルという大きな役をやるとわかったとき、正直不安だったんだが、なんとかやっているし。
あー、若いっていいなあ、短期間で変わるもんなんだなあ、と。
しかしまあ、主演となると……大変よね。そうよね。これがいっぱいいっぱいだよね。
不自由なところは山ほどありましたが、コモドゥスのときも感じた素直な体当たり感は気持ちいいなと。
そしてやっぱりきれい。顔立ちは華やかできれいで、タカラヅカを見たー!って感じ。
だからなおさら、スタイルが残念だなー……。バウサイズだと気にならなかったけど、大劇場ではなかなか目立つわ……。
翔くん見てるとなにかとあひくんを思い出すナリ。
ヒロインのルイーズ@あんりちゃん。
『灼熱の彼方』ではうまいもヘタもわからない、なにしろ「お兄さま……」しか言ってないじゃんスズキケイ! というひどい作品だったから、今回はじめてまともに芝居を見たよーな気がする。や、ルイーズも出番少ないんだけど。
星のわかばちゃんに共通するタイプの子だなあ。
かわいくて、見た目がとてもヒロイン。さらにあんりちゃんは可憐な小動物系だ。はかない外見だからこそ、時折きゅっと強い表情をするとけなげに見えて、きゅん(笑)。
初ヒロインとして及第点はあったんじゃないかと。
というか、なにかと小器用な現代の若い子なら、急な抜擢でもこれくらいはやるだろうなとわたしが勝手に思っているレベルは「ヒロイン」してくれたので満足。
あとはもお、かわいーかわいーかわいーと鼻の下をのばしてました(笑)。かわいいは正義。
新人公演は演出変更がいろいろあったものの、影絵はそのまま。
影絵のウサギとカメの練習に時間を費やすくらいなら、歌のレッスンなりした方が彼らのためになったろうに……こだまっちめ。
本公演はなにしろ、キムくんがうますぎて。
少ない出番でルイとフィリップを完璧に演じ分けている……だけではなく、フィリップとルイーズの心のつながり、近づいてゆく様、フィリップの成長まで表現しているからなー。
同じことを新公でやるのは無理だわなー。
ただ脚本にあるだけのことを懸命にこなしているので、結果ルイーズの心変わり早っ、てことになる。
前後のつながりや全体のストーリーは気にせず、ただ場面場面のかわいいふたりを楽しむ感じ?
そういや、若いふたり用の演出なのか、最後の銀橋でおでここっつんこしてにこにこ笑うところがあり、すごーくかわいかった。
コンスタンス@えーちゃんはちょっと意外だった。
その、ビジュアルの微妙さが。
どーしたんだ、かわいこちゃんなのに??
お化粧失敗したのか髪型のせいなのか。あのウサギちゃんのかわいこちゃんと同一人物とは思えない……。
東宝では改善されているといいな。
歌と演技にはなにも引っかかりはなく……ビジュアルに首を傾げているうちに終わってしまった。出番短いわな、コンスタンス。
アンヌ王妃@あゆちゃんが、さすがの存在感とうまさでした。
ヒロイン経験者がこうやって脇に回ったときに出す風格ってすごいね。
ちなみに終演後の挨拶でもあゆっちはこの迫力ドレス姿で、ルイーズよりもはるかに豪華な衣装であることもあり、どっちがヒロインかわからないほどでした……。
洗濯女@すずちゃんは本役とはチガウ役作りで、「監獄そばで洗濯屋を営む文盲の女」としての闇っぷりを出していた。たぶん、かなりえぐい仕事をしている、最下層の人間なんだよね……毎日のように囚人が責め殺されている監獄の洗濯物を扱っている仕事なんて。
背中のこぶと年老いた感じがもお……ここまでやるかと。たしかにこの女なら文盲だろうし、アトスも「すまない」と言うしかないわなー。説得力。
ミレディ@るりちゃん、うまかったー。こわくて色っぽい。
大女優@さらさちゃん、期待通りの歌声。しかしこの人間ミラーボールってばライトのアタリ方が微妙なため、顔がえーらいこっちゃな光線になっちゃうんだよね。本役さんもそうなんだけど。美女が台無しだ、顔がきれいに見えるライトにしてくれよ。
マリー・アントワネット@のあちゃん、歌が大変。しかししょっぱなからどーん!と体当たりで見せてくれるなあ(笑)。
看守フェルゼン@ザッキーがいつもにも増して、愉快なイキモノだった(笑)。
いやー、ノリノリ。楽しそうだねええ。サンマール@レオくんとふたりして、かっ飛ばして帰って来ねえ(笑)。
ロシュフォール@りんきらはこれまた堅実というか。うまいけど地に足付いて脇を固めています風味が強い。本役さんがアニメ的キラキラ美形隻眼男だから、ギャップすげえ。
出過ぎない感じは、これはこれでアリかも。
ラウル@橘くんは、いろいろがんばれ。ビジュアルも技術も、まだ研2だからこれからでしょうな。
『仮面の男』は問題ありまくりのトンデモ作品だが、役が多くて下級生たちまであちこちで活躍しているのは長所。だから組ファンはなんだかんだ言ってもリピートできる。
新公も役や出番が多くて、目がいくつあっても足りない。うおー。
翔くん、あんりちゃん、初新公主演おめでとー。
とはいえ、なんかつい最近このふたりが主演の舞台を観たところなので、あんまし「初主演!(鼻息)」という感じがしない……(笑)。
ある意味とてもタカラヅカらしい主演コンビだった。
外見は華々しくきれい、そして実力は……、という(笑)。
翔くんは『灼熱の彼方』をやっていて良かったねえぇ。
