フェイドアウトな彼。@薔薇に降る雨
2009年4月23日 タカラヅカ「ともちって、アレだけなの?」
『薔薇に降る雨』を見終わってのわたしの第一声は、コレでした。
いやその、いちおーこれでも悠未ひろさんダイスキなわけで。宙組観劇時は彼をぼーっと見ていることも多いわけで。
悪役(笑)として彼が登場したときは、わくわくしておりました。
悪役、悪役、ともちが悪役(笑)。←いちいち笑う。
イヴェット@ウメに惚れきっていることがわかる、ウザい大男。やーん、たのしー。
と、思っていただけに。
まさか、出番がアレだけとは思わなかった。
再度登場するはずだと、わくわく待ち構えていたのに。
アレだけ? アレだけなの、正塚?!!
たしかにね、ともちの出番最後となった場面で、彼の表情にライトが残って暗転するときに、いやな予感はしたのよ。
もしもこの先も彼の出番や物語があるなら、もっとしゃきしゃき場面が変わったんじゃないかって。
なにかもの言いたげに終わるもんだから、「ひょっとして」とは思ったよ。思ったけど……ほんとーにアレで終わりかいっ。
かわいそうなともち……てゆーかええっと役名なんだっけ、グザヴィエ氏。
イヴェットが社交界デビューしたときから目をつけ……もとい、恋をして、彼女を手に入れようと虎視眈々していた人。
おま、7年も掛けてこんな手段しかなかったんかい、というツッコミが頭をよぎる、ステキな人。
好きなら好きで、ふつーにアタックするなりできんかったんかい、どんだけモテない男認定なんだ? とか。
独身で青年実業家なんでしょ? ルックスだって良い設定なんでしょ? チガウの? 相手が貴族でも正攻法で申し込める立場なんじゃないの? 7年もあるなら。
グザヴィエ氏にはもお、ツッコミどころだらけで。
いやあ、好きだなあ(笑)。
イヴェットを前に浮かれているところとか、かわいーじゃないですか。かっこつけて優位に立って、でも澄ました顔の後ろでしっぽがものすげー勢いで振られていて、わかったわかったうれしいのね、わかったからちっとは落ち着け、みたいな。
ウメちゃんに横恋慕ともち、は大好物です。『A/L』はきゃーきゃーだったなあ(笑)。
最初、さわやかに若ぶってあちこちで踊っていたから、「ともち、役と出番はあるのか」と危惧しましたよ。なにしろ正塚だし、前回見たのが悪名高き(笑)『マリポーサの花』だし。
だからわかりやすく「悪役」として登場したときは、「こう来たか!」と膝を打って大喜び。
……そして、「アレだけ?!」な出番でフェイドアウトして、しょぼん(笑)。
いや、あのなさけないフェイドアウトがまた、萌えっちゃー萌えですけどね。
グザヴィエ氏にはぜひこれからも、「イヤなヤツ」として登場して欲しいですわ、オーランジュ男爵@らんとむのライバルとして!(笑)
正塚は役者の好みがはっきりしているよね。
彼がバカキャラ十を好きなのは、よーっくわかった。
でかい図体のバカ男@十。
ジャスティン@タニちゃんに「バカ!」と怒鳴られる役。
なんでいきなりジャスティンがキレて「バカ」を連発するのか、唐突すぎてぽかーんなんだが、なにしろ十はバカキャラだから「バカ」と言われなくてはならないんだろう、正塚的に。てゆーか、そうとしか思えない。演出の意味がわからなくて。
路線なのは七だし、七はこの公演で退団だし、十よりは七にいい役が来るのは当然だと思っていたんだが、そーだった正塚だった、十の方を重用して当然なのか。
べつにタニちゃんに「バカ!」と罵られるなさけない七帆くんを見たかったわけではないが、いりすくんの方がちゃんとした「役」を与えられていることにちょっとおどろきました。
七帆くんはほんとに「役としての出番アレだけ? この公演で退団なんだよ、正塚ソレわかってる?!」とびびるよーな役で。
いや、正塚だから、それでも気を遣って最大限に出番と役を与えてアレなのかもしれないが。
にしても、出てきた瞬間、「うわ、美しい男が出てきた、きっと主要人物なんだわ」と思わせるからすごいよな、七帆くん。
……大して主要人物でなかったりして、かなしいけど。でも、その美貌が端正なスーツ姿に栄えていたわ。
伯爵家の会計士@七帆くんのわたし的ツボは、そろえた膝です。
お屋敷のソファーに坐る彼は、両膝をちょこんと揃えて坐っているの。それがめっさプリティ~~。
ちらりとだけ、七十並びもあるしね。
正塚のお気に入りといえば、イヴェット父@すっしーだけど。
コレって、マヤさんの役ぢゃないのかなあ……。
役柄といい、表現といい、ものすごくマヤさんっぽい。
同じコメディキャラでも『ステラマリス』のときのマクファーソン先生は別にマヤさんの影を感じなかったが(マヤさん別の役で出てたし)、今回のパパは「1作に1役未沙のえる」的役に思えた。
マヤさんが雪組に出ていなければ、この役はマヤさんだったんじゃないの?
