まっつのつ。つのまっつ。@外伝 ベルサイユのばら-アラン編-/エンター・ザ・レビュー
2008年10月18日 タカラヅカ まっつにタッチしてもらったっ。
はいはいはい、全ツです、千秋楽です、『エンター・ザ・レビュー』です。
中詰めの客席降り、まっつは下手の前から3人目。どのへんに立つかは劇場によって変わるので、中日のときのように確実にココ!という席はない。梅芸では16列目くらいだったけど、他劇場で13列目だったという話も聞いたし。
だから半分運まかせ。このあたりなら、たぶんまっつが来るんじゃないかな……てな通路際席を押さえて行った。
いやあ、どきどきしたねっ。
来るかな来るかな来てくれ頼む……キターーーーァッ!!
目の前を走り抜けていくまぁくんと一花ちゃんにもうれしがって手を出し、タッチしてもらってたんだが、それでも本命はまっつ(笑)。
わたしの席の目の前でストップしたまっつ、前から横から「触って触って」と差し出された何本もの手を前に一瞬鼻白んで(間があった・笑)、「えいやっ」って感じにぱしんぱしん叩いていった。
……タッチ、というか、「叩かれた」って気がしたんですが、ぱちんっていい音したし、なんか本気っぽくて、じーーん……。(ヲイヲイ)
『エンレビ』の中詰めは、なんだかひどく散漫で、落ち着かない気がする。
博多座に通っていたときは、そんな風に思ってなかったんだけど。オサゆみスキャット合戦がものすごくて、聴き惚れていたから、いくら客席降りでみんながざわざわしていても、気が散ることがなかったのかな?
まとえりだから歌の力がオサゆみほどではない、理由がソコにあるというなら、同じ面子で客席降りしてみんなざわざわしていた『ラブ・シンフォニーII』は? アレはただたのしいだけで、この『エンレビ』中詰めのように散漫な印象はないぞ?
通路際でまっつ眺めて、その理由がわかった。
『エンレビ』の客席降りって、短いんだ。
たくさんのメンバーがわーーっと降りてきて、所定の位置について、ちょっと歌ったらすぐにまたわーーっと舞台へ戻っていく。
ジェンヌが移動することと、その付属動作で観客の意識がバラバラになり、ざわざわが収まらないまま、「その状態をたのしむ」前に終わるんだ。
『ラブシンII』の「キンバラ」客席降りはけっこー長くて、ジェンヌはえんえん通路で歌い踊っていた。観客もそのことに慣れ、ざわつきが収まり、また舞台に集中する。んで、観客が飽きる前、もっといてくれていいのに、ぐらいのタイミングで舞台へ戻っていく。
「キンバラ」を歌い踊るゆまちゃんを間近でえんえん見ていたあの感覚、何度も目が合うわ、胸の谷間の深さに照れるわでどこ見ていいかわかんない、あの感じ……を、じっくり味わう間もない。
まあ、まっつは真下はあんまり見てくれなかったし(通路際ではないところに知り合いがいたのか、にこっと笑って手を振っていた。かわいい)、まっつキターーッ、タッチしたーーっ、すぐそばに立ってるーーっ、と思ったらもう行っちゃった~~!! てな感じで、ぜんぜん落ち着くヒマがない。
『ラブシンII』のときみたいに、えんえん歌い踊ってない。あんときは正味振付アリで踊ってたよね? 舞台を客席に替えた「パフォーマンス」だったよね?
