まっつが高校生役なら、博多まで遠征します。

 今さら、せぶんてぃーんなまっつを見られるなら。
 センターパーツよろしく。さらさら金髪、前髪必須。
 ベンヴォーリオ@『ロミジュリ』より、さらに若い役!! そんな、ある意味羞恥プレイ(笑)なご贔屓様が見られるなら、どこへでも行きまっつ。

 それくらいの意外性がナイと、チケット購買意欲につながらない。

 と、わたしは思いましたが。
 実際のところ、現代の日本人の何人が「観たい」と思うタイトルなんだろう、『フットルース』って。
 出演者もカンパニーも関係なく、「えっ、『フットルース』やるの?! なにがなんでも観てみたいっ」と思う人って、どれくらいいるの?
 何万人もの人が、実際にお金を出して観るかはともかくとして、「興味を持つ」タイトルなんだよね? 興味すら持たない、心のカケラも動かないタイトルを、わざわざ大阪と博多でやらないよね?
 わたしが知らないだけで、現代日本人の多くは「『フットルース』って今現在すごく好き! 感動! 今現在すごく興味ある!」って感じなのよね??

 そうでありますように。

 どんだけ良い舞台だったとしても、まず不特定多数の人々に「興味」を持ってもらわないと、はじまらないもんなああ。

 とまあ。
 夢にも思わないタイトルが来たので、盛大に首をかしげています。
2012/02/24

2012年 公演ラインアップ【梅田芸術劇場メインホール・博多座】<7~8月・雪組『フットルース』>


2月24日(金)、2012年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、梅田芸術劇場メインホール・博多座公演の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。

雪組
■主演・・・(雪組)音月 桂、舞羽美海

◆梅田芸術劇場メインホール:2012年7月7日(土)~7月23日(月)
◆博多座:2012年8月1日(水)~8月25日(土)

ミュージカル
『フットルース』
潤色・演出/小柳奈穂子

1984年にアメリカで公開され大ヒットとなった映画「フットルース」は、1998年にブロードウェイで上演され、100万人以上の動員を記録。以後、日本でも度々上演されてきました。耳馴染みのある名曲と迫力あるダンスは、今なお新鮮で、2011年にはリメイク版の映画がアメリカで公開されています。大都会シカゴに育った高校生レンが、ロックとダンスが禁止された保守的な田舎町に転校し、住人との間に騒動を巻き起こしながらも、愛や友情を経験して成長し、やがて周囲の人々と心を通わせ、卒業ダンスパーティーを開催するまでを描く青春物語です。

 キムくんに高校生……。
 や、似合うよ。似合うけどさ、キムくんはそのテの役をやり尽くしているイメージだから、今さら「似合うとわかりきっている役」をやっても、新規開拓にならないっちゅーか。

 キムくんには、絶大な信頼を置いている。
 彼が演じる限り、その役は良いモノになる。それだけの力のある舞台人だ。
 できるだけ多くの人に、音月桂を知って欲しい。見て欲しい。
 雪組の自慢のトップスターだ。
 かわいい容姿ゆえに誤解されがちだけど、持ち味は骨太で男くさい。少年っぽさとフェアリータイプはイコールではない、の見本みたいな人だ。
 だが、容姿のみに焦点を当てたのか、こうも少年役ばかりだと、大人の男を好きな観客(ヅカファンの大多数だよなあ)の選択肢に入れてもらえなくなりそうで、残念だ。

 ロミオ18歳、ニコライ18歳(原作)、フィンチ?歳、ルイ/フィリップ?歳(でもフィリップは育ちの特殊さゆえ少年)、正名18歳、カルロス18歳、レン18歳、ってか?
 もー全部18歳で統一しちゃいなよ!ってぐらい、そのテの年齢が続いてるよなー。
 テレビドラマを見ても、主人公は30代とかのこの現代に、少年役ばかりのトップスターって。

 劇団が持っているキムくん像には危惧を感じますが、それはともかく、キムくんがこの演目を見事に演じきってくれることに期待します。

 んで、2番手のちぎくんがバウ主演である以上、まっつは梅芸博多座組かなと思う。
 ヒロインの父役は勘弁です、高校生役がいいっす。でないとダンス場面壊滅になっちゃうもんよ……まっつ、踊れる人なんですよ、歌だけじゃないんです、ダンスメインのミュージカルで壁の花とか勘弁っす。
 いや、映画しか知らないから、誰にダンスナンバーがあるのかわかってないけど。

 んで、そのちぎくんバウ。
 
2012/02/24

雪組
■主演・・・(雪組)早霧せいな

◆宝塚バウホール:2012年7月19日(木)~7月30日(月)
◆東京特別(日本青年館):2012年8月8日(水)~8月13日(月)

バウ・ミュージカル・プレイ
『双曲線上のカルテ』
~渡辺淳一作「無影燈」より~
脚本・演出/石田昌也

優秀な外科医、フェルナンド=デ・ロッシは、バチカン・カソリック大学病院での約束されたエリート・コースを捨て、ナポリ近郊の個人病院、マルチーノ・メディカル・ホスピタルで勤務に就いていた。孤独な影を秘めたフェルナンドだったが、看護婦のモニカはいつしかフェルナンドの冷たい眼差しに惹かれ、恋に墜ちる。外科医としての腕前は秀逸でありながらも、夜勤中に酒を飲み、医師法違反の手術をし、さらには女の噂も絶えないフェルナンドに、正義と理想の医療を旨とする若き医師ランベルトは反発を強める。だが…一見傍惹無人に見えるフェルナンドの行動の裏には…ある秘密が隠されていた。テレビでも「白い影」としてドラマ化された渡辺淳一のベスト・セラーのひとつ「無影燈」。真の医療とは、愛とは、そして命とは…という深いテーマを真正面から問う「医療ドラマ」の決定版を、宝塚歌劇が舞台化します。

 おもしろくなりますように……。

 わたし個人の感覚として、イシダせんせと医療モノは鬼門!なので、このラインアップには戦慄しました(笑)。
 お願いだから、臓器移植キャンペーンはやめてください。
 どんな話でも隙あらば挿入するからなー(笑)。

 わたしのなかのイシダ株は『復活』で上がっているんですが、苦手ランク上位の演出家であるだけに、手放しで信頼できてません。
 だから、まっつがこっち出演だとしてもモニョるなー。白衣が似合うことはわかってるけどさー(笑)。

 どちらの作品も、現時点でのわたしの萌えにつながってないんですが、まあ先の話だし、直前になればなったでわくわくすると思います。
 今のところ、博多は遠いし行かずに済むならお財布が助かっていいかなあ、みたいなテンションです。


 どっちも良い作品でありますように。
 わたしが「お金も時間もないのに!!」とうれしい悲鳴を上げて西に東に奔走するような。

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