華やかな人々、華やかな場所。@華やかなりし日々
2012年7月2日 タカラヅカ いつも時間がなくて、ろくに記録できずに肩を落としている。
特に宙組はローテーション的にいちばん書けずにいるよなあ。
もう今さらだけど、『華やかなりし日々』『クライマックス』を観てのキャスト感想あれこれ。
わたしは、ののすみには残って欲しかった。
ゆーひくんと同時退団するのではなく、タカラジェンヌ・野々すみ花として、その卒業を惜しむ。
花組にいたときと宙に行ってからのすみ花ちゃんは違いすぎて、つまりそれがトップ娘役になるってことなんだろうけど、宙に行ってからのののすみが、花にいたときほど「自由」でない気がした。
花組で若手娘役として活躍しているときは、自由自在だった。役割的にも、役者的にも。ショースターとしても。
生き生きと、軽々としていた。
それがゆーひくんの相手役になり、宙組でトップになってから。
なんだか小さく固くなってしまったなと。
ゆーひくんは素晴らしいスターさんだし、ののすみもまた才能ある舞台人だ。
しかし、ふたりがコンビとして合っているのかというと、どうなんだろう。
やたらと『銀ちゃんの恋』をふたりの代表作として持ち上げられているようだが、たしかにあの作品(花組版)でのふたりは良かったが、それでこのふたりの人生すべて決めてしまうほどのモノかというと、……わたしは、チガウと思う。
『誰がために鐘は鳴る』 のときに、しみじみと思った。
ゆーひくんとののすみ、って、実は合ってないんじゃあ? と。
『誰鐘』の主役カップル、ゆーひさんは通常営業なんだが、ののすみ……キモかったよアレ……。
リアルで重い芸風が、アレな設定のヒロイン像と、なんとも不協和音。
そのキモさも含めて、実は楽しんだんだけどね、『誰鐘』。大泣きしてツボりまくってたんだけど(笑)。←所詮キムシンスキー。
でもとりあえず、ゆーひくんの相手役がののすみ限定であること、ののすみの相手役がゆーひくん限定であることを、残念だと思った。
唯一無二のベストカップルじゃない。
別の人と組んでも、きっとこのふたりは別の魅力を、輝きを発揮するだろう。
そう思った。
だから研21のゆーひくんの卒業は避けられないにしろ、ののすみには残って欲しかった。
わたしは、役者としての彼女のファンだ。
だからこの花園で、もっと見ていたかった。
まだまだあるだろう、新しい魅力を、役を、見たかった。
実際、トップになってからろくな作品や役にめぐり会ってないもんなあ。トップ、という狭い役の宿命だけど。
や、あくまでもわたしの感想なので、すみ花ちゃんは名作とはまり役にしか出演しておらず、ゆーひさんとはベストコンビ、神が用意した宿命のふたり、なのかもしれません、世間的には。
ただわたしは、「最後の作品と役がコレかよ」と、『華やかなりし日々』に盛大に肩を落とすのであります。
ジュディってさあ、脚本上では「純粋ないい子」ってことになってるけど、ぶっちゃけ、相当なタマだよね? なんでこんな表現しかできないの、演出家……。
それでも、まあ、 『誰鐘』が最後でなくて良かった、そう思えってことか……。
芝居のクライマックス、大レビューシーンは素晴らしかったっす。
『クライマックス』よりずっと華やかで胸躍る、タカラヅカらしい良いショー場面でした。
ここでセンターで輝ける、ほんとうにいいスターさんだと、トップ娘役さんになったのだと、胸熱でした。
そして、結局のところ、ゆーひくんの相手役であり、彼と一緒に卒業していく、それでいいのだと思う。
や、いいも悪いもわたしが言うことではない。んなおこがましい。
タカラジェンヌの決断は、すべて正しい結果なのだと思う。
そうでなくてはならないと思う。
フェアリーとして。
夢の世界の住人として。
それが彼らの義務であり、責任なんだ。
コンビ芝居以外を見たかったなあとか、ののすみに残って欲しかったなあとか、それはわたしの勝手な思いであり、そう思えるくらい素敵なスターさんであったこと、そんなスターさんに出逢えたことを、幸せに思っている。
かなめくんは、これまた安定のかなめくん。
この人は変わらないなあ。
次期トップだと言われても、良くも悪くも変わらない(笑)。
ナチュラルというか、飄々としているというか。
熱量がないかわり、悲壮感もないので、輝度は一定、その安定感がいいのかもしれない。
トップになったらナニか変わるのか、このままなのか。
楽しみです。いやマジで。
アーサー役は、ほんとにいつものかなめくんで、それ以上の感想がない……(笑)。
役がひどいから、やりようもないんだろうけどなー。
今回、カチャがかっこよくて、わくわくしたー。
少しずつだけど、たしかに大人になってるんだ。少年ぽい持ち味をエッセンスに、かっこいいオトコになって欲しい。
つか、無理に体型補正しまくらず、個性を活かしつつスリムな青年を作るといいんじゃないかな。……って、ソレが難しい、みんな自分に似合うラインを探して模索し続けているんだろうけど。
で、カチャもだけど、りくくんもいい感じにかっこいい。
だいぶん男役であることになじんだというか、大人になってきたなあという感じ。
やたら抜擢されていた下級生時代より、落ち着いて周囲を見回せている感じだ。
なんかちーちゃんが愉快にいい役だった。
台詞だけで実際に場面はないんだけど、ラヴが進行しているっぽいのも萌え。ピーターとポーラ@れーれの話が見たい見たい!
