愛と感謝を語る、祭りだから。@雪組千秋楽
2009年4月14日 タカラヅカ 『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』千秋楽は、いろいろとサービス&お遊びがあり、たのしい公演でした。
退団者にとっても大劇場最後なわけだけど、明日組替えになるかなめくんにとってはまさにこの日この公演が「雪組最後」なわけで。
退団者にはまだ東宝があるってことで、まずはかなめくんへのお別れ度が高かった気がする。
ショーでかなめくんにだけ、桜吹雪が舞ったり。芝居で水しぇんと余計に絡んだり。
桜吹雪が落ちてきたときの、かなめくんのぱぁああっとした笑顔(笑い含む)が印象的だ。アレ、素の顔だよね?
しれっとした顔でオリバレス総督@かなめとディエゴ@水しぇんが腕絡めて踊ってるのも、すごいたのしかったけど(笑)。
本編終演後のカーテン前では、かなめくんの組替え挨拶を見たナガさんが「大きくなって……」と涙ぐんでるし。この挨拶で涙ぐむって、どんだけおぼっちゃんだったんだろう、と軽く不安になりつつも、微笑ましい(笑)。
たしかにとてもしっかりと感謝の言葉やこれからの意欲を述べていて、「おお、テルがちゃんと喋ってる!」と感心もしたが。
……そっから先、なにか急に話を振られるたびに、「星組観に来てください」としか言わなくなったのは、やっぱテンパってたんだろうなあ。最初の挨拶で口にしたとき、客席にウケて大きな拍手をもらったのはたしかだが、そのあとそれしか言わないって、前半部分の「組長を感激させた、しっりした挨拶文」は全部吹っ飛んで、最後のフレーズしか彼の中に残ってなかったんだろうか?(笑)
ナガさん、「やっぱり変わってない……」と内心思ったかも? いや、あのヘタレっぷりがかなめくんの魅力のひとつかと(笑)。
千秋楽だからこそのサービスというかアドリブは、多分ピンク・ディエゴ様の場面に集約されるであろうと油断していたので、オープニングの仮面なしゾロがゾロゾロには、驚愕した。
結局この公演4回観たのかな。新公入れると5回。1ヶ月公演でこの回数ですから、週1でムラ通いです。……今年の観劇回数が、去年の同時期回数を上回っているんでおとなしくしたいんだが……。
んで、4回目ともなりゃ、オープニングでオペラは使いません。
初日はわくわくオペラで観ていたけれど、どーせ覆面で顔見えないんだし、おとなしくダンスを眺めていようと。
つーことで、オペラを使う気もなく大階段に登場した水くんをぼーっと眺めていて、その周囲にゾロがゾロゾロ現れて、彼らが本舞台へ降りてきた頃、別になにも考えずにオペラをのぞいた。
ゆみこの顔が、そこにあった。
はうっ?!
思わず、オペラを外す。
なんだ?
なんか今、チガウもん見えたような?
オープニングは覆面、という思い込みゆえに、アタマがついてゆかない。
もともと回転が遅いのにその上加齢もありさらに鈍くなってるアタマが、目で見たモノと先入観との差異に警鐘を鳴らす。
必要なのは、柔軟な思考。敏速な行動。
「こうであるはずだ」という思い込みが、実際の情報を正しく咀嚼するまでにコンマ何秒か阻害した。
いきなりゆみこのアップを見てしまい、びびったのなら、そのままオペラで周囲を確認するべきなのだ。なんでオペラ下げちゃうかな。
あわてて再度、オペラを上げる。
顔が見える。
水しぇんもゆみこちゃんもキムくんも、みんなみんな、覆面なしだ~~!!
素顔のゾロがゾロゾロ!!
ぐわーーっとテンション上がった。
てゆーかなんで客席騒がない? ヅカは静かに観劇がお約束だが、それにしたってここは「思わず歓声」の場面ぢゃないのか??
星組なら大騒ぎだな……と思いつつも、「そーいや『エリザベート』のときも、水ハマの渾身の千秋楽アドリブだったのに、客席がしーんとしていてしょんぼりしたって水くん語ってたっけ」と思い出す。組ファンにもカラーってあるから。雪組は拍手も少なめ、歓声なんかもってのほか!の組だ、昔から。
周囲の反応はともかく、遅ればせながら渇望してオペラに食らいつく。
素顔のゾロがゾロゾロですよ、もーどこ見ていいかわかんないっ。みんなめっさかっこつけて、「オレってセクスィ」って顔して踊ってる!!
