思わぬ幸福は、過去の幸福の記憶とリンクする。@タカラヅカスペシャル2011
2011年12月21日 タカラヅカ 『タカラヅカスペシャル2011』、いろいろ書いて落ち着いたところで、まっつの話。
まっつファンとして、これほど感動したタカスペはなかった。
オサ様サヨナラ時のTCAスペシャルもそのサヨナラショー仕様に大泣きしたけど、それとはまた別の感動。
こういった全組単位のイベントにて、まっつは「声」を聴かせる機会をもらえない。
歌の得意不得意に関わらず、歌っていいのが「スター」に限られているためだ。
まっつはもうずっと、「その他大勢」としての出演だったため、バックダンサー・コーラス要員だった。
ワンフレーズ歌い継ぎがあればめっけもん、というくらいの。
タカスペは、スターと、そのファンのためにある。
出演者たちは豪華だけど、番手付きスター以外のジェンヌファンには、いろいろ寂しい催しである。
組の公演なら得られる扱いを、ここではしてもらえないから。
どんだけその他大勢扱いでも……いや、そうだからこそ、出演するときは生で観なければならなかった。だってテレビカメラには映らないんだもの、すみっこにしかいないから!
参加することに意義がある、まっつを見られる貴重な機会である、という以上の意味はないのが、タカスペだった。
今回は雪組を代表しての出演だけど、今までのまっつ扱い的に、多大な期待は出来ない。
2009年のまぁくんぐらいの扱いかなと思っていた。
2009年は花組はDC公演間近で出演できず、年明けのバウチーム数名が代表して出演していたんだ。今回のまっつと同じ立場。
組単位出演時にまとまって出てきたときは、センター。ちゃんとした1場面はもらえず、他の組にまざってみたり、メドレーでわずかに歌い継ぎをさせてもらったり。
そんなもんだと思っていた。
……それ以下の扱いだったらどうしよう、と不安だった(笑)。
それが、フタを開けてみたら。
まともに、雪組3番手として、扱われている。
えええええ。
1幕の雪組コーナーにて、まっつはセンター奥の階段から、登場した。
去年までその他大勢、いちばん良くて6人口にしか登場できなかったまっつが、梅芸メインホールの舞台に、たったひとりでセンターに立ち、歌う。
今までの扱いと違いすぎて。
見るなり心臓バクバク、体温が急上昇したのが、自分でわかった(笑)。
ナニが起こっているんだ……。
泣けてきたのは感動というより、生理現象だったんじゃないかと思う。
体温が急激に上がりすぎ、本能的に温度調節を必要としたんぢゃないか? 顔がほてりまくって変な汗かいて、ナニか感じる前に涙が出て……って、ほんとコレただの生命維持活動だと思う……し、しなないために、ひつようだったんだ……。
ソロで歌ったのは、「ニコライとプガチョフ」。
男ふたりの掛け合いの曲なんだが、自分のパートのみ歌った。
衣装は「La Vida」@『ロック・オン!』のときの薄紫燕尾。
あのしあわせだった全ツの記憶が甦り、走馬燈のよーに現在目にしているモノに二重写しになる。あうあう、苦しい。しあわせすぎてくるしい。
劇中歌でしかも一部分だから、ソロはあっちゅー間。
プガ様ソングを歌い終わると、がらりと曲調は変わり、『H2$』。
上手からコマ、下手からきんぐがフレーズをソロで歌いながら登場、あゆっちと翔くんも現れて、5人で歌う。
衣装は5人とも色違いでカタチは同じ……ってゆーか、La Vida衣装って、こんだけ色違いであったんだ!!と、関係ないとこに驚愕。
コーラスで歌う『H2$』だから、見慣れた姿。
でもチガウの、まっつセンターなの、メインボーカルなの。キムくんが歌っていたパートなの。
ここで困ったことにわたしの海馬は勝手に『仮面の男』の「努力しないで無銭飲食する方法」が甦ってきたりしたんだけど、それと同時に、しあわせでしあわせてたまらなかった、オサコンの記憶が甦っていた。
頼りなげな顔のまっつを、歌いながら抱き寄せるオサ様。
そのかがいた、彩音ちゃんがいた、ゆまちゃんがいた、しゅん様が、めぐむが、……みんなみんな、いた。
もう帰らない日々。みんないない。今この花園にいるのは、残っているのは、まっつの他はみわっちとまぁくんとじゅりあだけ。
感動、が、わたしのなかの「しあわせの記憶」を刺激する。呼び起こし、あふれさせる。
あの八の字眉毛で困った顔のまま固まっていたまっつが、今、あのときのオサ様と同じ歌を歌っている。
余裕綽々でかわいこぶり(笑)、あの頃のまっつのような下級生たちに囲まれている。
うわわわわ。わわわ。
心臓鳴りすぎて、ピストン早すぎて、やばいよ、止まらないよ。
で、雪組コーナーの最後は「世界の王」。
わたしは『ロミオとジュリエット』が好き。
作品自体が大好きで、雪組の『ロミジュリ』が好きで好きで仕方がない。ヅカヲタやってそこそこ長いけど、ここまで好きになった作品はない。
それくらい好きな作品、もう二度と会えないと肩を落としていた作品の、大好きな歌を……もういちど、聴けるなんて。
もちろん、キムくんセンターの、大劇場公演まんまのメンバーで再現してくれたらうれしい。
わたしは彼らの「世界の王」が大好きだった。
だけどもうそれは叶わず、今ここで「雪組の今年の舞台を振り返る」ことができるのは、まっつを含めた5人だけだ。
今ある中で、最高のカタチで、「世界の王」と再会できた。
ベンヴォーリオがセンターで歌う、「世界の王」。
厳密にはベン様ではないんだろう、まっつはもっとニュートラルに歌っていた。センターで。
そう、「主役」としての歌い方だった。
変にキャラをいじらない、ど真ん中の「主役」的歌い方。素直に、明るく、若く、キラキラに。
もう一度ベン様に会いたかったわたしは、ベン様が歌っていた歌を歌うまっつにくらくらし、さらに、ベン様ではなく主役……ロミオ風に素直な若者の顔で歌うまっつに、くらくらした(笑)。
じ、情報量多すぎ……処理できねー……。
組を代表して出演しているんだから、自組コーナーでセンターなのは当たり前のことなんだけど、そんな姿見たことなかったし(まつださんは、未だにショーでセンターの場面を経験していません・笑)、いくらでも誤魔化してまっつにセンターさせない演出方法はあるわけだし、きっとそうなるだろうと思っていたんだよ。
なにしろほら、直前のショー作品が『RSF』ですよ? あーゆーことかと思うじゃん?
腹括るというか、覚悟するじゃん。どんなことになったって、ついていくだけなんだから。
劇団のサディストぶりはすごいわ……上がって下がってまた上がって、もー大変。
こんだけはらはら揺さぶられたら、ますます夢中になっちゃうわ。
つか、出演している4つの組の3番手は、全員等しくソロでの見せ場があったんだけど、センターから登場させてもらったのはまっつだけなのね。
トップのキムくんがいない、ための嵩上げ演出だとしても、そうやって気を遣った演出をしてくれることが、マジ泣きするほどうれしかった。ありがとうありがとう。
1幕前半の雪組コーナーだけで、もー息も絶え絶え。
なんなのこのありがたいタカスペは。
こんだけ幸せだと、次がこわいよー。
続く。
まっつファンとして、これほど感動したタカスペはなかった。
オサ様サヨナラ時のTCAスペシャルもそのサヨナラショー仕様に大泣きしたけど、それとはまた別の感動。
こういった全組単位のイベントにて、まっつは「声」を聴かせる機会をもらえない。
歌の得意不得意に関わらず、歌っていいのが「スター」に限られているためだ。
まっつはもうずっと、「その他大勢」としての出演だったため、バックダンサー・コーラス要員だった。
ワンフレーズ歌い継ぎがあればめっけもん、というくらいの。
タカスペは、スターと、そのファンのためにある。
出演者たちは豪華だけど、番手付きスター以外のジェンヌファンには、いろいろ寂しい催しである。
組の公演なら得られる扱いを、ここではしてもらえないから。
どんだけその他大勢扱いでも……いや、そうだからこそ、出演するときは生で観なければならなかった。だってテレビカメラには映らないんだもの、すみっこにしかいないから!
参加することに意義がある、まっつを見られる貴重な機会である、という以上の意味はないのが、タカスペだった。
今回は雪組を代表しての出演だけど、今までのまっつ扱い的に、多大な期待は出来ない。
2009年のまぁくんぐらいの扱いかなと思っていた。
2009年は花組はDC公演間近で出演できず、年明けのバウチーム数名が代表して出演していたんだ。今回のまっつと同じ立場。
組単位出演時にまとまって出てきたときは、センター。ちゃんとした1場面はもらえず、他の組にまざってみたり、メドレーでわずかに歌い継ぎをさせてもらったり。
そんなもんだと思っていた。
……それ以下の扱いだったらどうしよう、と不安だった(笑)。
それが、フタを開けてみたら。
まともに、雪組3番手として、扱われている。
えええええ。
1幕の雪組コーナーにて、まっつはセンター奥の階段から、登場した。
去年までその他大勢、いちばん良くて6人口にしか登場できなかったまっつが、梅芸メインホールの舞台に、たったひとりでセンターに立ち、歌う。
今までの扱いと違いすぎて。
見るなり心臓バクバク、体温が急上昇したのが、自分でわかった(笑)。
ナニが起こっているんだ……。
泣けてきたのは感動というより、生理現象だったんじゃないかと思う。
体温が急激に上がりすぎ、本能的に温度調節を必要としたんぢゃないか? 顔がほてりまくって変な汗かいて、ナニか感じる前に涙が出て……って、ほんとコレただの生命維持活動だと思う……し、しなないために、ひつようだったんだ……。
ソロで歌ったのは、「ニコライとプガチョフ」。
男ふたりの掛け合いの曲なんだが、自分のパートのみ歌った。
衣装は「La Vida」@『ロック・オン!』のときの薄紫燕尾。
あのしあわせだった全ツの記憶が甦り、走馬燈のよーに現在目にしているモノに二重写しになる。あうあう、苦しい。しあわせすぎてくるしい。
劇中歌でしかも一部分だから、ソロはあっちゅー間。
プガ様ソングを歌い終わると、がらりと曲調は変わり、『H2$』。
上手からコマ、下手からきんぐがフレーズをソロで歌いながら登場、あゆっちと翔くんも現れて、5人で歌う。
衣装は5人とも色違いでカタチは同じ……ってゆーか、La Vida衣装って、こんだけ色違いであったんだ!!と、関係ないとこに驚愕。
コーラスで歌う『H2$』だから、見慣れた姿。
でもチガウの、まっつセンターなの、メインボーカルなの。キムくんが歌っていたパートなの。
ここで困ったことにわたしの海馬は勝手に『仮面の男』の「努力しないで無銭飲食する方法」が甦ってきたりしたんだけど、それと同時に、しあわせでしあわせてたまらなかった、オサコンの記憶が甦っていた。
頼りなげな顔のまっつを、歌いながら抱き寄せるオサ様。
そのかがいた、彩音ちゃんがいた、ゆまちゃんがいた、しゅん様が、めぐむが、……みんなみんな、いた。
もう帰らない日々。みんないない。今この花園にいるのは、残っているのは、まっつの他はみわっちとまぁくんとじゅりあだけ。
感動、が、わたしのなかの「しあわせの記憶」を刺激する。呼び起こし、あふれさせる。
あの八の字眉毛で困った顔のまま固まっていたまっつが、今、あのときのオサ様と同じ歌を歌っている。
余裕綽々でかわいこぶり(笑)、あの頃のまっつのような下級生たちに囲まれている。
うわわわわ。わわわ。
心臓鳴りすぎて、ピストン早すぎて、やばいよ、止まらないよ。
で、雪組コーナーの最後は「世界の王」。
わたしは『ロミオとジュリエット』が好き。
作品自体が大好きで、雪組の『ロミジュリ』が好きで好きで仕方がない。ヅカヲタやってそこそこ長いけど、ここまで好きになった作品はない。
それくらい好きな作品、もう二度と会えないと肩を落としていた作品の、大好きな歌を……もういちど、聴けるなんて。
もちろん、キムくんセンターの、大劇場公演まんまのメンバーで再現してくれたらうれしい。
わたしは彼らの「世界の王」が大好きだった。
だけどもうそれは叶わず、今ここで「雪組の今年の舞台を振り返る」ことができるのは、まっつを含めた5人だけだ。
今ある中で、最高のカタチで、「世界の王」と再会できた。
ベンヴォーリオがセンターで歌う、「世界の王」。
厳密にはベン様ではないんだろう、まっつはもっとニュートラルに歌っていた。センターで。
そう、「主役」としての歌い方だった。
変にキャラをいじらない、ど真ん中の「主役」的歌い方。素直に、明るく、若く、キラキラに。
もう一度ベン様に会いたかったわたしは、ベン様が歌っていた歌を歌うまっつにくらくらし、さらに、ベン様ではなく主役……ロミオ風に素直な若者の顔で歌うまっつに、くらくらした(笑)。
じ、情報量多すぎ……処理できねー……。
組を代表して出演しているんだから、自組コーナーでセンターなのは当たり前のことなんだけど、そんな姿見たことなかったし(まつださんは、未だにショーでセンターの場面を経験していません・笑)、いくらでも誤魔化してまっつにセンターさせない演出方法はあるわけだし、きっとそうなるだろうと思っていたんだよ。
なにしろほら、直前のショー作品が『RSF』ですよ? あーゆーことかと思うじゃん?