あっきーかっこよくなかった? ねえねえ、なんかすごくかっこよかった気がする。
芝居の方でも一瞬、「えっ、そこでキミ?」と思ってハクハクしたぞ(笑)。
で、わたしはやっぱりなんといっても、ともちん、好きです(笑)。
アホウな役で、ともちんのこのテの役は目新しくないというか、どこで見たというよりもああまたかな感じがあるんだが、それでも彼の持つ光を心地よいと思う。
やっぱ彼、派手だよね? カラダが大きいからではなく。
タカラヅカ的なキラキラじゃなくて、強く大きな光がある。良くも悪くも。
だから役によってはそれが邪魔になるし、うまくはまれば魅力になるんだと思う。
ジーグフェルド役を、それでも派手に存在させてしまうのは、ともちんの力なんだなあ。
おかげで、彼に絡むちーちゃんも底上げされて美味しくなってる。
頼むよともちん、長くいてね。その光を見せていてね。
えりちゃんの卒業が惜しいっす。
役によって輝けた子なのに、劇団はこの子をうまく開花させてくれなかったなあ。
これから宙組がさらにビジュアル特化、対ヅカヲタではない、外部のマニアック層にアピールする組になるなら、えりちゃんの萌えキャラ力は得がたい才能だったのになあ。
個人的に、ともちん×えりちゃんのカップリグを見たかったよ……。身長差だけで、たぎる。
特に宙組はローテーション的にいちばん書けずにいるよなあ。
もう今さらだけど、『華やかなりし日々』『クライマックス』を観てのキャスト感想あれこれ。
わたしは、ののすみには残って欲しかった。
ゆーひくんと同時退団するのではなく、タカラジェンヌ・野々すみ花として、その卒業を惜しむ。
花組にいたときと宙に行ってからのすみ花ちゃんは違いすぎて、つまりそれがトップ娘役になるってことなんだろうけど、宙に行ってからのののすみが、花にいたときほど「自由」でない気がした。
花組で若手娘役として活躍しているときは、自由自在だった。役割的にも、役者的にも。ショースターとしても。
生き生きと、軽々としていた。
それがゆーひくんの相手役になり、宙組でトップになってから。
なんだか小さく固くなってしまったなと。
ゆーひくんは素晴らしいスターさんだし、ののすみもまた才能ある舞台人だ。
しかし、ふたりがコンビとして合っているのかというと、どうなんだろう。
やたらと『銀ちゃんの恋』をふたりの代表作として持ち上げられているようだが、たしかにあの作品(花組版)でのふたりは良かったが、それでこのふたりの人生すべて決めてしまうほどのモノかというと、……わたしは、チガウと思う。
『誰がために鐘は鳴る』 のときに、しみじみと思った。
ゆーひくんとののすみ、って、実は合ってないんじゃあ? と。
『誰鐘』の主役カップル、ゆーひさんは通常営業なんだが、ののすみ……キモかったよアレ……。
リアルで重い芸風が、アレな設定のヒロイン像と、なんとも不協和音。
そのキモさも含めて、実は楽しんだんだけどね、『誰鐘』。大泣きしてツボりまくってたんだけど(笑)。←所詮キムシンスキー。
でもとりあえず、ゆーひくんの相手役がののすみ限定であること、ののすみの相手役がゆーひくん限定であることを、残念だと思った。
唯一無二のベストカップルじゃない。
別の人と組んでも、きっとこのふたりは別の魅力を、輝きを発揮するだろう。
そう思った。
だから研21のゆーひくんの卒業は避けられないにしろ、ののすみには残って欲しかった。
わたしは、役者としての彼女のファンだ。
だからこの花園で、もっと見ていたかった。
まだまだあるだろう、新しい魅力を、役を、見たかった。
実際、トップになってからろくな作品や役にめぐり会ってないもんなあ。トップ、という狭い役の宿命だけど。
