歌とダンスとミュージカルと。@宝塚音楽学校第98期生文化祭
2012年2月20日 タカラヅカ いきなり芝居の感想から書いたのは、出演者の見分けがつきやすいからです。『宝塚音楽学校第98期生文化祭』。
第1部の「日本舞踊/予科生コーラス/クラシック・ヴォーカル/ポピュラー・ヴォーカル」では、顔を見分けるのがわりと大変。
全員がソロでなにかしらやってくれて、プログラムに名前がその役名とかで載っていればいいけど、そうじゃない。
日舞は舞踊ソロの男の子しかわかんないし、ポピュラー・ヴォーカルでソロをもらっているのはほんの数人、しかも同じ顔ぶれ。
何人かで出てこられたら、誰が誰だかわからない。じっと立っててくれるわけでもないしな。
例年ならまず、幕開きの「清く正しく美しく」ソロの娘さんをおぼえるんだが、今回はまさかのふたりで歌いますだった……これでもお、見分け付かない……。しょぼん……。
てゆーか、「清く正しく…」はソロであるべきだよー。正統派歌ウマ娘役の腕の見せどころ、男役社会のタカラヅカで、貴重な娘役の晴れの場だよ。これでもかと「スター!」な扱いが気持ちいい役なのに。
ダブルだと、値打ちが落ちるっつーか。
デュエットではなく、ダブルでソロ、ひとりずつ分け合って歌って、デュエットはせずだったよーな。あくまでもソロ曲のまま使ってなかった? コーラスとのハモりだけで。
さらに驚いたのは、クラシック・ヴォーカルが男役だけだったこと。
えええ。
ここでも男役至上主義? 男女平等じゃナイの?
文化祭観るようになってちょうど10年、娘役のクラシック・ヴォーカルがナイのははじめて観た……。枠がひとつしかなくてそれが男役ひとり、はあったけど、わざわざふたり分枠を取っているのに、両方男ってのは、初だわ、たぶん。
仙名さんとかりりことか、印象に残ってるのになあ。
そして、男ふたりがそれぞれカーテン前でひとり歌うわけだが、ふたりめの「誰も寝てはならぬ」を歌った子の横幅に驚いた。りりこの男の子版……? いやその、いい声でした。
りりこといい、やっぱ歌唱力には横幅が必要なのか。
ポピュラー・ヴォーカルの男の子たちの衣装が、新しくなっていた!!
10年目にして、はじめて新しい衣装観た!(笑)
でも、新調したとしてもベストだけかも? 中のシャツは持ち出し……というか、購入義務化されたものだったりして?と思った。
娘たちは同じ。首にリボンのような飾りがあるため、アクセサリーを用意しなくてすむやつ。
しかし、男の子たちが全員同じ衣装になっちゃったため、さらに見分けがつきにくくなった。
今までは「赤いブラウスの子」とか、見分けやすかったのになー。
文化祭だとほんとに、歌唱力よりも曲の善し悪しが顕著になる。音楽自体の持つ力が。
「君の名を呼べば」@『砂漠の黒薔薇』って、いい曲やわ……。耳にすーっと入ってくる。
それに続く「未来へ」@『エクスカリバー』も。……歌手ずんちゃんには、やっぱいい曲をあててたんだなあと思う。
「誰も寝てはならぬ」の男の子が「君の名を呼べば」を歌ってたんだが、やっぱいい声だよー。
「幸せの鐘の鳴る日」を歌った3人のうち、ひとり好きなタイプだった気がするが、誰かわからない……。
クラシック・ヴォーカルのもうひとりの男の子が、ポピュラー・ヴォーカルのクライマックスも務めてた。いちばん歌関係で男役度が高い認定の子なんだろうな。
実際、カタチになっていた。
芝居では難しい国務長官をやっていたし。
しかし、今回わたしがいちばん気になった子は、「エル・アモール」を歌った娘さん。
『哀しみのコルドバ』ですよ、あの男ひとりに女ふたり、三人模様の絶体絶命ソングですよ。
その前の場面が、「ザ・娘役スターです」って感じのガチなソロ場面で、たしか一旦暗転したんだっけか、とにかく「エル・アモール」がはじまる、舞台上に出演者が視認できたその瞬間から、高濃度で演技しまくってる子がいた。
ちょ……、ナニその入りっぷり?!
他のふたりがふつーに歌っているのに、その娘さんひとりぶっちぎりで「芝居」していた。コンサートではなく、ミュージカルだった。
おもしろいなキミ!!
もう彼女に釘付けですよ。
第1部が終わってすぐに、プログラムでチェックしたよ。顔と名前一致、さらに、第2部の芝居も出てる! よっしゃ!!