腹括るというか、覚悟するじゃん。どんなことになったって、ついていくだけなんだから。
劇団のサディストぶりはすごいわ……上がって下がってまた上がって、もー大変。
こんだけはらはら揺さぶられたら、ますます夢中になっちゃうわ。
つか、出演している4つの組の3番手は、全員等しくソロでの見せ場があったんだけど、センターから登場させてもらったのはまっつだけなのね。
トップのキムくんがいない、ための嵩上げ演出だとしても、そうやって気を遣った演出をしてくれることが、マジ泣きするほどうれしかった。ありがとうありがとう。
1幕前半の雪組コーナーだけで、もー息も絶え絶え。
なんなのこのありがたいタカスペは。
こんだけ幸せだと、次がこわいよー。
続く。
お楽しみは、大人になってから。@月組退団者発表
2011年12月22日 タカラヅカ 考えても仕方のないことだが、新人公演制度というか、タカラヅカの育成システムについて、つらつら考える。
男役スターは、新人公演主演を経験してトップ路線に乗る。
新人公演は、研7まで。
つまり、研7までに著しい成長や、美貌や、人気を得なければならない。
しかし、人間の成長速度は、同じではない。
若くして魅力の出る人もいれば、大人になってから開花する人だっている。
ヅカの育成システムが一種類しかないために、いろいろともったいないことになっているんだなあ、と思う。
もりえくんとめおくんは、大人になってから魅力の開花するタイプだったと思う。
長身のスタイルよしさんで、それを武器にした美しい青年を演じられる。……少年ではなくて。
月組85期トリオの「新人公演独占状態」は、若手の育成を妨げたと、わたしは思っている。
いつも同じ3人が主要役を独占。
新公主演自体はそれほど早くないんだが、2~4番手役を何年も何回も、同じ顔ぶれで回していたんだ。「おいしい」と言われる役を独占。
タカラヅカの芝居構成的に、主要な男の役は3~4つくらいしかないのに、いつも同じ人たち。研4後半あたりから研7まで、ずーーっとだもんなあ。
ひとりで新公主演独占より、ある意味問題かと思う。
ひとりでいつも主演、ならば、他の子は主演以外のおいしい役を出来るし、また、「ひとりっ子政策のために主演させてもらえない」同情票、判官贔屓大好きな人々の注目や人気を得るチャンスがある。
しかし、いつも3人で主立った役をやり尽くしていたのでは、判官贔屓の人たちすら現れない。さららん、みっちゃん時代の若手の注目役を独占、彼らが新公を卒業すると1~3番手役を独占。トリオ以外の若手は見せ場ももらえず。
そのため、月組下級生に「路線」と呼ばれる人たち、他組にも名前を知られるような人たちが激減した。
85期トリオの周辺はそうやって淘汰され、その陰で89期のみりおくんの育成がはじまる。
ひとりっ子政策は百害あって一利なしだと思っているが、それ以上に「トリオ政策」は問題が大きいなと。
ひとりっ子政策を採るほどの人材ではない(と劇団が判断した)子に、何年も役と機会を与え続け、3分の一の期待と手間で「開花したらめっけもの」としたため、中途半端な存在に。
トリオで新公を独占し続けた3年だか4年だかは、なんだったのか。
人はそれぞれ、開花時期がチガウ。
85期トリオが魅力を発揮しはじめたのは、それぞれ大人になってからだった。
下級生時代の経験があってこその開花でもあるだろうが、あそこまで独占体制でなくても、彼らはそれぞれ味を出したと思う。
いちばん早く花開いたのが、やはり3人の中ではいちばん少年の魅力を持っていたひろみちゃん。硬質な美貌の水くんトップのもとで中性的・少年的美貌を武器に活躍。
次がもりえくん。スタイルの良さが最大の武器だったけれど、どうにもおとなしい芸風だったのが、すべてを一度捨てきって、一気に垢抜けた、2007年あたり。
花に組替えしたもののずっと存在感ないままだっためおくんは、さらに遅れて2008年以降にキャラを確立。美形だしスタイル良しなのに、それを長年男役として活かせてなかったんだが、花組らしい愛されキャラとしてどーんと開花したよね。
タカラヅカのシステムとして、研7までが重要なのはわかる。だから将来性を考えて新公で役を与えるわけだ。
しかし、もっとも輝く時期が、全員研7までに訪れるワケじゃない。
そのころにこれでもかと機会を与え続け、劇団が期待した結果を出せなかったからといってそこで終了、という今のシステムは、なかなか難しいなあ。
早熟な子は研7までに完成するけれど、そのあと実際にトップになるまで7年も8年もかかる今の制度のままじゃ意味ナイよ。
新公時代にどれだけ期待されたとしても早熟な子はその後の長い長い路線時代で飽きられるし、未熟なまま新公あたりの実力や外見で判断された子は微妙な扱いになるし。
そのシステムに疑問を持つがゆえに、今の月組で「研7までに完成した早熟なスター」を「ファンに飽きさせないうちにトップにする」ために仕切り直しが行われているのだと思う。
トップスターになるだけがジェンヌの意義じゃない。
わたしのよーに純路線よりも、その周囲にいる個性派や実力者に惹かれる者も、多くいるだろう。
されど、まず「トップスター」を育成することが最重要。
その過程において、いろいろと大変だったなあ、と、もりえくんを見て思う。
方針とか人事に振り回されたよなあ。
だけどその中で、堅実に魅力を培ってきた人だなと。
彼がトップスターになる人材だとは、彼が抜擢されまくっていた頃から思っていなかった。だからこそ、85期の新公独占を憂えていた。
だがそれは、トップスターという特殊な役割に対して思うことで、舞台人として、タカラジェンヌとして、男役スターとしての、彼らの魅力への疑問じゃない。
トップだけがジェンヌじゃない。
もりえくんのような人がいてこその、タカラヅカだ。
彼のようなスターが余裕でトップの周りに存在する、それがタカラヅカのすごさだ。
研7まででふるいにかけられる現状と、その後の長い長い凍結期間。
スター育成のいろんな問題。
考えても仕方ないことだけど、つらつら考えた。
もりえくんの卒業発表に関して。
85期トリオの最後のひとりが、行ってしまうのだなと。
風吹かっこよかったなあ。
紫子と一緒に行ってしまうのか。
舞鶴姫も梅沢三太夫も一緒にか。
中日お披露目で、すげーわくわくしたなあ。これがきりやんの月組!って。
ほんとに、きりやんが卒業するんだ……。またひとつ、時代が終わるんだ。
そんなことを、思う。
でもってわたしは、一色氏の退団に一層肩を落としています。……わたしがどんだけ彼の顔を好きで、ずーーっと眺めてきたか……。『SLAPSTICK』のギャング以来ですよ……彼のお買い物デートスカイレポートとか、わざわざ録画保存してあるんですけど……一色氏スキーとして!
男役スターは、新人公演主演を経験してトップ路線に乗る。
新人公演は、研7まで。
つまり、研7までに著しい成長や、美貌や、人気を得なければならない。
しかし、人間の成長速度は、同じではない。
若くして魅力の出る人もいれば、大人になってから開花する人だっている。
ヅカの育成システムが一種類しかないために、いろいろともったいないことになっているんだなあ、と思う。
もりえくんとめおくんは、大人になってから魅力の開花するタイプだったと思う。
長身のスタイルよしさんで、それを武器にした美しい青年を演じられる。……少年ではなくて。
月組85期トリオの「新人公演独占状態」は、若手の育成を妨げたと、わたしは思っている。
いつも同じ3人が主要役を独占。
新公主演自体はそれほど早くないんだが、2~4番手役を何年も何回も、同じ顔ぶれで回していたんだ。「おいしい」と言われる役を独占。
タカラヅカの芝居構成的に、主要な男の役は3~4つくらいしかないのに、いつも同じ人たち。研4後半あたりから研7まで、ずーーっとだもんなあ。
ひとりで新公主演独占より、ある意味問題かと思う。
ひとりでいつも主演、ならば、他の子は主演以外のおいしい役を出来るし、また、「ひとりっ子政策のために主演させてもらえない」同情票、判官贔屓大好きな人々の注目や人気を得るチャンスがある。
しかし、いつも3人で主立った役をやり尽くしていたのでは、判官贔屓の人たちすら現れない。さららん、みっちゃん時代の若手の注目役を独占、彼らが新公を卒業すると1~3番手役を独占。トリオ以外の若手は見せ場ももらえず。
そのため、月組下級生に「路線」と呼ばれる人たち、他組にも名前を知られるような人たちが激減した。
85期トリオの周辺はそうやって淘汰され、その陰で89期のみりおくんの育成がはじまる。
ひとりっ子政策は百害あって一利なしだと思っているが、それ以上に「トリオ政策」は問題が大きいなと。
ひとりっ子政策を採るほどの人材ではない(と劇団が判断した)子に、何年も役と機会を与え続け、3分の一の期待と手間で「開花したらめっけもの」としたため、中途半端な存在に。
トリオで新公を独占し続けた3年だか4年だかは、なんだったのか。
人はそれぞれ、開花時期がチガウ。
85期トリオが魅力を発揮しはじめたのは、それぞれ大人になってからだった。
下級生時代の経験があってこその開花でもあるだろうが、あそこまで独占体制でなくても、彼らはそれぞれ味を出したと思う。
いちばん早く花開いたのが、やはり3人の中ではいちばん少年の魅力を持っていたひろみちゃん。硬質な美貌の水くんトップのもとで中性的・少年的美貌を武器に活躍。
次がもりえくん。スタイルの良さが最大の武器だったけれど、どうにもおとなしい芸風だったのが、すべてを一度捨てきって、一気に垢抜けた、2007年あたり。
花に組替えしたもののずっと存在感ないままだっためおくんは、さらに遅れて2008年以降にキャラを確立。美形だしスタイル良しなのに、それを長年男役として活かせてなかったんだが、花組らしい愛されキャラとしてどーんと開花したよね。
タカラヅカのシステムとして、研7までが重要なのはわかる。だから将来性を考えて新公で役を与えるわけだ。
しかし、もっとも輝く時期が、全員研7までに訪れるワケじゃない。
そのころにこれでもかと機会を与え続け、劇団が期待した結果を出せなかったからといってそこで終了、という今のシステムは、なかなか難しいなあ。
早熟な子は研7までに完成するけれど、そのあと実際にトップになるまで7年も8年もかかる今の制度のままじゃ意味ナイよ。
新公時代にどれだけ期待されたとしても早熟な子はその後の長い長い路線時代で飽きられるし、未熟なまま新公あたりの実力や外見で判断された子は微妙な扱いになるし。
そのシステムに疑問を持つがゆえに、今の月組で「研7までに完成した早熟なスター」を「ファンに飽きさせないうちにトップにする」ために仕切り直しが行われているのだと思う。
トップスターになるだけがジェンヌの意義じゃない。
わたしのよーに純路線よりも、その周囲にいる個性派や実力者に惹かれる者も、多くいるだろう。
されど、まず「トップスター」を育成することが最重要。
その過程において、いろいろと大変だったなあ、と、もりえくんを見て思う。
方針とか人事に振り回されたよなあ。
だけどその中で、堅実に魅力を培ってきた人だなと。
彼がトップスターになる人材だとは、彼が抜擢されまくっていた頃から思っていなかった。だからこそ、85期の新公独占を憂えていた。
だがそれは、トップスターという特殊な役割に対して思うことで、舞台人として、タカラジェンヌとして、男役スターとしての、彼らの魅力への疑問じゃない。
トップだけがジェンヌじゃない。
もりえくんのような人がいてこその、タカラヅカだ。
彼のようなスターが余裕でトップの周りに存在する、それがタカラヅカのすごさだ。
研7まででふるいにかけられる現状と、その後の長い長い凍結期間。
スター育成のいろんな問題。
考えても仕方ないことだけど、つらつら考えた。
もりえくんの卒業発表に関して。
85期トリオの最後のひとりが、行ってしまうのだなと。
風吹かっこよかったなあ。
紫子と一緒に行ってしまうのか。
舞鶴姫も梅沢三太夫も一緒にか。
中日お披露目で、すげーわくわくしたなあ。これがきりやんの月組!って。
ほんとに、きりやんが卒業するんだ……。またひとつ、時代が終わるんだ。
そんなことを、思う。
2011/12/22
月組 退団者のお知らせ
下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。
(月組)
霧矢 大夢 ―すでに発表済み―
一色 瑠加
青樹 泉
沢希 理寿
蒼乃 夕妃 ―すでに発表済み―
彩星 りおん
篁 祐希
華那 みかり
2012年4月22日(月組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団
でもってわたしは、一色氏の退団に一層肩を落としています。……わたしがどんだけ彼の顔を好きで、ずーーっと眺めてきたか……。『SLAPSTICK』のギャング以来ですよ……彼のお買い物デートスカイレポートとか、わざわざ録画保存してあるんですけど……一色氏スキーとして!
記憶は記憶を呼び、幸福だけどどこか切ない。@タカラヅカスペシャル2011
2011年12月23日 タカラヅカ 『タカラヅカスペシャル2011』のまっつについてのみの感想、続き。
1幕前半の雪組コーナーだけで、死にそーなほど、心拍数上がりました。どきどきバクバク。
各組のパロディコーナーが続き、もうこれで出番ナシかな、あとは1幕最後の中詰め的場面にわらわら出てくるかな、ぐらいの引いた気持ちで観劇。
開演前にチェックしたプログラムで、もう1ヶ所出番があったこと、ものすごい人数の出る場面であることはわかっている。つまり、見慣れた「その他大勢」なまっつだろうなと。
もちろん、それは間違ってない。1幕のラスト、男役の総踊りで盛り上がって幕、という場面だもの。
それでも、驚いた。
トド様センターの場面で、みわっちが出て、まっつが出る、思いもしなかった演出。てゆーか、まっつに、ソロがある。
びびびびっくりしたっ。
タカスペ観劇歴も長いもので、なんとなくプログラムのパターンは身についている。
1幕はオープニングでみんな一緒、各組コーナー、それから中詰め的ショータイム。2幕は出演者たちが少人数口に分かれてのメドレー、後半はトド+トップスターの2・3階席置き去り客席下りソロがあって、パレードで終了。
この「いつもの構成」なら、まっつの見せ場になりえるのは、1幕の組コーナーと、2幕のメドレーのみ。大勢でなにかしらやるところでは、バックダンサーでしかないはず。
そう思って、油断していた。
まっつの声を、もう一度聴けるなんて。
トド様センターで、みわっちとまっつで三角形に。えええ。
次の場面では、トド様センターで、ベニーとみりおで三角形に。
つまりまっつは、真っ当に3番手として扱われていた。……去年もいちおー雪組の3番手としてプログラムには載っていたんですが、6人口のその他大勢扱いだったんですよ? なのに今年は、プログラム通りの扱いされてる……!
1幕ラストは震災のエールを込めての、感動的演出。
そこでまっつにも、歌い継ぎのわずかなモノだとしても、ソロがある。そのことに、ふるふると感謝した。うれしいうれしい。
んで、ここの衣装が、また。
ダービー帽付き、タキシード。
まっつの得意分野!!
ダンスがイイの、きれいなの、小粋なの!
帽子似合うし、小道具として使う手つきもまた慣れたものだし。
しあわせの記憶がリンクして、『TUXEDO JAZZ』を思い出す。
ダービー帽とタキシードで踊っていたね、小粋なダンス。あの公演も、まっつの扱いが目を疑うほど良くて、初日は心臓バクバクいわせてたっけ。
みわさんとの並びもうれしい。大好きだったいろんな公演を思い出すから。
しあわせなまま1幕が終わり、もーどうしようかと。
幕間に自分を落ち着かせ、平常心で臨む2幕。
去年は1幕でまっつ比で破格の扱いだったけど、2幕はいつものまっつだった。今年もそれに倣い、2幕では「1幕は夢だったのね」という感じになっているかもしれない……(笑)。
2幕のオープニングは、これまた感動系演出の「明日へのエナジー」。
まっつの声が、聴きたかった。
聴けませんでした(笑)。や、席によってはコーラスが聞こえるんだけど、基本、聞こえない。ソロメンバーに入れてもらってないから。
しかも、なかなか出てこない。
歌わなくてイイからせめて踊ってくれ、と思うのに、歌メインの演出だったので、場面自体にダンスがそれほど含まれてなかった。
聴きたかったなあ、まっつの声で、「明日へのエナジー」。
「明日へのエナジー」といえば、おごそかにはじまって、半ばからどんと転調して衣装も変えて、がんがんに激しく歌い上げ、踊り狂う……という曲。
神父服のようなストイックな黒服、聖歌隊のような人々……が、ジャケットのボタンを開け放つと中はキラキラ原色のど派手衣装!! というギャップが感動。
だからソレを期待して見ていたのに。
なかった……。
黒服の前を開けることはせず、黒服のまま終了だった。
『シトラスの風』の爆発的なクライマックスが、ナイ……。
ちょっと残念な演出だったなー。地味にミニマムになったというか。出演者は豪華なのに。
まっつは完璧にその他大勢のひとり。
見慣れた、まっつ。残念なんだけど、ほっとした(笑)。
あんな扱いばっかじゃ、心臓もたないわ……次の公演とかがこわくてこわくてたまらなくなるわ……。
すみっこでマイク持って踊っているまっつは、黒服というよりも学ランにしか見えない衣装を着ていて。
えーと、それってやっぱ、ただの学ランだよね? 「明日へのエナジー」の黒服ぢゃないよね? 裏にキラキラついてないよね?
