記憶を吹く風。@蘭寿とむラストデイ
2014年5月11日 タカラヅカ 今日は梅田で、『蘭寿とむラストデイ』を見てきました。
らんとむさんがかっこよくて美しくて、かっこよすぎてあちこち恥ずかしくて(!)、この「きゃ~~っ!!」と恥ずかしい感じがもう「蘭寿とむ!!」で、最後の最後まで残らずきゃーきゃーな気持ちで堪能しました。
こちらの精神状態がよくないため(3ヶ月半後にある某公演千秋楽のことを考えてしまう)、気持ちが千々に乱れ、らんとむさんのラストデイだけに集中出来なかった部分があり、それが悔しいです。
わたしほんとに、長くらんとむを見てきたんだなあと思った。
ラストの公演中継を見ているはずが、いろんなことが二重写しになるの。
『ミケランジェロ』新公とか、阪急百貨店での若手スターのトークショーとか、『マノン』とか、『スカウト』とか。
ちょんまげ姿で軍服着てた姿とか、毛布握ってた姿とか。
当時のらんとむを思い、当時のタカラヅカを思い、当時の自分を思い出す。
昔から一貫してカッコよかったし、昔からずーっと大人っていうか研20なんぼとか言われていた人だった。それでも今、昔を思い出すからこそわかる、今の磨き抜かれた、美しさ。
人はここまで美しくなれるんだ、という。
公演中もそんな感じだっただけに、サヨナラショーのあと、らんとむさんのメッセージ紹介と、そのとき流れる過去映像が胸熱でした。
ライブビューイングだと、スクリーンいっぱいに映像が流れるのね。劇場で見ると、映像は緞帳の真ん中部分のみで、はしっこには組長さんがいるんだけど、映画館で映す場合は組長さんまで映す必要がないため、映像のみ全面。
思い出のらんとむに、さおたさんのナレーションが心地いい。
最後まで、らんとむはらんとむで、「蘭寿とむ」だった。
そのことに、心から感謝する。敬服する。
「蘭寿とむ」というのは名前ではなく、「生き方」なんだな。「蘭寿とむという生き方」。
貫き通した姿が、光彩を放っている。
寂しいけれど、清々しい気持ちが満ちる。
胸に風が吹く。澱みを取り払い、浄化するような風。
ああでもやっぱり、寂しいな。
『ラストデイ』としての感想は、過去に見た『ラストデイ』よりも、らんとむ中心のカット割りだったなあという印象。
芝居はともかくショーは、らんとむが出ているときは、カメラ固定ってな勢い。その場面のソロ歌手が誰かもわからない(笑)。今までの『ラストデイ』は、いちおー最低限の「状況確認」くらいは出来ていた記憶があるんだが……おぼえ違いかな。
潔いまでの「らんとむカメラ」っぷりに、「ああ、これって『蘭寿とむラストデイ』だったな」と思い出した。確固たる視点、意志のある画面構成。
…………トップスター以外を見たい人は、なにがなんでも劇場に行かなければだめなんだと、改めて思った。や、3ヶ月半後にある某公演千秋楽について。
らんとむさんがかっこよくて美しくて、かっこよすぎてあちこち恥ずかしくて(!)、この「きゃ~~っ!!」と恥ずかしい感じがもう「蘭寿とむ!!」で、最後の最後まで残らずきゃーきゃーな気持ちで堪能しました。
こちらの精神状態がよくないため(3ヶ月半後にある某公演千秋楽のことを考えてしまう)、気持ちが千々に乱れ、らんとむさんのラストデイだけに集中出来なかった部分があり、それが悔しいです。
わたしほんとに、長くらんとむを見てきたんだなあと思った。
ラストの公演中継を見ているはずが、いろんなことが二重写しになるの。
『ミケランジェロ』新公とか、阪急百貨店での若手スターのトークショーとか、『マノン』とか、『スカウト』とか。
ちょんまげ姿で軍服着てた姿とか、毛布握ってた姿とか。
当時のらんとむを思い、当時のタカラヅカを思い、当時の自分を思い出す。
昔から一貫してカッコよかったし、昔からずーっと大人っていうか研20なんぼとか言われていた人だった。それでも今、昔を思い出すからこそわかる、今の磨き抜かれた、美しさ。
人はここまで美しくなれるんだ、という。
公演中もそんな感じだっただけに、サヨナラショーのあと、らんとむさんのメッセージ紹介と、そのとき流れる過去映像が胸熱でした。
ライブビューイングだと、スクリーンいっぱいに映像が流れるのね。劇場で見ると、映像は緞帳の真ん中部分のみで、はしっこには組長さんがいるんだけど、映画館で映す場合は組長さんまで映す必要がないため、映像のみ全面。
思い出のらんとむに、さおたさんのナレーションが心地いい。
最後まで、らんとむはらんとむで、「蘭寿とむ」だった。
そのことに、心から感謝する。敬服する。
「蘭寿とむ」というのは名前ではなく、「生き方」なんだな。「蘭寿とむという生き方」。
貫き通した姿が、光彩を放っている。
寂しいけれど、清々しい気持ちが満ちる。
胸に風が吹く。澱みを取り払い、浄化するような風。
ああでもやっぱり、寂しいな。
『ラストデイ』としての感想は、過去に見た『ラストデイ』よりも、らんとむ中心のカット割りだったなあという印象。
芝居はともかくショーは、らんとむが出ているときは、カメラ固定ってな勢い。その場面のソロ歌手が誰かもわからない(笑)。今までの『ラストデイ』は、いちおー最低限の「状況確認」くらいは出来ていた記憶があるんだが……おぼえ違いかな。
潔いまでの「らんとむカメラ」っぷりに、「ああ、これって『蘭寿とむラストデイ』だったな」と思い出した。確固たる視点、意志のある画面構成。
…………トップスター以外を見たい人は、なにがなんでも劇場に行かなければだめなんだと、改めて思った。や、3ヶ月半後にある某公演千秋楽について。