男5人。@カウボーイズ
2007年6月24日 タカラヅカ すみません、貴城優希さん、どこですか?
またしても青木さんからご招待いただいて、盛大にしっぽを振りながら観に行きましたよOSK、『カウボーイズ〜地平線の向こうには夢がある!?〜』。
ミツバチ・トミー@高世麻央さんと、濃いぃいおっさん俳優@貴城優希さんの舞台だって! 男役5人だけのミュージカルだって! わくわくわくっ。
『舞姫』公演中ですが、なにしろあっちは消耗度が激しいので……他の舞台も観なきゃ続かないよ〜〜! と、朝から別の劇場へ。や、どーせ午後からはムラへ行くんですけどね。
前回の『春のおどり』がマジたのしかったし、高世さんも貴城さんもカオわかるし、あと若手の楊琳くんもチェックしてた子だし、たのしみだわー。計5人ってことは、あとのふたりのこともこれでおぼえられるだろーし、カオと名前をおぼえれば何倍もたのしく観られるのはヅカもOSKも一緒、たのしみたのしみっ。
キタの人間なので梅田より南の地理にうとく、方向音痴なんでどきどきしながら弁天町へ。環状線沿線はマジでわからん……。
OSKの劇場、世界館初体験。横からと正面とで、ここまで外観のチガウ劇場もめずらしいのでは……? 公式HPの劇場外観写真を目印に行ったので、びっくりした(笑)。
や、なんかおもしろいっす。ミもフタもなく「倉庫」な感じと、デコラティヴな部分が。
「劇場だ」と思った。小劇団とか観に行く、あの感じの濃密な空間。
で、相変わらずHPの公演案内以上の知識もなく観て。
貴城さんがいないっ?!
変だな、この公演の2番手だよな、貴城さん。なんでいないんだ? えーと、高世さんから数えて5人、ちゃんともう5人舞台にいる。
なのに、わたしの知っている貴城優希がいない。貴城さん、どこですか?
……ひょっとして……あの、めちゃくちゃかっこいい人が、貴城優希?!
えええっ?!
混乱。
ち、ちょっと待て。わたしの知ってる貴城さんはだ、濃いぃい芸風のおっさん顔の人で。OSK初体験だった去年の『春のおどり』でやたら目線くれてたホクロの人で、「貴城優希って名前、かしげ+ハマコだけど、間違いなくハマコ系の人だわー」と思っていたのに。
実際、今年の『春のおどり』でもお笑い担当、吉本みたいなおもろいおっさんだったぢゃないの。
か、かっこいいっ。
マジ美形?!
なんでなんで?
ほんとはこんなイケメンだったの?!
物語は、田舎者のカウボーイ5人組が「ビッグになってやるぜ!」と地に足着かないあこがれだけでNYにやってきて、それぞれが自分の生き方を見つける、という、めっちゃ他愛ない話。
なにしろ1時間ほどの小品だ、んなこねくった話であるはずがない。
正直ストーリーはかなりアレだった。
よーするに、スター5人の「魅力」を見せるためだけのプロモーションビデオみたいなもんだ。物語だとかミュージカルだとか、とにかくまとまった「ひとつの作品」を観たい人には「なんじゃこりゃ?」だと思うけど、スターシステムで成り立つカンパニーなら、ソレはソレでOKかと。
実際、マーロン@貴城優希、ステキだし。
ガキ5人組の中で、マーロンひとり年長。かっこいい、みんなのにーちゃん。センシティヴな主人公デイブ@高世麻央もマーロン大好き。
マーロンのときもすげーかっこいいし、ヤクザ男をやっているときなんか、さらにさらにかっこいいんだこれがっ。
濃い。すっげー濃い。そして、嘘臭い。(誉めてます)
やりすぎなまでに「野郎」な感じがもお。
ざんばらな髪がまたいいんだー。どこのロックやってるにーちゃんだよー、ってかっこよさ。
あまりにも、わたしが勝手にイメージしていた貴城さんとチガウのでびびっていたんだが。
カーテンコール時はふつーに貴城さんだった。
表情が、見知ったものだったの。にかっとした、三枚目全開の笑顔。
つまり。
役によって、あそこまで変わるってこと?!