おなじみの、学ランですか?
(注・まっつは『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』と『舞姫』×2で同じ学ランを着ています)
初日はわたし3階席だったからよく見えてなかったんだけど、翌日は1階前方席だったので、しっかり確認しました。
ただの学ランだ……。
容赦なく学ラン……。
ダッサいポケットまで付いてるよ……。
学ランで踊るショー場面……。
まっつのカラダが、学ランの中で泳いでいる感じもまた、すごくツボです。
(注・まっつは『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』と『舞姫』×2でも、学ランの中でカラダが泳いでいる感じでした)
学ランなんか着せられて、それでもすっげーイイ笑顔で踊るまっつがステキ過ぎました……。
次が、2部のお約束、ヅカソング・メドレー。
まっつの出番はわりと早めにあった。
ありがたいことに、まっつを入れて3人。共演はいちかとれみれみ。
6人口だった去年からすれば、格段のUP。
プログラムの文字を眺めているだけだと、わからなかった。
3人口じゃ、ナイ。
まっつセンターで、女の子ふたりはその後ろ、だ。
うわーうわーうわー。びびびびっくりしたっーーっ。
メドレーで場面もらえるとは思ってなくて。だって、組コーナーぢゃないんだもん。コマきんぐあゆっち翔の間なら、そりゃまっつセンターだろうけど、他組と混ざっちゃったらそんなの関係なし、3人で登場なら、3人並列にハモって終了かと思うじゃん。
てゆーか、人選もうれしい。
いちかちゃんとれみちゃんって、「ブリドリ」の「まついち夫婦のお宅訪問したれみちゃん」じゃん!
(http://koala.diarynote.jp/200905041415448360/ ←参照・笑)
あああ、なつかしいうれしい。
両手に花ですよ、ベルナール@まっつの両脇で戦っていたパリの女ふたりですよ。
歌は「夢よ」@『ザ・ドリーマー』です。
メドレーなので、場面自体は短く、どきバクしているうちに終わってしまった。
タカラヅカらしい曲で、まっつはとても余裕にタカラヅカしてました。
しかしもお、うれしすぎる。
ありがたいタカスペだ。
続く。
1幕前半の雪組コーナーだけで、死にそーなほど、心拍数上がりました。どきどきバクバク。
各組のパロディコーナーが続き、もうこれで出番ナシかな、あとは1幕最後の中詰め的場面にわらわら出てくるかな、ぐらいの引いた気持ちで観劇。
開演前にチェックしたプログラムで、もう1ヶ所出番があったこと、ものすごい人数の出る場面であることはわかっている。つまり、見慣れた「その他大勢」なまっつだろうなと。
もちろん、それは間違ってない。1幕のラスト、男役の総踊りで盛り上がって幕、という場面だもの。
それでも、驚いた。
トド様センターの場面で、みわっちが出て、まっつが出る、思いもしなかった演出。てゆーか、まっつに、ソロがある。
びびびびっくりしたっ。
タカスペ観劇歴も長いもので、なんとなくプログラムのパターンは身についている。
1幕はオープニングでみんな一緒、各組コーナー、それから中詰め的ショータイム。2幕は出演者たちが少人数口に分かれてのメドレー、後半はトド+トップスターの2・3階席置き去り客席下りソロがあって、パレードで終了。
この「いつもの構成」なら、まっつの見せ場になりえるのは、1幕の組コーナーと、2幕のメドレーのみ。大勢でなにかしらやるところでは、バックダンサーでしかないはず。
そう思って、油断していた。
まっつの声を、もう一度聴けるなんて。
トド様センターで、みわっちとまっつで三角形に。えええ。
次の場面では、トド様センターで、ベニーとみりおで三角形に。
つまりまっつは、真っ当に3番手として扱われていた。……去年もいちおー雪組の3番手としてプログラムには載っていたんですが、6人口のその他大勢扱いだったんですよ? なのに今年は、プログラム通りの扱いされてる……!
1幕ラストは震災のエールを込めての、感動的演出。
そこでまっつにも、歌い継ぎのわずかなモノだとしても、ソロがある。そのことに、ふるふると感謝した。うれしいうれしい。
んで、ここの衣装が、また。
ダービー帽付き、タキシード。
まっつの得意分野!!
ダンスがイイの、きれいなの、小粋なの!
帽子似合うし、小道具として使う手つきもまた慣れたものだし。
しあわせの記憶がリンクして、『TUXEDO JAZZ』を思い出す。
ダービー帽とタキシードで踊っていたね、小粋なダンス。あの公演も、まっつの扱いが目を疑うほど良くて、初日は心臓バクバクいわせてたっけ。
みわさんとの並びもうれしい。大好きだったいろんな公演を思い出すから。
しあわせなまま1幕が終わり、もーどうしようかと。
幕間に自分を落ち着かせ、平常心で臨む2幕。
去年は1幕でまっつ比で破格の扱いだったけど、2幕はいつものまっつだった。今年もそれに倣い、2幕では「1幕は夢だったのね」という感じになっているかもしれない……(笑)。
2幕のオープニングは、これまた感動系演出の「明日へのエナジー」。
まっつの声が、聴きたかった。
聴けませんでした(笑)。や、席によってはコーラスが聞こえるんだけど、基本、聞こえない。ソロメンバーに入れてもらってないから。
しかも、なかなか出てこない。
歌わなくてイイからせめて踊ってくれ、と思うのに、歌メインの演出だったので、場面自体にダンスがそれほど含まれてなかった。
聴きたかったなあ、まっつの声で、「明日へのエナジー」。
「明日へのエナジー」といえば、おごそかにはじまって、半ばからどんと転調して衣装も変えて、がんがんに激しく歌い上げ、踊り狂う……という曲。
神父服のようなストイックな黒服、聖歌隊のような人々……が、ジャケットのボタンを開け放つと中はキラキラ原色のど派手衣装!! というギャップが感動。
だからソレを期待して見ていたのに。
なかった……。
黒服の前を開けることはせず、黒服のまま終了だった。
『シトラスの風』の爆発的なクライマックスが、ナイ……。
ちょっと残念な演出だったなー。地味にミニマムになったというか。出演者は豪華なのに。
まっつは完璧にその他大勢のひとり。
見慣れた、まっつ。残念なんだけど、ほっとした(笑)。
あんな扱いばっかじゃ、心臓もたないわ……次の公演とかがこわくてこわくてたまらなくなるわ……。
すみっこでマイク持って踊っているまっつは、黒服というよりも学ランにしか見えない衣装を着ていて。
えーと、それってやっぱ、ただの学ランだよね? 「明日へのエナジー」の黒服ぢゃないよね? 裏にキラキラついてないよね?
おなじみの、学ランですか?
(注・まっつは『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』と『舞姫』×2で同じ学ランを着ています)
初日はわたし3階席だったからよく見えてなかったんだけど、翌日は1階前方席だったので、しっかり確認しました。
ただの学ランだ……。
容赦なく学ラン……。
ダッサいポケットまで付いてるよ……。
学ランで踊るショー場面……。
まっつのカラダが、学ランの中で泳いでいる感じもまた、すごくツボです。
(注・まっつは『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』と『舞姫』×2でも、学ランの中でカラダが泳いでいる感じでした)
学ランなんか着せられて、それでもすっげーイイ笑顔で踊るまっつがステキ過ぎました……。
次が、2部のお約束、ヅカソング・メドレー。
まっつの出番はわりと早めにあった。
ありがたいことに、まっつを入れて3人。共演はいちかとれみれみ。
6人口だった去年からすれば、格段のUP。
プログラムの文字を眺めているだけだと、わからなかった。
3人口じゃ、ナイ。
まっつセンターで、女の子ふたりはその後ろ、だ。
うわーうわーうわー。びびびびっくりしたっーーっ。
メドレーで場面もらえるとは思ってなくて。だって、組コーナーぢゃないんだもん。コマきんぐあゆっち翔の間なら、そりゃまっつセンターだろうけど、他組と混ざっちゃったらそんなの関係なし、3人で登場なら、3人並列にハモって終了かと思うじゃん。
てゆーか、人選もうれしい。
いちかちゃんとれみちゃんって、「ブリドリ」の「まついち夫婦のお宅訪問したれみちゃん」じゃん!
(http://koala.diarynote.jp/200905041415448360/ ←参照・笑)
あああ、なつかしいうれしい。
両手に花ですよ、ベルナール@まっつの両脇で戦っていたパリの女ふたりですよ。
歌は「夢よ」@『ザ・ドリーマー』です。
メドレーなので、場面自体は短く、どきバクしているうちに終わってしまった。
タカラヅカらしい曲で、まっつはとても余裕にタカラヅカしてました。
しかしもお、うれしすぎる。
ありがたいタカスペだ。
続く。
日出づる国の誇りを胸に。@SAMOURAI
2011年12月24日 タカラヅカ プレゼントにつられて、雪組ドラマシティ公演『SAMOURAI』を、クリスマス・イブにひとり観劇(笑)。
梅芸公演はいろいろイベントを凝ってくれるからうれしい。
メッセージは出演者全員分ぢゃなかったんやね……。
年内しか行けないから、クリスマスバージョンの項目しか読んでなかった。この下にお正月バージョンが別項目であり、そこに「•「9枚セットのポストカード」は、「音月さん・舞羽さん(全セット共通)+他出演者7名※ のメッセージカードで構成。※上記対象公演(全8回)にどの出演者のカードが当たるかは、当日までのお楽しみ♪ 」と書いてあった……読んでなかったよ……。
そして、「全公演期間対象!2回以上ご観劇頂いたお客様全員に「オリジナルファイル」プレゼント♪」も、ナニをどうすればナニがもらえるのか一読ではわかりにくい(笑)。
わたしの読解力の問題だろうが、年内2回観劇してもお正月フォトがもらえないのだということとか、ファイルだけもらっても中に入れる出演者のメッセージカードがないと意味ないんじゃ??とか、謎は尽きない(笑)。
えーと、このグッズをコンプしたかったら、クリスマスとお正月のプレゼント該当公演を8回観劇しなきゃないらないの?
合ってる?←自信ない(笑)
まっつがこの公演に出ていたら、否応なくやってたと思いますがね。日替わりでメッセージカード配布していた『カナリア』と、どっちがえげつないかなあ……梅芸さんやることすげーや(笑)。
リピート基本の人間には、ナニもないより絶対なにかあった方が楽しいし、うれしいっす。
贔屓が出ていない場合そこまでやらないので、コレクションの断片だけしか手に入らず、残念感は残るけども。
とりあえず、わたしの手に入ったのは「クリスマスバージョン」で、固定のキムみみの他は、りんきら、ナガさん、杏奈ちゃん、がおり、大樹くん、いの莉ちゃん、さらちゃんのカードです。
ナガさんの「サンタさんへのお願い」メッセージがイラストってゆーか図入りですごいです(笑)。
ヲヅキさんのカード見たかったなー。
キムみみのフォト付きってあったけど、印刷じゃなくてほんとに写真だったのがうれしい。
かーわーいーいー。
……ただ、梅芸のスタッフさん、写真はもっと丁寧に扱ってくださいまし。袋詰めしたときについたのだろう、指による折り目っつーか傷がばーんと付いてたナリ……もうちょいズレてたら、キムみみの顔に直撃の位置。ふたり顔の間の傷だから、目立つわー。
梅芸公演のチケットは、劇場の「中」で買うのがいちばん良いので、いつもぎりぎりまで持っていない。
友の会の抽選など、座席を選べなくて、定価でおまけもない購入方法とか、手数料のかかるぴあなどのネット購入より、観劇ついでに「中」で買う方が、席を選べて、割引があったりおまけが付いていたりで得なんだよなあ。ヅカに限らず、梅芸公演全般。
だから今回の『SAMOURAI』もつい先日のタカスペ観劇時に購入。おまけはなんもなかった。でもその代わりに、良い席がぽろっと売っていた。
チケットはナマモノ、見るたび微妙に販売される座席がチガウ、どっかから良席が出てきていたりするので、まめにチェックするべし。
……ほんとに、良いお席でした……前に見たときには出てなかった席が売りに出てたわけだ、ツイてたなー。(しかも、係の人が「発売座席表、色を塗る位置間違ってるよコレ!」とわたわたしているところにわたしが通りかかり、「色塗ってませんが、この席売ってます」と口頭販売・笑)
今回はご贔屓不在なので前もってチケットを持っていない……とゆーわけでもない。
ご贔屓出演の『H2$』だって、前売りは持ってなかったもんな。制作発表のために無理矢理1枚買ったぐらいで。まあ、『H2$』は作品を好きじゃなかったので、リピートする気なかったし。
もう一度『ロミジュリ』やってくれるなら、鴨会……ぢゃねえ、友会ででもなんでも前売りを用意するけど、それ以外の梅芸公演は焦ってチケット押さえないかなあ。
あとから買う方が、絶対お得だもん。
……という、今の発売システムはいいのか悪いのか(笑)。
そんなこんなで、物欲まみれに観劇して。
泣きまくりました。
うわーん。
キムくん素敵、みみちゃんかわいい、ちぎがとってもちぎだ(笑)、ヲヅキかっけー!!
もー、泣きすぎで恥ずかしい。
ずっと出演者……つーかキムくんと目が合いまくった気がして、キタナイ顔で大泣きしているのがみっともねえとしみじみ。
や、向こうは別にわたしを見てなんかいないのはわかっているが、そうカンチガイできるくらいには目線の据えられる位置だった……もう一度ここ坐りたい……カンチガイしたい……。
『SAMOURAI』、内容を簡単に言いますと、皆殺しの谷、本領発揮!!です。
死ぬわ死ぬわ、すげえよ。
老若男女差別なく、死にまくります。
谷せんせの美学「誰か(ナニか)を守るために死ぬのは素晴らしい」が全開です。
そのくせ「命ありがとう」で、命の尊さもうざいほど歌い上げるので、主張に矛盾はあるんだけど、それでも泣ける。
死ぬために戦うワケじゃない、自由に生きるための戦い……といっても、負けて死ぬことがわかっているのに玉砕覚悟で戦うのは「生きるための戦い」ではないんじゃないか、捕虜になったとしても、誇りを踏みにじられても、まず生きることが真の戦いではないのかとか、命が大切ならまず殺人である戦争を是とするなよとか、平和な位置からは言えるけれど、そーゆーことじゃない。
ソレ否定したら、武士道も騎士道も否定することになるしな。
なんか久しぶりに、「谷正純」を観た気がする。ああ、こういう人なんじゃん、って。
こーゆー、浪花節ってゆーか、日本的な英雄観のもと、同じ話を書き続ける人だったじゃん、と。
そしてわたしは、こーゆー谷せんせが好きだったりするじゃん、と。
ああそして。
すごく、「雪組を観た」って気がする。
劇中の「日出づる国日の本♪」は、トドロキ様の声で脳内再生されましたよ(笑)。
あたしの好きな雪組ですよコレ。
あー。
キムくん好きだなあ……。
わたしが好きな「雪組」の歴史が、彼の中に息づいてる。
あと、今回あのルーシーちゃん……杏奈ちゃんに泣かされるとは思わなかったよ……たまらんわ、あのキャラ……。
梅芸公演はいろいろイベントを凝ってくれるからうれしい。
「クリスマス」&「お正月」期間限定!ご観劇者全員に特製メッセージカード&特製フォトプレゼント♪
•下記の対象公演をご観劇頂いたお客様全員に、「出演者直筆メッセージカード(印刷・カラー)」と、「特製オリジナルフォト(非売品)」をプレゼント!
