最高、と言葉にするよ。@雪組東宝千秋楽
2012年5月27日 タカラヅカ 「雪組最高!!」と、叫んできました。
『ドン・カルロス』『Shining Rhythm!』Wヘッダー観劇。
昼公演で泣きすぎたせいか、千秋楽は劇場の隅っこから舞台を俯瞰していました。
きれいだなあ。
みんなみんな、きれいだ……。
この作品が、公演が、好きだ。
終わってしまうのが悲しい。寂しい。
今の雪組が、このメンバーが、好きだ。
変わってしまうのが悲しい。寂しい。
タカラヅカは変わり続けるところなので、言っても仕方ないことはわかっている。
それでも悲しくて仕方なかった。
なんかしみじみ、カルロス@キムが好きだ。
見るたびに、発見がある。変化がある。
舞台人として、とても面白い人だ。
別に、キムが演じる役すべてを好きなわけじゃない。フィンチ@『H2$』なんて、どうあがいても理解できなかったし。キムくんだから見られたけれど、そーでなかったらあの役と作品は、わたし的に耐えられるシロモノではなかった。
でもカルロスは、ほんとに好きだ。
『ドン・カルロス』に傾倒するあまり、いろんなことをいっぱいいっぱい考えて、文章にする時間を取れずにいるんだけど。
この物語がフェリペ二世@まっつの見た夢だとか、親子と家族の視点だけに特化して観てみるだとか、いろんな角度からいじり倒して楽しんでいる。
その中でも、楽日には、いつかのカルロス、いつかのフェリペ二世という視点で観てみた。
カルロスとフェリペ二世は、似たもの親子である。
一見まったく違うように見えて、ほんとのとこ、こいつらはすごく似ている。血は争えないよな、と思う。
だから。
レオノール@みみちゃんを愛して、切ない片恋に耐えているカルロス、レオノールとラヴラヴしているカルロス、彼は、いつかのフェリペ二世である。
唯一愛したという、マリア・マヌエラに対する、若き日のフェリペ二世は、こんな風だったんじゃないかな。
だからこそ「はじめて心を捧げ、今なお魂によって結ばれた人よ」なんて言っちゃうのよ。
この台詞、カルロスが、いかにも言いそうな台詞でしょう?
「今でもあなたが私の姫君です。ただひとり、王子としてではなく、心の通じ合う方なのです」というカルロスの台詞と、同じことをゆーてるんですよ。
反対に、「愛する人を失うのがこわい」とか言ってひとりでぐるぐるしている、孤独な王、彼は、いつかのカルロスである。
いついかなるときもレオノールがそばにいてくれたらいいけれど、もしもレオノールを失うときが来たら、カルロスは深く傷つき、彼女との思い出をなにより大切にするのではないかな。
ひとりの人を愛しすぎて、いろんなものに背を向けてしまっている人。それほどに、愛が深い人。
迷いも間違いもするけれど、反省する素直さと勇気を持つ大人の男に、カルロスならなるだろう。
カルロスとフェリペ二世は、ほんっとーに鏡に映った自分自身、もうひとりの自分なんだ。
親子、というカルマを持つんだ。
そう思って観ると、面白さも、切なさも倍増。
カルロスの「大人の男」部分の格好良さにあらためてときめき、和解した嫁@あゆみちゃんとみょーにラヴラヴしているフェリペ二世のくすぐったさに身もだえた1日でした。
あと夜公演の千秋楽の方、芝居でのあちゃんにライト当たってなかった? 最初の淑女たちの場面、薄いライトだけど彼女にピンで当たっていた気がした。他にも何回かあったような。
フアナ様@リサリサも、登場場面でぴっかーっと輝いていたような。
照明さんの計らいかな。
リサちゃんは神がかってキレイだし、のあちゃんはすっごい気持ちよさそうに笑っていて、ふたりとも自身で発光しまくってた。
ヲヅキ氏はほんっとーに組替えが寂しい、あのキャラクタの愛しさ半端ナイ。
終演後、緞帳前に出て挨拶をする、それだけのことであれだけあたたかい笑いを取れる人は、なかなかナイ。
「雪組、サイコー!」とガッツポーズするわりに、テンションはほら、いつものヲヅキさんで(笑)。
得がたい人だ。
それにやっぱり彼、きれいだと思うの。
男役として、きれいな人だなあ、華やかだなあ、と改めて思った。
ナガさんに至っては、もお。
わたしがタカラヅカファンになってから、雪組を観たその最初から、ナガさんはナガさんだった。
トーク番組でのおだやかで気品ある大人の女性としての姿とか、初日楽にあたたかい声音でよどみなく必要な情報を伝え、自身の言葉を添える姿に、ただただ感動していた。
ナガさんが雪組にいてくれることを、癒やしのように思っていた。
もうこの挨拶が聞けなくなるのか……。退団者からのメッセージを読むナガさんを、観られなくなってしまうのか……。
今後の雪組公演の日程やら、ものすごい情報量なのに滑舌良くすらすらと語り、「すげえ、ゆらさん並だ!!」と感動していたところで、まさかのド忘れ。次回雪組大劇場公演のショータイトル。
それを誤魔化すために、突然「雪組、サイコー!」とガッツポーズした姿のかわいらしさに、マジ悶えた。ちょ、萌えさせてどうするの、組長!!(笑)
それで最後はキムくんの音頭で、総スタンディングの観客も一緒になって「雪組」「最高!!」。
キムくんがかわいくアツいのは当然として、まっつはいつもの微妙なテンションで「やらされてる感」ゆんゆんさせながら、そのくせ両腕上げてガッツポーズという不思議な画面で。