すっしーが演じているんだから、マヤさんみたいな表現じゃなく、べつのことをして欲しかった……てゆーかコメディにする必要性を感じないんだが、そもそも。
正塚いちばんのお気に入り役者の芸風を真似られるから、すっしーのことも気に入ってるのかと勘ぐってしまう……。
や、わたしのうがちすぎだと思うが。
全体的に『ホテル ステラマリス』に似ていると思った。
カラーが薄く、派手な場面もなく、淡々と進み、ストーリーの軸とは無関係に「たのしげなミュージカル」風に仕上げているあたり。衣装も出てくるしさー。
『ステラマリス』は正塚的には実験的な作品だったと思うけど、今となっては見慣れてしまった感があり、「今さらコレやる?」という肩すかしな面はある。
そしてまた、『愛するには短すぎる』にも似ている。
『愛短』のアナザーエンディング・バージョンみたい。
最後に船が出てきたときに、「船キターーッ!」と思ったよ(笑)。
相変わらず役が少なすぎてコロスばっかりで、「正塚、大劇場向かない……」な作品だと思う。(でも、『マリポーサの花』より100倍マシ。や、『マリポサ』好きだけど・笑)
「ともち、アレだけ?!」も含め、粗はいろいろあるんだが、それでも好きよ、この作品。
『薔薇に降る雨』を見終わってのわたしの第一声は、コレでした。
いやその、いちおーこれでも悠未ひろさんダイスキなわけで。宙組観劇時は彼をぼーっと見ていることも多いわけで。
悪役(笑)として彼が登場したときは、わくわくしておりました。
悪役、悪役、ともちが悪役(笑)。←いちいち笑う。
イヴェット@ウメに惚れきっていることがわかる、ウザい大男。やーん、たのしー。
と、思っていただけに。
まさか、出番がアレだけとは思わなかった。
再度登場するはずだと、わくわく待ち構えていたのに。
アレだけ? アレだけなの、正塚?!!
たしかにね、ともちの出番最後となった場面で、彼の表情にライトが残って暗転するときに、いやな予感はしたのよ。
もしもこの先も彼の出番や物語があるなら、もっとしゃきしゃき場面が変わったんじゃないかって。
なにかもの言いたげに終わるもんだから、「ひょっとして」とは思ったよ。思ったけど……ほんとーにアレで終わりかいっ。
かわいそうなともち……てゆーかええっと役名なんだっけ、グザヴィエ氏。
イヴェットが社交界デビューしたときから目をつけ……もとい、恋をして、彼女を手に入れようと虎視眈々していた人。
おま、7年も掛けてこんな手段しかなかったんかい、というツッコミが頭をよぎる、ステキな人。
好きなら好きで、ふつーにアタックするなりできんかったんかい、どんだけモテない男認定なんだ? とか。
独身で青年実業家なんでしょ? ルックスだって良い設定なんでしょ? チガウの? 相手が貴族でも正攻法で申し込める立場なんじゃないの? 7年もあるなら。
グザヴィエ氏にはもお、ツッコミどころだらけで。
いやあ、好きだなあ(笑)。
イヴェットを前に浮かれているところとか、かわいーじゃないですか。かっこつけて優位に立って、でも澄ました顔の後ろでしっぽがものすげー勢いで振られていて、わかったわかったうれしいのね、わかったからちっとは落ち着け、みたいな。
ウメちゃんに横恋慕ともち、は大好物です。『A/L』はきゃーきゃーだったなあ(笑)。
最初、さわやかに若ぶってあちこちで踊っていたから、「ともち、役と出番はあるのか」と危惧しましたよ。なにしろ正塚だし、前回見たのが悪名高き(笑)『マリポーサの花』だし。
だからわかりやすく「悪役」として登場したときは、「こう来たか!」と膝を打って大喜び。
