美貌と実力と。@蒼いくちづけ
2008年3月2日 タカラヅカ さて。
『蒼いくちづけ』の話の続き。
栄えある92期の話をしたので、もうひとりの92期のことも、ここで書いてしまおう。
真瀬くんと天真くん。92期、わずか研2でも「うまい」と思える芝居をする……できる、子たち。
その彼らと同じ学年で。
彼らと同じように本公演では声を出したこともないような扱いの……いや、彼らより多少は場も機会も与えられていた同期。
ヒロイン、月野姫花ちゃん。
いやあ、すごかった。
『アデュー・マルセイユ』新公で演技がアレなことはわかっていたが。
想像を絶する下手さだった(笑)。
わたしのヅカファン人生の記録を塗り替えてくれた。
下手、といえば、「伝説」の『ミケランジェロ』新人公演を、わたしはナマで観ている。花組の新公を観るのはそのときはじめてで、誰が誰だかそれほどわかっていなかったのに(このときまだまっつは目に入っていない)、「今の子、ものすごくなかった?」と堂目した。
好みでない場合視界に入らないので、その彼女はわたしの記憶に残ることはなかったが、それでも花組を観るたびに「え、今、すごい子がいたぞ?」といちいち驚かせてくれる子がいた。あとになって、それが全部同じ女の子だと判明、花担になってからは「花組名物」として何年経っても破壊的な芝居をする彼女を愛でるよーにもなった。
いやあ、その伝説の彼女を超える逸材に出会えるとは。
伝説の彼女は新公2番手まで?だったのかな。その美貌ゆえ『ミケランジェロ』新公で2番手役に抜擢され、あまりのものすごさにそれ以上は芝居で目立つ役はつかなくなった……と思う。
下手さでは似たようなものなのかもしれないが、伝説の彼女はあくまでも脇役、姫花ちゃんは2幕もの、2時間通してのヒロインだ。
下手度が同じだとしても、破壊力がチガウ(笑)。
本公演でその他大勢のひとりとして踊ったり歌ったりしている姫花ちゃんは、めちゃくちゃかわいい。
目を奪う。
それはたしか。
だからこそ、彼女に期待したいと思う。思う……が。
はー……。
世の中うまくいかないもんだなー。
『ニ都物語』のあやねちゃんも「日本語を喋ることができる」というだけのお人形さんだったのに、短期間でここまで成長したんだから、これから伸びるのかもしれない。
まだ研2なんだから……と思いはしても、同じ研2の真瀬くん、天真くんはあれだけ芝居ができるわけだから、研2だから、はあまりいいわけに適さないよなあ。男役の方が芝居をするというだけでも難しく、娘役は早くから完成可能なのになあ。
わたしはアニメ声自体はあまり気にならない。所詮アニヲタだしな(笑)。
姫花ちゃんは声がどうのじゃなく、ただ演技というものができない人なんだろう。表情もずっと一定だし、見事な棒読みだし、歌はアレレだし。
大劇場の隅にいるときはあんなにきれいだったのに、表情の乏しさ・美しくなさでせっかくの美貌も損なわれている。あああもったいない。
これから姫花ちゃんはどうなるのかな。どこへ向かって進むのかな。
美しさは天性のもので、こればっかは後天的にどうこうできるものじゃない。天から与えられたその才能を、タカラヅカは生かすにふさわしい場所だと思う。
だけど、いくらタカラヅカがビジュアル第一とはいえ……ええっと、最低限のラインはある……あってほしい、と思う。
だから姫花ちゃんにはがんばって、その最低限のラインをクリアしてほしい。ほんと、もったいないから。
姫花ちゃんを見ながらひしひしと、宙組の大ちゃんとこの姫花ちゃんでコンビ組んでみてくんないかなー、と、思った。究極の「ビジュアル・コンビ」誕生だぞ?(笑)
音楽学校文化祭、宙組新人公演、そしてこの『蒼いくちづけ』Bチームと立て続けに観て、いろいろいろいろ(笑)思うところがありました。
タカラヅカってほんとうに特殊なところだね。
一朝一夕でどうにかなるところじゃないね。
