ジュリエットの濁りと毒。@ロミオとジュリエット
2010年7月21日 タカラヅカ あれは、大劇場のキャトルレーヴでだったか。
いかにもイマドキの娘さんという、キラキラしたきれいな女のコふたり組が、雑誌コーナーで立ち読みをしていた。
ふたりで1冊の本をのぞき込んでいる。
そして。
「うわ、ちょーやばい」「これやばいって!」と、ふたりで身もだえている。
ナニがそんなにやばいんだ、とおばちゃんは不思議に思い、横からチラ見した。
彼女たちが読んでいるのは「タカラヅカレビュー2010」だった。そして、開いているのは、星組のページ。
「ちえねね、可愛すぎるっ!!」
れおんくんとねねちゃんのオフ姿のツーショ写真を見て、すげー勢いで身もだえているんだ。
そこにあるのは、理想のカップル。美男美女。
タカラヅカという昭和時代でストップした特殊な世界というよりも、現代社会でふつーに存在していそうな、されどここまでのビジュアルはありえない、と思えるような、まさに現代の王子様とお姫様。
「この写真のために、マジ買うしかない?」「高すぎるよ~~でも欲しい~~」と、女のコふたりは雑誌の値段を見てお悩み中。
若い彼女たちには、1500円も高額らしい。きれいに巻いた明るい色の髪とキラキラメイク、凝ったネイルのイマドキのおじょーちゃんたち、キミらも十分かわいいやん!な、こんな若い女のコたちから見ても、ちえねねって夢のカップルなんだ。
わたしのようにすでにまったく若くない元女のコ(笑)の目にも、ちえねねの美しさが「やばい」と思えるのは、とーぜんのことだな(笑)。
だって、まぎれもない事実だもの!
かわいいは正しい、かわいいは正義。
てことで、『ロミオとジュリエット』、ヒロインの話。
ジュリエット@ねねちゃんのかわいさにハァハァする。
このリアル・フィギャアのような美少女が、れおんくんと並んでいるだけで眼福。
そして、ねねちゃんのフィギュアっぷりは、ウメちゃんとはチガウんだなあ。
フィギュアといえばウメちゃんが代表格だけど、彼女はもっと二次元っぽかった。アニメとかCGとかの感覚。
ねねちゃんは、リアルなんだな。
生身の女のコを感じる。
そこが彼女の魅力であり、あやうさでもある。……と、思う。
ねねちゃんを苦手だと思う人がいる、れおんくんの横にいて欲しくないと思う人がいる……人の好みは千差万別なので、そーゆー人がいるのは当然のことだが、それにしたって、そーゆー人たちが一定数いるんだろうなってことを、今回のジュリエット役で納得した。
生々しすぎるわ、あの子。
タカラヅカという夢の世界とは少しチガウ存在感を持つ。
少女マンガの世界のお姫様ではなく、現実の美少女っぽいところが、女性観客からある意味拒絶反応が出るのかもしれない、と思った。
リアルに嫉妬できる存在というか。
れおんくんがどんどん現実離れした美しさを、タカラヅカらしい透明感を身につけていくだけに、ねねちゃんの現実の濁りのある存在は、諸刃の剣。
今まで明確に感じたことはなかったんだけど、今回の「ジュリエット」という役で痛感した。
このジュリエット、浮いてる、と。
美しいお伽噺の世界から、ひとり浮いている。生々しい、現代ドラマのヒロインみたいな女のコ。9時スタートのドラマみたいよ。
あああ、このジュリエットを受け入れられないって声をあちこちから聞くけど、それもまた納得だなあ。彼女ひとりチガウもの、あきらかに。歌唱力がどうとかは、後付っぽい、そんなことより彼女自身の持ち味の問題。
そのねねちゃんの持つ、主に女性に嫌われるタイプの性質……が、一気に際立つ役なんだ、ジュリエットって。
あー、そーゆーことか、と納得しつつも、とどのつまり、わたしはねねちゃんジュリエットは好きだ(笑)。
彼女の芝居が素晴らしいというより、わたしはただもう、彼女のビジュアルが好みなんだと思う。
それこそ、「タカラヅカレビュー2010」の写真見て歓声上げるよーなノリで。
みっちゃんと一緒に写っていた、「宝塚GRAPH」の写真だって大好きだ。かわいすぎる。
そのリアル・フィギュアなビジュアルと、そこから醸し出される生々しい存在感が、好き。ツボ。
トシくったとはいえわたしもオンナなので、オンナノコが持つ「あ、見たくないな」と思う部分はわかる。
ねねちゃんはそこを突いてくる。だからイタい。
その「あ」と思わせるぎりぎりのところを、わくわく楽しんでいる。
だってかわいいは正義だもの!!(笑)
生身ゆえの濁り、痛々しさ、見たくなさ、そんなものを見せつけて、ジュリエットが疾走する。
「少女」という無垢さと残酷さをキラキラキラキラ見せつけて。
それが、たまらない。
そこが、好きだ。
天使の羽を持つロミオ@れおんの横に、天使の顔をした生々しい人間のオンナが寄り添っている、そのことにもお、萌えまくる。
ロミオは汚れない。
彼は誰からも汚されたりしないのよ。
ジュリエットも汚れない。
彼女は清らかな乙女。
だけど、ふたりが寄り添うと、奇妙な濁りが生じる。
それは彼らの背後で妖しく踊る「死」@真風のように。
ふたりは、「ふたり」であることだけで、すでになんらかのざわめきを心に起こさせる。
いいなあ、ちえねね。
オフ写真の「王子様とお姫様」みたいなビジュアルも大好き。
そして、舞台上での不思議な融和感も。
いかにもイマドキの娘さんという、キラキラしたきれいな女のコふたり組が、雑誌コーナーで立ち読みをしていた。
ふたりで1冊の本をのぞき込んでいる。
そして。
「うわ、ちょーやばい」「これやばいって!」と、ふたりで身もだえている。
ナニがそんなにやばいんだ、とおばちゃんは不思議に思い、横からチラ見した。
彼女たちが読んでいるのは「タカラヅカレビュー2010」だった。そして、開いているのは、星組のページ。
「ちえねね、可愛すぎるっ!!」
れおんくんとねねちゃんのオフ姿のツーショ写真を見て、すげー勢いで身もだえているんだ。
そこにあるのは、理想のカップル。美男美女。
タカラヅカという昭和時代でストップした特殊な世界というよりも、現代社会でふつーに存在していそうな、されどここまでのビジュアルはありえない、と思えるような、まさに現代の王子様とお姫様。
「この写真のために、マジ買うしかない?」「高すぎるよ~~でも欲しい~~」と、女のコふたりは雑誌の値段を見てお悩み中。
若い彼女たちには、1500円も高額らしい。きれいに巻いた明るい色の髪とキラキラメイク、凝ったネイルのイマドキのおじょーちゃんたち、キミらも十分かわいいやん!な、こんな若い女のコたちから見ても、ちえねねって夢のカップルなんだ。
わたしのようにすでにまったく若くない元女のコ(笑)の目にも、ちえねねの美しさが「やばい」と思えるのは、とーぜんのことだな(笑)。
だって、まぎれもない事実だもの!