……やー、最初に爆弾来ちゃったなー(笑)。
わたし的に、いちばん大きかったっす、千秋楽アドリブの中で。
芝居の一場面まるまる、出演者全員でこーゆーことができる、やっていい、という自由さにも感動した。
ピンク・ディエゴさんにももちろん、笑わせてもらったけれど……水しぇんのお笑いアドリブは、彼の生真面目さ、一生懸命さが伝わってくるので、腹を抱えて笑うというより、「水しぇんのこーゆーとこ好きだなあ」と思う方が強いっちゅーか……ごめんよ水くん、うがちすぎだよね。
『ゾロ』の最初にどかんと来て、これ以上のびっくりはないだろうと思っていたら。
となみちゃんサヨナラショーのレイチェル@キムで、さらにびっくりした(笑)。
なんか祭りな感じの千秋楽だった。
となみちゃんサヨナラショーは、ワンマンショーというより、組全体のお祭りみたい。
となみちゃんはきれいで、神々しくもあり、とてつもなくキュートでもあり。
そしてそこまで完璧に「娘役トップスター」「夢の世界の姫役者」姿を刻みつけておきながら、最後の最後、草履が脱げるあたり、すげえよ白羽ゆり、完璧だ。
繰り返されるカーテンコールの、幕が下りる最後に奥へ戻ろうとして……草履が片方、舞台に残された。
あの、「え?」という、出演者たちと、客席の空気。
とくに水しぇんの顔(笑)。
うおおお、かわいい~~っ!!
ありがとうとなみちゃん。恥ずかしがるとなみちゃんもめっちゃかわいいし、水しぇんのかわいい顔も見られた。
歓声と、拍手と。
みんな臆せず立ち上がって、心からの拍手を送っていた。
いい千秋楽だった。
東宝もがんばってくれ。ちぎくんの総督も見たいよなあ。
「星組観に来てください」と繰り返すのみのかなめくんも、がんばってくれ、観に行くからね。
えーと、あと、個人的に。
谷みずせの挨拶が、しっかりとした男役声で感心したことと……ナガさんのお話中にあった、『さすらいの果てに』の役が、オーディションで勝ち取ったものだということに、おどろいた。
そ、そうか……あの役、オーディションで選ばれたんだ……そうだったのか……。
なにがどう、ぢゃないけど、谷やん好きだったよ。
退団者にとっても大劇場最後なわけだけど、明日組替えになるかなめくんにとってはまさにこの日この公演が「雪組最後」なわけで。
退団者にはまだ東宝があるってことで、まずはかなめくんへのお別れ度が高かった気がする。
ショーでかなめくんにだけ、桜吹雪が舞ったり。芝居で水しぇんと余計に絡んだり。
桜吹雪が落ちてきたときの、かなめくんのぱぁああっとした笑顔(笑い含む)が印象的だ。アレ、素の顔だよね?
しれっとした顔でオリバレス総督@かなめとディエゴ@水しぇんが腕絡めて踊ってるのも、すごいたのしかったけど(笑)。
本編終演後のカーテン前では、かなめくんの組替え挨拶を見たナガさんが「大きくなって……」と涙ぐんでるし。この挨拶で涙ぐむって、どんだけおぼっちゃんだったんだろう、と軽く不安になりつつも、微笑ましい(笑)。
たしかにとてもしっかりと感謝の言葉やこれからの意欲を述べていて、「おお、テルがちゃんと喋ってる!」と感心もしたが。
……そっから先、なにか急に話を振られるたびに、「星組観に来てください」としか言わなくなったのは、やっぱテンパってたんだろうなあ。最初の挨拶で口にしたとき、客席にウケて大きな拍手をもらったのはたしかだが、そのあとそれしか言わないって、前半部分の「組長を感激させた、しっりした挨拶文」は全部吹っ飛んで、最後のフレーズしか彼の中に残ってなかったんだろうか?(笑)
ナガさん、「やっぱり変わってない……」と内心思ったかも? いや、あのヘタレっぷりがかなめくんの魅力のひとつかと(笑)。
千秋楽だからこそのサービスというかアドリブは、多分ピンク・ディエゴ様の場面に集約されるであろうと油断していたので、オープニングの仮面なしゾロがゾロゾロには、驚愕した。
結局この公演4回観たのかな。新公入れると5回。1ヶ月公演でこの回数ですから、週1でムラ通いです。……今年の観劇回数が、去年の同時期回数を上回っているんでおとなしくしたいんだが……。
んで、4回目ともなりゃ、オープニングでオペラは使いません。
初日はわくわくオペラで観ていたけれど、どーせ覆面で顔見えないんだし、おとなしくダンスを眺めていようと。
つーことで、オペラを使う気もなく大階段に登場した水くんをぼーっと眺めていて、その周囲にゾロがゾロゾロ現れて、彼らが本舞台へ降りてきた頃、別になにも考えずにオペラをのぞいた。
ゆみこの顔が、そこにあった。
はうっ?!