……ええ、前日欄で語った、街の娘役の子です。いいなー、この子。全身で「芝居が好き」「舞台が好き」って醸し出してる。
ダンスでもよく目に付きました。何故か髪をひっつめて、男たち場面にひとり混ざって踊ってたりしたしな……二度見したよ、何故そこにいる?と(笑)。
素顔写真はそうでもないが、舞台顔が、星組のまいける系に見えたんだ……って、男役やん……(笑)。
第3部の「ダンス・コンサート」では、人を見分けるのは、無理だと放棄している(笑)。
ダンスは無理だわー。
みんなとにかくぶわーっと出てきて、ぶわーっと踊って、じっとしてないから顔なんかろくに見えないしな。それまでに見分けついてなきゃ絶対無理、見分けられている子でも見失うのが通常。アタマ悪いのよわたし。
首席の男の子はさすがにわかるし、実際いつもセンターで踊っているので、絶対わかる。
ピルエットで拍手が起こっていたけど、拍手のタイミングがわたしが思うより早くて、ちょっと置き去りにされた。廻りはじめてすぐに起こったんだ……え、もう? もっとくるくる廻ってから拍手するのかと思ってた。リピーターばっかなのか、客席。
何回廻ったのかはわかんない。たくさん廻ってた。でも、よく動いてたような? わたしの観た回がたまたま調子悪かったのかも、いつもはもっと動かずきれいにくるくる廻っていたのかも。
あと、歌ソロ+国務大臣の子も、さすがに覚えた。わりといいところで踊ってるし。
やはりよく真ん中あたりにいる男の子で、気になる子がふたりばかりいたんだが、名前がわからない……。
すっとした感じの子……って、それだけじゃもう見つけるのは無理だな-。
ひとりは、ザクセン団の子かなあ。
ラストはタップダンスなんだけど、はじまるなり客席手拍子開始。……タップがかき消されてます……いいのか……。
音が聞こえないので、タップ踏んでます風ダンスになってた。
娘役の数が少なくて、やたら男ばかりな印象の舞台。
それがなかなか新鮮。
いつも娘役の方が多いイメージだったからなー。
女の子が少ないと、ちょっとわくわくする。
だって、男女ペアでお稽古するときとか、娘役の取り合いになるわけでしょ? 女の子は全員姫扱いっしょ? ソレ、萌える(笑)。
で、あぶれちゃった甲斐性なし男たちは、仕方なく野郎同士でラブシーンの練習とかしたりするわけですよ! なにソレ萌える(笑)。
今の若い子たちは、みんな伸びやかな肢体をしているね。
首席くんやセンターの男の子たちの、長い手足をしゅぱしゅぱ動かして踊っているのを観て、しみじみ思った。
いいなあ、きれいだなあ。
持って生まれた容姿を武器に、さらに鍛錬して美しくなって、観客を楽しませてくれ。
第1部の「日本舞踊/予科生コーラス/クラシック・ヴォーカル/ポピュラー・ヴォーカル」では、顔を見分けるのがわりと大変。
全員がソロでなにかしらやってくれて、プログラムに名前がその役名とかで載っていればいいけど、そうじゃない。
日舞は舞踊ソロの男の子しかわかんないし、ポピュラー・ヴォーカルでソロをもらっているのはほんの数人、しかも同じ顔ぶれ。
何人かで出てこられたら、誰が誰だかわからない。じっと立っててくれるわけでもないしな。
例年ならまず、幕開きの「清く正しく美しく」ソロの娘さんをおぼえるんだが、今回はまさかのふたりで歌いますだった……これでもお、見分け付かない……。しょぼん……。
てゆーか、「清く正しく…」はソロであるべきだよー。正統派歌ウマ娘役の腕の見せどころ、男役社会のタカラヅカで、貴重な娘役の晴れの場だよ。これでもかと「スター!」な扱いが気持ちいい役なのに。
ダブルだと、値打ちが落ちるっつーか。
デュエットではなく、ダブルでソロ、ひとりずつ分け合って歌って、デュエットはせずだったよーな。あくまでもソロ曲のまま使ってなかった? コーラスとのハモりだけで。
さらに驚いたのは、クラシック・ヴォーカルが男役だけだったこと。
えええ。
ここでも男役至上主義? 男女平等じゃナイの?
文化祭観るようになってちょうど10年、娘役のクラシック・ヴォーカルがナイのははじめて観た……。枠がひとつしかなくてそれが男役ひとり、はあったけど、わざわざふたり分枠を取っているのに、両方男ってのは、初だわ、たぶん。
仙名さんとかりりことか、印象に残ってるのになあ。
そして、男ふたりがそれぞれカーテン前でひとり歌うわけだが、ふたりめの「誰も寝てはならぬ」を歌った子の横幅に驚いた。りりこの男の子版……? いやその、いい声でした。
りりこといい、やっぱ歌唱力には横幅が必要なのか。
ポピュラー・ヴォーカルの男の子たちの衣装が、新しくなっていた!!
