難しい作品だからこそ。@新人公演『ロミオとジュリエット』
2011年1月23日 タカラヅカ 聴いて感じている以上に、歌の難しい作品なんだなと、あちこちで思い知らされた、新人公演『ロミオとジュリエット』。
わたしが朝風れいくんを個別認識したのが、『凍てついた明日−ボニー&クライドとの邂逅』だ。
そこで彼は名曲「ブルース・レクイエム」を歌っていた。
『凍てついた明日−ボニー&クライドとの邂逅』は役替わり公演で、Aチーム・Bチームで主要な役が替わり、朝風くんも役が替わった。……のに、「ブルース・レクイエム」を歌うのは彼だった。その役だから歌ったのではなく、朝風くんだから歌ったってことだ。
癖のない声で、とてもニュートラルに名曲を歌っていた。
以来朝風くんは、わたしの中では歌ウマ認定。なにしろ「ブルース・レクイエム」の歌手ですよ!
でもって顔が好みなので、いつもなんとなく目に付く。学年が上がるにつれ、その度合いが増す。
今回の『ロミオとジュリエット』本公演でも、キャピュレットチームでこわーい顔をしているのとか、大好物で愛でています。
その彼が、新人公演でキャピュレット卿を演じる。
色男役ですよ!! しかも歌がありますよ! や、キャピュレット卿最大の見せ場であるソロはカットされるだろうけど、それ以外も歌と出番はモンタギュー卿に比べてたくさんあるし、わくわくですよ。
そして実際に。
色男です、モンタギュー卿。
登場した瞬間から、「かっこいいっ」と大喜び。ナニあのわたし的ど真ん中な美中年ぶりはっ。
本役さんと比べれば線が細いんだけど、その分神経質な感じでヨシ。声に厚みもないっつーか喋っているときにいっぱいいっぱいなのが透けて見えるけど……まあそれは新公らしさってやつで。
いやはや。
まさか、「娘よ」のソロがあるとは思ってなかった。
まるまる1曲歌っちゃいましたよ、朝風くん。大劇場で。
すっげー。
……しかし、歌いきった、というだけで、その、歌いこなせていたかどうかは……。
「ブルース・レクイエム」を聴いたとき、ニュートラルな正しい歌声だなと思ったんだけど。
まだ余計な色が一切付いていない、「音」として正しい歌声。未完成ゆえにひろがりを予感させるような。
あれから3年? ……あんまりうまくなってないよーな……。
そんだけ『ロミジュリ』の曲は難しいってことっすかね。
それにしても、すげー歌ウマってほどでもなく、また路線スターというわけでもないのに、朝風くんは名曲をまるまる1曲歌いきる機会にまたしても恵まれちゃったわけっすね。
このめぐりあわせの強さを、是非糧にして欲しいです。
ロレンス神父@ホタテくんは、なんつっても芝居が良かった。
ナニあの安定したうまさ。おっさん演じると際立つなあ。
歌はハラハラしたけどね(笑)。でもあんだけ歌えればいいんじゃないかなあ。
キャピュレット夫人@カレンちゃんがいい女だ。
なんか格好良かったぞ。激しい女が似合う。
モンタギュー夫人@いの莉ちゃんは、本公演がエロワイルドないい女なのでビジュアルにも期待したんだが……モンタギュー夫人だと、いつものいの莉ちゃんビジュだわ……。
歌は、歌ウマな彼女たちをもってしても、なかなか大変そうだという印象。
カットされた「憎しみ」の歌も聴いてみたかったな。
ヴェローナ大公@透真くんは、いつ出てくるのかと。アルバイトばっかしで、役として出てこないよー。
彼の最大の見せ場であるオープニングがカットされているため、あとは裁き場面で台詞と歌がわずかにあるだけ、ラストシーンは個としての台詞と歌はないし。
おかげで、歌える人なのかどうかもわからん(笑)。
とりあえず、相変わらずきれいでした。みっさまとタニちゃんを足したよーな感じ。
ピーター@れのくんがかわいい。もーめちゃくちゃかわいい。
帽子かぶってたって、あの素敵な鼻はよくわかるし!(彼の鼻スキー)
ハウルがキャピュレット男……キングの役をやっていた。すごいのよ、髪の毛立たせて、こわーい顔して。
でも、こわくないの(笑)。すごくかわいいの。
悪ぶっちゃってもお、この子は!みたいな。(ヲイ)
でもってそのハウルくんのすぐそばに、れのくんが同チームとしてまぎれていたりね、やーん、好みの鼻が並んでるー!(ヲイ)
愛@あすくんは……ヲカマ……?
