順番を入れ替えるだけで。@ベルサイユのばら―オスカル編―
2014年5月6日 タカラヅカ 『ベルサイユのばら―オスカル編―』、ジェローデルの描き方には、物申したい。
奇跡の雪全ツ『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』で、ジェローデルの人格が守られていた。オスカルに対し終始敬語、暴力を振るうこともない。
それはよかったし、今回の『オスカル編』でも引き継がれていた。
でもさ。
致命的な失敗をしてる。
プロポーズの、順番。
原作では、
1.プロポーズ
2.アンドレの毒殺未遂
3.「身を引きましょう」
4.「たとえ謀反人と呼ばれても」
の順番。
ジェローデルが貴族らしく男らしく、正攻法でオスカルに求婚。それを知ってアンドレは絶望、毒殺未遂事件を起こす。
アンドレの気持ちを知ったオスカルはプロボーズを断り、ジェローデルは潔く身を引く。
そこでもう無関係になったはずなのに、オスカルの危機を救ってくれる。オスカルに傷つけられたはずなのに、それでも命懸けでオスカルを護ろうとする。
なのに今回は、
1.「たとえ謀反人と呼ばれても」
2.プロポーズするらしいよという噂
3.アンドレの毒殺未遂
4.プロポーズ→「身を引きましょう」
いきなり、オスカルを護るところからスタート。「尊敬する上官」のことを「マドモアゼル」と呼びかける。
それってさ、なにも知らずに観たら、「え? この人上官のことバカにしてんの? 女だからって手心加えるの? それって下に見てるってこと?」と受け止められる可能性あるよね。
単に上官として、人間として尊敬しているなら、「お嬢ちゃん」呼びするはずがない。階級も年齢も上の相手をつかまえて。
ここでまず、「うわ、ジェローデル最低」と思った(笑)。
まあその前の、長々しいジャルジェ将軍の解説で、「オスカルを見守らせてきた」とあり、アゴが落ちてはいたんだけど。
ジャルジェ将軍の命令で、十何年とオスカルのそばでオスカルを見守っていて、お役御免ののち、困っている彼女を助けるときに「お嬢ちゃん」と呼びかける……って。
やなやつだなー。
で、「反逆罪で死刑になるかもしれない」と、オスカルに恩を売っておいて。
求婚の、噂。
噂って。
なにをどうやったら、そんな噂が?
ジェローデル、あちこちに吹聴して回ったの?
それとも、「お嬢ちゃん」呼びしてかばったことから、「ジェローデルはフランスのためを思って行動したのでも、オスカルの主張を正しいと思ってかばったのでもない。たんに彼女と結婚したかったから、かばったんだ」って、世間に判断されたってコト?
最悪だな。
そしてアンドレは、そんな「ただの噂」に踊らされて、毒殺未遂を起こすし。
オスカルの周り、ろくな男いないな……。
そしてよーやく、プロポーズ。
なにしろジェローデルは、「命の恩人」。オスカルの命、オスカルの部下たちの命、平民たち、平民議員たちの命の恩人だ。
ここまで恩を受けておいて、まさか断るなんてこと、ありえないよね……?
だけどオスカル、助けてもらったことなんか、きれーさっぱり忘れてる。
話題にもしない。
そしてあっさりと、振る。
ひでーな、オスカル……。
順番を入れ替えるだけで、全員「最低」になった。
潔いまでに(笑)。
ほんと植爺って、アタマ悪いよな。
作劇、計算が出来ないの。1+1=2が出来ないの。こんなのただの計算式じゃん。ここをこうしたらこう作用して、この結果に行き着く、って。
なにか根本的なモノが欠けていて、てきとーに上っ面だけでパズルをするから、めちゃくちゃになるの。
ふつーに算数出来る人、劇団にいないのかしら……。
奇跡の雪全ツ『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』で、ジェローデルの人格が守られていた。オスカルに対し終始敬語、暴力を振るうこともない。
それはよかったし、今回の『オスカル編』でも引き継がれていた。
でもさ。
致命的な失敗をしてる。
プロポーズの、順番。
原作では、
1.プロポーズ
2.アンドレの毒殺未遂
3.「身を引きましょう」
4.「たとえ謀反人と呼ばれても」
の順番。
ジェローデルが貴族らしく男らしく、正攻法でオスカルに求婚。それを知ってアンドレは絶望、毒殺未遂事件を起こす。
アンドレの気持ちを知ったオスカルはプロボーズを断り、ジェローデルは潔く身を引く。
そこでもう無関係になったはずなのに、オスカルの危機を救ってくれる。オスカルに傷つけられたはずなのに、それでも命懸けでオスカルを護ろうとする。
なのに今回は、
1.「たとえ謀反人と呼ばれても」
2.プロポーズするらしいよという噂
3.アンドレの毒殺未遂
4.プロポーズ→「身を引きましょう」
いきなり、オスカルを護るところからスタート。「尊敬する上官」のことを「マドモアゼル」と呼びかける。
それってさ、なにも知らずに観たら、「え? この人上官のことバカにしてんの? 女だからって手心加えるの? それって下に見てるってこと?」と受け止められる可能性あるよね。
単に上官として、人間として尊敬しているなら、「お嬢ちゃん」呼びするはずがない。階級も年齢も上の相手をつかまえて。
ここでまず、「うわ、ジェローデル最低」と思った(笑)。
まあその前の、長々しいジャルジェ将軍の解説で、「オスカルを見守らせてきた」とあり、アゴが落ちてはいたんだけど。
ジャルジェ将軍の命令で、十何年とオスカルのそばでオスカルを見守っていて、お役御免ののち、困っている彼女を助けるときに「お嬢ちゃん」と呼びかける……って。
やなやつだなー。
で、「反逆罪で死刑になるかもしれない」と、オスカルに恩を売っておいて。
求婚の、噂。
噂って。
なにをどうやったら、そんな噂が?
ジェローデル、あちこちに吹聴して回ったの?
それとも、「お嬢ちゃん」呼びしてかばったことから、「ジェローデルはフランスのためを思って行動したのでも、オスカルの主張を正しいと思ってかばったのでもない。たんに彼女と結婚したかったから、かばったんだ」って、世間に判断されたってコト?
最悪だな。
そしてアンドレは、そんな「ただの噂」に踊らされて、毒殺未遂を起こすし。
オスカルの周り、ろくな男いないな……。
そしてよーやく、プロポーズ。
なにしろジェローデルは、「命の恩人」。オスカルの命、オスカルの部下たちの命、平民たち、平民議員たちの命の恩人だ。
ここまで恩を受けておいて、まさか断るなんてこと、ありえないよね……?
だけどオスカル、助けてもらったことなんか、きれーさっぱり忘れてる。
話題にもしない。
そしてあっさりと、振る。
ひでーな、オスカル……。
順番を入れ替えるだけで、全員「最低」になった。
潔いまでに(笑)。
ほんと植爺って、アタマ悪いよな。
作劇、計算が出来ないの。1+1=2が出来ないの。こんなのただの計算式じゃん。ここをこうしたらこう作用して、この結果に行き着く、って。
なにか根本的なモノが欠けていて、てきとーに上っ面だけでパズルをするから、めちゃくちゃになるの。
ふつーに算数出来る人、劇団にいないのかしら……。