すすすすげー!
今まで彼を三枚目とかおっさんだとか思っていたのは、彼がそーゆー役をやっていたからか。本気で「二枚目」を演じれば、あれだけトキメキな美形になるんだ。
いやあ、深いなー。
デイブ@高世さんは美少年です。
他のダメダメな3人とはちがい、まっとーな「悩める少年」。
「自分だけの夢を見つけることが夢」とか言う、モラトリアムまんまの健康で善良な男の子。
さらさらの髪、大きな瞳。ヲイヲイ、かわいいぢゃないか。
劇場が小さく、また少人数の舞台だからか、今回強く感じたのは彼らの、作り込まれた美だ。
フィナーレ、白いシャツ姿で踊る彼らを観て、しみじみ思った。
「男役」というアクター。
女性が当たり前に持つ丸みを削ぎ落し、あるいは隠し、矯正し、もうひとつの性をカタチ作る。
それは生まれたままの才能でどうこうなる次元の話じゃない。
努力と経験と年月をもって作り上げられるものだ。
高世さんの細いカラダからほとばしるパッションに、貴城さんの潔い二の腕の筋肉に、彼らが舞台の上でまちがいなく「別の性」を生きる「別の存在」だと思った。
や、男性ともチガウんだよ。
「男役」なの。
世の野郎共ともまたチガウ、もっと魅力的なイキモノなの。
スタイルがそれほどいいわけでもないし(すまん)、ぴっちぴちに若いわけでもない(すまん)、でも彼らは、まちがいなく美しいの。
でもって、残りの若手くんたち。
アンディ@楊琳くんが、めーーっちゃかわいい!!
なんなの、あのキュートさ!
ヒロイン?も彼だよね?
両足そろえてちょこんと坐って、ニンテンドーDS(旧型・笑)やってるのがすごいかわいい。
丸眼鏡に「アキバ系」シャツ。とてもわかりやすいヲタク少年。
だからこそ、ラストにホスト姿で出てきたときのギャップがステキ。うおー、かっこいー!
まだ入団3年目とかそんなもんだよね? 去年の『春のおどり』で新人として出てたよね?
声が女の子のままだけど、あのビジュアルだけでもめっけもんだわ。
ピート@香月蓮くんはそのう、たしかにめちゃくちゃ目立つ。あまりに、そのう、ふっくらしていて。
女好きのおデブキャラ、なんだよね? ラストは中年太りのタイコ腹だし。
彼があまりに女の子まんまで、男役度が低かったために、ヤクザ男にボコられるところがわたし的にきつかった。女の子が一方的に殴られているみたいに見えて。コミカルにしてあって、「ああ、ここは笑うところなんだろうなあ」と思いつつ、ちと引いた……。
きっとこれから男っぽくかっこよくなっていくんだろう。顔はかわいいんだし。
ラストひとり、ジム@真麻里都くんは役としてちょっと印象薄いかな。や、わざとらしいまでの巨乳美女はキュートだったが。ボクサー志望の元気少年、ラストもジャージ姿だから美的にかっこよく見せにくいしな。割を食った感はある。あ、ヒゲオヤジはかっこよかった(笑)。
元気に踊っていたなー。ダンサーカテゴリだからひとりだけ体育会系キャラなのかな?
