「日曜日はチケット持ってないからあきらめる」……と書いた舌の根も乾かないウチに、結局ムラへ行って『舞姫』観てきました。
 だって明日は(日付は今日だが)水くん観るんだもん、今日観ないと火曜日まで観られないんだもん……てなわけで、「まっつ〜〜!」と叫びつつムラ通い。はい、今日は17日です。日付追い越してます(笑)。

 
 やばい。

 2回目の方が、ハマる。

 「わかって」から観ると、泣きツボ全開。
 全編通してただひたすら、美しく切ない。

 豊太郎@みわさん、最高っす。
 彼がすげー愛のこもった、「愛しい」と書いて「かなしい」と読ませるような瞳でエリス@すみ花ちゃんを見つめています。

 すべてが「夢」だからこそ、壊れること、失うことが前提だからこそ、なにもかもがきらめいて、はかなくも美しい。

 みわっちって、こんなに演技できるひとだっけ?
 ……と考え、そーいやわたし、愛音羽麗主演『くらわんか』で大泣きした人だった。らんとむ版ではべつに、泣かなかったのに。
 ひょっとしたらみわっちって、わたしのツボに入る役者なのかもしれない……。

 
 とまあ、本筋のことは置いておいて。(いずれ腰を据えて語る)

 相沢です、まっつです。

 今日気づいたこと。

 相沢くんは、親友・豊太郎くんを「太田」と名字で呼びます。「お前」呼ばわりしているけれど、あくまでも名字で呼ぶのみ。(ちなみに豊太郎くんも相沢くんのことは「相沢」と名字で呼びます)

 されど。

 「豊太郎」と、名前で呼ぶときがある。

 遠く離れた日本の地で、ドイツにいる豊太郎からの手紙を受け取り、うれしそうに読んで……そして。

 「豊太郎……」と、名前で呼ぶ。呼びかける。

 本人のいないところで。
 ごく自然に。

 心の中ではいつも、「豊太郎」って呼んでるわけ?!

 本人には、名字で呼びかけ。
 本人がいないところでは、名前呼び捨て。

 ちょ、ちょっと待った、ソレって。

 あと、東大卒業時の「我が親友絶賛モード」で語っているときも、「すごいよ太田!」って豊太郎には名字で呼びかけ、そのあとどんどん相沢の中で幻想が盛り上がり、豊太郎本人を見ることなく夢見るよーな目つきで客席に向き直り、「豊太郎……」と、うっとりとつぶやく。(学ラン着用・笑)

 どこまで、豊太郎のこと好きなんだよ、相沢!!(笑)

 心の中では、いつも「豊太郎」と呼んでいる。呼びかけている。
 てゆーか、毎日話しかけてるんじゃないのか? 「ボクの豊太郎(はぁと)」とか言って?!

 景子先生が狙って書くわけナイから、素でやってんだよなあ、コレ。
 で、まっつはどこまでわかってやってるんだろう……。お茶会がいつか知りませんが、誰か聞いてきてくださいよ、「豊太郎のことどう思ってますか」「あ、建前と本音、両方お願いします」って。わくわくっ。

 まっつの出番は多くはないけれど、歌声が、すごいです。

 曲がキレイだし、物語はいつも深刻にドラマティックだし。

 まっつの低音が、響き渡ってる。

 掛け合いで歌うところとか、まっつが歌うと「うわ、低音キター!」って感じでゾクゾクする。
 他のアンサンブルを、下から支えている。

 最後のソロは圧巻。
 キモチいい。

 世界征服を歌うより、愛を歌う方が、まっつには合っている。

 いや、その「愛」っつーのが、ラヴラヴな主人公カップルを別れさせるための歌なんだけどな(笑)。
 なにしろ「あなたが彼を愛するように 私も彼を想っている」つー、トンデモな「愛の歌」だからなー。
 「海馬に乗った征服者」という歌詞を聴いたときとはまーーったくチガウ意味で、しかし同じように耳を疑ったわ。は? あのちょっとアナタ今なんと歌いました?って。
 
 相沢って、豊太郎本人には告げられずにいるけれど、他のところでは彼への愛を全開にしてるんだよなー。
 天方大臣@星原先輩とか、きっともーえんえんえんえん「豊太郎マンセー」を聞かされて、
「わかったわかった、このプロジェクトにそのラヴリー豊太郎くんも入れるから、ちょっと落ち着け」
 根負けしたんじゃないだろうか。
「君のことは相沢から聞いている」……って、どんだけ聞かされたんだか。
 大変だな大臣。愛にコワレてる男を部下に持つと。

 
 基本クールなんですけどね、相沢くん。
 豊太郎絡みだと、コワレる……。

 たのしいです、『舞姫』。


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