思わず、オペラを外す。
なんだ?
なんか今、チガウもん見えたような?
オープニングは覆面、という思い込みゆえに、アタマがついてゆかない。
もともと回転が遅いのにその上加齢もありさらに鈍くなってるアタマが、目で見たモノと先入観との差異に警鐘を鳴らす。
必要なのは、柔軟な思考。敏速な行動。
「こうであるはずだ」という思い込みが、実際の情報を正しく咀嚼するまでにコンマ何秒か阻害した。
いきなりゆみこのアップを見てしまい、びびったのなら、そのままオペラで周囲を確認するべきなのだ。なんでオペラ下げちゃうかな。
あわてて再度、オペラを上げる。
顔が見える。
水しぇんもゆみこちゃんもキムくんも、みんなみんな、覆面なしだ~~!!
素顔のゾロがゾロゾロ!!
ぐわーーっとテンション上がった。
てゆーかなんで客席騒がない? ヅカは静かに観劇がお約束だが、それにしたってここは「思わず歓声」の場面ぢゃないのか??
星組なら大騒ぎだな……と思いつつも、「そーいや『エリザベート』のときも、水ハマの渾身の千秋楽アドリブだったのに、客席がしーんとしていてしょんぼりしたって水くん語ってたっけ」と思い出す。組ファンにもカラーってあるから。雪組は拍手も少なめ、歓声なんかもってのほか!の組だ、昔から。
周囲の反応はともかく、遅ればせながら渇望してオペラに食らいつく。
素顔のゾロがゾロゾロですよ、もーどこ見ていいかわかんないっ。みんなめっさかっこつけて、「オレってセクスィ」って顔して踊ってる!!
……やー、最初に爆弾来ちゃったなー(笑)。
わたし的に、いちばん大きかったっす、千秋楽アドリブの中で。
芝居の一場面まるまる、出演者全員でこーゆーことができる、やっていい、という自由さにも感動した。
ピンク・ディエゴさんにももちろん、笑わせてもらったけれど……水しぇんのお笑いアドリブは、彼の生真面目さ、一生懸命さが伝わってくるので、腹を抱えて笑うというより、「水しぇんのこーゆーとこ好きだなあ」と思う方が強いっちゅーか……ごめんよ水くん、うがちすぎだよね。
『ゾロ』の最初にどかんと来て、これ以上のびっくりはないだろうと思っていたら。
となみちゃんサヨナラショーのレイチェル@キムで、さらにびっくりした(笑)。
なんか祭りな感じの千秋楽だった。
となみちゃんサヨナラショーは、ワンマンショーというより、組全体のお祭りみたい。
となみちゃんはきれいで、神々しくもあり、とてつもなくキュートでもあり。
そしてそこまで完璧に「娘役トップスター」「夢の世界の姫役者」姿を刻みつけておきながら、最後の最後、草履が脱げるあたり、すげえよ白羽ゆり、完璧だ。
繰り返されるカーテンコールの、幕が下りる最後に奥へ戻ろうとして……草履が片方、舞台に残された。
あの、「え?」という、出演者たちと、客席の空気。
とくに水しぇんの顔(笑)。
うおおお、かわいい~~っ!!
ありがとうとなみちゃん。恥ずかしがるとなみちゃんもめっちゃかわいいし、水しぇんのかわいい顔も見られた。
歓声と、拍手と。
みんな臆せず立ち上がって、心からの拍手を送っていた。
いい千秋楽だった。
東宝もがんばってくれ。ちぎくんの総督も見たいよなあ。
「星組観に来てください」と繰り返すのみのかなめくんも、がんばってくれ、観に行くからね。
えーと、あと、個人的に。
谷みずせの挨拶が、しっかりとした男役声で感心したことと……ナガさんのお話中にあった、『さすらいの果てに』の役が、オーディションで勝ち取ったものだということに、おどろいた。
そ、そうか……あの役、オーディションで選ばれたんだ……そうだったのか……。
なにがどう、ぢゃないけど、谷やん好きだったよ。