フィナーレの白シャツでのダンスは、若者にはちとキツい部分が目立つ。「男役は1日にて成らず」ってな、高世&貴城と若手くんとのキャリアの差が出まくっていた。
ダンスの実力とは別のところにある、「男役」としてのビジュアル。
とにかく「目の前」感がすごくて。段上がりセンターの観やすい席だったんだけど、舞台の上の人たちと目が合いまくる気がして、落ち着かない。やーん、どうしよう(笑)。
「巻き込まれる」感じに浸れて、すげーお得感のある舞台でした。
いいなー、たのしーなー。
ヅカでもこんなのやってくんないかなー。
またしても青木さんからご招待いただいて、盛大にしっぽを振りながら観に行きましたよOSK、『カウボーイズ〜地平線の向こうには夢がある!?〜』。
ミツバチ・トミー@高世麻央さんと、濃いぃいおっさん俳優@貴城優希さんの舞台だって! 男役5人だけのミュージカルだって! わくわくわくっ。
『舞姫』公演中ですが、なにしろあっちは消耗度が激しいので……他の舞台も観なきゃ続かないよ〜〜! と、朝から別の劇場へ。や、どーせ午後からはムラへ行くんですけどね。
前回の『春のおどり』がマジたのしかったし、高世さんも貴城さんもカオわかるし、あと若手の楊琳くんもチェックしてた子だし、たのしみだわー。計5人ってことは、あとのふたりのこともこれでおぼえられるだろーし、カオと名前をおぼえれば何倍もたのしく観られるのはヅカもOSKも一緒、たのしみたのしみっ。
キタの人間なので梅田より南の地理にうとく、方向音痴なんでどきどきしながら弁天町へ。環状線沿線はマジでわからん……。
OSKの劇場、世界館初体験。横からと正面とで、ここまで外観のチガウ劇場もめずらしいのでは……? 公式HPの劇場外観写真を目印に行ったので、びっくりした(笑)。
や、なんかおもしろいっす。ミもフタもなく「倉庫」な感じと、デコラティヴな部分が。
「劇場だ」と思った。小劇団とか観に行く、あの感じの濃密な空間。
で、相変わらずHPの公演案内以上の知識もなく観て。
貴城さんがいないっ?!
変だな、この公演の2番手だよな、貴城さん。なんでいないんだ? えーと、高世さんから数えて5人、ちゃんともう5人舞台にいる。
なのに、わたしの知っている貴城優希がいない。貴城さん、どこですか?
……ひょっとして……あの、めちゃくちゃかっこいい人が、貴城優希?!
えええっ?!
混乱。
ち、ちょっと待て。わたしの知ってる貴城さんはだ、濃いぃい芸風のおっさん顔の人で。OSK初体験だった去年の『春のおどり』でやたら目線くれてたホクロの人で、「貴城優希って名前、かしげ+ハマコだけど、間違いなくハマコ系の人だわー」と思っていたのに。
実際、今年の『春のおどり』でもお笑い担当、吉本みたいなおもろいおっさんだったぢゃないの。
か、かっこいいっ。
マジ美形?!
なんでなんで?
ほんとはこんなイケメンだったの?!
物語は、田舎者のカウボーイ5人組が「ビッグになってやるぜ!」と地に足着かないあこがれだけでNYにやってきて、それぞれが自分の生き方を見つける、という、めっちゃ他愛ない話。
なにしろ1時間ほどの小品だ、んなこねくった話であるはずがない。
正直ストーリーはかなりアレだった。
よーするに、スター5人の「魅力」を見せるためだけのプロモーションビデオみたいなもんだ。物語だとかミュージカルだとか、とにかくまとまった「ひとつの作品」を観たい人には「なんじゃこりゃ?」だと思うけど、スターシステムで成り立つカンパニーなら、ソレはソレでOKかと。
実際、マーロン@貴城優希、ステキだし。
ガキ5人組の中で、マーロンひとり年長。かっこいい、みんなのにーちゃん。センシティヴな主人公デイブ@高世麻央もマーロン大好き。
マーロンのときもすげーかっこいいし、ヤクザ男をやっているときなんか、さらにさらにかっこいいんだこれがっ。
濃い。すっげー濃い。そして、嘘臭い。(誉めてます)
やりすぎなまでに「野郎」な感じがもお。
ざんばらな髪がまたいいんだー。どこのロックやってるにーちゃんだよー、ってかっこよさ。
あまりにも、わたしが勝手にイメージしていた貴城さんとチガウのでびびっていたんだが。
カーテンコール時はふつーに貴城さんだった。
表情が、見知ったものだったの。にかっとした、三枚目全開の笑顔。
つまり。
役によって、あそこまで変わるってこと?!