•「クリスマス期間」と「お正月期間」で、メッセージカードと特製オリジナルフォトの内容は異なります。この機会にぜひ、「クリスマス」「お正月」両期間のご観劇の思い出としてコレクションしてください!
クリスマスバージョン
【対象公演】
・12月24日(土)12:00公演/16:00公演
・12月25日(日)12:00公演/16:00公演
【プレゼント内容】
1.)「出演者直筆のクリスマスメッセージカード」(印刷・カラー)
(内容)・サンタさんへのお願い ・ファンの皆さんへのメッセージ
2.)「特製クリスマスフォト」(音月さん・舞羽さん×クリスマスツリー♪)
*以上、梅芸サイトより*
メッセージは出演者全員分ぢゃなかったんやね……。
年内しか行けないから、クリスマスバージョンの項目しか読んでなかった。この下にお正月バージョンが別項目であり、そこに「•「9枚セットのポストカード」は、「音月さん・舞羽さん(全セット共通)+他出演者7名※ のメッセージカードで構成。※上記対象公演(全8回)にどの出演者のカードが当たるかは、当日までのお楽しみ♪ 」と書いてあった……読んでなかったよ……。
そして、「全公演期間対象!2回以上ご観劇頂いたお客様全員に「オリジナルファイル」プレゼント♪」も、ナニをどうすればナニがもらえるのか一読ではわかりにくい(笑)。
わたしの読解力の問題だろうが、年内2回観劇してもお正月フォトがもらえないのだということとか、ファイルだけもらっても中に入れる出演者のメッセージカードがないと意味ないんじゃ??とか、謎は尽きない(笑)。
えーと、このグッズをコンプしたかったら、クリスマスとお正月のプレゼント該当公演を8回観劇しなきゃないらないの?
合ってる?←自信ない(笑)
まっつがこの公演に出ていたら、否応なくやってたと思いますがね。日替わりでメッセージカード配布していた『カナリア』と、どっちがえげつないかなあ……梅芸さんやることすげーや(笑)。
リピート基本の人間には、ナニもないより絶対なにかあった方が楽しいし、うれしいっす。
贔屓が出ていない場合そこまでやらないので、コレクションの断片だけしか手に入らず、残念感は残るけども。
とりあえず、わたしの手に入ったのは「クリスマスバージョン」で、固定のキムみみの他は、りんきら、ナガさん、杏奈ちゃん、がおり、大樹くん、いの莉ちゃん、さらちゃんのカードです。
ナガさんの「サンタさんへのお願い」メッセージがイラストってゆーか図入りですごいです(笑)。
ヲヅキさんのカード見たかったなー。
キムみみのフォト付きってあったけど、印刷じゃなくてほんとに写真だったのがうれしい。
かーわーいーいー。
……ただ、梅芸のスタッフさん、写真はもっと丁寧に扱ってくださいまし。袋詰めしたときについたのだろう、指による折り目っつーか傷がばーんと付いてたナリ……もうちょいズレてたら、キムみみの顔に直撃の位置。ふたり顔の間の傷だから、目立つわー。
梅芸公演のチケットは、劇場の「中」で買うのがいちばん良いので、いつもぎりぎりまで持っていない。
友の会の抽選など、座席を選べなくて、定価でおまけもない購入方法とか、手数料のかかるぴあなどのネット購入より、観劇ついでに「中」で買う方が、席を選べて、割引があったりおまけが付いていたりで得なんだよなあ。ヅカに限らず、梅芸公演全般。
だから今回の『SAMOURAI』もつい先日のタカスペ観劇時に購入。おまけはなんもなかった。でもその代わりに、良い席がぽろっと売っていた。
チケットはナマモノ、見るたび微妙に販売される座席がチガウ、どっかから良席が出てきていたりするので、まめにチェックするべし。
……ほんとに、良いお席でした……前に見たときには出てなかった席が売りに出てたわけだ、ツイてたなー。(しかも、係の人が「発売座席表、色を塗る位置間違ってるよコレ!」とわたわたしているところにわたしが通りかかり、「色塗ってませんが、この席売ってます」と口頭販売・笑)
今回はご贔屓不在なので前もってチケットを持っていない……とゆーわけでもない。
ご贔屓出演の『H2$』だって、前売りは持ってなかったもんな。制作発表のために無理矢理1枚買ったぐらいで。まあ、『H2$』は作品を好きじゃなかったので、リピートする気なかったし。
もう一度『ロミジュリ』やってくれるなら、鴨会……ぢゃねえ、友会ででもなんでも前売りを用意するけど、それ以外の梅芸公演は焦ってチケット押さえないかなあ。
あとから買う方が、絶対お得だもん。
……という、今の発売システムはいいのか悪いのか(笑)。
そんなこんなで、物欲まみれに観劇して。
泣きまくりました。
うわーん。
キムくん素敵、みみちゃんかわいい、ちぎがとってもちぎだ(笑)、ヲヅキかっけー!!
もー、泣きすぎで恥ずかしい。
ずっと出演者……つーかキムくんと目が合いまくった気がして、キタナイ顔で大泣きしているのがみっともねえとしみじみ。
や、向こうは別にわたしを見てなんかいないのはわかっているが、そうカンチガイできるくらいには目線の据えられる位置だった……もう一度ここ坐りたい……カンチガイしたい……。
『SAMOURAI』、内容を簡単に言いますと、皆殺しの谷、本領発揮!!です。
死ぬわ死ぬわ、すげえよ。
老若男女差別なく、死にまくります。
谷せんせの美学「誰か(ナニか)を守るために死ぬのは素晴らしい」が全開です。
そのくせ「命ありがとう」で、命の尊さもうざいほど歌い上げるので、主張に矛盾はあるんだけど、それでも泣ける。
死ぬために戦うワケじゃない、自由に生きるための戦い……といっても、負けて死ぬことがわかっているのに玉砕覚悟で戦うのは「生きるための戦い」ではないんじゃないか、捕虜になったとしても、誇りを踏みにじられても、まず生きることが真の戦いではないのかとか、命が大切ならまず殺人である戦争を是とするなよとか、平和な位置からは言えるけれど、そーゆーことじゃない。
ソレ否定したら、武士道も騎士道も否定することになるしな。
なんか久しぶりに、「谷正純」を観た気がする。ああ、こういう人なんじゃん、って。
こーゆー、浪花節ってゆーか、日本的な英雄観のもと、同じ話を書き続ける人だったじゃん、と。
そしてわたしは、こーゆー谷せんせが好きだったりするじゃん、と。
ああそして。
すごく、「雪組を観た」って気がする。
劇中の「日出づる国日の本♪」は、トドロキ様の声で脳内再生されましたよ(笑)。
あたしの好きな雪組ですよコレ。
あー。
キムくん好きだなあ……。
わたしが好きな「雪組」の歴史が、彼の中に息づいてる。
あと、今回あのルーシーちゃん……杏奈ちゃんに泣かされるとは思わなかったよ……たまらんわ、あのキャラ……。
だから、光り輝く日々。@タカラヅカスペシャル2011
2011年12月25日 タカラヅカ 『タカラヅカスペシャル2011』のまっつ語り、その3。
次の出番が、2幕の中詰め、「ゴールデン・デイズ」。
金ピカ衣装です。
わたし、ショー『ゴールデン・デイズ』が大好きだったの。
アカペラからはじまって光があふれる、黄金のオープニング。
初日の客席でプログラムのミキティの言葉を読んで、そこから泣いた。「別れが約束された出会い」とか、そんなことが書いてあったの。タカラヅカとは、そういうところだって。
出会う人、好きになる人、この世のすべてが、「別れ」を前提としている。
どれだけ愛しても、憎んでも、すべて等しく別れが来る。
だからこそ、「今」が愛しい。
「今」がゴールデン・デイズ。光り輝く日々。
『ゴールデン・デイズ』の金色衣装を着て歌う人々に、改めて泣けた。
そこに、まっつもいる。
いろいろとありがたい扱いで、今までのまっつからは想像もつかないほど気を遣われていて、びっくりでうれしくてしあわせで、落ち着かないくらいだったんだけど。
メドレーが最後で、あとはいつもの、その他大勢のなかのまっつです。
マイクは持たせてもらっていても、声なんか聞こえない。コーラス隊のひとりですから。
それでもいいのよ、もう十分しあわせ。
今こうして、舞台の上にいるまっつを見ていられる、それでしあわせ。
黄金の場面はキムシンオペラの頂点のひとつ、甲斐メロディの「世界に求む」@『王家に捧ぐ歌』に続き、さらにヅカの名曲の名曲、「心の翼」@『テンダー・グリーン』へ帰着する。
団体戦のまま、まっつの出番は終了。
あとはフィナーレのみ。
なんつーか、今年のタカスペはテーマがエールだからか、あまり無茶なことはせず、手堅くまとめた印象。
おかげで衣装のバリエーションが、少ない。
トップさんはそれなりに派手なものをチョイスされているけれど、それ以外の人たちったらねえ(笑)。
まっつはカラー燕尾3着、飾り燕尾2着、タキシード1着、学ラン1着ですよ?
つまり、他の男の子たちも、みんな同じっすよ。
燕尾5着にタキシード1着て……。
ナニその冒険心のナイ衣装オンパレード。
(しかし、学ランが浮いてるな……笑)
どの場面もどの場面も燕尾服、着替えて出て来ても、燕尾服。
そりゃ男役には燕尾着せておけばはずれはナイけど、それにしても演出家、ヒネリがなさすぎっしょ(笑)。
どの場面も同じカタチの服ばっかで、かえってウケた。
や、おかしなラテン衣装着せられなくて良かったけど。草野せんせがいたら、水玉原色衣装にポンポンみたいなカツラ被せられたのかもしんないけど。
前半でばーーんっと信じられない演出で、あとになるほどいつもの扱いに戻っていったので、助かりました。
その、気持ちが落ち着いていく余地があったというか。
それでも初日は、すっかり体調崩しちゃって、そのあとに予定していた忘年会がお流れになっちゃったもんなあ。
もともと体調悪かったんだけど、そこへもってものすごい心臓だの自律神経だのを酷使したので、カラダが悲鳴上げたみたい。……もう若くないんだもん、いろいろやばいわー、よぼよぼ。
んで初日、3階のすみっこで心臓バクバクいわせていた、もうひとつの理由。
まっつの立ち位置は、下手がほとんどだった。
客席下りも、下手だった。
で。
あたし、あそこの席、持ってる……。
と、翌日の自分の席番ゆえに、さらに興奮しちゃったのな(笑)。
いやその、びんぼーなくせに、張り切って前方席入手してだな、雪組代表まっつを間近で見届けようという気合いで……まさかソレがドンピシャとか、思ってないじゃん!
ハイタッチできる、カンチガイ目線もらった気になれる……と、盛大にうろたえました。
んで、2日目は無駄に緊張しててな(笑)。
しあわせにとろけてました。
3階だとコーラスまっつの声がよく聞こえなかったりしても、近くにいると聞こえるし!
組ごとグルーブで歌いながら登場、総力戦!のとことか、まっつの声響いてて気持ちいー。
まっつの立ち位置は下手が多く、しかも、1列目の端っこ系が多かった。
つまり、DVDへの映り込みが期待できない位置。
1列目の端より、2列目のセンター付近の方が、絶対イイもんなー、映像的には。
DVDには、あまり映らないんだろうな。
残念だけど、ソレは仕方ない。「映ってないけど、あっちの端にまっついたんだ……」と脳内補完して眺めるしか。
それはいつもやってきたことだし、大丈夫。
センターの場面があったので、そこだけは映してもらっているだろうから、いつもよりはるかにイイ。
それでも、キムくんたちと一緒に出て、他の組みたいにパロディやっているところが見たかったよ。
センターでひとり、プガチョフソングを歌うまっつを見られて感動したこととは、まったく別のチャンネルで。
2012年12月、雪組は東宝公演中。タカスペには出られない。
未来はわからない。
でも、どうか。
雪組のみんなと、タカスペに出るまっつが見たいよ。
もう一度。
次の出番が、2幕の中詰め、「ゴールデン・デイズ」。
金ピカ衣装です。
わたし、ショー『ゴールデン・デイズ』が大好きだったの。
アカペラからはじまって光があふれる、黄金のオープニング。
初日の客席でプログラムのミキティの言葉を読んで、そこから泣いた。「別れが約束された出会い」とか、そんなことが書いてあったの。タカラヅカとは、そういうところだって。
出会う人、好きになる人、この世のすべてが、「別れ」を前提としている。
どれだけ愛しても、憎んでも、すべて等しく別れが来る。
だからこそ、「今」が愛しい。
「今」がゴールデン・デイズ。光り輝く日々。
『ゴールデン・デイズ』の金色衣装を着て歌う人々に、改めて泣けた。
そこに、まっつもいる。
いろいろとありがたい扱いで、今までのまっつからは想像もつかないほど気を遣われていて、びっくりでうれしくてしあわせで、落ち着かないくらいだったんだけど。
メドレーが最後で、あとはいつもの、その他大勢のなかのまっつです。
マイクは持たせてもらっていても、声なんか聞こえない。コーラス隊のひとりですから。
それでもいいのよ、もう十分しあわせ。
今こうして、舞台の上にいるまっつを見ていられる、それでしあわせ。
黄金の場面はキムシンオペラの頂点のひとつ、甲斐メロディの「世界に求む」@『王家に捧ぐ歌』に続き、さらにヅカの名曲の名曲、「心の翼」@『テンダー・グリーン』へ帰着する。
団体戦のまま、まっつの出番は終了。
あとはフィナーレのみ。
なんつーか、今年のタカスペはテーマがエールだからか、あまり無茶なことはせず、手堅くまとめた印象。
おかげで衣装のバリエーションが、少ない。
トップさんはそれなりに派手なものをチョイスされているけれど、それ以外の人たちったらねえ(笑)。
まっつはカラー燕尾3着、飾り燕尾2着、タキシード1着、学ラン1着ですよ?
