キャスト感想覚え書き。@新人公演『ベルサイユのばら―オスカル編―』
2014年5月21日 タカラヅカ 1本モノ新人公演のお楽しみのひとつは、2時間半の作品を90分強にどうまとめてくるか。
特に『ベルばら』はいらないところ・壊れているところだらけなので、それらを削り落とした新公が「本公演もこの構成でやってくれ!」的な出来映えになっていることが多い。
スズキケイはこの「短縮版」の作り方がうまくてねえ……演出家としての彼に夢を抱いていた時代もありました……遠い目。
短縮新公をうまく作れても、作劇能力や構成力があるわけじゃない、というのを教えてくれたのもスズキケイでした……。
ともあれ、うまく短縮した新公を見せてくれるとうれしい。さあ今回の『ベルばら』は、どんな再構成ぶりかしら。
と、わくわくしていました。新人公演『ベルサイユのばら―オスカル編―』。
1幕のオスカル登場してから場面を、2幕にくっつけただけ。
1幕は60分、しかしオスカルが登場するのは開始から20分経ってから。
2幕は90分、だけどフィナーレ~パレードが30分近くある。
単純計算で40分+60分……あら、そのまま新公可能だわ。
……ほんとに、ただそのまんまだった……がっくり。
本編からして特出版と通常版とあってめちゃくちゃだった雪はともかく、月組のときは素晴らしい短縮振りだったのになあ。
新公演出は、生田くん。
この日わたし、本公演から観ていたので、『ベルばら』をまるまる2本ダブル観劇!って結果になり、かなり精神的に消耗しました(笑)。衛兵隊の家族とオスカルの家族大嫌い。彼らの場面があると「植爺大嫌いメーター」がマックスまで跳ね上がって、しばらくタカラヅカから離れたくなる(笑)。
演じている人は関係ないですよ、念のため。悪いのは植爺です。
今回の新公でのわたしのいちばんの収穫は、ベルナール@瑠風輝くん。
るかぜひかる、と読むのか。98期、研3。
すらりと長身で、明るいさわやかな光がある。
素直な声で滑舌がよくて、歌ウマ。
なんか、咲ちゃんを思い出した。
ベルナールをやっている輝くんは、雪全ツの咲ちゃんベルナールっぽく見えた。あー、でも、咲ちゃんより細いかな……。(咲ちゃん……)
が、顔をじーっと見てると、ヲヅキに似ている気がしてきた。
若いヲヅキ……? あー、でも、ヲヅキより薄いかな……。(ヲヅキさんは若い頃からイロモノ風味強かったさ……)
さわやかにうまかったので、要チェックです、期待です。
ジャルジェ夫人@彩花まりちゃんが美しくてうまかった!
きれーだわー、うまいわー、見ていて安心だわー。
たしか歌もうまい子よね?
このまま女役路線でいっちゃうのかなあ。マジにヒロイン系やってるとこ見てみたいな。
ブイエ将軍@かける、マジうまい!
最初誰がやってるのか知らなくて、帽子とヒゲで顔もわかんないし、でもうまいな誰よこれ、新公学年なのよね……? と思ったら、かけるくんでした。
そっか、まだ新公学年だったんだね。
今回ブイエ将軍まともな人だから、かけるくんの堅実な芝居でさらに太い楔が打ち込まれた感じ。
ジャルジェ将軍@美月くんは、個人的には本役さんより好き(笑)。
ジャルジェ将軍はおでぶな老人ではないの、すらりとした美中年なんだよー。汝鳥さんは大好きなおじさまだけど、剣術指南場面まであるジャルジェ将軍にはきつい……と、思っているもので。汝鳥さんに含みはない、すべて植爺が悪い。
なんでもかんでも汝鳥さん頼みの植爺への疑問を、美月くんの「現役軍人」ぶりが跳ね返してくれた。
汝鳥さんのイメージとはぜんぜん違う、若い役作り。貫禄出そうと年齢上げず、美月くんの守備範囲まんまでやった感じ?
新公だから、それはそれでアリだと思う。周りがぴよぴよと若いから、美月くんの持ち味で大人に見える。
ワーグナー@『翼ある人びと』以来、喋る春瀬くんに慣れた気がする。
慣れた……というか、『翼ある人びと』でかなりびっくりしたので。
春瀬くんというと美形の人、というだけの認識で、きれいだから目につく、……それ以外は特になにも、役付もよくなくて、うまいのかどうかすらよくわかんない……いや、うまくはないよなあ……でもきれいな子だよねー……というイメージをけっこう長く持って来たような。
モブのきれいな子、あまり出番も台詞もないのがデフォルト、喋ると残念度が増す……というイメージから、『翼ある人びと』で「えっ、こんなに喋るんだ!!」とびっくりして。
今回の画家役でもぺーらぺらとひとりでよく喋っていて、「おおっ、今回もまたよく喋る」と思い、思ったけれど別にびっくりしない……そうかあたし、慣れたんだ!
