何故、彼に対して彼なのか。@ロジェ
2010年7月7日 タカラヅカ レア@みなこが正しく復讐している人ならば、リオン@キムは正しく正義の味方をやっている人。
『ロジェ』にて、復讐に生きる主人公ロジェ@水が関わる、いちおー、愛情関係にある人たち、レアとリオン。
私怨を義憤に昇華し、感情におぼれることなく人生と向き合っているのがレア。
私怨のまま泥沼なロジェと対照的な存在。
そして。
私怨に発展せず、真っ当に育ったのがリオン。
リオンもまた、幼少時に事件に巻き込まれている。幼い頃妹が誘拐されたそうな。たぶん戦後のどさくさで、そんなことがあったんだろうな。
だけど妹は無事に救出されている。それゆえにリオンは、自分も刑事を目指した。
誘拐のターゲットになる・家ではなく屋敷と言っていた、こともあり、リオンくんも富豪の出らしい。ロジェと同じく。
リオンもまた、ロジェになるかもしれない、要因はあった。
もしも妹が殺されていたら。リオンも、復讐に生きる男になっていたかもしれない。
シュミット@ヲヅキに襲われたにしろ、家族が無事で、警察がとっとと犯人を捕まえていたら。
ロジェだってふつーに正義の味方に憧れて、今頃熱血刑事やっていたかもしれない。
ロジェが善良で生真面目な雰囲気を漂わせているのと、リオンがとてもふつーに善良で健全そうなのは、対になっているからなんだろうなと思う。
似た者同士じゃね、キミら?
何事もなく出会っていたら、ふつーに親友やってたんじゃ? ……どっちも熱血で、コンビ組んだらウザそうだが(笑)。
リオンはふつーの青年だから、ふつーにロジェに興味を持ち、好意を持っている。
目に映る生真面目な部分と、不自然な情熱で戦犯組織を追う姿に、疑問を持っている。勝手にロジェの経歴調べたりして、そしてそれを本人に告げたりして、リオンはほんとロジェ好きなんだなと。勝手に調べたことを本人に告げるのは、好意の証だよなー、やましいことがあれば黙ってるよなー。
で。
リオンのいいところは、他人に嫌われることを想定していないことだよな。
このおぼっちゃま刑事ってば、人から好かれて当たり前なんですよ(笑)。
ロジェに対しても、実に屈託ナイ。
好意を持たれて当たり前、心を開かれて当たり前、そうでないから首を傾げている状態……なんだな、ロジェの過去を調べてそれを本人にしれっと言ったりしてるあたり。
リオンのそーゆーところは、たしかにキムくんアテ書きというか、彼のイメージに合ってるなと(笑)。
手を振り払われても気にせず、何度でも手を差し伸べる。
そして、ただ真っ直ぐに、信じている。
ひとは、わかりあえると。
同じ体験をしなくても、同じ傷を共有しなくても、人は理解し合える。
ロジェの心の傷が全部わかるわけじゃないけれど、想像することができる。
そんなことをごく当たり前に、説明とか解説とか以前に、魂で、知っている。
なんて健全でまっすぐで、そして、強いのだろう。
まだ「子ども」であるロジェには、リオンの強さがウザいのだと思う。健全さがまぶしいのだと思う。
本当なら、ロジェもまたそうだったかもしれないだけに。自分のあるべき本来の姿を、横できらきら見せつけられるのはつらいだろう。
ロジェはまだ、リオンの手を取れるほど成熟していない。
いつか彼が「大人」になって、自分とはチガウ他人の心を想像できるようになったときに、はじめて手を取り合うことが出来るだろう。
ロジェとリオンはひとつの事象の裏と表。だから対で描かれるのはわかる。
でも、傷のないまま成長したリオンは、ドラマがない分どーしても、薄くなる。
ロジェの相棒が彼だと、どちらにもいい作用がナイような……。
わざとそうしているのか、気づかずにやってしまったのか。
ハリーに聞いてみたいっす(笑)。
ブエノスアイレスに旅立つリオンが、なんかとーとつに明るい歌を歌って銀橋を渡っていく姿に、いろんな意味で「大変だな……」と思う。
こんだけドラマのない役を与えられ、魂の健全さだけで芝居して、2番手だから次期トップスターだからと唐突にストーリーと無関係に、さわやかに銀橋1曲て、大変だな、キム……。
ともあれ。
ロジェがリオンを愛する(笑)ようになるのは、これからだ。
