最近、語彙の少なさが加速している気がする。

 かっこいい以外の言葉を使っていない気がする。
 昔のわたしは、もう少し他のことも書いていたよーな記憶があるんだが……。

 まっつまっつな『EXCITER!!』です。視界はいつでもまっつセンター。まっつ中心。

 夢ゆめしくはじまる『EXCITER!!』の、まっつ登場は世界が赤と黒とゴールドへ変化するのと共に。
 大階段を2列になって降りてくる男たちの、上手の先頭。
 『ベルばら』で打ちのめされたあとなだけに、この「花組! タカラヅカ!」というクドカッコイイ演出にわくわくする。

 男役の花組と言われ、ダンスの花組と言われ。
 組カラーは時代によってそのときのトップによって変わるものだけれど、その奥に息づくDNAだけは変えようがない。
 男たちが静かな情熱を漲らせ、爆発の予感をひそませたまま大階段を降りてくる姿に、「花組キターーッ!」と思う。

 まっつは花男らしい花男で、花組DNAを色濃く受け継いでいるひとり。
 今回はいつもにも増して、そのことに強く気づかされる。

 黒の変わり燕尾っつーんですか、テール部分がドレスのようにひだになってる衣装。踊るとテールが揺れて、裏の真紅が炎のようにひるがえるという。
 情熱的な音楽と赤黒変わり燕尾男たちのダンスが、息を飲む格好良さ。

 男たちだけのダンスのあと一旦ハケて、壮くんの歌でトップコンビが踊るところで、再登場。
 今度は相手役アリ、いちかちゃんとのデュエットダンス。

 ここが、もお、もお。

 最初からナニしてくれますねん! ってくらい、エロカッコイイ。

 数組のカップル登場で、それぞれタンゴをがっつり踊っているわけなんだが、見事にココはまっついちかしか見ていないので、他の顔ぶれがまったくわかっていない(笑)。
 まっつといちかちゃんは、なんつーかこう、「目線が合う」感じが好きだ。がっつり見つめ合っている感じ。双方逃げ場なしの容赦なしっていうか。
 もともとエロい振付なんだと思うが、それにしてもあれってキスシーンなんですか?
 抱き合って踊ったあと、ふたりが顔を近づけていって、顔が客席から見えないように踊る角度を変える、というのは。
 ヅカのキスシーンはほんとにキスするわけではなく、寸止め。だから唇が重なっていないことを見せないように、チューの瞬間背中を見せて、客席からはしてなくてもしてるよーに見せる。
 それと同じことをしてるよね? 顔を近づけて、唇が触れるのかな、ってときに、角度変えて顔は見せないよーにして踊るっつーのは。ダンスだから、芝居のキスシーンほど顔が近くないので、判断が難しい。
 ただ、いちかちゃんが目を伏せているのはわかる。目を伏せて、顔を近づけているんだわ。
 しかしまっつがどうなのかが、よくわからない。まっつは背中向きになるんだよなー。まっつが目を伏せているならほんとにキスシーンなのかも?

 まっつキスは大変レアなので、間近で見てみたいです。

 まっつさんのキスシーンをまともに見たのは彼の新公主演時にまで遡ってしまいます。
 大変微妙なカツラだった『天使の季節』とか、最後の最後にとってつけたよーに1回あっただけの『La Esperanza』とか。……なんかまともなキスシーンではなかったよーな、そんなものしか見たことありませんから。

 エロダンスでエロエロに顔を近づけるまっつは、どんな顔してるんでしょうね? 是非間近で見てみたいんですが、彼の踊る位置からして、上手タケノコに坐るしかないんぢゃないかと……そのへんって一般発売してないよーな……しくしく、一生見られないわ。

 ちなみにここのダンスは壮くんの歌で踊っているわけだが、まっつは壮くんから歌を受け継ぐんだな。パートナーのいちかちゃんを壮くんへ譲り渡して。
 それまで数組のカップルのひとりとして踊っていたのに、突然ひとりで歌い出す。
 しかも、すげえイイ声で。

 この、大勢の中でひとり突然歌い出す、つーの、すごく好き(笑)。
 フォーカスが合う感じが、わくわくする。
 もとからひとり豪華な衣装、というならともかく、みんな同じなのにふとピントが合うように、突然ライトが当たるように、その他大勢から一歩前へ出る、ひとり特別になる、その感じが。

 まっつが歌い出すところで、周囲に人がわーっとやってくるから余計に「大勢の中で、不意にひとり」に思える。
 ええ、オペラはまっつロックオン状態なので、全体はわかりません。まっつの周囲にわらわらみんな現れるから、舞台全体に大勢登場したんだなと推察(笑)。

 んで、まっつの歌の間、周囲の人たちは男女カップルでタンゴを踊る。舞台狭っ。大階段出てるからただでさえ狭いのに、いったい何組のカップルが踊ってるの?! すごい密度でデュエットダンス。
 そしてわたし的ツボに入りまくりの、この場面ラストのキメ……まっつの歌が終わり、短い後奏が「じゃんっ、じゃんっ、じゃらららん、じゃん!」と入って暗転する演出部分。
 この「じゃんっ、じゃんっ」でカップルたちはそれぞれポーズを決めていく。最後の「じゃん!」ではみんな、互いに抱き合ってポーズ決めて暗転、なわけよ。
 他のみんなは、カップルなの。男には女がいるのよ。
 なのにまっつだけ、シングル。
 ひとりぼっち。
 男女カップルがエロカッコ良くポーズを決めているなか、まっつは男ひとりでポーズ。

 まっつひとりかよ! 女ナシかよ!! さびしーーっ!!(笑)
 ひとりだけ女ナシ(カノジョは壮くんに取られた)なのに、すげースカシた顔でポーズ決めてるのが、もお。

 きゃーきゃーきゃー。

 変なトコでツボ入りまくり、萌えまくり(笑)。

 
 んで一旦暗転したあと、一拍おいてライトが点く。がらりとムードが変わり、主題歌GO!
 あの「バチっバチっバチっ」で「ガチっガチっガチっ」です。ナニこの特撮ヒーローソング?!な主題歌です。

 みんな一気に笑顔全開、ライト輝度アップ、手拍子解禁で祭りムード。
 曲に合った「アクション!」って感じの振付も好きだー!

 この主題歌好き。問答無用でテンション上がる。真似して踊りたくなる。

 でもってナニ気に好き過ぎるのが、銀橋を歌い踊りながら忙しく通っていくときの、「バチっバチっバチっ」と「ガチっガチっガチっ」で両腕を広げる振付。
 かなりなスピードで銀橋移動しなきゃいけないのに、この歌詞のところで体勢低くして両腕広げなきゃいけなくて、ものすごく忙しそうなの!あわあわわたわたしているよーに見えるの! やーん、ステキーー!!(笑)

 このプロローグほんと好きだ。
 アダルト・セクシーではじまって、特撮ソングではじけて終わるなんて、小気味良い。

 まっつはここで本舞台上のほとんどの人々と一緒に上手へさーっと退場しちゃうけど、彼らと入れ替わりに歌い出す女豹@彩音ちゃんもすげーかっこいいし。特撮主題歌の裏バージョン、女主人公編。いやあ、主題歌がイイと盛り上がるなー。

 うわ。プロローグだけで1日欄使い切った。続く~~。

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