なのに今回はただあちこち見ながら揺れているだけ、「客席サービス」でしかなかった。だから観客もサービスされてざわめくだけで、芸を鑑賞する余裕はない。
や、わたしの体感時間が短すぎただけかもしんないけどっ。なにしろまっつだしっ。
中詰め、落ち着かない……ざわざわしているうちに終わっちゃう。
うおおお、まっつまっつまっつ、どきどきしてるうちに終わっちゃったよおおお。
サーカス場面はいじめっ子ではなく、やんちゃだけど「弟思いのおにーさん」になっていたような。
のっぽさんを両側に侍らして自分は台に乗り「高い高い」と悦に入っていたり、人をつきとばしたりしているんだけど、りせに甘い(笑)。泣くりせをあやし、「強く生きろ」とガッツポーズ。「うん、ボク、強くなるよ」とりせもガッツポーズ。……なんだこの兄弟?(笑)
旅の男はみわさんとの密着度はたしかに高いんだが……みわさんから肩を抱かれても、萌えないことがわかった。まっつから抱きつくことに、萌えるらしい。能動者が好きなの、あたし! されるよりする人が好き。受より攻が好き。愛されるより愛する人が好き。
つーことで、昼公演、千秋楽共に「予定調和」っぽくトリオで密着する旅の男たちは、まだどこに触れるか決まっていなかったっぽい初日近辺の方が、好みだった(笑)。
『エンレビ』はたのしく、「まっつタッチまっつタッチ☆」の興奮と共に終わったわけだが、実はわたし、『外伝 ベルサイユのばら-アラン編-』の方が破壊力デカかったのよ……。
作品的にはあの通りぶっ壊れていて、真面目に脳みそを働かせるとストレスで胃に穴が開きそうになるので、わざと気を遠くして目で見て耳で聞いているのに日本語は脳に入れないようにして、役者の魂とか感情だけを脳へ送る、という高等技術に神経と体力をすり減らしていたんだけど。
ジェローデル様ですら、彼の言っていることを真面目に脳みそへ送ると正気ではいられなくなるんだってば。贔屓でもダメなんだってば。あああ植爺め。
その反動もあるんだと思う。
植爺の狂った日本語を話す狂った人たち……に心を乱されずに済む、革命の場面。台詞がなく、ただ音楽とダンスだけの場面。
神経をすり減らすことなく、舞台の人々の演技に注目できる場面……のセンターに、Myご贔屓がいる。
かっこいい。
え。……ええ?
あのひとあんなに、かっこよかった?!
なんだろ、よく知っているはずなのに、もう何度も見ているのに、なんかぜんぜんチガウんですけど。
まっつのダンスが端正であることはわかっているけれど、いつもはそこになんつーか融通のきかなさを感じていたんだが、そこから一歩踏み出した、前へ切り込んだような、強さを感じた。
強い、って、薄幸キャラまっつにはあまり感じたことのない印象だ。
強い、キャラクタ。
あの市民の男は、強い。
信念を持ち、未来へ進む男だ。
登場する瞬間から、スイッチ入ってるよね。歩き方からすでに、彼の背負うモノの重さが見える。
軍隊の前に立つには、非力な一市民でしかない。訓練された戦士じゃない。だけど。
砲弾に翻弄されながらも、あきらめず戦い続ける。
ひるんだ仲間たちを背後に残し、ひとり玉砕覚悟で前へ出る。
撃たれた彼を中心に、仲間たちの士気が昂揚していく。意識の方向性が定まる。
思わず前へ出てしまってひとりで踊って撃たれる、のではなく、わかったうえで前へ出るんだ。
その、硬質な決意。スタンドプレイとしてのソロダンスではなく、殉教者の信念を表す、強いダンス。
そこから先は、ある種祭りの激しさ、トランス状態へ。
名もない、台詞もない役で、なんでこんなにしっかりがっちり、かっこいいのか。
素敵なのか。
見ていて心臓ばくばくして、大変でした。
うおおお、かっこいー、かっこいいよお。ごめんまっつ、あたしアナタをナメてた。どんだけ素敵なのよ~~、と、アホファン丸出しにとろけきってました……。
ああ、心臓に悪い……。
そして、話はとんでまたしてもショーの、そのあと。
最後のご挨拶時に、『銀ちゃんの恋』DC楽で王子がすっかりスルーしていたトドDSのことを、ハッチ組長が話を出してくれました。「本人の口から」ってことで、まっつ自身が喋り出した。
場所、日程、出演者を説明するわけだが……「パレスホテル」はすらりと言えたのに、「ホテル阪急インターナショナル」が出てこない。
一瞬、真っ白になるまっつ。
観客にどっと笑われ、そのあとでよーやく正解を絞り出した。
宣伝するまっつはとても真面目風、声もしっかり男役……なのにHHIが出てこないあたりがかわいい……(笑)。
まっつの「声」が大好きなので、思いがけず最後に声を聴けて、すごーく得した気分。
ああ、まっつまっつまっつ。
はいはいはい、全ツです、千秋楽です、『エンター・ザ・レビュー』です。
中詰めの客席降り、まっつは下手の前から3人目。どのへんに立つかは劇場によって変わるので、中日のときのように確実にココ!という席はない。梅芸では16列目くらいだったけど、他劇場で13列目だったという話も聞いたし。
だから半分運まかせ。このあたりなら、たぶんまっつが来るんじゃないかな……てな通路際席を押さえて行った。
いやあ、どきどきしたねっ。
来るかな来るかな来てくれ頼む……キターーーーァッ!!