リオン、君は間違ってない。その健全さも、強さも。ロジェが後ろめたさや弱さゆえ、君から目をそらしても、力尽くで振り向かせてやってくれぃ。
『ロジェ』にて、復讐に生きる主人公ロジェ@水が関わる、いちおー、愛情関係にある人たち、レアとリオン。
私怨を義憤に昇華し、感情におぼれることなく人生と向き合っているのがレア。
私怨のまま泥沼なロジェと対照的な存在。
そして。
私怨に発展せず、真っ当に育ったのがリオン。
リオンもまた、幼少時に事件に巻き込まれている。幼い頃妹が誘拐されたそうな。たぶん戦後のどさくさで、そんなことがあったんだろうな。
だけど妹は無事に救出されている。それゆえにリオンは、自分も刑事を目指した。
誘拐のターゲットになる・家ではなく屋敷と言っていた、こともあり、リオンくんも富豪の出らしい。ロジェと同じく。
リオンもまた、ロジェになるかもしれない、要因はあった。
もしも妹が殺されていたら。リオンも、復讐に生きる男になっていたかもしれない。
シュミット@ヲヅキに襲われたにしろ、家族が無事で、警察がとっとと犯人を捕まえていたら。
ロジェだってふつーに正義の味方に憧れて、今頃熱血刑事やっていたかもしれない。
ロジェが善良で生真面目な雰囲気を漂わせているのと、リオンがとてもふつーに善良で健全そうなのは、対になっているからなんだろうなと思う。
似た者同士じゃね、キミら?
何事もなく出会っていたら、ふつーに親友やってたんじゃ? ……どっちも熱血で、コンビ組んだらウザそうだが(笑)。
リオンはふつーの青年だから、ふつーにロジェに興味を持ち、好意を持っている。
目に映る生真面目な部分と、不自然な情熱で戦犯組織を追う姿に、疑問を持っている。勝手にロジェの経歴調べたりして、そしてそれを本人に告げたりして、リオンはほんとロジェ好きなんだなと。勝手に調べたことを本人に告げるのは、好意の証だよなー、やましいことがあれば黙ってるよなー。
で。
リオンのいいところは、他人に嫌われることを想定していないことだよな。
このおぼっちゃま刑事ってば、人から好かれて当たり前なんですよ(笑)。
ロジェに対しても、実に屈託ナイ。
好意を持たれて当たり前、心を開かれて当たり前、そうでないから首を傾げている状態……なんだな、ロジェの過去を調べてそれを本人にしれっと言ったりしてるあたり。
リオンのそーゆーところは、たしかにキムくんアテ書きというか、彼のイメージに合ってるなと(笑)。
手を振り払われても気にせず、何度でも手を差し伸べる。
そして、ただ真っ直ぐに、信じている。
ひとは、わかりあえると。
同じ体験をしなくても、同じ傷を共有しなくても、人は理解し合える。
ロジェの心の傷が全部わかるわけじゃないけれど、想像することができる。
そんなことをごく当たり前に、説明とか解説とか以前に、魂で、知っている。
なんて健全でまっすぐで、そして、強いのだろう。
まだ「子ども」であるロジェには、リオンの強さがウザいのだと思う。健全さがまぶしいのだと思う。
本当なら、ロジェもまたそうだったかもしれないだけに。自分のあるべき本来の姿を、横できらきら見せつけられるのはつらいだろう。
ロジェはまだ、リオンの手を取れるほど成熟していない。
いつか彼が「大人」になって、自分とはチガウ他人の心を想像できるようになったときに、はじめて手を取り合うことが出来るだろう。
ロジェとリオンはひとつの事象の裏と表。だから対で描かれるのはわかる。
でも、傷のないまま成長したリオンは、ドラマがない分どーしても、薄くなる。
ロジェの相棒が彼だと、どちらにもいい作用がナイような……。
わざとそうしているのか、気づかずにやってしまったのか。
ハリーに聞いてみたいっす(笑)。
ブエノスアイレスに旅立つリオンが、なんかとーとつに明るい歌を歌って銀橋を渡っていく姿に、いろんな意味で「大変だな……」と思う。
こんだけドラマのない役を与えられ、魂の健全さだけで芝居して、2番手だから次期トップスターだからと唐突にストーリーと無関係に、さわやかに銀橋1曲て、大変だな、キム……。
ともあれ。
ロジェがリオンを愛する(笑)ようになるのは、これからだ。
リオン、君は間違ってない。その健全さも、強さも。ロジェが後ろめたさや弱さゆえ、君から目をそらしても、力尽くで振り向かせてやってくれぃ。