すすすすげー!
今まで彼を三枚目とかおっさんだとか思っていたのは、彼がそーゆー役をやっていたからか。本気で「二枚目」を演じれば、あれだけトキメキな美形になるんだ。
いやあ、深いなー。
デイブ@高世さんは美少年です。
他のダメダメな3人とはちがい、まっとーな「悩める少年」。
「自分だけの夢を見つけることが夢」とか言う、モラトリアムまんまの健康で善良な男の子。
さらさらの髪、大きな瞳。ヲイヲイ、かわいいぢゃないか。
劇場が小さく、また少人数の舞台だからか、今回強く感じたのは彼らの、作り込まれた美だ。
フィナーレ、白いシャツ姿で踊る彼らを観て、しみじみ思った。
「男役」というアクター。
女性が当たり前に持つ丸みを削ぎ落し、あるいは隠し、矯正し、もうひとつの性をカタチ作る。
それは生まれたままの才能でどうこうなる次元の話じゃない。
努力と経験と年月をもって作り上げられるものだ。
高世さんの細いカラダからほとばしるパッションに、貴城さんの潔い二の腕の筋肉に、彼らが舞台の上でまちがいなく「別の性」を生きる「別の存在」だと思った。
や、男性ともチガウんだよ。
「男役」なの。
世の野郎共ともまたチガウ、もっと魅力的なイキモノなの。
スタイルがそれほどいいわけでもないし(すまん)、ぴっちぴちに若いわけでもない(すまん)、でも彼らは、まちがいなく美しいの。
でもって、残りの若手くんたち。
アンディ@楊琳くんが、めーーっちゃかわいい!!
なんなの、あのキュートさ!
ヒロイン?も彼だよね?
両足そろえてちょこんと坐って、ニンテンドーDS(旧型・笑)やってるのがすごいかわいい。
丸眼鏡に「アキバ系」シャツ。とてもわかりやすいヲタク少年。
だからこそ、ラストにホスト姿で出てきたときのギャップがステキ。うおー、かっこいー!
まだ入団3年目とかそんなもんだよね? 去年の『春のおどり』で新人として出てたよね?
声が女の子のままだけど、あのビジュアルだけでもめっけもんだわ。
ピート@香月蓮くんはそのう、たしかにめちゃくちゃ目立つ。あまりに、そのう、ふっくらしていて。
女好きのおデブキャラ、なんだよね? ラストは中年太りのタイコ腹だし。
彼があまりに女の子まんまで、男役度が低かったために、ヤクザ男にボコられるところがわたし的にきつかった。女の子が一方的に殴られているみたいに見えて。コミカルにしてあって、「ああ、ここは笑うところなんだろうなあ」と思いつつ、ちと引いた……。
きっとこれから男っぽくかっこよくなっていくんだろう。顔はかわいいんだし。
ラストひとり、ジム@真麻里都くんは役としてちょっと印象薄いかな。や、わざとらしいまでの巨乳美女はキュートだったが。ボクサー志望の元気少年、ラストもジャージ姿だから美的にかっこよく見せにくいしな。割を食った感はある。あ、ヒゲオヤジはかっこよかった(笑)。
元気に踊っていたなー。ダンサーカテゴリだからひとりだけ体育会系キャラなのかな?
フィナーレの白シャツでのダンスは、若者にはちとキツい部分が目立つ。「男役は1日にて成らず」ってな、高世&貴城と若手くんとのキャリアの差が出まくっていた。
ダンスの実力とは別のところにある、「男役」としてのビジュアル。
とにかく「目の前」感がすごくて。段上がりセンターの観やすい席だったんだけど、舞台の上の人たちと目が合いまくる気がして、落ち着かない。やーん、どうしよう(笑)。
「巻き込まれる」感じに浸れて、すげーお得感のある舞台でした。
いいなー、たのしーなー。
ヅカでもこんなのやってくんないかなー。