目の前を走り抜けていくまぁくんと一花ちゃんにもうれしがって手を出し、タッチしてもらってたんだが、それでも本命はまっつ(笑)。
わたしの席の目の前でストップしたまっつ、前から横から「触って触って」と差し出された何本もの手を前に一瞬鼻白んで(間があった・笑)、「えいやっ」って感じにぱしんぱしん叩いていった。
……タッチ、というか、「叩かれた」って気がしたんですが、ぱちんっていい音したし、なんか本気っぽくて、じーーん……。(ヲイヲイ)
『エンレビ』の中詰めは、なんだかひどく散漫で、落ち着かない気がする。
博多座に通っていたときは、そんな風に思ってなかったんだけど。オサゆみスキャット合戦がものすごくて、聴き惚れていたから、いくら客席降りでみんながざわざわしていても、気が散ることがなかったのかな?
まとえりだから歌の力がオサゆみほどではない、理由がソコにあるというなら、同じ面子で客席降りしてみんなざわざわしていた『ラブ・シンフォニーII』は? アレはただたのしいだけで、この『エンレビ』中詰めのように散漫な印象はないぞ?
通路際でまっつ眺めて、その理由がわかった。
『エンレビ』の客席降りって、短いんだ。
たくさんのメンバーがわーーっと降りてきて、所定の位置について、ちょっと歌ったらすぐにまたわーーっと舞台へ戻っていく。
ジェンヌが移動することと、その付属動作で観客の意識がバラバラになり、ざわざわが収まらないまま、「その状態をたのしむ」前に終わるんだ。
『ラブシンII』の「キンバラ」客席降りはけっこー長くて、ジェンヌはえんえん通路で歌い踊っていた。観客もそのことに慣れ、ざわつきが収まり、また舞台に集中する。んで、観客が飽きる前、もっといてくれていいのに、ぐらいのタイミングで舞台へ戻っていく。
「キンバラ」を歌い踊るゆまちゃんを間近でえんえん見ていたあの感覚、何度も目が合うわ、胸の谷間の深さに照れるわでどこ見ていいかわかんない、あの感じ……を、じっくり味わう間もない。
まあ、まっつは真下はあんまり見てくれなかったし(通路際ではないところに知り合いがいたのか、にこっと笑って手を振っていた。かわいい)、まっつキターーッ、タッチしたーーっ、すぐそばに立ってるーーっ、と思ったらもう行っちゃった~~!! てな感じで、ぜんぜん落ち着くヒマがない。
『ラブシンII』のときみたいに、えんえん歌い踊ってない。あんときは正味振付アリで踊ってたよね? 舞台を客席に替えた「パフォーマンス」だったよね?
