「初日の感想読んだけど、あまりよくわからなかった。きんぐがキングの場面ってネタ場面なの?と思ってたから、実際観て、良い話でびっくりした」

 と、あとから観劇したまっつメイトに言われ、自分の感想のわけわからなさを、改めて顧みました(笑)。

 んじゃ『インフィニティ』、場面説明いってみよー。
 曲名とかはよくわかんないんで極力誤魔化す。知ってる曲、馴染みのある曲ばっかだけど、正式なタイトル知らないので、恥を掻かないために書かない(笑)。
 記憶違い上等。きっとぼろぼろ間違ってると思うが、書くことでアタマ整理するの。もー、いっぱいいっぱい。

 第1幕。
 プロローグでは、まっつが舞台にただひとり。
 「いい仕事をする(まっつさん談)」のセットの輪が動き、「無限大」な広がりをそこに形作る。
 銀色+ピンクの派手派手衣装ですよ、まっつなのに。
 後ろ向き→振り返って主題歌ソロ。
 仲間たちが登場して、全員でのコーラス。アカペラもあり。背景は景気よく宇宙。壮大です。

 主題歌の歌詞に沿っているの。
 ひとりの歌声がみんなの歌声と出会い、無限大の力が生まれる……それを表している、んだと思う。
 やー、まっつの声はともかく、前方席だとヒメの声がすげー響きますよ。

 次の場面があるので、コマつんは途中でいなくなる。プロローグのヒロインはあゆっちなので、あゆっちセンターで娘役の場面になるタイミングで、コマくんは下手に消えている。(それに気づいたのはつい最近だ)
 
 主題歌フルコーラス歌ったあと、まっつときんぐが左右にそれぞれはけて、あゆっちセンターの短い場面。
 その後ろにセーラー姿(女学生ぢゃないよ)のコマ登場。それに合わせて他のみんなは退場。

 「インフィニティ号は無事出発しました」そうで。世界一周の船旅らしいよ。
 背景は操舵室からの眺めとか、そんなイメージ? 真ん中には羅針盤だか海図だか、なんかかっこよさげな意匠。その周りの海が揺れているのは映像ではなくライトなんだね。
 コマが狂言回しかと思ったらそうではなく、解説が入るのはここだけ。

 バウとはいえ、たったひとりでえんえん歌い踊るコマ。すごい。

 最初の目的地は、アメリカ。
 ってことで、ブロードウェイ曲特集らしい。
 「ニューヨーク、ニューヨーク♪」と上手で歌い出すコマ。
 同じく下手からセーラーきんぐ登場。
 そしてさらに。
 舞台奥、センターから、まさかのセーラーまっつ登場。

 なんというか……どこの「ソルフェリーノ」。
 まっつさん、その帽子は……えっと……。
 セーラーキャップなんですけどね、ナースキャップに見えます。似合わないこと甚だしい。なんとかならんのかアレ(笑)。

 えー、まつださんはともかく、かわいい場面です。
 男たちは全員セーラー。白い水兵さん。
 かわいいブロンドガールにめろめろになって、それぞれカップルになって踊るわけっす。
 まっつのお相手はひーこ。
 一目惚れらしいよ。最初に見かけた瞬間にきゅんとしたよーで、ぼーっとなって手を振っていた。……あの、まっつが。いや、ここのまっつは若ぶっていていやその、かわいこぶっていていやその、まあとにかく。

 まっつは雨が降り出したあたりで、ひーこの手を取って下手へはけていく。
 この「若々しいカップルぶり」がめちゃかわいくてねー……ナニこの初々しい初恋カップル。まっつなのに。(何回言うんだ)

 残ったカップルたちの歌とダンス、ソロパートはあすくん。イイ声。

 で、このショーの特徴っつーか、朝とか夜とかがあるのな。
 お日様燦々のアメリカの次は、夜のアメリカ。

 青いタキシードに着替えたまっつがアダルトに歌いまくり。よかった、アダルトで。←
 客席だってばんばん釣ってます。……ままままつださん?!