……そして、「アレだけ?!」な出番でフェイドアウトして、しょぼん(笑)。
いや、あのなさけないフェイドアウトがまた、萌えっちゃー萌えですけどね。
グザヴィエ氏にはぜひこれからも、「イヤなヤツ」として登場して欲しいですわ、オーランジュ男爵@らんとむのライバルとして!(笑)
正塚は役者の好みがはっきりしているよね。
彼がバカキャラ十を好きなのは、よーっくわかった。
でかい図体のバカ男@十。
ジャスティン@タニちゃんに「バカ!」と怒鳴られる役。
なんでいきなりジャスティンがキレて「バカ」を連発するのか、唐突すぎてぽかーんなんだが、なにしろ十はバカキャラだから「バカ」と言われなくてはならないんだろう、正塚的に。てゆーか、そうとしか思えない。演出の意味がわからなくて。
路線なのは七だし、七はこの公演で退団だし、十よりは七にいい役が来るのは当然だと思っていたんだが、そーだった正塚だった、十の方を重用して当然なのか。
べつにタニちゃんに「バカ!」と罵られるなさけない七帆くんを見たかったわけではないが、いりすくんの方がちゃんとした「役」を与えられていることにちょっとおどろきました。
七帆くんはほんとに「役としての出番アレだけ? この公演で退団なんだよ、正塚ソレわかってる?!」とびびるよーな役で。
いや、正塚だから、それでも気を遣って最大限に出番と役を与えてアレなのかもしれないが。
にしても、出てきた瞬間、「うわ、美しい男が出てきた、きっと主要人物なんだわ」と思わせるからすごいよな、七帆くん。
……大して主要人物でなかったりして、かなしいけど。でも、その美貌が端正なスーツ姿に栄えていたわ。
伯爵家の会計士@七帆くんのわたし的ツボは、そろえた膝です。
お屋敷のソファーに坐る彼は、両膝をちょこんと揃えて坐っているの。それがめっさプリティ~~。
ちらりとだけ、七十並びもあるしね。
正塚のお気に入りといえば、イヴェット父@すっしーだけど。
コレって、マヤさんの役ぢゃないのかなあ……。
役柄といい、表現といい、ものすごくマヤさんっぽい。
同じコメディキャラでも『ステラマリス』のときのマクファーソン先生は別にマヤさんの影を感じなかったが(マヤさん別の役で出てたし)、今回のパパは「1作に1役未沙のえる」的役に思えた。
マヤさんが雪組に出ていなければ、この役はマヤさんだったんじゃないの?
すっしーが演じているんだから、マヤさんみたいな表現じゃなく、べつのことをして欲しかった……てゆーかコメディにする必要性を感じないんだが、そもそも。
正塚いちばんのお気に入り役者の芸風を真似られるから、すっしーのことも気に入ってるのかと勘ぐってしまう……。
や、わたしのうがちすぎだと思うが。
全体的に『ホテル ステラマリス』に似ていると思った。
カラーが薄く、派手な場面もなく、淡々と進み、ストーリーの軸とは無関係に「たのしげなミュージカル」風に仕上げているあたり。衣装も出てくるしさー。
『ステラマリス』は正塚的には実験的な作品だったと思うけど、今となっては見慣れてしまった感があり、「今さらコレやる?」という肩すかしな面はある。
そしてまた、『愛するには短すぎる』にも似ている。
『愛短』のアナザーエンディング・バージョンみたい。
最後に船が出てきたときに、「船キターーッ!」と思ったよ(笑)。
相変わらず役が少なすぎてコロスばっかりで、「正塚、大劇場向かない……」な作品だと思う。(でも、『マリポーサの花』より100倍マシ。や、『マリポサ』好きだけど・笑)
「ともち、アレだけ?!」も含め、粗はいろいろあるんだが、それでも好きよ、この作品。