愛しくてならない、あたたかい千秋楽だった。
『ドン・カルロス』『Shining Rhythm!』Wヘッダー観劇。
昼公演で泣きすぎたせいか、千秋楽は劇場の隅っこから舞台を俯瞰していました。
きれいだなあ。
みんなみんな、きれいだ……。
この作品が、公演が、好きだ。
終わってしまうのが悲しい。寂しい。
今の雪組が、このメンバーが、好きだ。
変わってしまうのが悲しい。寂しい。
タカラヅカは変わり続けるところなので、言っても仕方ないことはわかっている。
それでも悲しくて仕方なかった。
なんかしみじみ、カルロス@キムが好きだ。
見るたびに、発見がある。変化がある。
舞台人として、とても面白い人だ。
別に、キムが演じる役すべてを好きなわけじゃない。フィンチ@『H2$』なんて、どうあがいても理解できなかったし。キムくんだから見られたけれど、そーでなかったらあの役と作品は、わたし的に耐えられるシロモノではなかった。
でもカルロスは、ほんとに好きだ。
『ドン・カルロス』に傾倒するあまり、いろんなことをいっぱいいっぱい考えて、文章にする時間を取れずにいるんだけど。
この物語がフェリペ二世@まっつの見た夢だとか、親子と家族の視点だけに特化して観てみるだとか、いろんな角度からいじり倒して楽しんでいる。
その中でも、楽日には、いつかのカルロス、いつかのフェリペ二世という視点で観てみた。
カルロスとフェリペ二世は、似たもの親子である。
一見まったく違うように見えて、ほんとのとこ、こいつらはすごく似ている。血は争えないよな、と思う。
だから。
レオノール@みみちゃんを愛して、切ない片恋に耐えているカルロス、レオノールとラヴラヴしているカルロス、彼は、いつかのフェリペ二世である。
唯一愛したという、マリア・マヌエラに対する、若き日のフェリペ二世は、こんな風だったんじゃないかな。
だからこそ「はじめて心を捧げ、今なお魂によって結ばれた人よ」なんて言っちゃうのよ。
この台詞、カルロスが、いかにも言いそうな台詞でしょう?
「今でもあなたが私の姫君です。ただひとり、王子としてではなく、心の通じ合う方なのです」というカルロスの台詞と、同じことをゆーてるんですよ。
反対に、「愛する人を失うのがこわい」とか言ってひとりでぐるぐるしている、孤独な王、彼は、いつかのカルロスである。
いついかなるときもレオノールがそばにいてくれたらいいけれど、もしもレオノールを失うときが来たら、カルロスは深く傷つき、彼女との思い出をなにより大切にするのではないかな。
ひとりの人を愛しすぎて、いろんなものに背を向けてしまっている人。それほどに、愛が深い人。
迷いも間違いもするけれど、反省する素直さと勇気を持つ大人の男に、カルロスならなるだろう。
カルロスとフェリペ二世は、ほんっとーに鏡に映った自分自身、もうひとりの自分なんだ。
親子、というカルマを持つんだ。
そう思って観ると、面白さも、切なさも倍増。
カルロスの「大人の男」部分の格好良さにあらためてときめき、和解した嫁@あゆみちゃんとみょーにラヴラヴしているフェリペ二世のくすぐったさに身もだえた1日でした。
あと夜公演の千秋楽の方、芝居でのあちゃんにライト当たってなかった? 最初の淑女たちの場面、薄いライトだけど彼女にピンで当たっていた気がした。他にも何回かあったような。
フアナ様@リサリサも、登場場面でぴっかーっと輝いていたような。
照明さんの計らいかな。
リサちゃんは神がかってキレイだし、のあちゃんはすっごい気持ちよさそうに笑っていて、ふたりとも自身で発光しまくってた。
ヲヅキ氏はほんっとーに組替えが寂しい、あのキャラクタの愛しさ半端ナイ。
終演後、緞帳前に出て挨拶をする、それだけのことであれだけあたたかい笑いを取れる人は、なかなかナイ。
「雪組、サイコー!」とガッツポーズするわりに、テンションはほら、いつものヲヅキさんで(笑)。
得がたい人だ。
それにやっぱり彼、きれいだと思うの。
男役として、きれいな人だなあ、華やかだなあ、と改めて思った。
ナガさんに至っては、もお。
わたしがタカラヅカファンになってから、雪組を観たその最初から、ナガさんはナガさんだった。
トーク番組でのおだやかで気品ある大人の女性としての姿とか、初日楽にあたたかい声音でよどみなく必要な情報を伝え、自身の言葉を添える姿に、ただただ感動していた。
ナガさんが雪組にいてくれることを、癒やしのように思っていた。
もうこの挨拶が聞けなくなるのか……。退団者からのメッセージを読むナガさんを、観られなくなってしまうのか……。
今後の雪組公演の日程やら、ものすごい情報量なのに滑舌良くすらすらと語り、「すげえ、ゆらさん並だ!!」と感動していたところで、まさかのド忘れ。次回雪組大劇場公演のショータイトル。
それを誤魔化すために、突然「雪組、サイコー!」とガッツポーズした姿のかわいらしさに、マジ悶えた。ちょ、萌えさせてどうするの、組長!!(笑)
それで最後はキムくんの音頭で、総スタンディングの観客も一緒になって「雪組」「最高!!」。
キムくんがかわいくアツいのは当然として、まっつはいつもの微妙なテンションで「やらされてる感」ゆんゆんさせながら、そのくせ両腕上げてガッツポーズという不思議な画面で。
愛しくてならない、あたたかい千秋楽だった。