あすレオあすレオ言いながら、ナニか思い出すなあ、と思っていたんだが。
 自転車を漕ぎながらはっと思いついた。

 レオとアストラだ!

 子どもの頃に見た、『ウルトラマンレオ』。夕方に毎日子ども向け番組の再放送がやっていたころ、ウルトラシリーズや他の特撮なんかも順次放映していたと思う。
 『レオ』はなんか暗い話で、頭の悪いガキだったわたしにはあまり理解できず、途中で見るのをやめてしまっていた。が、学校から帰ったらちょうどやっている時間帯だったからか、見るともなしに見ていた部分もあったらしい。断片的に記憶がある。
 話はよくわかんないが、ツボがあったためだ。

 ひとつめのツボ。
 レオは、滅亡した星の王子様である。
 悪い宇宙人に故郷を滅ぼされ、地球に亡命してきていたのな。
 んで、再び悪い宇宙人が、今度は地球をターゲットにしたから、レオは第二の故郷を守るために戦っている。……てな設定だったと思う。

 ふたつめのツボ。
 レオには、双子の弟アストラがいる。
 ただの弟ぢゃダメだ、双子だ。この「双子」っつーのに、何故か萌えた。や、その時代には「萌え」という言葉も概念もなかったが。
 ガキのくせに、双子萌えだった(笑)。

 みっつめのツボ。……実はコレが最大のツボ。
 アストラは故郷が滅亡した際に死んだと思われていた。それがあとになって生きていたことがわかる。……後付け設定くさいと当時ですら思ったな(笑)。
 で、その、実は生きていたアストラは、敵に囚われていた。
 囚われの身だったために、片方の太ももに足枷を付けたままである。

 双子の弟で、足枷付きですよ?! ナニこの萌え設定。今の時代なら「あざとすぎ」と言われるくらい腐った設定ですよ?
 足枷の位置がやばい。太ももって、なんの意味でそんなところを拘束したのよ?!

 ……と、子どもだったはずなのに、無意識にツボっておりました……。三つ子の魂百まで。ヲタは生まれ落ちた瞬間からヲタ。

 「ウルトラマンでどれがいちばん好き?」と聞かれたら、「アストラかゾフィ」と答える子どもでした。聞いてきた相手を絶句させる返答ナリ。
 アストラとゾフィの共通点は、「どちらも脇役」「人間の姿がない」「たまにしか出てこない」……あああ、大人になっても嗜好が変わってなさ過ぎる。主役タイプに興味なかったんだ、昔から! 脇の渋い人が好きだったんだよー。……まっつってゾフィタイプだよね?(笑)

 
 そんなこんなを芋づる式に思い出しつつ。

 あすレオになーんか引っかかると思ったら、レオとアストラだったのか!
 と、答えを得られて良かったっす。

 思い出せないままだと、むずむずするじゃん?


 あすレオ好きです。

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