つまり、他の男の子たちも、みんな同じっすよ。
燕尾5着にタキシード1着て……。
ナニその冒険心のナイ衣装オンパレード。
(しかし、学ランが浮いてるな……笑)
どの場面もどの場面も燕尾服、着替えて出て来ても、燕尾服。
そりゃ男役には燕尾着せておけばはずれはナイけど、それにしても演出家、ヒネリがなさすぎっしょ(笑)。
どの場面も同じカタチの服ばっかで、かえってウケた。
や、おかしなラテン衣装着せられなくて良かったけど。草野せんせがいたら、水玉原色衣装にポンポンみたいなカツラ被せられたのかもしんないけど。
前半でばーーんっと信じられない演出で、あとになるほどいつもの扱いに戻っていったので、助かりました。
その、気持ちが落ち着いていく余地があったというか。
それでも初日は、すっかり体調崩しちゃって、そのあとに予定していた忘年会がお流れになっちゃったもんなあ。
もともと体調悪かったんだけど、そこへもってものすごい心臓だの自律神経だのを酷使したので、カラダが悲鳴上げたみたい。……もう若くないんだもん、いろいろやばいわー、よぼよぼ。
んで初日、3階のすみっこで心臓バクバクいわせていた、もうひとつの理由。
まっつの立ち位置は、下手がほとんどだった。
客席下りも、下手だった。
で。
あたし、あそこの席、持ってる……。
と、翌日の自分の席番ゆえに、さらに興奮しちゃったのな(笑)。
いやその、びんぼーなくせに、張り切って前方席入手してだな、雪組代表まっつを間近で見届けようという気合いで……まさかソレがドンピシャとか、思ってないじゃん!
ハイタッチできる、カンチガイ目線もらった気になれる……と、盛大にうろたえました。
んで、2日目は無駄に緊張しててな(笑)。
しあわせにとろけてました。
3階だとコーラスまっつの声がよく聞こえなかったりしても、近くにいると聞こえるし!
組ごとグルーブで歌いながら登場、総力戦!のとことか、まっつの声響いてて気持ちいー。
まっつの立ち位置は下手が多く、しかも、1列目の端っこ系が多かった。
つまり、DVDへの映り込みが期待できない位置。
1列目の端より、2列目のセンター付近の方が、絶対イイもんなー、映像的には。
DVDには、あまり映らないんだろうな。
残念だけど、ソレは仕方ない。「映ってないけど、あっちの端にまっついたんだ……」と脳内補完して眺めるしか。
それはいつもやってきたことだし、大丈夫。
センターの場面があったので、そこだけは映してもらっているだろうから、いつもよりはるかにイイ。
それでも、キムくんたちと一緒に出て、他の組みたいにパロディやっているところが見たかったよ。
センターでひとり、プガチョフソングを歌うまっつを見られて感動したこととは、まったく別のチャンネルで。
2012年12月、雪組は東宝公演中。タカスペには出られない。
未来はわからない。
でも、どうか。
雪組のみんなと、タカスペに出るまっつが見たいよ。
もう一度。
儀式。@大空祐飛退団発表
2011年12月26日 タカラヅカ 誰にナニを言うこともない。
ただわたしは毎年、「12月26日」を区別する。
自分の中でだけ、「ああ、今日は12月26日だ」と思う。
寒い寒い朝、ベッド中で猫を抱きしめながら、目覚める。
今日は……12月26日だ。
グレアムの誕生日。
そして。
ケロちゃんが、卒業した日。
別になにがどうじゃない。
ただ、毎年思う。「今日は12月26日。グレアムの誕生日で、ケロの卒業した日だ」と。
繰り返し。
なにをするでなく、ただ毎年。
キモチの中でだけ、なにかを踏みしめる。わたしがわたしである限り。
これから先、なにを愛しなにを憎み、なにに絶望しても。
聖なる想いがある。
そうか、ついに来たのか。
それがこの日……12月26日なのか。
『血と砂』に狂乱していたのが、つい昨日のことのようだ。
12月26日。
グレアムの誕生日で、ケロが卒業した日、そして、ゆーひくんが卒業を発表した日。
ただわたしは毎年、「12月26日」を区別する。
自分の中でだけ、「ああ、今日は12月26日だ」と思う。
寒い寒い朝、ベッド中で猫を抱きしめながら、目覚める。
今日は……12月26日だ。
グレアムの誕生日。
そして。
ケロちゃんが、卒業した日。
別になにがどうじゃない。
ただ、毎年思う。「今日は12月26日。グレアムの誕生日で、ケロの卒業した日だ」と。
繰り返し。
なにをするでなく、ただ毎年。
キモチの中でだけ、なにかを踏みしめる。わたしがわたしである限り。
これから先、なにを愛しなにを憎み、なにに絶望しても。
聖なる想いがある。
2011/12/26
宙組トップスター・大空祐飛 退団会見のお知らせ
宙組トップスター・大空祐飛が、2012年7月1日の宙組東京宝塚劇場公演『華やかなりし日々』、『クライマックス』-Cry‐Max-の千秋楽をもって退団することとなり、2011年12月27日に記者会見を行います。
なお、会見の模様は当ホームページでもお知らせ致します。
そうか、ついに来たのか。
それがこの日……12月26日なのか。
『血と砂』に狂乱していたのが、つい昨日のことのようだ。
12月26日。
グレアムの誕生日で、ケロが卒業した日、そして、ゆーひくんが卒業を発表した日。
最高のカード、スペードのJ!・その3。@ROYAL STRAIGHT FLUSH!!
2011年12月27日 タカラヅカ 今さらの、こあらった目線の『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』まっつまっつ、続き。
次は海賊ショー。
役名は「首領」。
首領なあ……首領て……(笑)。
見た目は素敵にジャック・スパロウ。
まっつ、ヒゲ似合うなあ……しみじみ。
や、知ってるよ、知ってるけど(笑)、それにしても、似合いすぎ。
つか、格好いい。惚れ惚れするー。
プリンセス@みみちゃんのアゴを持ち上げるとこが、いやらしくてお気に入りです。
ここぞって感じに登場するプリンス@キムくんもステキ。キラキラっぷりがいいよねー。
ただこの場面、致命的に短い。
あっちゅー間に終わる。
キムくんが出てきたら、すぐさままっつが斬られて終了なんだもの。
せっかく仰々しく出てきたんだし、もう少しドラマを作ってくれてもよかったんじゃあ……。
キムとまっつが絡むのはここだけなんだが、歌ウマふたりなのに、歌は一切なしだし。
消化不良~~。
プリンスに斬られた首領は中央からポーズを決めたままセリ下がっていくんだけど、このポーズも短くてね。
ふつー完全にセリの奥へ消えるまで、微動だにしないもんでしょ?
でもまっつは、本体が隠れたらさっさと剣を下ろしちゃうんだよね。
ムラの序盤はまっつメイトと「見えなくなったらさっさとポーズを解くまっつ」のさばさばっぷりにウケていた。
でも、よく考えると、ドライな価値観ゆえというより、自分がいなくなったあとに繰り広げられるトップコンビのロマンティックな場面のために、できるだけ早く舞台から消えてるんだね。
いつまでもポーズ取ってたら、いつまでも姿が客席から見えちゃうもんな。キムみみがラブラブデュエットダンスはじめてるっつーに。
ジャック船長は、帽子を被っているのが基本、されど帽子なしのバンダナのみのときもあった。
バンダナの方が顔はよく見えるけど、帽子姿の方が本格的に「首領」っぽくて好きだった。
ところでわたし、初日はあまり下調べせずに観ているので、この海賊場面が「ラスベガスのショー」だと知らなかった。
プログラムをざーっと眺めて「またしてもまっつの場面はナシなのね(溜息)」とだけ理解して、観劇したの。
この場面は役名だけチェックしていて、場面解説は読んでない。
役名から、キムくんとまっつが、みみちゃんを争うんだなと想像。
コミカルでお気楽な場面だとは、思ってないから。
キムくん出てきた-、まっつやられた-、の短絡な展開にびっくり。
加えて。
「首領」のアレな瀕死演技に、目が点。
えーと。
実はわたし、ご贔屓の死ぬ芝居を見たことがありません。
ラブシーンを演じることが出来るのは路線スターのみ、ですが、息絶える芝居が出来るのもまた、路線スターのみなんですよ。
モブの下級生が何度も出てきて主役に斬られて「うわああ」と死んでいくとか、そーゆーのとは別にして。
ふつー、「死に際」を演じられるのは、スター様だけです。
死というのは人間の最大のドラマであり、そうである以上、ストーリーに関わるキャラにしか存在しません。
まっつは主要人物役をやることがほとんどないポジションの人で、バウなどの小劇場ですら華々しく息絶える役をもらってません。
まとぶんやらんとむが「死に専科」と呼ばれるのは、彼らがガッチガチの超路線様だったゆえです。トップコースの人たちは、とにかく死ぬ役を割り当てられるのよ。だって華々しく息絶える役は、「オイシイ」役だから。
脇のどーでもいい人は、死なない。死んだとしても、死の場面をわざわざ描かない。そんな人をオイシくしても、無意味だもの。
オイシイかどうかではなく、単に、「見たことがナイから、見てみたい」と思っていた。
ガチの恋愛をしてラブシーンをするまっつを、見たことナイから見てみたい、のと同じで。
その、見たことナイ「息絶えるまっつ」が、はじめて目前に。
……わざとらしい……。
ぽかーん、でした。
あまりにも、大根芝居で。
「うわあああ、やーらーれーたー」みたいな断末魔。
表情も、クチをかぽーんと開けた、困ったよーな情けない顔。
えっと。
こ、これが、まっつの死に芝居? 息絶える芝居?
いやその、軽いタッチの場面だから、わざと軽くしているのはわかる。わかる、けど、あまりにもわざとらしすぎる。
どう見てもジャック船長、死んでないよ。「やーらーれーたー」って言って、死んだふりしてるだけじゃん?!
と、普段のまっつの芝居からかけ離れた大味な演技に、盛大に驚きました。首をひねりました。
まっつがこんなにへたっぴだとは思えないから、演出家指示? 嘘っぽくまぬけに死んで見せろと??
演出家指示でもなんでも、ご贔屓のはじめて見る死に芝居がコレなの?
……なんか、しょぼんだわー。
と、思っていたら。
ええ、すぐに答えは出ました。
この場面自体が劇中劇、ショーの一部なんだ。ほんとに死ぬわけじゃないんだ。
って、つまり、正しいんじゃん! 「うわあああ、やーらーれーたー」みたいな断末魔芝居で!!
つか、なにも知らなくても正しく伝わったんだから、やっぱまっつ芝居うまいんだわー。
ごめんごめん!
てことで、ここは「やられた芝居をしているタレントを演じている」わけだから、結局わたしは、ご贔屓の死ぬ芝居を見たことがナイままなんだ……。
キムくんとかちぎくんとかの腕の中で、盛大に息絶える役が見たいなー。
しみじみ。
続く。
次は海賊ショー。
役名は「首領」。
首領なあ……首領て……(笑)。
見た目は素敵にジャック・スパロウ。
まっつ、ヒゲ似合うなあ……しみじみ。
や、知ってるよ、知ってるけど(笑)、それにしても、似合いすぎ。
つか、格好いい。惚れ惚れするー。
プリンセス@みみちゃんのアゴを持ち上げるとこが、いやらしくてお気に入りです。
ここぞって感じに登場するプリンス@キムくんもステキ。キラキラっぷりがいいよねー。
ただこの場面、致命的に短い。
あっちゅー間に終わる。
キムくんが出てきたら、すぐさままっつが斬られて終了なんだもの。
せっかく仰々しく出てきたんだし、もう少しドラマを作ってくれてもよかったんじゃあ……。
キムとまっつが絡むのはここだけなんだが、歌ウマふたりなのに、歌は一切なしだし。
消化不良~~。
プリンスに斬られた首領は中央からポーズを決めたままセリ下がっていくんだけど、このポーズも短くてね。
ふつー完全にセリの奥へ消えるまで、微動だにしないもんでしょ?
でもまっつは、本体が隠れたらさっさと剣を下ろしちゃうんだよね。
ムラの序盤はまっつメイトと「見えなくなったらさっさとポーズを解くまっつ」のさばさばっぷりにウケていた。
でも、よく考えると、ドライな価値観ゆえというより、自分がいなくなったあとに繰り広げられるトップコンビのロマンティックな場面のために、できるだけ早く舞台から消えてるんだね。
いつまでもポーズ取ってたら、いつまでも姿が客席から見えちゃうもんな。キムみみがラブラブデュエットダンスはじめてるっつーに。
ジャック船長は、帽子を被っているのが基本、されど帽子なしのバンダナのみのときもあった。
バンダナの方が顔はよく見えるけど、帽子姿の方が本格的に「首領」っぽくて好きだった。
ところでわたし、初日はあまり下調べせずに観ているので、この海賊場面が「ラスベガスのショー」だと知らなかった。
プログラムをざーっと眺めて「またしてもまっつの場面はナシなのね(溜息)」とだけ理解して、観劇したの。
この場面は役名だけチェックしていて、場面解説は読んでない。
役名から、キムくんとまっつが、みみちゃんを争うんだなと想像。
コミカルでお気楽な場面だとは、思ってないから。
キムくん出てきた-、まっつやられた-、の短絡な展開にびっくり。
加えて。
「首領」のアレな瀕死演技に、目が点。
えーと。
実はわたし、ご贔屓の死ぬ芝居を見たことがありません。
ラブシーンを演じることが出来るのは路線スターのみ、ですが、息絶える芝居が出来るのもまた、路線スターのみなんですよ。
モブの下級生が何度も出てきて主役に斬られて「うわああ」と死んでいくとか、そーゆーのとは別にして。
ふつー、「死に際」を演じられるのは、スター様だけです。
死というのは人間の最大のドラマであり、そうである以上、ストーリーに関わるキャラにしか存在しません。
まっつは主要人物役をやることがほとんどないポジションの人で、バウなどの小劇場ですら華々しく息絶える役をもらってません。
まとぶんやらんとむが「死に専科」と呼ばれるのは、彼らがガッチガチの超路線様だったゆえです。トップコースの人たちは、とにかく死ぬ役を割り当てられるのよ。だって華々しく息絶える役は、「オイシイ」役だから。
脇のどーでもいい人は、死なない。死んだとしても、死の場面をわざわざ描かない。そんな人をオイシくしても、無意味だもの。
オイシイかどうかではなく、単に、「見たことがナイから、見てみたい」と思っていた。
ガチの恋愛をしてラブシーンをするまっつを、見たことナイから見てみたい、のと同じで。
その、見たことナイ「息絶えるまっつ」が、はじめて目前に。
……わざとらしい……。
ぽかーん、でした。
あまりにも、大根芝居で。
「うわあああ、やーらーれーたー」みたいな断末魔。
表情も、クチをかぽーんと開けた、困ったよーな情けない顔。
えっと。
こ、これが、まっつの死に芝居? 息絶える芝居?
いやその、軽いタッチの場面だから、わざと軽くしているのはわかる。わかる、けど、あまりにもわざとらしすぎる。
どう見てもジャック船長、死んでないよ。「やーらーれーたー」って言って、死んだふりしてるだけじゃん?!
