それはあきらかにムジュンしています・その1。@懐かしの宝塚イブニングコンサート
2009年9月13日 タカラヅカ 『懐かしの宝塚イブニングコンサート』汐美真帆の回の構成や進行をグダグダだなと思ったのは、「カラーセラピーと音楽の融合を狙ったコンサート」であるという点。
試みはおもしろいけれど、足りないことばかり。
まず、このコンサートのタイトルは『懐かしの宝塚イブニングコンサート』だ。
カラーセラピーがどうのとは、まったく関係ない。
タイトルに「カラーセラピーやりますよ」という意味の副題を付けるか、パンフレット(チラシ1枚でも可)を配布するかして、あらかじめ意図を明らかにするべきだ。
「んな金や準備の必要なことはしたくない」というなら、台本を練り、コンサートの最初にコンセプトをしっかり解説する必要があった。
このへん所詮タカラヅカってゆーか、お茶会感覚ってゆーか、すべて、なし崩しに進んだのよ……せっかくの興味深いコンセプトが。
プロの主催するイベントならまずありえないことだけど、出演者が自分でコーディネートするハンドメイド・イベントだから、素人臭さ丸出しなグダグダっぷりが、残念で。
ステージ……というか、段差もないレストランの一画のふつーの空間で歌うわけなんだが、そこにカラーセラピーのボトルスタンドが置いてある。
登場したケロはそこからボトルをひとつ選び、グランドピアノの上にちょこんと置き、歌い出す。
1曲ごとにボトルを替える。
曲とボトル(色)になにか意味があるらしい。
それはわかるんだが、ものすげー説明不足。
カラーセラピーがなんなのかわかんない人にだって、「色になにか意味がある、イメージするものがある」くらいはわかる。
ケロが説明したのはその「素人でもわかる、見たらわかる」部分のことで、肝心の「で、ソレがなんなの?」については説明しなかった。
自分たちがわかっているので、説明しなかったんだろう。素人イベントにありがちな、客観性の欠如。
選んだ色に意味があることは見たらわかるから、「何故そんなことをするのか」を教えてくれよダーリン。
カラーセラピストの張さんも、真面目に色の持つ意味を解説してくれるけど、「で、それがなんなのよ?」についてはスルー。
たとえば、NYな歌を歌うケロ。
「NYはこんなイメージなんで、この色のボトルを選びました」
ふーん、ケロちゃんにとってはNYってこんな色なんだー。……と、ここまではいい。
そのあとに、ケロは張さんに聞く。「合ってますか?」
えーと、この「合ってますか?」の意味は?
NYのイメージは「この色」と、世の中ではカラーが決まっているの? 「黄色」が正解だとしたら、ここで「青」を選ぶことまちがい?
それとも、NYに対してどんな色を選んだかの正誤ではなく、ケロが語った「色」に対する解釈がカラーセラピー的に合っているかということ?
たぶん後者の意味だとは思うんだが、ケロは1曲歌い、その曲の色について語ったあと必ず張さんに「合ってますか?」と聞く。そして張さんが「合ってます」と答える。
このやりとりの意味がわからない。
曲に対して、イメージする色を選ぶ。
これはわかるし、興味深い試みだと思う。
だがそれを選ぶ人間と、その人間のスタンスがわからない。
選んだのは、誰なのか?
ケロのコンサートである以上、選ぶのはケロであるべきだと思うが、どうやらそうでもない。
「次の曲は何番のボトル」と張さんが指示を出す。
そしてケロが歌い、色の意味を語り、「合ってますか?」「合ってます」と言う。
どんな曲を歌うか打ち合わせたときに、カラーセラピストの張さんも一緒になって、あらかじめ色も決めていたっぽい。
では、その立ち位置をまずはっきりと説明してもらわないと、見ている方はわけがわからない。
「この曲はこの色」と思ったその動機を、コンサートを通してどういう立ち位置で選んでいるのかを、最初に説明してもらわないと。
ケロの立場が中途半端すぎるんだ。
半端に長くなったので続く。
試みはおもしろいけれど、足りないことばかり。
まず、このコンサートのタイトルは『懐かしの宝塚イブニングコンサート』だ。
カラーセラピーがどうのとは、まったく関係ない。
タイトルに「カラーセラピーやりますよ」という意味の副題を付けるか、パンフレット(チラシ1枚でも可)を配布するかして、あらかじめ意図を明らかにするべきだ。
「んな金や準備の必要なことはしたくない」というなら、台本を練り、コンサートの最初にコンセプトをしっかり解説する必要があった。
このへん所詮タカラヅカってゆーか、お茶会感覚ってゆーか、すべて、なし崩しに進んだのよ……せっかくの興味深いコンセプトが。
プロの主催するイベントならまずありえないことだけど、出演者が自分でコーディネートするハンドメイド・イベントだから、素人臭さ丸出しなグダグダっぷりが、残念で。
ステージ……というか、段差もないレストランの一画のふつーの空間で歌うわけなんだが、そこにカラーセラピーのボトルスタンドが置いてある。
登場したケロはそこからボトルをひとつ選び、グランドピアノの上にちょこんと置き、歌い出す。
1曲ごとにボトルを替える。
曲とボトル(色)になにか意味があるらしい。
それはわかるんだが、ものすげー説明不足。
カラーセラピーがなんなのかわかんない人にだって、「色になにか意味がある、イメージするものがある」くらいはわかる。
ケロが説明したのはその「素人でもわかる、見たらわかる」部分のことで、肝心の「で、ソレがなんなの?」については説明しなかった。
自分たちがわかっているので、説明しなかったんだろう。素人イベントにありがちな、客観性の欠如。
選んだ色に意味があることは見たらわかるから、「何故そんなことをするのか」を教えてくれよダーリン。
カラーセラピストの張さんも、真面目に色の持つ意味を解説してくれるけど、「で、それがなんなのよ?」についてはスルー。
たとえば、NYな歌を歌うケロ。
「NYはこんなイメージなんで、この色のボトルを選びました」
ふーん、ケロちゃんにとってはNYってこんな色なんだー。……と、ここまではいい。
そのあとに、ケロは張さんに聞く。「合ってますか?」
えーと、この「合ってますか?」の意味は?
NYのイメージは「この色」と、世の中ではカラーが決まっているの? 「黄色」が正解だとしたら、ここで「青」を選ぶことまちがい?
それとも、NYに対してどんな色を選んだかの正誤ではなく、ケロが語った「色」に対する解釈がカラーセラピー的に合っているかということ?
たぶん後者の意味だとは思うんだが、ケロは1曲歌い、その曲の色について語ったあと必ず張さんに「合ってますか?」と聞く。そして張さんが「合ってます」と答える。
このやりとりの意味がわからない。
曲に対して、イメージする色を選ぶ。
これはわかるし、興味深い試みだと思う。
だがそれを選ぶ人間と、その人間のスタンスがわからない。
選んだのは、誰なのか?
ケロのコンサートである以上、選ぶのはケロであるべきだと思うが、どうやらそうでもない。
「次の曲は何番のボトル」と張さんが指示を出す。
そしてケロが歌い、色の意味を語り、「合ってますか?」「合ってます」と言う。
どんな曲を歌うか打ち合わせたときに、カラーセラピストの張さんも一緒になって、あらかじめ色も決めていたっぽい。
では、その立ち位置をまずはっきりと説明してもらわないと、見ている方はわけがわからない。
「この曲はこの色」と思ったその動機を、コンサートを通してどういう立ち位置で選んでいるのかを、最初に説明してもらわないと。
ケロの立場が中途半端すぎるんだ。
半端に長くなったので続く。