えっと、春瀬くん、うまくなってるよね。ワーグナーは最初どうしようと思うくらいだったけど……うまくなってるー。
きれいなので、どんどん喋って、どんどんうまくなってほしい。
特に『ベルばら』はいらないところ・壊れているところだらけなので、それらを削り落とした新公が「本公演もこの構成でやってくれ!」的な出来映えになっていることが多い。
スズキケイはこの「短縮版」の作り方がうまくてねえ……演出家としての彼に夢を抱いていた時代もありました……遠い目。
短縮新公をうまく作れても、作劇能力や構成力があるわけじゃない、というのを教えてくれたのもスズキケイでした……。
ともあれ、うまく短縮した新公を見せてくれるとうれしい。さあ今回の『ベルばら』は、どんな再構成ぶりかしら。
と、わくわくしていました。新人公演『ベルサイユのばら―オスカル編―』。
1幕のオスカル登場してから場面を、2幕にくっつけただけ。
1幕は60分、しかしオスカルが登場するのは開始から20分経ってから。
2幕は90分、だけどフィナーレ~パレードが30分近くある。
単純計算で40分+60分……あら、そのまま新公可能だわ。
……ほんとに、ただそのまんまだった……がっくり。
本編からして特出版と通常版とあってめちゃくちゃだった雪はともかく、月組のときは素晴らしい短縮振りだったのになあ。
新公演出は、生田くん。
この日わたし、本公演から観ていたので、『ベルばら』をまるまる2本ダブル観劇!って結果になり、かなり精神的に消耗しました(笑)。衛兵隊の家族とオスカルの家族大嫌い。彼らの場面があると「植爺大嫌いメーター」がマックスまで跳ね上がって、しばらくタカラヅカから離れたくなる(笑)。
演じている人は関係ないですよ、念のため。悪いのは植爺です。
今回の新公でのわたしのいちばんの収穫は、ベルナール@瑠風輝くん。
るかぜひかる、と読むのか。98期、研3。
すらりと長身で、明るいさわやかな光がある。
素直な声で滑舌がよくて、歌ウマ。
なんか、咲ちゃんを思い出した。
ベルナールをやっている輝くんは、雪全ツの咲ちゃんベルナールっぽく見えた。あー、でも、咲ちゃんより細いかな……。(咲ちゃん……)
が、顔をじーっと見てると、ヲヅキに似ている気がしてきた。
若いヲヅキ……? あー、でも、ヲヅキより薄いかな……。(ヲヅキさんは若い頃からイロモノ風味強かったさ……)
さわやかにうまかったので、要チェックです、期待です。
ジャルジェ夫人@彩花まりちゃんが美しくてうまかった!
きれーだわー、うまいわー、見ていて安心だわー。
たしか歌もうまい子よね?
このまま女役路線でいっちゃうのかなあ。マジにヒロイン系やってるとこ見てみたいな。
ブイエ将軍@かける、マジうまい!
最初誰がやってるのか知らなくて、帽子とヒゲで顔もわかんないし、でもうまいな誰よこれ、新公学年なのよね……? と思ったら、かけるくんでした。
そっか、まだ新公学年だったんだね。
今回ブイエ将軍まともな人だから、かけるくんの堅実な芝居でさらに太い楔が打ち込まれた感じ。
ジャルジェ将軍@美月くんは、個人的には本役さんより好き(笑)。
ジャルジェ将軍はおでぶな老人ではないの、すらりとした美中年なんだよー。汝鳥さんは大好きなおじさまだけど、剣術指南場面まであるジャルジェ将軍にはきつい……と、思っているもので。汝鳥さんに含みはない、すべて植爺が悪い。
なんでもかんでも汝鳥さん頼みの植爺への疑問を、美月くんの「現役軍人」ぶりが跳ね返してくれた。
汝鳥さんのイメージとはぜんぜん違う、若い役作り。貫禄出そうと年齢上げず、美月くんの守備範囲まんまでやった感じ?
新公だから、それはそれでアリだと思う。周りがぴよぴよと若いから、美月くんの持ち味で大人に見える。
ワーグナー@『翼ある人びと』以来、喋る春瀬くんに慣れた気がする。
慣れた……というか、『翼ある人びと』でかなりびっくりしたので。
春瀬くんというと美形の人、というだけの認識で、きれいだから目につく、……それ以外は特になにも、役付もよくなくて、うまいのかどうかすらよくわかんない……いや、うまくはないよなあ……でもきれいな子だよねー……というイメージをけっこう長く持って来たような。
モブのきれいな子、あまり出番も台詞もないのがデフォルト、喋ると残念度が増す……というイメージから、『翼ある人びと』で「えっ、こんなに喋るんだ!!」とびっくりして。
今回の画家役でもぺーらぺらとひとりでよく喋っていて、「おおっ、今回もまたよく喋る」と思い、思ったけれど別にびっくりしない……そうかあたし、慣れたんだ!
えっと、春瀬くん、うまくなってるよね。ワーグナーは最初どうしようと思うくらいだったけど……うまくなってるー。
きれいなので、どんどん喋って、どんどんうまくなってほしい。