と、普段のまっつの芝居からかけ離れた大味な演技に、盛大に驚きました。首をひねりました。
まっつがこんなにへたっぴだとは思えないから、演出家指示? 嘘っぽくまぬけに死んで見せろと??
演出家指示でもなんでも、ご贔屓のはじめて見る死に芝居がコレなの?
……なんか、しょぼんだわー。
と、思っていたら。
ええ、すぐに答えは出ました。
この場面自体が劇中劇、ショーの一部なんだ。ほんとに死ぬわけじゃないんだ。
って、つまり、正しいんじゃん! 「うわあああ、やーらーれーたー」みたいな断末魔芝居で!!
つか、なにも知らなくても正しく伝わったんだから、やっぱまっつ芝居うまいんだわー。
ごめんごめん!
てことで、ここは「やられた芝居をしているタレントを演じている」わけだから、結局わたしは、ご贔屓の死ぬ芝居を見たことがナイままなんだ……。
キムくんとかちぎくんとかの腕の中で、盛大に息絶える役が見たいなー。
しみじみ。
続く。
最高のカード、スペードのJ!・その4。@ROYAL STRAIGHT FLUSH!!
2011年12月28日 タカラヅカ 今さらの、こあらった目線の『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』まっつまっつ、だらだらと続き。
短くて消化不良の海賊ショーに出ていたため、その次の派手な中詰めには、なかなか出てこられません。
みんなで明るく楽しく「VIVA LAS VEGAS♪」と歌っている中、まっつは、どさくさにまぎれて登場する。
どうやって登場するんだろう、と思っていたら、ひどい扱いっすよ……。
他の人たちが段階踏んでどーんと登場して拍手もらっているのに、まっつは「いつの間にか、いた」という登場。
全ツ『ロック・オン!』で直前の場面に出ていたゆえ、次の黒燕尾場面に遅れて登場、歌もファンファーレもないけれど、わざわざセンターから合流させてくれたミキティはいい人だったんだなあ……。
曲も止めない変わらない、ただ登場位置を変えるだけで、こんだけ違ってくるんだ。
いろんな人に「中詰め、まっつがいつの間にかいて、驚いた」と言われ、悲しかったっす。
うん、キミが見落としたわけじゃないよ。そーゆー扱いにされてるだけなんだよ……。
初日、なんでもなく上手袖から出てきて、曲も変わらない誰も振り返らないまま、その他大勢に混ざるまっつの姿に、びびりました。せめて短いソロがあって注目を集めるとか、ナニかあるのかと思ったさ……。
舞台の真ん中が「主役!」として派手に動いているときに、端っこに合流じゃあ、誰も気づかないわ……。衣装もみんなと一緒だしねー。(スペードのJのマークがぽつんと付いているだけ)
まあともかく。
まっつは、キラキラ笑顔です。元気に腕を振り上げてます。
ただの脇として登場して、いつの間にかモブに混ざっているだけなのに、少しずつじわじわと観客に気づかれないように真ん中へ寄っていく姿が、不思議です。
じわじわ真ん中へ寄せるくらいなら、ふつーに「真ん中に立つ人が登場しましたよ」って演出にすればいいのに、最初から真ん中へ堂々と歩かせればいいのに、なんでこんなに苦労してまでこーゆー演出にしているのか、純粋に不思議だ。
で、キムくんが真ん中にどーんと登場する頃には、まっつはふつーに真ん中あたりの立ち位置にいる。
んで、サイトーくんお得意の、手振りダンス。アイドル・コンサートのノリの。
全員が真正面向いて一列に並んで、腕だけで踊る。「みんな、真似して踊ってね」って感じの、素人参加型の簡単そーな振付。
銀橋に勢揃いで華やかに。
一旦暗転。
銀橋のスターたちが撤収している雰囲気。
次にライトが点いたとき、そこに残っているのは5人のみ。
これが「DREAM5」、戦隊ヒーロー物。
コマくんから順番に、恥ずかしい名乗りを上げて、恥ずかしいポーズをキメる。
クール・キャラのまっつの戦隊ヒーロー物は、おかしさ絶大。
ちぎコマはアツいキャラだし、キムくんは太陽キャラだし、みみちゃんはかわいこちゃんだし。
いちばん似合わないのが、まっつ。
似合わない人が、大真面目に、かつ、しれっとやっているのが、おかしくてたまらない。
てゆーか彼らの決めポーズって、それぞれのアルファベットなんだよね?
コマつんの「10」はよくわかってないんだけど、みみちゃんの自分を抱くよーなポーズは「Q」だし、ちぎくんは手で「K」を作ってる。キムくんの指さしは「A」だよね?
で、我らがまっつは、「J」。
両腕を広げて横顔で静止。
これって、「J」のつもりなんじゃん。と、わかったときに、腹がよじれた(笑)。
あのまっつが、ナニをやらされてるんだ……。
振付でカクカクカクっと手を動かすところがあるんだが、ソコとかおかしすぎる……(笑)。
5人ともステキだ。すばらしい。
タカラジェンヌってすげえなと、本気で思う。
ここのまっつは衣装ごと髪型ごと、全部好き。
潔すぎるピッタリオールバックにデコバンド、銀色ロングジャケットにブーツ……なんつーか、ものすごく、端正。
ストイックなんですよ。低温なんですよ。
なのに、やっていることは戦隊ヒーロー。
5人ともキャラ立ってるし、かっこいいしきれいだし、すごくイイのに……なんにもしないで終了って、ナニ??
わざわざ名乗りを上げるくせに、これからナニかはじまるとしか思えないのに、何故名乗るだけで終了なの?
つまらんわー。
で、次がベトナム戦争。
笠をかぶってせり上がってきたのを見た日にゃ、どう反応すればいいのか、とまどった。
ナニも知らずに突然あの格好を見ると、なかなかに滑稽です。
まさかガチでベトナム戦争やるとは思ってないじゃん。
本舞台にベトコンが登場して「え? なんで??」と思っているところに、超シリアスに滑稽な笠地蔵姿でせり上がり。
初日はまず、その格好に驚愕した。
スカステの稽古場風景で熱唱する姿を見ているだけに、その格好いい場面が、よりによってこんな衣装だなんて……。
ベトナム戦争まんまである、イメージを固定されるこの場面のセンスが、ほんっとーに嫌だった。
深い思いがあって本気で描いているのではなく、「戦争萌え~~、軍人さん萌え~~」なだけで作者が気軽にやっているのが透けて見えて、とても不快だった。
まっつが被らされている滑稽な笠は、演出家の無神経の具現のようで、心から嫌だった。
実際にベトコンが被っていただろうカタチの笠を滑稽と書くなんて、実在の人々や文化を愚弄しているわ、と言わないでくれよ。現実の人々のことではない、ベトナム戦争のことではない、タカラヅカの舞台の話だ。
東宝でなくなってくれることを祈ったんだがな……まっつだけでなく、他の人民戦士全員。ベトコンまんまだなんてヅカ的にもリアルな関係者的にもまずいし、格好いいものじゃないし、シンプルに顔が見えないし、いいことはひとつもなかったのにな。
そんな場面だったわけだが。
まっつの歌声は、すばらしかった。
続く。
短くて消化不良の海賊ショーに出ていたため、その次の派手な中詰めには、なかなか出てこられません。
みんなで明るく楽しく「VIVA LAS VEGAS♪」と歌っている中、まっつは、どさくさにまぎれて登場する。
どうやって登場するんだろう、と思っていたら、ひどい扱いっすよ……。
他の人たちが段階踏んでどーんと登場して拍手もらっているのに、まっつは「いつの間にか、いた」という登場。
全ツ『ロック・オン!』で直前の場面に出ていたゆえ、次の黒燕尾場面に遅れて登場、歌もファンファーレもないけれど、わざわざセンターから合流させてくれたミキティはいい人だったんだなあ……。
曲も止めない変わらない、ただ登場位置を変えるだけで、こんだけ違ってくるんだ。
いろんな人に「中詰め、まっつがいつの間にかいて、驚いた」と言われ、悲しかったっす。
うん、キミが見落としたわけじゃないよ。そーゆー扱いにされてるだけなんだよ……。
初日、なんでもなく上手袖から出てきて、曲も変わらない誰も振り返らないまま、その他大勢に混ざるまっつの姿に、びびりました。せめて短いソロがあって注目を集めるとか、ナニかあるのかと思ったさ……。
舞台の真ん中が「主役!」として派手に動いているときに、端っこに合流じゃあ、誰も気づかないわ……。衣装もみんなと一緒だしねー。(スペードのJのマークがぽつんと付いているだけ)
まあともかく。
まっつは、キラキラ笑顔です。元気に腕を振り上げてます。
ただの脇として登場して、いつの間にかモブに混ざっているだけなのに、少しずつじわじわと観客に気づかれないように真ん中へ寄っていく姿が、不思議です。
じわじわ真ん中へ寄せるくらいなら、ふつーに「真ん中に立つ人が登場しましたよ」って演出にすればいいのに、最初から真ん中へ堂々と歩かせればいいのに、なんでこんなに苦労してまでこーゆー演出にしているのか、純粋に不思議だ。
で、キムくんが真ん中にどーんと登場する頃には、まっつはふつーに真ん中あたりの立ち位置にいる。
んで、サイトーくんお得意の、手振りダンス。アイドル・コンサートのノリの。
全員が真正面向いて一列に並んで、腕だけで踊る。「みんな、真似して踊ってね」って感じの、素人参加型の簡単そーな振付。
銀橋に勢揃いで華やかに。
一旦暗転。
銀橋のスターたちが撤収している雰囲気。
次にライトが点いたとき、そこに残っているのは5人のみ。
これが「DREAM5」、戦隊ヒーロー物。
コマくんから順番に、恥ずかしい名乗りを上げて、恥ずかしいポーズをキメる。
クール・キャラのまっつの戦隊ヒーロー物は、おかしさ絶大。
ちぎコマはアツいキャラだし、キムくんは太陽キャラだし、みみちゃんはかわいこちゃんだし。
いちばん似合わないのが、まっつ。
似合わない人が、大真面目に、かつ、しれっとやっているのが、おかしくてたまらない。
てゆーか彼らの決めポーズって、それぞれのアルファベットなんだよね?
コマつんの「10」はよくわかってないんだけど、みみちゃんの自分を抱くよーなポーズは「Q」だし、ちぎくんは手で「K」を作ってる。キムくんの指さしは「A」だよね?
で、我らがまっつは、「J」。
両腕を広げて横顔で静止。
これって、「J」のつもりなんじゃん。と、わかったときに、腹がよじれた(笑)。
あのまっつが、ナニをやらされてるんだ……。
振付でカクカクカクっと手を動かすところがあるんだが、ソコとかおかしすぎる……(笑)。
5人ともステキだ。すばらしい。
タカラジェンヌってすげえなと、本気で思う。
ここのまっつは衣装ごと髪型ごと、全部好き。
潔すぎるピッタリオールバックにデコバンド、銀色ロングジャケットにブーツ……なんつーか、ものすごく、端正。
ストイックなんですよ。低温なんですよ。
なのに、やっていることは戦隊ヒーロー。
5人ともキャラ立ってるし、かっこいいしきれいだし、すごくイイのに……なんにもしないで終了って、ナニ??
わざわざ名乗りを上げるくせに、これからナニかはじまるとしか思えないのに、何故名乗るだけで終了なの?
つまらんわー。
で、次がベトナム戦争。
笠をかぶってせり上がってきたのを見た日にゃ、どう反応すればいいのか、とまどった。
ナニも知らずに突然あの格好を見ると、なかなかに滑稽です。
まさかガチでベトナム戦争やるとは思ってないじゃん。
本舞台にベトコンが登場して「え? なんで??」と思っているところに、超シリアスに滑稽な笠地蔵姿でせり上がり。
初日はまず、その格好に驚愕した。
スカステの稽古場風景で熱唱する姿を見ているだけに、その格好いい場面が、よりによってこんな衣装だなんて……。
ベトナム戦争まんまである、イメージを固定されるこの場面のセンスが、ほんっとーに嫌だった。
深い思いがあって本気で描いているのではなく、「戦争萌え~~、軍人さん萌え~~」なだけで作者が気軽にやっているのが透けて見えて、とても不快だった。
まっつが被らされている滑稽な笠は、演出家の無神経の具現のようで、心から嫌だった。
実際にベトコンが被っていただろうカタチの笠を滑稽と書くなんて、実在の人々や文化を愚弄しているわ、と言わないでくれよ。現実の人々のことではない、ベトナム戦争のことではない、タカラヅカの舞台の話だ。
東宝でなくなってくれることを祈ったんだがな……まっつだけでなく、他の人民戦士全員。ベトコンまんまだなんてヅカ的にもリアルな関係者的にもまずいし、格好いいものじゃないし、シンプルに顔が見えないし、いいことはひとつもなかったのにな。
そんな場面だったわけだが。
まっつの歌声は、すばらしかった。
続く。
観劇納め予定の日だった。
2011年12月29日 タカラヅカ 変だなあ。今日は観劇納めのはずだったんだが……。
すみません、ナメてました『Samourai』。いつでも観られるもんだと深く考えず手ぶらで行ったら。
当日券完売だし、サバキ待ちずらりだし……。
すごすご敗退。
同じくサバキ敗退した友人とお茶してだらだら過ごしました。
んで、帰宅して『宝塚クロニクル2011雪組編』の録画を観る。
実は今日の雪組クロニクルのために、ブルーレイレコーダを新調したんだな。いやその、某チャンネルで『殴る女』の一挙放送が今日と明日で、今のシングル録画しかできないチープレコーダぢゃ、雪組クロニクルが録れないじゃん!と。(『殴る女』の方が大事らしいよ・笑)
DVDレコーダで録画は考えない、あくまでもBDでコンパクトにまとめたい。
『インフィニティ』上演期間中は家にいない日々が続き、HDDがパンクするのは目に見えていたので2台目のBDレコーダ購入は考えていたけど、『殴る女』があるから、今日までに購入しなきゃならなかった。
んで一昨日買ったばっかなんだなー。これで部屋にある録画機器は、DVDレコーダ2台、BDレコーダ2台、ビデオデッキ1台になりました。全部つなげるのに苦労した……配線悩んだよマジで……。同時に録画スイッチ押したら、何番組同時に録れるのだろう……(笑)。
てことで、あらためて雪組の1年を見る。
……1年。
1年?
『ロミオとジュリエット』から、1年経つのか。
2011年。わたしは元旦から、祭り状態だった。
全力疾走、破産上等(笑)。
日常生活はなかった、ほとんどムラにいた。
ヅカヲタ人生はじまって以来の狂乱の日々。
こんなに幸せな観劇ができるなんて、思ってなかった。
いや、トップ娘役不在だーの、謎のジュリエットWキャストだーの、雪組人事への不安はあったし、贔屓のコンディションを心配してうろたえて、まったくのお花畑公演ではなかったのだけど。
それでも、幸せだった。
これほどまでに愛することのできる「作品」と出会え、愛することのできるキャラクタと作品世界を作ってくれる「キャスト」に出会えた。
今走らないでいつ走るんだ。
そう腹をくくった。
『ロミジュリ』のあとは、しばらく抜け殻だった。
おかげで、次の全国ツアー『黒い瞳』『ロック・オン!』にアタマが切り替わらずに、かなり苦労した。
ほんとーなら、こちらこそ大カルナバル状態で踊り狂っていそうなもんなのに。
タイミングが悪かったなあ。
わたしにエンジン掛かったの、公演途中からだよ……おかげでチケットぜんぜん持ってなかった……。
わたしは自分が思う以上に不器用だったらしい。
『ロミジュリ』だけで胸いっぱい、そこから一歩も進めなくなった。
世の中は、宝塚は、雪組は、どんどん先へ進んでいるのにね。
1月の『ロミジュリ』でアタマが止まってしまったわたしには、この1年がとても不思議に思える。
えーっとわたし、ちゃんと生きてたよね? どの公演も観劇し、ついて行っていたよね?