と観劇後に忌憚なき感想を言って、あすくんファンに抗議されました(笑)。
あすくんは期待の美少年です、本公演でも目立ってます。特にらんとむさんのファンの食いつきぶりは素敵です、ええつまりそーゆー顔立ちです(笑)。
若くてきれいな男の子だから、娘役も違和感ないだろうと思っていたんだけど、甘かった。
前髪ぱっつんのカツラがいかんかったんか? なんかとてもヲカマちっくだった……。
ダンスはしなやかでしたけれどね。
まだ若いのに、こうまで女装が似合わないっつーのは褒められるべきですよ、そんだけ男役だってことで!(笑)←笑うのか。
相方の死@レオくん、顔立ちが好みの子だから死メイクをするとどーなるのか興味津々だったんだけど。
黒天使@さおたさんに見えた。
後日スカステで見たらガイチっぽかったけど。ナマではさおたさん。
レオくんって喋らないとオトコマエだよね。喋るといろいろとびっくりするけど。その、前回の新公とか。
研3であれだけシャープな輪郭を持っているのは武器だよなー。
本役さんとちがってカツラで丸顔隠しをしなくていいので、表情がよくわかる。
やりすぎぢゃ?ってくらい、顔芸しまくり。邪悪なカオとか、恍惚としたカオ、がんばってやってました。
なんか面白かった(笑)。
愛と死は同格でした。どっちも元気。(ってソレはどうなの・笑)
最後に。
パリス@まなはる。
前半大幅カットのこのひどい構成の新公で、愛と死の次に登場するのがパリスなんだが。
登場した途端、アゴが落ちた。ちょ……っ、そのアタマ……!!
目が点、つーかね。
結い上げた髪に、小鳥さんついてませんでした?
鳥、ちょお、鳥ついてるよパリス!! と、ソレに気を取られまくったよ(笑)。
キイロイトリさんです。ついでに宝石も巻き込んであったよーな。
あまりのアホアホっぷりに、絶句。
すげーやパリス。
こんだけカンチガイ野郎全開だったら、ジュリエット@あゆっちでなくても逃げ出すし、ティボルト@りんきらでなくてもムカつくわー(笑)。
まなはるはまなはるらしい全力疾走ぶりで、舞踏会では覆面レスラーみたいなティボルトにくるくる持ち上げられ回され、きゃーきゃーやってました。
なにこの際立つギャグキャラっぷり……。
突き抜けてアホなので、腹も立たないというか、目が離せなくなる(笑)。困ったヤツだわ、パリス……(笑)。
や、楽しかったです。
全体的に「足りなかった」印象の新公ではあったけれど、それは未来への期待感ゆえというか。ここで完成せずに、彼らのジェンヌ人生はこれからなんだから、今回の公演は通過点っつーことで、さらに個性豊かに1観客たるわたしの目を楽しませてくれることでしょう。わくわく。
……願わくば、東宝で舞台構成やり直してくんねーかなー……。
わたしが朝風れいくんを個別認識したのが、『凍てついた明日−ボニー&クライドとの邂逅』だ。
そこで彼は名曲「ブルース・レクイエム」を歌っていた。
『凍てついた明日−ボニー&クライドとの邂逅』は役替わり公演で、Aチーム・Bチームで主要な役が替わり、朝風くんも役が替わった。……のに、「ブルース・レクイエム」を歌うのは彼だった。その役だから歌ったのではなく、朝風くんだから歌ったってことだ。
癖のない声で、とてもニュートラルに名曲を歌っていた。
以来朝風くんは、わたしの中では歌ウマ認定。なにしろ「ブルース・レクイエム」の歌手ですよ!
でもって顔が好みなので、いつもなんとなく目に付く。学年が上がるにつれ、その度合いが増す。
今回の『ロミオとジュリエット』本公演でも、キャピュレットチームでこわーい顔をしているのとか、大好物で愛でています。
その彼が、新人公演でキャピュレット卿を演じる。
色男役ですよ!! しかも歌がありますよ! や、キャピュレット卿最大の見せ場であるソロはカットされるだろうけど、それ以外も歌と出番はモンタギュー卿に比べてたくさんあるし、わくわくですよ。
そして実際に。
色男です、モンタギュー卿。
登場した瞬間から、「かっこいいっ」と大喜び。ナニあのわたし的ど真ん中な美中年ぶりはっ。
本役さんと比べれば線が細いんだけど、その分神経質な感じでヨシ。声に厚みもないっつーか喋っているときにいっぱいいっぱいなのが透けて見えるけど……まあそれは新公らしさってやつで。
いやはや。
まさか、「娘よ」のソロがあるとは思ってなかった。
まるまる1曲歌っちゃいましたよ、朝風くん。大劇場で。
すっげー。
……しかし、歌いきった、というだけで、その、歌いこなせていたかどうかは……。
「ブルース・レクイエム」を聴いたとき、ニュートラルな正しい歌声だなと思ったんだけど。
まだ余計な色が一切付いていない、「音」として正しい歌声。未完成ゆえにひろがりを予感させるような。