 歌うだけじゃない、踊りまくり。
 『インフィニティ』って歌だけのショーじゃないんだよ。ダンスの印象もかなり強い。
 ドレス姿の娘役をとっかえひっかえ、絡んでは離れをくり返す。
 歌は女の子たちが歌い継ぎ。みんなうまいんだけど、唯一「あれれ?」と思う歌声に振り返れば、あゆっち……(笑)。

 メインの相手役はひーこ。昼間お持ち帰りして、大人な夜もこのカップル。
 まずふたりで踊る。ここのひーこが、彼女の特徴であるスピード感でぶんぶんぶっ飛ばしてます(笑)。
 んで、ひーこと同じオレンジドレスの女の子たちがぞろぞろ登場。
 女たちと戯れていると、タキシードの男たちも登場して、それぞれがデュエットダンス。
 途中、タキシード男たちだけのダンス。まっつセンターに、逆三角形に。これがかっけー。んでまた、女の子とたちカップルに。
 まっつの相手役は、あくまでもひーこ。
 ……あのまっつが、愛にあふれた目でひーこを見ています。「死ぬまで貴女ひとり 離しはしない♪」とか、歌詞に沿って。
 えー? なんかふつーに恋愛モードなまっつだー、ふえー。
 まっつとひーこは体格的にとても映りが良いです。

 しかし、女たちとおさらばして、クールでハードな男たちの場面へ。
 響くベースの音。
 背中向きで歌い出す「Night&Day」。
 ライトの中、まっつの後ろ姿が浮かび上がるの。
 まさに「輪郭っ!」て感じで。
 その美しさってばよ。はうう。
 で、その歌声に合わせ、レオくんのダンスソロ、続いてコマとまなはる、最後に翔くんと翼くんと橘くん。まっつ見るのに必死でなかなか周囲は捕獲できない(笑)。
 ねえねえ、翼くんどんどんかっこよくなってるよねええ。全ツのときから、成長著しいと思うの。

 んで、イギリス。
 なにがすごいって、舞台奥センターに立って、司祭@朝風くんのソロですよ。
 舞台に彼ひとり。えんえん歌う。ちょっとナイですよこんな扱い。まっつだって今までやったことなかったはず(笑)。
 戴冠式はじめますよ、偉大な王の誕生っすよ、てな歌詞。
 その偉大な王ってのが、きんぐ。
 派手な毛皮マントに礼服姿できんぐ登場。いままさに王冠が彼のアタマに……ってとこで、時が止まる。
 「ほんとにオレが王でいいの? 相応しいのはオレに夢を託して死んでいった仲間たちじゃねーの?」と、きんぐは思考の波におぼれる。
 海軍の士官服を着た男たちが、青い衣装の娘っこたちに翻弄されるダンス。娘っこたちは波、仲間たちは海の藻屑になったそうよ。
 仲間たちのなかで、ピックアップされているのが、あすくん。蘭寿さん似の顔で盛大に顔芸しつつ踊ります。

 これが、きんぐセンター場面。
 バウとはいえ、ストーリー性のあるショー場面をまるまるひとつ、だよ、すげえ。
 きんぐセンターに、海軍士官たちが踊る姿のかっこよさ。てゆーか、まなはる元気。(仕様です)

 仲間たちの在りし日の姿、次々と息絶えていく様、絶望のきんぐ……。
 ここで美しい歌声が響き、倒れた仲間たちはよみがえる。彼らはきんぐに夢を託したんだ。みなイイ顔できんぐを見守る。
 栄光の座につくことに逡巡していたきんぐは、仲間たちに背を押され、王冠を戴く。
 ……んだけど、マント持って待ち構えるのがまなはるとレオ、王冠持ってるのがあすで、3人ともなかなかにプレッシャー掛けてるだろソレ!な力強さが愉快です。……いやその、存在の派手な人たちだからね……(笑)。

 あー、これって「荒野より」だよね、荒野より君に告ぐ 僕の為に立ち停まるな 後悔など何もない、よね?
 荒野ではなく海原だけどな。……と思って見てました。男子の好きなパターンっすね。

 いい場面なんだよ、ネタじゃないし、ギャグでもナイの! むしろ泣けるの!
 きんぐがキング、ってネタから思いついただろ、いなばっち! ……と、ツッコミ入るにしろ。

 「背中を押すのは仲間の微笑み♪」と歌う、美しいソロは夢華さん。彼女の見分けがあまりつかないわたしは、最初誰かわからず。途中から、彼女も出演していることを思い出した(笑)。
 何故こうもおぼえられないんだろう……。

 続く。

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