それでも心はずっと、『ロミジュリ』に残したまま。
東宝公演中に震災もあったし、いろんな意味で『ロミジュリ』は特別すぎる。
雪組クロニクルを見ながら、愛しくて切なくてたまらない。
もう二度と還れない場所が、そこにある。
たとえ雪組で『ロミジュリ』を再演したとして、わたしが愛した『ロミジュリ』は、もう二度とないんだ。
卒業していった人たちがいる。そして、我がご贔屓。同じ役を演じたとして、もうあのベンヴォーリオには二度とお目にかかれないだろう。今のまっつなら、もっと「出来上がった」ベンヴォーリオを演じると思う。あの不安定さは、あのときだけのものだろう。
クロニクルの映像から、幸せの記憶がよみがえり、切なくてたまらない。
……あー、いろいろあったねえ。全部観たねえ(笑)。
『仮面の男』『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』までたどり着き、あとは『Samourai』で終わりだな、とまっつの出番的にはもうすっかり終わった気でいたから、『タカラヅカスペシャル2011』が映ってびびった(笑)。
そ、そうか、これがあったな。
ニュースでは映らなかった部分も映してくれて、まっつがいっぱいでホクホク。ありがとーありがとー。
……しかし『H2$』は放送なし……マジでDVDでもカットかなー……フィンチなまっつ、いたたまれない……かわいかったのに。
今年が終わってしまうのか……。
観劇納めもできずに。←
あああ。なんつー中途半端な~~。
キムくんに会いたかったよおお。
夜はヅカ友とささやかに忘年会、「で、今年の観劇回数は?」としつこく聞かれたが、んなもん数えてねーよ(笑)。
今年はもう数えなくていいか、なキモチだ。つか数えるのがこわい。使ったチケット代も、考えたくない。特に今、『インフィニティ』チケットに散財したあとだし(笑)。
や、たぶん友人たちからすれば、すげーささやかな回数と金額だってことは、わかってる。でも、友人たちとわたしは収入がチガウのよ、わたしのよーなびんぼー人が使っていい金額ぢゃないのよ……。
『ロミジュリ』に狂い、今年1年は夢の中で過ごしたかのよう。日常の記憶がないので、使った金額も夢だと思っていよう……ふふ、ふ……。
ヅカ友と別れるときは、「良いお年を」ではなく「次の観劇で」(笑)
友人たちは誰も『インフィニティ』観る気ナシだから、DCか大劇かで会いましょうと言われたわけだ。
うおー、『インフィニティ』があるから1月前半は身動き取れないんだよどうしよう。『Samourai』観たいよおお。『Samourai』は年内に観て、お正月は花組にあてるつもりだったのに、今日観られなかったからお正月が『Samourai』になるのか……? ああ悩ましい。
煩悩は一生尽きない。
そして。
そして、まっつに会いたいと思う。
『インフィニティ』まで、あと1週間。
すみません、ナメてました『Samourai』。いつでも観られるもんだと深く考えず手ぶらで行ったら。
当日券完売だし、サバキ待ちずらりだし……。
すごすご敗退。
同じくサバキ敗退した友人とお茶してだらだら過ごしました。
んで、帰宅して『宝塚クロニクル2011雪組編』の録画を観る。
実は今日の雪組クロニクルのために、ブルーレイレコーダを新調したんだな。いやその、某チャンネルで『殴る女』の一挙放送が今日と明日で、今のシングル録画しかできないチープレコーダぢゃ、雪組クロニクルが録れないじゃん!と。(『殴る女』の方が大事らしいよ・笑)
DVDレコーダで録画は考えない、あくまでもBDでコンパクトにまとめたい。
『インフィニティ』上演期間中は家にいない日々が続き、HDDがパンクするのは目に見えていたので2台目のBDレコーダ購入は考えていたけど、『殴る女』があるから、今日までに購入しなきゃならなかった。
んで一昨日買ったばっかなんだなー。これで部屋にある録画機器は、DVDレコーダ2台、BDレコーダ2台、ビデオデッキ1台になりました。全部つなげるのに苦労した……配線悩んだよマジで……。同時に録画スイッチ押したら、何番組同時に録れるのだろう……(笑)。
てことで、あらためて雪組の1年を見る。
……1年。
1年?
『ロミオとジュリエット』から、1年経つのか。
2011年。わたしは元旦から、祭り状態だった。
全力疾走、破産上等(笑)。
日常生活はなかった、ほとんどムラにいた。
ヅカヲタ人生はじまって以来の狂乱の日々。
こんなに幸せな観劇ができるなんて、思ってなかった。
いや、トップ娘役不在だーの、謎のジュリエットWキャストだーの、雪組人事への不安はあったし、贔屓のコンディションを心配してうろたえて、まったくのお花畑公演ではなかったのだけど。
それでも、幸せだった。
これほどまでに愛することのできる「作品」と出会え、愛することのできるキャラクタと作品世界を作ってくれる「キャスト」に出会えた。
今走らないでいつ走るんだ。
そう腹をくくった。
『ロミジュリ』のあとは、しばらく抜け殻だった。
おかげで、次の全国ツアー『黒い瞳』『ロック・オン!』にアタマが切り替わらずに、かなり苦労した。
ほんとーなら、こちらこそ大カルナバル状態で踊り狂っていそうなもんなのに。
タイミングが悪かったなあ。
わたしにエンジン掛かったの、公演途中からだよ……おかげでチケットぜんぜん持ってなかった……。
わたしは自分が思う以上に不器用だったらしい。
『ロミジュリ』だけで胸いっぱい、そこから一歩も進めなくなった。
世の中は、宝塚は、雪組は、どんどん先へ進んでいるのにね。
1月の『ロミジュリ』でアタマが止まってしまったわたしには、この1年がとても不思議に思える。
えーっとわたし、ちゃんと生きてたよね? どの公演も観劇し、ついて行っていたよね?
それでも心はずっと、『ロミジュリ』に残したまま。
東宝公演中に震災もあったし、いろんな意味で『ロミジュリ』は特別すぎる。
雪組クロニクルを見ながら、愛しくて切なくてたまらない。
もう二度と還れない場所が、そこにある。
たとえ雪組で『ロミジュリ』を再演したとして、わたしが愛した『ロミジュリ』は、もう二度とないんだ。
卒業していった人たちがいる。そして、我がご贔屓。同じ役を演じたとして、もうあのベンヴォーリオには二度とお目にかかれないだろう。今のまっつなら、もっと「出来上がった」ベンヴォーリオを演じると思う。あの不安定さは、あのときだけのものだろう。
クロニクルの映像から、幸せの記憶がよみがえり、切なくてたまらない。
……あー、いろいろあったねえ。全部観たねえ(笑)。
『仮面の男』『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』までたどり着き、あとは『Samourai』で終わりだな、とまっつの出番的にはもうすっかり終わった気でいたから、『タカラヅカスペシャル2011』が映ってびびった(笑)。
そ、そうか、これがあったな。
ニュースでは映らなかった部分も映してくれて、まっつがいっぱいでホクホク。ありがとーありがとー。
……しかし『H2$』は放送なし……マジでDVDでもカットかなー……フィンチなまっつ、
今年が終わってしまうのか……。
観劇納めもできずに。←
あああ。なんつー中途半端な~~。
キムくんに会いたかったよおお。
夜はヅカ友とささやかに忘年会、「で、今年の観劇回数は?」としつこく聞かれたが、んなもん数えてねーよ(笑)。
今年はもう数えなくていいか、なキモチだ。つか数えるのがこわい。使ったチケット代も、考えたくない。特に今、『インフィニティ』チケットに散財したあとだし(笑)。
や、たぶん友人たちからすれば、すげーささやかな回数と金額だってことは、わかってる。でも、友人たちとわたしは収入がチガウのよ、わたしのよーなびんぼー人が使っていい金額ぢゃないのよ……。
『ロミジュリ』に狂い、今年1年は夢の中で過ごしたかのよう。日常の記憶がないので、使った金額も夢だと思っていよう……ふふ、ふ……。
ヅカ友と別れるときは、「良いお年を」ではなく「次の観劇で」(笑)
友人たちは誰も『インフィニティ』観る気ナシだから、DCか大劇かで会いましょうと言われたわけだ。
うおー、『インフィニティ』があるから1月前半は身動き取れないんだよどうしよう。『Samourai』観たいよおお。『Samourai』は年内に観て、お正月は花組にあてるつもりだったのに、今日観られなかったからお正月が『Samourai』になるのか……? ああ悩ましい。
煩悩は一生尽きない。
そして。
そして、まっつに会いたいと思う。
『インフィニティ』まで、あと1週間。
最高のカード、スペードのJ!・その5。@ROYAL STRAIGHT FLUSH!!
2011年12月30日 タカラヅカ だらだらとまだ続いている、こあらった目線の『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』まっつまっつ。
銀橋で歌う、人民戦士(歌手)@まっつ。
オープニングでまっつは、同じ歌を歌っている。
主題歌「ROYAL STRAIGHT FLUSH!!」。……作曲、甲斐先生なのか……さすがにキャッチーだ。
オープニングの盛り上がりで歌ったのと、同じ歌なんだがね。
同じ歌だと、思えない。
明るく元気で派手な歌なのに、ここではまがまがしい狂気の歌となっている。
その歌い分けというか、演じ分けがすごい。
うん。
演技。
ここのまっつがねえ。
すごいの。
笠を深々と被ってるもんで、顔はほとんど見えない。
1階前方席でないと目元まで見えないのよ。下からのぞき込む角度でないと。
その、顔が見えないのを、いいことに。
めちゃくちゃ邪悪な顔。
ちょ……っ。
世の中には、悪人の役を演じるとその役者のことを「悪い人」だと思いこむ人が一定数いるんですよ。
「あんな意地悪な役は、本当に意地悪な人しかできない」「あんな醜いおそろしい表情は、心根が醜い人しかできっこない」と言い切る人が、ほんとにいるの。この耳で何度となく聞き、目の前で言われてきましたのよ。
芝居でもそうなのに、役名ではなくジェンヌ個人の魅力で見せるショーで、あんなに邪悪な顔をしてたりすると、「まっつって邪悪な人なんだわ、もともとそんな面を持ってなくちゃ、あんな顔はできないわ」とか言い出す人がいるわきっと。
ああ、ジェンヌ人生に響くわ、そんな邪悪な顔をしていたら!!
と、思っちゃいましたよ。ああ、惚れ惚れ。
そんな心配しちゃうくらい、本気で芝居して、あれほどの邪悪な表情をしてしまうまつださん萌え。
まっつの笠の下の顔をのぞき込むためだけに、前方席ゲットしてハァハァしてました(笑)。
こわい。めちゃくちゃこわい。
復讐に燃えるアトス様とは、また別のこわさ。
刀を握って、薄ら笑いしているの。恍惚とした目をしているの。血に酔った、血を欲する者の眼。他者の存在を、他者の命を、軽んじ、見下した、神の眼。……自分を神だと信じた、狂人の眼。
そんな顔で、眼で、歌うのが主題歌。ポジティヴな勝負の歌、戦いを楽しむ歌。
冴え渡る美声。歌詞がはっきり聞こえる口跡。
冷たく無機質に広がる。
GI@ひろみが撃たれて、まっつの出番は終了。
その悲劇を背に、まったくの無表情だったり、あるいは唇の端に薄い笑いを浮かべたりする様が、もお震撼もののこわさ!! ……見えないと思って!(笑)
すごいなあ、まっつ。
しかしここ、上手花道セリから現れて、銀橋の端で歌うだけなんだよね。
んで、また上手花道へ戻るの。
どうせなら、銀橋渡らせればいいのにねええ。役割的に、その方がふつーなのに。
このショーでまつださん、銀橋ナイんですよ。
中詰めといい、わざわざ「ふつーでない演出」にされてるんだわー。
演出家か劇団か、あるいは両方か、とても意図がよく見える。その最たるものが、パレードの階段降りなわけですが。やれやれですわ。
で、次にまっつが登場するのは場面ひとつ飛んだあと。
友だちのひろみちゃんが死んじゃって、キムくんが悲しみ大騒ぎしたあと。
ヒッピー@ゆめみちゃんの歌声で、感動場面になるところ。
ヒッピーの歌声で改心、とかゆー薄すぎる価値観っつーか演出にはいろいろ物申したいことはある。
それでも、わかりやすく盛り上がる場面ではある。
上手奥に他の人民戦士たちと一緒にせり上がってくるまっつ。なんと、笠ナシ。なくてもいいんじゃん!! どーしてもどーしてもベトコンだから必要ってわけじゃないんじゃん。
それなら最初から笠ナシでいいじゃん。
サイトーくんがわからない……。
ともかく、笠のナイまっつが、かっこいい。
ショー全編通して、ここの髪型が、いちばん好き。
髪を、完璧に固めてないから。
まつださんてば、最近ほんとにタイトな髪型ばっかでさー。乱れ髪に飢えてるんですよ、こちとら(笑)。
ダンスにあまり興味がなさそうなサイトーくんショー、全体を通してあんまり印象的なダンスがナイのはお約束。『RSF』ではがおりとさらさの渇望ぐらいだよねえ……って、トップコンビも2番手も出てませんがな。
それでもここはみんなで結構激しく動き回ってる。
だから、まっつの髪も動く。
乱れてくる。
それが好きでねえ(笑)。
激しいダンスと、すべてを昇華したようなすがすがしい笑顔。
発散系の場面なのに、息を詰めて見入ってしまう。キムくんの絶唱もすばらしいし。
そして。
天を仰ぎ、すべてが終わるとき。
止めていた息を大きくつきながら、思うんだ。
カッコイイ。
はあああ、カッコイイ。
なんてなんて、かっこいいんだ、まっつ。
どんだけすごいんだ。美しいんだ。
と、しみじみ思う。
五臓六腑に染み渡るというかねええ。
あああ、ほんっとにかっこいいんだ、と、改めて思い知るんですよ。
まいったねえ。
ナニを今さら、しみじみしなきゃなんないんだか。
自分でもわからん。
で、次が最後の場面。
大階段フィナーレ。
何故か、インディアン。
かわいいっちゃ、かわいいんだけどねえ。
わたしはここの衣装は好きじゃない。
とゆーのも、まっつの髪の色に合っていないと思うからだ。
初日周辺は特にそう思って、じれったかった。
衣装が黄土色、髪の毛が黄土色、髪に付けた羽根も黄土色。
全身タイツじゃないけど、同じ色で上から下までなんて、なんのいじめかと。
まっつに髪色変えてくれと、心から願った。願うだけで、どーしよーもないことなんだが。
黒髪だったらどんだけ良かったろう。人民戦士もインディアンも、黒の方が自然だし、似合ったのになあ。
公演が進むにつれ見慣れたけどな。
このショーはほんと、まっつの「声」があまり聴けないショーでなあ。
1曲歌わせてもらえないだけでなく、歌い継ぎでちょっと声を出す、てのが精一杯。
最後の階段降りがソロでないこともあり、「声」を聴く場面はほんとに少なかったよ。
このインディアンで、どさくさの歌い継ぎでいいから、もう少しだけ声を聴きたかったなあと思う。
続く。
銀橋で歌う、人民戦士(歌手)@まっつ。
オープニングでまっつは、同じ歌を歌っている。
主題歌「ROYAL STRAIGHT FLUSH!!」。……作曲、甲斐先生なのか……さすがにキャッチーだ。
オープニングの盛り上がりで歌ったのと、同じ歌なんだがね。
同じ歌だと、思えない。
明るく元気で派手な歌なのに、ここではまがまがしい狂気の歌となっている。
その歌い分けというか、演じ分けがすごい。
うん。
演技。
ここのまっつがねえ。
すごいの。
笠を深々と被ってるもんで、顔はほとんど見えない。
1階前方席でないと目元まで見えないのよ。下からのぞき込む角度でないと。
その、顔が見えないのを、いいことに。
めちゃくちゃ邪悪な顔。
ちょ……っ。
世の中には、悪人の役を演じるとその役者のことを「悪い人」だと思いこむ人が一定数いるんですよ。
「あんな意地悪な役は、本当に意地悪な人しかできない」「あんな醜いおそろしい表情は、心根が醜い人しかできっこない」と言い切る人が、ほんとにいるの。この耳で何度となく聞き、目の前で言われてきましたのよ。
芝居でもそうなのに、役名ではなくジェンヌ個人の魅力で見せるショーで、あんなに邪悪な顔をしてたりすると、「まっつって邪悪な人なんだわ、もともとそんな面を持ってなくちゃ、あんな顔はできないわ」とか言い出す人がいるわきっと。
ああ、ジェンヌ人生に響くわ、そんな邪悪な顔をしていたら!!