あれから3年? ……あんまりうまくなってないよーな……。
そんだけ『ロミジュリ』の曲は難しいってことっすかね。
それにしても、すげー歌ウマってほどでもなく、また路線スターというわけでもないのに、朝風くんは名曲をまるまる1曲歌いきる機会にまたしても恵まれちゃったわけっすね。
このめぐりあわせの強さを、是非糧にして欲しいです。
ロレンス神父@ホタテくんは、なんつっても芝居が良かった。
ナニあの安定したうまさ。おっさん演じると際立つなあ。
歌はハラハラしたけどね(笑)。でもあんだけ歌えればいいんじゃないかなあ。
キャピュレット夫人@カレンちゃんがいい女だ。
なんか格好良かったぞ。激しい女が似合う。
モンタギュー夫人@いの莉ちゃんは、本公演がエロワイルドないい女なのでビジュアルにも期待したんだが……モンタギュー夫人だと、いつものいの莉ちゃんビジュだわ……。
歌は、歌ウマな彼女たちをもってしても、なかなか大変そうだという印象。
カットされた「憎しみ」の歌も聴いてみたかったな。
ヴェローナ大公@透真くんは、いつ出てくるのかと。アルバイトばっかしで、役として出てこないよー。
彼の最大の見せ場であるオープニングがカットされているため、あとは裁き場面で台詞と歌がわずかにあるだけ、ラストシーンは個としての台詞と歌はないし。
おかげで、歌える人なのかどうかもわからん(笑)。
とりあえず、相変わらずきれいでした。みっさまとタニちゃんを足したよーな感じ。
ピーター@れのくんがかわいい。もーめちゃくちゃかわいい。
帽子かぶってたって、あの素敵な鼻はよくわかるし!(彼の鼻スキー)
ハウルがキャピュレット男……キングの役をやっていた。すごいのよ、髪の毛立たせて、こわーい顔して。
でも、こわくないの(笑)。すごくかわいいの。
悪ぶっちゃってもお、この子は!みたいな。(ヲイ)
でもってそのハウルくんのすぐそばに、れのくんが同チームとしてまぎれていたりね、やーん、好みの鼻が並んでるー!(ヲイ)
愛@あすくんは……ヲカマ……?
と観劇後に忌憚なき感想を言って、あすくんファンに抗議されました(笑)。
あすくんは期待の美少年です、本公演でも目立ってます。特にらんとむさんのファンの食いつきぶりは素敵です、ええつまりそーゆー顔立ちです(笑)。
若くてきれいな男の子だから、娘役も違和感ないだろうと思っていたんだけど、甘かった。
前髪ぱっつんのカツラがいかんかったんか? なんかとてもヲカマちっくだった……。
ダンスはしなやかでしたけれどね。
まだ若いのに、こうまで女装が似合わないっつーのは褒められるべきですよ、そんだけ男役だってことで!(笑)←笑うのか。
相方の死@レオくん、顔立ちが好みの子だから死メイクをするとどーなるのか興味津々だったんだけど。
黒天使@さおたさんに見えた。
後日スカステで見たらガイチっぽかったけど。ナマではさおたさん。
レオくんって喋らないとオトコマエだよね。喋るといろいろとびっくりするけど。その、前回の新公とか。
研3であれだけシャープな輪郭を持っているのは武器だよなー。
本役さんとちがってカツラで丸顔隠しをしなくていいので、表情がよくわかる。
やりすぎぢゃ?ってくらい、顔芸しまくり。邪悪なカオとか、恍惚としたカオ、がんばってやってました。
なんか面白かった(笑)。
愛と死は同格でした。どっちも元気。(ってソレはどうなの・笑)
最後に。
パリス@まなはる。
前半大幅カットのこのひどい構成の新公で、愛と死の次に登場するのがパリスなんだが。
登場した途端、アゴが落ちた。ちょ……っ、そのアタマ……!!
目が点、つーかね。
結い上げた髪に、小鳥さんついてませんでした?
鳥、ちょお、鳥ついてるよパリス!! と、ソレに気を取られまくったよ(笑)。
キイロイトリさんです。ついでに宝石も巻き込んであったよーな。
あまりのアホアホっぷりに、絶句。
すげーやパリス。
こんだけカンチガイ野郎全開だったら、ジュリエット@あゆっちでなくても逃げ出すし、ティボルト@りんきらでなくてもムカつくわー(笑)。
まなはるはまなはるらしい全力疾走ぶりで、舞踏会では覆面レスラーみたいなティボルトにくるくる持ち上げられ回され、きゃーきゃーやってました。
なにこの際立つギャグキャラっぷり……。
突き抜けてアホなので、腹も立たないというか、目が離せなくなる(笑)。困ったヤツだわ、パリス……(笑)。
や、楽しかったです。
全体的に「足りなかった」印象の新公ではあったけれど、それは未来への期待感ゆえというか。ここで完成せずに、彼らのジェンヌ人生はこれからなんだから、今回の公演は通過点っつーことで、さらに個性豊かに1観客たるわたしの目を楽しませてくれることでしょう。わくわく。
……願わくば、東宝で舞台構成やり直してくんねーかなー……。