なのに今回はただあちこち見ながら揺れているだけ、「客席サービス」でしかなかった。だから観客もサービスされてざわめくだけで、芸を鑑賞する余裕はない。
や、わたしの体感時間が短すぎただけかもしんないけどっ。なにしろまっつだしっ。
中詰め、落ち着かない……ざわざわしているうちに終わっちゃう。
うおおお、まっつまっつまっつ、どきどきしてるうちに終わっちゃったよおおお。
サーカス場面はいじめっ子ではなく、やんちゃだけど「弟思いのおにーさん」になっていたような。
のっぽさんを両側に侍らして自分は台に乗り「高い高い」と悦に入っていたり、人をつきとばしたりしているんだけど、りせに甘い(笑)。泣くりせをあやし、「強く生きろ」とガッツポーズ。「うん、ボク、強くなるよ」とりせもガッツポーズ。……なんだこの兄弟?(笑)
旅の男はみわさんとの密着度はたしかに高いんだが……みわさんから肩を抱かれても、萌えないことがわかった。まっつから抱きつくことに、萌えるらしい。能動者が好きなの、あたし! されるよりする人が好き。受より攻が好き。愛されるより愛する人が好き。
つーことで、昼公演、千秋楽共に「予定調和」っぽくトリオで密着する旅の男たちは、まだどこに触れるか決まっていなかったっぽい初日近辺の方が、好みだった(笑)。
『エンレビ』はたのしく、「まっつタッチまっつタッチ☆」の興奮と共に終わったわけだが、実はわたし、『外伝 ベルサイユのばら-アラン編-』の方が破壊力デカかったのよ……。
作品的にはあの通りぶっ壊れていて、真面目に脳みそを働かせるとストレスで胃に穴が開きそうになるので、わざと気を遠くして目で見て耳で聞いているのに日本語は脳に入れないようにして、役者の魂とか感情だけを脳へ送る、という高等技術に神経と体力をすり減らしていたんだけど。
ジェローデル様ですら、彼の言っていることを真面目に脳みそへ送ると正気ではいられなくなるんだってば。贔屓でもダメなんだってば。あああ植爺め。
その反動もあるんだと思う。
植爺の狂った日本語を話す狂った人たち……に心を乱されずに済む、革命の場面。台詞がなく、ただ音楽とダンスだけの場面。
神経をすり減らすことなく、舞台の人々の演技に注目できる場面……のセンターに、Myご贔屓がいる。
かっこいい。
え。……ええ?
あのひとあんなに、かっこよかった?!
なんだろ、よく知っているはずなのに、もう何度も見ているのに、なんかぜんぜんチガウんですけど。
まっつのダンスが端正であることはわかっているけれど、いつもはそこになんつーか融通のきかなさを感じていたんだが、そこから一歩踏み出した、前へ切り込んだような、強さを感じた。
強い、って、薄幸キャラまっつにはあまり感じたことのない印象だ。
強い、キャラクタ。
あの市民の男は、強い。
信念を持ち、未来へ進む男だ。
登場する瞬間から、スイッチ入ってるよね。歩き方からすでに、彼の背負うモノの重さが見える。
軍隊の前に立つには、非力な一市民でしかない。訓練された戦士じゃない。だけど。
砲弾に翻弄されながらも、あきらめず戦い続ける。
ひるんだ仲間たちを背後に残し、ひとり玉砕覚悟で前へ出る。
撃たれた彼を中心に、仲間たちの士気が昂揚していく。意識の方向性が定まる。
思わず前へ出てしまってひとりで踊って撃たれる、のではなく、わかったうえで前へ出るんだ。
その、硬質な決意。スタンドプレイとしてのソロダンスではなく、殉教者の信念を表す、強いダンス。
そこから先は、ある種祭りの激しさ、トランス状態へ。
名もない、台詞もない役で、なんでこんなにしっかりがっちり、かっこいいのか。
素敵なのか。
見ていて心臓ばくばくして、大変でした。
うおおお、かっこいー、かっこいいよお。ごめんまっつ、あたしアナタをナメてた。どんだけ素敵なのよ~~、と、アホファン丸出しにとろけきってました……。
ああ、心臓に悪い……。
そして、話はとんでまたしてもショーの、そのあと。
最後のご挨拶時に、『銀ちゃんの恋』DC楽で王子がすっかりスルーしていたトドDSのことを、ハッチ組長が話を出してくれました。「本人の口から」ってことで、まっつ自身が喋り出した。
場所、日程、出演者を説明するわけだが……「パレスホテル」はすらりと言えたのに、「ホテル阪急インターナショナル」が出てこない。
一瞬、真っ白になるまっつ。
観客にどっと笑われ、そのあとでよーやく正解を絞り出した。
宣伝するまっつはとても真面目風、声もしっかり男役……なのにHHIが出てこないあたりがかわいい……(笑)。
まっつの「声」が大好きなので、思いがけず最後に声を聴けて、すごーく得した気分。
ああ、まっつまっつまっつ。