と、思っちゃいましたよ。ああ、惚れ惚れ。
そんな心配しちゃうくらい、本気で芝居して、あれほどの邪悪な表情をしてしまうまつださん萌え。
まっつの笠の下の顔をのぞき込むためだけに、前方席ゲットしてハァハァしてました(笑)。
こわい。めちゃくちゃこわい。
復讐に燃えるアトス様とは、また別のこわさ。
刀を握って、薄ら笑いしているの。恍惚とした目をしているの。血に酔った、血を欲する者の眼。他者の存在を、他者の命を、軽んじ、見下した、神の眼。……自分を神だと信じた、狂人の眼。
そんな顔で、眼で、歌うのが主題歌。ポジティヴな勝負の歌、戦いを楽しむ歌。
冴え渡る美声。歌詞がはっきり聞こえる口跡。
冷たく無機質に広がる。
GI@ひろみが撃たれて、まっつの出番は終了。
その悲劇を背に、まったくの無表情だったり、あるいは唇の端に薄い笑いを浮かべたりする様が、もお震撼もののこわさ!! ……見えないと思って!(笑)
すごいなあ、まっつ。
しかしここ、上手花道セリから現れて、銀橋の端で歌うだけなんだよね。
んで、また上手花道へ戻るの。
どうせなら、銀橋渡らせればいいのにねええ。役割的に、その方がふつーなのに。
このショーでまつださん、銀橋ナイんですよ。
中詰めといい、わざわざ「ふつーでない演出」にされてるんだわー。
演出家か劇団か、あるいは両方か、とても意図がよく見える。その最たるものが、パレードの階段降りなわけですが。やれやれですわ。
で、次にまっつが登場するのは場面ひとつ飛んだあと。
友だちのひろみちゃんが死んじゃって、キムくんが悲しみ大騒ぎしたあと。
ヒッピー@ゆめみちゃんの歌声で、感動場面になるところ。
ヒッピーの歌声で改心、とかゆー薄すぎる価値観っつーか演出にはいろいろ物申したいことはある。
それでも、わかりやすく盛り上がる場面ではある。
上手奥に他の人民戦士たちと一緒にせり上がってくるまっつ。なんと、笠ナシ。なくてもいいんじゃん!! どーしてもどーしてもベトコンだから必要ってわけじゃないんじゃん。
それなら最初から笠ナシでいいじゃん。
サイトーくんがわからない……。
ともかく、笠のナイまっつが、かっこいい。
ショー全編通して、ここの髪型が、いちばん好き。
髪を、完璧に固めてないから。
まつださんてば、最近ほんとにタイトな髪型ばっかでさー。乱れ髪に飢えてるんですよ、こちとら(笑)。
ダンスにあまり興味がなさそうなサイトーくんショー、全体を通してあんまり印象的なダンスがナイのはお約束。『RSF』ではがおりとさらさの渇望ぐらいだよねえ……って、トップコンビも2番手も出てませんがな。
それでもここはみんなで結構激しく動き回ってる。
だから、まっつの髪も動く。
乱れてくる。
それが好きでねえ(笑)。
激しいダンスと、すべてを昇華したようなすがすがしい笑顔。
発散系の場面なのに、息を詰めて見入ってしまう。キムくんの絶唱もすばらしいし。
そして。
天を仰ぎ、すべてが終わるとき。
止めていた息を大きくつきながら、思うんだ。
カッコイイ。
はあああ、カッコイイ。
なんてなんて、かっこいいんだ、まっつ。
どんだけすごいんだ。美しいんだ。
と、しみじみ思う。
五臓六腑に染み渡るというかねええ。
あああ、ほんっとにかっこいいんだ、と、改めて思い知るんですよ。
まいったねえ。
ナニを今さら、しみじみしなきゃなんないんだか。
自分でもわからん。
で、次が最後の場面。
大階段フィナーレ。
何故か、インディアン。
かわいいっちゃ、かわいいんだけどねえ。
わたしはここの衣装は好きじゃない。
とゆーのも、まっつの髪の色に合っていないと思うからだ。
初日周辺は特にそう思って、じれったかった。
衣装が黄土色、髪の毛が黄土色、髪に付けた羽根も黄土色。
全身タイツじゃないけど、同じ色で上から下までなんて、なんのいじめかと。
まっつに髪色変えてくれと、心から願った。願うだけで、どーしよーもないことなんだが。
黒髪だったらどんだけ良かったろう。人民戦士もインディアンも、黒の方が自然だし、似合ったのになあ。
公演が進むにつれ見慣れたけどな。
このショーはほんと、まっつの「声」があまり聴けないショーでなあ。
1曲歌わせてもらえないだけでなく、歌い継ぎでちょっと声を出す、てのが精一杯。
最後の階段降りがソロでないこともあり、「声」を聴く場面はほんとに少なかったよ。
このインディアンで、どさくさの歌い継ぎでいいから、もう少しだけ声を聴きたかったなあと思う。
続く。
坂道転がれ。@2011年観劇回数
2011年12月31日 タカラヅカ 小下りの道に車を進むるが如く
楽々と事の運ぶ運勢なり
12月31日深夜……というか、0時を回った1月1日に、いつものよーにいつもの神社へ行きました。
恒例のおみくじは、なんかいいことばっか書いてあります。
人生楽勝!みたいな。
でも、大吉ぢゃないです、「小吉」です。
ささやかなしあわせで、人生楽勝!って感じるくらい、わたしが小市民だからでしょう(笑)。
ささやかでもなんでも、しあわせだといいなあ。
んで、今さら数えた、2011年の観劇回数は、115回でした。
……びみょー。
というのも、すっかり数え間違いをしていて、92回だと思っていたの。
1年間に、92回。少なっ。
自慢できるくらい少ない。こんだけ減ったのなら、ブログでネタに出来るわと思った。
もっと多くなっちゃったと思ってたの。なのになーんだ、こんなもんじゃん。友人たちに比べて、すっげーささやかだわー、と。
で、観劇回数減ったわ、びんぼー過ぎて観劇できなかったのね、という方向で書こうと思って、再度手帳を確認すると。
……あれ? 10月分、記録してない……。ついでにいうと、9月までの集計が72って、変じゃない?
と、1から数え直したら、115回だった、と。
115……。
少なくもないし、多くもない。
いや、わずかに少なめかな?
130超えたら「見過ぎ!」とネタに出来るけど、115じゃハンパ過ぎる……。
過去5年を振り返ってみた。
2010年 95回
2009年 103回
2008年 97回
2007年 121回
2006年 130回
うーん。
いちおー、減ってきてる、よ、な。
自分で自分の平均観劇数を月10回、年間120回だと思っているため、2011年はふつー過ぎる。
月10回が自分的に納得できる数だからこそ、それじゃいかん、月8回に留めなければ、という自制心ゆえに8回8回とこだわって今日まで来ているわけだが。
自制心もナニもなく、のびのび観劇した1年だったわけだね……。遠い目。観劇する気にならなかったのって、震災があったあたりだけじゃん。(それは人としてふつーな心理。それでも贔屓組千秋楽だけは行ったし)
2011年は、雪組『ロミオとジュリエット』がいちばんでした。
好きすぎて、他の作品と比べられない。
これほど好きになる作品に、今後出会えるかどうか。
ヅカヲタやめてもいい、と思えるほどの作品だった。ヅカを観るのをやめ、『ロミジュリ』の記憶だけ抱えて生きていけばいいや、的な。
や、根っからヲタなので、そうならなかったけれど(笑)。
回数的にも、ムラだけでひとつの公演を20回観る、というのをはじめてやっちゃったし。
1ヶ月半65公演とかあった頃ならともかく、45公演中20回、ってねええ。
これでジュリエット役がWキャストじゃなかったら、もっと観ていたと思うと、恐ろしいわ……。「午後公演はみみちゃんじゃないから、Wしないで帰ろう」とかで、少しはブレーキかかったもんなー。みみちゃんのジュリエット大好きだった!
『ロミジュリ』ほど好きな作品にめぐり会えただけでなく。
2011年は宝塚歌劇全体で豊作だったと思う。
順位は付けがたいが、『クラシコ・イタリアーノ』、『めぐり会いは再び』、『ランスロット』、『黒い瞳』は大好きだ。
ショーではなんつっても、『ノバ・ボサ・ノバ』!! 次点では『Dance Romanesque』。
好き作品の2本立てだった星組は強いよなー。
つか、ランキング中、3作星組かぁ。
『BUND/NEON 上海』『ランスロット』と2本連続ヒットを飛ばしてくれている生田せんせは、わたしの中ですげー有望株ですわ。
どの組の誰が主演でもイイ、生田せんせの作品が観たい。
萌えに萌えた、良い1年だったと思う。
2011年のおみくじは「向大吉」で、後半良くなる、みたいなことが書いてあった。実際、後半からオフがしあわせだったなー。しみじみ。
まっつヲタ的には、オイシイことが前半に集中しすぎで、後半寂しかったけどなー(笑)。
2012年のおみくじも、当たっていますように。
楽々と事の運ぶ運勢なり
12月31日深夜……というか、0時を回った1月1日に、いつものよーにいつもの神社へ行きました。
恒例のおみくじは、なんかいいことばっか書いてあります。
人生楽勝!みたいな。
でも、大吉ぢゃないです、「小吉」です。
ささやかなしあわせで、人生楽勝!って感じるくらい、わたしが小市民だからでしょう(笑)。
ささやかでもなんでも、しあわせだといいなあ。
んで、今さら数えた、2011年の観劇回数は、115回でした。
……びみょー。
というのも、すっかり数え間違いをしていて、92回だと思っていたの。
1年間に、92回。少なっ。
自慢できるくらい少ない。こんだけ減ったのなら、ブログでネタに出来るわと思った。
もっと多くなっちゃったと思ってたの。なのになーんだ、こんなもんじゃん。友人たちに比べて、すっげーささやかだわー、と。
で、観劇回数減ったわ、びんぼー過ぎて観劇できなかったのね、という方向で書こうと思って、再度手帳を確認すると。
……あれ? 10月分、記録してない……。ついでにいうと、9月までの集計が72って、変じゃない?
と、1から数え直したら、115回だった、と。
115……。
少なくもないし、多くもない。
いや、わずかに少なめかな?
130超えたら「見過ぎ!」とネタに出来るけど、115じゃハンパ過ぎる……。
過去5年を振り返ってみた。
2010年 95回
2009年 103回
2008年 97回
2007年 121回
2006年 130回
うーん。
いちおー、減ってきてる、よ、な。
自分で自分の平均観劇数を月10回、年間120回だと思っているため、2011年はふつー過ぎる。
月10回が自分的に納得できる数だからこそ、それじゃいかん、月8回に留めなければ、という自制心ゆえに8回8回とこだわって今日まで来ているわけだが。
自制心もナニもなく、のびのび観劇した1年だったわけだね……。遠い目。観劇する気にならなかったのって、震災があったあたりだけじゃん。(それは人としてふつーな心理。それでも贔屓組千秋楽だけは行ったし)
2011年は、雪組『ロミオとジュリエット』がいちばんでした。
好きすぎて、他の作品と比べられない。
これほど好きになる作品に、今後出会えるかどうか。
ヅカヲタやめてもいい、と思えるほどの作品だった。ヅカを観るのをやめ、『ロミジュリ』の記憶だけ抱えて生きていけばいいや、的な。
や、根っからヲタなので、そうならなかったけれど(笑)。
回数的にも、ムラだけでひとつの公演を20回観る、というのをはじめてやっちゃったし。
1ヶ月半65公演とかあった頃ならともかく、45公演中20回、ってねええ。
これでジュリエット役がWキャストじゃなかったら、もっと観ていたと思うと、恐ろしいわ……。「午後公演はみみちゃんじゃないから、Wしないで帰ろう」とかで、少しはブレーキかかったもんなー。みみちゃんのジュリエット大好きだった!
『ロミジュリ』ほど好きな作品にめぐり会えただけでなく。
2011年は宝塚歌劇全体で豊作だったと思う。
順位は付けがたいが、『クラシコ・イタリアーノ』、『めぐり会いは再び』、『ランスロット』、『黒い瞳』は大好きだ。
ショーではなんつっても、『ノバ・ボサ・ノバ』!! 次点では『Dance Romanesque』。
好き作品の2本立てだった星組は強いよなー。
つか、ランキング中、3作星組かぁ。
『BUND/NEON 上海』『ランスロット』と2本連続ヒットを飛ばしてくれている生田せんせは、わたしの中ですげー有望株ですわ。
どの組の誰が主演でもイイ、生田せんせの作品が観たい。
萌えに萌えた、良い1年だったと思う。
2011年のおみくじは「向大吉」で、後半良くなる、みたいなことが書いてあった。実際、後半からオフがしあわせだったなー。しみじみ。
まっつヲタ的には、オイシイことが前半に集中しすぎで、後半寂しかったけどなー(笑)。
2012年のおみくじも、当たっていますように。
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