だからこそ、価値のある花園なんだと思う。
しみじみと。
『蒼いくちづけ』の話の続き。
栄えある92期の話をしたので、もうひとりの92期のことも、ここで書いてしまおう。
真瀬くんと天真くん。92期、わずか研2でも「うまい」と思える芝居をする……できる、子たち。
その彼らと同じ学年で。
彼らと同じように本公演では声を出したこともないような扱いの……いや、彼らより多少は場も機会も与えられていた同期。
ヒロイン、月野姫花ちゃん。
いやあ、すごかった。
『アデュー・マルセイユ』新公で演技がアレなことはわかっていたが。
想像を絶する下手さだった(笑)。
わたしのヅカファン人生の記録を塗り替えてくれた。
下手、といえば、「伝説」の『ミケランジェロ』新人公演を、わたしはナマで観ている。花組の新公を観るのはそのときはじめてで、誰が誰だかそれほどわかっていなかったのに(このときまだまっつは目に入っていない)、「今の子、ものすごくなかった?」と堂目した。
好みでない場合視界に入らないので、その彼女はわたしの記憶に残ることはなかったが、それでも花組を観るたびに「え、今、すごい子がいたぞ?」といちいち驚かせてくれる子がいた。あとになって、それが全部同じ女の子だと判明、花担になってからは「花組名物」として何年経っても破壊的な芝居をする彼女を愛でるよーにもなった。
いやあ、その伝説の彼女を超える逸材に出会えるとは。
伝説の彼女は新公2番手まで?だったのかな。その美貌ゆえ『ミケランジェロ』新公で2番手役に抜擢され、あまりのものすごさにそれ以上は芝居で目立つ役はつかなくなった……と思う。
下手さでは似たようなものなのかもしれないが、伝説の彼女はあくまでも脇役、姫花ちゃんは2幕もの、2時間通してのヒロインだ。
下手度が同じだとしても、破壊力がチガウ(笑)。
本公演でその他大勢のひとりとして踊ったり歌ったりしている姫花ちゃんは、めちゃくちゃかわいい。
目を奪う。
それはたしか。
だからこそ、彼女に期待したいと思う。思う……が。
はー……。
世の中うまくいかないもんだなー。
『ニ都物語』のあやねちゃんも「日本語を喋ることができる」というだけのお人形さんだったのに、短期間でここまで成長したんだから、これから伸びるのかもしれない。
まだ研2なんだから……と思いはしても、同じ研2の真瀬くん、天真くんはあれだけ芝居ができるわけだから、研2だから、はあまりいいわけに適さないよなあ。男役の方が芝居をするというだけでも難しく、娘役は早くから完成可能なのになあ。
わたしはアニメ声自体はあまり気にならない。所詮アニヲタだしな(笑)。
姫花ちゃんは声がどうのじゃなく、ただ演技というものができない人なんだろう。表情もずっと一定だし、見事な棒読みだし、歌はアレレだし。
大劇場の隅にいるときはあんなにきれいだったのに、表情の乏しさ・美しくなさでせっかくの美貌も損なわれている。あああもったいない。
これから姫花ちゃんはどうなるのかな。どこへ向かって進むのかな。
美しさは天性のもので、こればっかは後天的にどうこうできるものじゃない。天から与えられたその才能を、タカラヅカは生かすにふさわしい場所だと思う。
だけど、いくらタカラヅカがビジュアル第一とはいえ……ええっと、最低限のラインはある……あってほしい、と思う。
だから姫花ちゃんにはがんばって、その最低限のラインをクリアしてほしい。ほんと、もったいないから。
姫花ちゃんを見ながらひしひしと、宙組の大ちゃんとこの姫花ちゃんでコンビ組んでみてくんないかなー、と、思った。究極の「ビジュアル・コンビ」誕生だぞ?(笑)
音楽学校文化祭、宙組新人公演、そしてこの『蒼いくちづけ』Bチームと立て続けに観て、いろいろいろいろ(笑)思うところがありました。
タカラヅカってほんとうに特殊なところだね。
一朝一夕でどうにかなるところじゃないね。
だからこそ、価値のある花園なんだと思う。
しみじみと。