ルイはコモドゥスで、フィリップはラウルと、やったことのあるキャラでなんとか乗り切った印象。
『灼熱の彼方』を観たときは、その潔いまでの大根さにびびったもんだ。若い子たちが軒並み小器用になっている今、ここまで不器用な子もめずらしい、と。
歌とか芝居とかいろいろと不自由な子だが、それでも翔くんは翔くん比で成長している。
『灼熱の彼方』の記憶が新しいだけに次にラウルという大きな役をやるとわかったとき、正直不安だったんだが、なんとかやっているし。
あー、若いっていいなあ、短期間で変わるもんなんだなあ、と。
しかしまあ、主演となると……大変よね。そうよね。これがいっぱいいっぱいだよね。
不自由なところは山ほどありましたが、コモドゥスのときも感じた素直な体当たり感は気持ちいいなと。
そしてやっぱりきれい。顔立ちは華やかできれいで、タカラヅカを見たー!って感じ。
だからなおさら、スタイルが残念だなー……。バウサイズだと気にならなかったけど、大劇場ではなかなか目立つわ……。
翔くん見てるとなにかとあひくんを思い出すナリ。
ヒロインのルイーズ@あんりちゃん。
『灼熱の彼方』ではうまいもヘタもわからない、なにしろ「お兄さま……」しか言ってないじゃんスズキケイ! というひどい作品だったから、今回はじめてまともに芝居を見たよーな気がする。や、ルイーズも出番少ないんだけど。
星のわかばちゃんに共通するタイプの子だなあ。
かわいくて、見た目がとてもヒロイン。さらにあんりちゃんは可憐な小動物系だ。はかない外見だからこそ、時折きゅっと強い表情をするとけなげに見えて、きゅん(笑)。
初ヒロインとして及第点はあったんじゃないかと。
というか、なにかと小器用な現代の若い子なら、急な抜擢でもこれくらいはやるだろうなとわたしが勝手に思っているレベルは「ヒロイン」してくれたので満足。
あとはもお、かわいーかわいーかわいーと鼻の下をのばしてました(笑)。かわいいは正義。
新人公演は演出変更がいろいろあったものの、影絵はそのまま。
影絵のウサギとカメの練習に時間を費やすくらいなら、歌のレッスンなりした方が彼らのためになったろうに……こだまっちめ。
本公演はなにしろ、キムくんがうますぎて。
少ない出番でルイとフィリップを完璧に演じ分けている……だけではなく、フィリップとルイーズの心のつながり、近づいてゆく様、フィリップの成長まで表現しているからなー。
同じことを新公でやるのは無理だわなー。
ただ脚本にあるだけのことを懸命にこなしているので、結果ルイーズの心変わり早っ、てことになる。
前後のつながりや全体のストーリーは気にせず、ただ場面場面のかわいいふたりを楽しむ感じ?
そういや、若いふたり用の演出なのか、最後の銀橋でおでここっつんこしてにこにこ笑うところがあり、すごーくかわいかった。
コンスタンス@えーちゃんはちょっと意外だった。
その、ビジュアルの微妙さが。
どーしたんだ、かわいこちゃんなのに??
お化粧失敗したのか髪型のせいなのか。あのウサギちゃんのかわいこちゃんと同一人物とは思えない……。
東宝では改善されているといいな。
歌と演技にはなにも引っかかりはなく……ビジュアルに首を傾げているうちに終わってしまった。出番短いわな、コンスタンス。
アンヌ王妃@あゆちゃんが、さすがの存在感とうまさでした。
ヒロイン経験者がこうやって脇に回ったときに出す風格ってすごいね。
ちなみに終演後の挨拶でもあゆっちはこの迫力ドレス姿で、ルイーズよりもはるかに豪華な衣装であることもあり、どっちがヒロインかわからないほどでした……。
洗濯女@すずちゃんは本役とはチガウ役作りで、「監獄そばで洗濯屋を営む文盲の女」としての闇っぷりを出していた。たぶん、かなりえぐい仕事をしている、最下層の人間なんだよね……毎日のように囚人が責め殺されている監獄の洗濯物を扱っている仕事なんて。
背中のこぶと年老いた感じがもお……ここまでやるかと。たしかにこの女なら文盲だろうし、アトスも「すまない」と言うしかないわなー。説得力。
ミレディ@るりちゃん、うまかったー。こわくて色っぽい。
大女優@さらさちゃん、期待通りの歌声。しかしこの人間ミラーボールってばライトのアタリ方が微妙なため、顔がえーらいこっちゃな光線になっちゃうんだよね。本役さんもそうなんだけど。美女が台無しだ、顔がきれいに見えるライトにしてくれよ。
マリー・アントワネット@のあちゃん、歌が大変。しかししょっぱなからどーん!と体当たりで見せてくれるなあ(笑)。
看守フェルゼン@ザッキーがいつもにも増して、愉快なイキモノだった(笑)。
いやー、ノリノリ。楽しそうだねええ。サンマール@レオくんとふたりして、かっ飛ばして帰って来ねえ(笑)。
ロシュフォール@りんきらはこれまた堅実というか。うまいけど地に足付いて脇を固めています風味が強い。本役さんがアニメ的キラキラ美形隻眼男だから、ギャップすげえ。
出過ぎない感じは、これはこれでアリかも。
ラウル@橘くんは、いろいろがんばれ。ビジュアルも技術も、まだ研2だからこれからでしょうな。
『仮面の男』は問題ありまくりのトンデモ作品だが、役が多くて下級生たちまであちこちで活躍しているのは長所。だから組ファンはなんだかんだ言ってもリピートできる。
新公も役や出番が多くて、目がいくつあっても足りない。うおー。