かわいいは正しい、かわいいは正義。
てことで、『ロミオとジュリエット』、ヒロインの話。
ジュリエット@ねねちゃんのかわいさにハァハァする。
このリアル・フィギャアのような美少女が、れおんくんと並んでいるだけで眼福。
そして、ねねちゃんのフィギュアっぷりは、ウメちゃんとはチガウんだなあ。
フィギュアといえばウメちゃんが代表格だけど、彼女はもっと二次元っぽかった。アニメとかCGとかの感覚。
ねねちゃんは、リアルなんだな。
生身の女のコを感じる。
そこが彼女の魅力であり、あやうさでもある。……と、思う。
ねねちゃんを苦手だと思う人がいる、れおんくんの横にいて欲しくないと思う人がいる……人の好みは千差万別なので、そーゆー人がいるのは当然のことだが、それにしたって、そーゆー人たちが一定数いるんだろうなってことを、今回のジュリエット役で納得した。
生々しすぎるわ、あの子。
タカラヅカという夢の世界とは少しチガウ存在感を持つ。
少女マンガの世界のお姫様ではなく、現実の美少女っぽいところが、女性観客からある意味拒絶反応が出るのかもしれない、と思った。
リアルに嫉妬できる存在というか。
れおんくんがどんどん現実離れした美しさを、タカラヅカらしい透明感を身につけていくだけに、ねねちゃんの現実の濁りのある存在は、諸刃の剣。
今まで明確に感じたことはなかったんだけど、今回の「ジュリエット」という役で痛感した。
このジュリエット、浮いてる、と。
美しいお伽噺の世界から、ひとり浮いている。生々しい、現代ドラマのヒロインみたいな女のコ。9時スタートのドラマみたいよ。
あああ、このジュリエットを受け入れられないって声をあちこちから聞くけど、それもまた納得だなあ。彼女ひとりチガウもの、あきらかに。歌唱力がどうとかは、後付っぽい、そんなことより彼女自身の持ち味の問題。
そのねねちゃんの持つ、主に女性に嫌われるタイプの性質……が、一気に際立つ役なんだ、ジュリエットって。
あー、そーゆーことか、と納得しつつも、とどのつまり、わたしはねねちゃんジュリエットは好きだ(笑)。
彼女の芝居が素晴らしいというより、わたしはただもう、彼女のビジュアルが好みなんだと思う。
それこそ、「タカラヅカレビュー2010」の写真見て歓声上げるよーなノリで。
みっちゃんと一緒に写っていた、「宝塚GRAPH」の写真だって大好きだ。かわいすぎる。
そのリアル・フィギュアなビジュアルと、そこから醸し出される生々しい存在感が、好き。ツボ。
トシくったとはいえわたしもオンナなので、オンナノコが持つ「あ、見たくないな」と思う部分はわかる。
ねねちゃんはそこを突いてくる。だからイタい。
その「あ」と思わせるぎりぎりのところを、わくわく楽しんでいる。
だってかわいいは正義だもの!!(笑)
生身ゆえの濁り、痛々しさ、見たくなさ、そんなものを見せつけて、ジュリエットが疾走する。
「少女」という無垢さと残酷さをキラキラキラキラ見せつけて。
それが、たまらない。
そこが、好きだ。
天使の羽を持つロミオ@れおんの横に、天使の顔をした生々しい人間のオンナが寄り添っている、そのことにもお、萌えまくる。
ロミオは汚れない。
彼は誰からも汚されたりしないのよ。
ジュリエットも汚れない。
彼女は清らかな乙女。
だけど、ふたりが寄り添うと、奇妙な濁りが生じる。
それは彼らの背後で妖しく踊る「死」@真風のように。
ふたりは、「ふたり」であることだけで、すでになんらかのざわめきを心に起こさせる。
いいなあ、ちえねね。
オフ写真の「王子様とお姫様」みたいなビジュアルも大好き。
そして、舞台上での不思議な融和感も。