『タカラヅカスペシャル2011』のまっつについてのみの感想、続き。

 1幕前半の雪組コーナーだけで、死にそーなほど、心拍数上がりました。どきどきバクバク。

 各組のパロディコーナーが続き、もうこれで出番ナシかな、あとは1幕最後の中詰め的場面にわらわら出てくるかな、ぐらいの引いた気持ちで観劇。
 開演前にチェックしたプログラムで、もう1ヶ所出番があったこと、ものすごい人数の出る場面であることはわかっている。つまり、見慣れた「その他大勢」なまっつだろうなと。

 もちろん、それは間違ってない。1幕のラスト、男役の総踊りで盛り上がって幕、という場面だもの。

 それでも、驚いた。

 トド様センターの場面で、みわっちが出て、まっつが出る、思いもしなかった演出。てゆーか、まっつに、ソロがある。
 びびびびっくりしたっ。

 タカスペ観劇歴も長いもので、なんとなくプログラムのパターンは身についている。
 1幕はオープニングでみんな一緒、各組コーナー、それから中詰め的ショータイム。2幕は出演者たちが少人数口に分かれてのメドレー、後半はトド+トップスターの2・3階席置き去り客席下りソロがあって、パレードで終了。
 この「いつもの構成」なら、まっつの見せ場になりえるのは、1幕の組コーナーと、2幕のメドレーのみ。大勢でなにかしらやるところでは、バックダンサーでしかないはず。

 そう思って、油断していた。
 まっつの声を、もう一度聴けるなんて。

 トド様センターで、みわっちとまっつで三角形に。えええ。
 次の場面では、トド様センターで、ベニーとみりおで三角形に。
 つまりまっつは、真っ当に3番手として扱われていた。……去年もいちおー雪組の3番手としてプログラムには載っていたんですが、6人口のその他大勢扱いだったんですよ? なのに今年は、プログラム通りの扱いされてる……!

 1幕ラストは震災のエールを込めての、感動的演出。
 そこでまっつにも、歌い継ぎのわずかなモノだとしても、ソロがある。そのことに、ふるふると感謝した。うれしいうれしい。

 んで、ここの衣装が、また。

 ダービー帽付き、タキシード。

 まっつの得意分野!!

 ダンスがイイの、きれいなの、小粋なの!
 帽子似合うし、小道具として使う手つきもまた慣れたものだし。

 しあわせの記憶がリンクして、『TUXEDO JAZZ』を思い出す。
 ダービー帽とタキシードで踊っていたね、小粋なダンス。あの公演も、まっつの扱いが目を疑うほど良くて、初日は心臓バクバクいわせてたっけ。

 みわさんとの並びもうれしい。大好きだったいろんな公演を思い出すから。

 しあわせなまま1幕が終わり、もーどうしようかと。


 幕間に自分を落ち着かせ、平常心で臨む2幕。
 去年は1幕でまっつ比で破格の扱いだったけど、2幕はいつものまっつだった。今年もそれに倣い、2幕では「1幕は夢だったのね」という感じになっているかもしれない……(笑)。

 2幕のオープニングは、これまた感動系演出の「明日へのエナジー」。

 まっつの声が、聴きたかった。

 聴けませんでした(笑)。や、席によってはコーラスが聞こえるんだけど、基本、聞こえない。ソロメンバーに入れてもらってないから。
 しかも、なかなか出てこない。
 歌わなくてイイからせめて踊ってくれ、と思うのに、歌メインの演出だったので、場面自体にダンスがそれほど含まれてなかった。

 聴きたかったなあ、まっつの声で、「明日へのエナジー」。

 「明日へのエナジー」といえば、おごそかにはじまって、半ばからどんと転調して衣装も変えて、がんがんに激しく歌い上げ、踊り狂う……という曲。
 神父服のようなストイックな黒服、聖歌隊のような人々……が、ジャケットのボタンを開け放つと中はキラキラ原色のど派手衣装!! というギャップが感動。
 だからソレを期待して見ていたのに。
 なかった……。

 黒服の前を開けることはせず、黒服のまま終了だった。
 『シトラスの風』の爆発的なクライマックスが、ナイ……。
 ちょっと残念な演出だったなー。地味にミニマムになったというか。出演者は豪華なのに。

 まっつは完璧にその他大勢のひとり。
 見慣れた、まっつ。残念なんだけど、ほっとした(笑)。
 あんな扱いばっかじゃ、心臓もたないわ……次の公演とかがこわくてこわくてたまらなくなるわ……。

 すみっこでマイク持って踊っているまっつは、黒服というよりも学ランにしか見えない衣装を着ていて。
 えーと、それってやっぱ、ただの学ランだよね? 「明日へのエナジー」の黒服ぢゃないよね? 裏にキラキラついてないよね?
 おなじみの、学ランですか?
(注・まっつは『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』と『舞姫』×2で同じ学ランを着ています)

 初日はわたし3階席だったからよく見えてなかったんだけど、翌日は1階前方席だったので、しっかり確認しました。

 ただの学ランだ……。

 容赦なく学ラン……。
 ダッサいポケットまで付いてるよ……。

 学ランで踊るショー場面……。

 まっつのカラダが、学ランの中で泳いでいる感じもまた、すごくツボです。
(注・まっつは『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』と『舞姫』×2でも、学ランの中でカラダが泳いでいる感じでした)

 学ランなんか着せられて、それでもすっげーイイ笑顔で踊るまっつがステキ過ぎました……。


 次が、2部のお約束、ヅカソング・メドレー。
 まっつの出番はわりと早めにあった。

 ありがたいことに、まっつを入れて3人。共演はいちかとれみれみ。
 6人口だった去年からすれば、格段のUP。

 プログラムの文字を眺めているだけだと、わからなかった。
 3人口じゃ、ナイ。
 まっつセンターで、女の子ふたりはその後ろ、だ。

 うわーうわーうわー。びびびびっくりしたっーーっ。

 メドレーで場面もらえるとは思ってなくて。だって、組コーナーぢゃないんだもん。コマきんぐあゆっち翔の間なら、そりゃまっつセンターだろうけど、他組と混ざっちゃったらそんなの関係なし、3人で登場なら、3人並列にハモって終了かと思うじゃん。

 てゆーか、人選もうれしい。
 いちかちゃんとれみちゃんって、「ブリドリ」の「まついち夫婦のお宅訪問したれみちゃん」じゃん!
 (http://koala.diarynote.jp/200905041415448360/ ←参照・笑)

 あああ、なつかしいうれしい。
 両手に花ですよ、ベルナール@まっつの両脇で戦っていたパリの女ふたりですよ。

 歌は「夢よ」@『ザ・ドリーマー』です。
 メドレーなので、場面自体は短く、どきバクしているうちに終わってしまった。
 タカラヅカらしい曲で、まっつはとても余裕にタカラヅカしてました。


 しかしもお、うれしすぎる。
 ありがたいタカスペだ。

 続く。

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