10年目にして、はじめて新しい衣装観た!(笑)
でも、新調したとしてもベストだけかも? 中のシャツは持ち出し……というか、購入義務化されたものだったりして?と思った。
娘たちは同じ。首にリボンのような飾りがあるため、アクセサリーを用意しなくてすむやつ。
しかし、男の子たちが全員同じ衣装になっちゃったため、さらに見分けがつきにくくなった。
今までは「赤いブラウスの子」とか、見分けやすかったのになー。
文化祭だとほんとに、歌唱力よりも曲の善し悪しが顕著になる。音楽自体の持つ力が。
「君の名を呼べば」@『砂漠の黒薔薇』って、いい曲やわ……。耳にすーっと入ってくる。
それに続く「未来へ」@『エクスカリバー』も。……歌手ずんちゃんには、やっぱいい曲をあててたんだなあと思う。
「誰も寝てはならぬ」の男の子が「君の名を呼べば」を歌ってたんだが、やっぱいい声だよー。
「幸せの鐘の鳴る日」を歌った3人のうち、ひとり好きなタイプだった気がするが、誰かわからない……。
クラシック・ヴォーカルのもうひとりの男の子が、ポピュラー・ヴォーカルのクライマックスも務めてた。いちばん歌関係で男役度が高い認定の子なんだろうな。
実際、カタチになっていた。
芝居では難しい国務長官をやっていたし。
しかし、今回わたしがいちばん気になった子は、「エル・アモール」を歌った娘さん。
『哀しみのコルドバ』ですよ、あの男ひとりに女ふたり、三人模様の絶体絶命ソングですよ。
その前の場面が、「ザ・娘役スターです」って感じのガチなソロ場面で、たしか一旦暗転したんだっけか、とにかく「エル・アモール」がはじまる、舞台上に出演者が視認できたその瞬間から、高濃度で演技しまくってる子がいた。
ちょ……、ナニその入りっぷり?!
他のふたりがふつーに歌っているのに、その娘さんひとりぶっちぎりで「芝居」していた。コンサートではなく、ミュージカルだった。
おもしろいなキミ!!
もう彼女に釘付けですよ。
第1部が終わってすぐに、プログラムでチェックしたよ。顔と名前一致、さらに、第2部の芝居も出てる! よっしゃ!!
……ええ、前日欄で語った、街の娘役の子です。いいなー、この子。全身で「芝居が好き」「舞台が好き」って醸し出してる。
ダンスでもよく目に付きました。何故か髪をひっつめて、男たち場面にひとり混ざって踊ってたりしたしな……二度見したよ、何故そこにいる?と(笑)。
素顔写真はそうでもないが、舞台顔が、星組のまいける系に見えたんだ……って、男役やん……(笑)。
第3部の「ダンス・コンサート」では、人を見分けるのは、無理だと放棄している(笑)。
ダンスは無理だわー。
みんなとにかくぶわーっと出てきて、ぶわーっと踊って、じっとしてないから顔なんかろくに見えないしな。それまでに見分けついてなきゃ絶対無理、見分けられている子でも見失うのが通常。アタマ悪いのよわたし。
首席の男の子はさすがにわかるし、実際いつもセンターで踊っているので、絶対わかる。
ピルエットで拍手が起こっていたけど、拍手のタイミングがわたしが思うより早くて、ちょっと置き去りにされた。廻りはじめてすぐに起こったんだ……え、もう? もっとくるくる廻ってから拍手するのかと思ってた。リピーターばっかなのか、客席。
何回廻ったのかはわかんない。たくさん廻ってた。でも、よく動いてたような? わたしの観た回がたまたま調子悪かったのかも、いつもはもっと動かずきれいにくるくる廻っていたのかも。
あと、歌ソロ+国務大臣の子も、さすがに覚えた。わりといいところで踊ってるし。
やはりよく真ん中あたりにいる男の子で、気になる子がふたりばかりいたんだが、名前がわからない……。
すっとした感じの子……って、それだけじゃもう見つけるのは無理だな-。
ひとりは、ザクセン団の子かなあ。
ラストはタップダンスなんだけど、はじまるなり客席手拍子開始。……タップがかき消されてます……いいのか……。
音が聞こえないので、タップ踏んでます風ダンスになってた。
娘役の数が少なくて、やたら男ばかりな印象の舞台。
それがなかなか新鮮。
いつも娘役の方が多いイメージだったからなー。
女の子が少ないと、ちょっとわくわくする。
だって、男女ペアでお稽古するときとか、娘役の取り合いになるわけでしょ? 女の子は全員姫扱いっしょ? ソレ、萌える(笑)。
で、あぶれちゃった甲斐性なし男たちは、仕方なく野郎同士でラブシーンの練習とかしたりするわけですよ! なにソレ萌える(笑)。
今の若い子たちは、みんな伸びやかな肢体をしているね。
首席くんやセンターの男の子たちの、長い手足をしゅぱしゅぱ動かして踊っているのを観て、しみじみ思った。
いいなあ、きれいだなあ。
持って生まれた容姿を武器に、さらに鍛錬して美しくなって、観客を楽しませてくれ。