や、あくまでもわたしの感想なので、すみ花ちゃんは名作とはまり役にしか出演しておらず、ゆーひさんとはベストコンビ、神が用意した宿命のふたり、なのかもしれません、世間的には。
ただわたしは、「最後の作品と役がコレかよ」と、『華やかなりし日々』に盛大に肩を落とすのであります。
ジュディってさあ、脚本上では「純粋ないい子」ってことになってるけど、ぶっちゃけ、相当なタマだよね? なんでこんな表現しかできないの、演出家……。
それでも、まあ、 『誰鐘』が最後でなくて良かった、そう思えってことか……。
芝居のクライマックス、大レビューシーンは素晴らしかったっす。
『クライマックス』よりずっと華やかで胸躍る、タカラヅカらしい良いショー場面でした。
ここでセンターで輝ける、ほんとうにいいスターさんだと、トップ娘役さんになったのだと、胸熱でした。
そして、結局のところ、ゆーひくんの相手役であり、彼と一緒に卒業していく、それでいいのだと思う。
や、いいも悪いもわたしが言うことではない。んなおこがましい。
タカラジェンヌの決断は、すべて正しい結果なのだと思う。
そうでなくてはならないと思う。
フェアリーとして。
夢の世界の住人として。
それが彼らの義務であり、責任なんだ。
コンビ芝居以外を見たかったなあとか、ののすみに残って欲しかったなあとか、それはわたしの勝手な思いであり、そう思えるくらい素敵なスターさんであったこと、そんなスターさんに出逢えたことを、幸せに思っている。
かなめくんは、これまた安定のかなめくん。
この人は変わらないなあ。
次期トップだと言われても、良くも悪くも変わらない(笑)。
ナチュラルというか、飄々としているというか。
熱量がないかわり、悲壮感もないので、輝度は一定、その安定感がいいのかもしれない。
トップになったらナニか変わるのか、このままなのか。
楽しみです。いやマジで。
アーサー役は、ほんとにいつものかなめくんで、それ以上の感想がない……(笑)。
役がひどいから、やりようもないんだろうけどなー。
今回、カチャがかっこよくて、わくわくしたー。
少しずつだけど、たしかに大人になってるんだ。少年ぽい持ち味をエッセンスに、かっこいいオトコになって欲しい。
つか、無理に体型補正しまくらず、個性を活かしつつスリムな青年を作るといいんじゃないかな。……って、ソレが難しい、みんな自分に似合うラインを探して模索し続けているんだろうけど。
で、カチャもだけど、りくくんもいい感じにかっこいい。
だいぶん男役であることになじんだというか、大人になってきたなあという感じ。
やたら抜擢されていた下級生時代より、落ち着いて周囲を見回せている感じだ。
なんかちーちゃんが愉快にいい役だった。
台詞だけで実際に場面はないんだけど、ラヴが進行しているっぽいのも萌え。ピーターとポーラ@れーれの話が見たい見たい!
あっきーかっこよくなかった? ねえねえ、なんかすごくかっこよかった気がする。
芝居の方でも一瞬、「えっ、そこでキミ?」と思ってハクハクしたぞ(笑)。
で、わたしはやっぱりなんといっても、ともちん、好きです(笑)。
アホウな役で、ともちんのこのテの役は目新しくないというか、どこで見たというよりもああまたかな感じがあるんだが、それでも彼の持つ光を心地よいと思う。
やっぱ彼、派手だよね? カラダが大きいからではなく。
タカラヅカ的なキラキラじゃなくて、強く大きな光がある。良くも悪くも。
だから役によってはそれが邪魔になるし、うまくはまれば魅力になるんだと思う。
ジーグフェルド役を、それでも派手に存在させてしまうのは、ともちんの力なんだなあ。
おかげで、彼に絡むちーちゃんも底上げされて美味しくなってる。
頼むよともちん、長くいてね。その光を見せていてね。
えりちゃんの卒業が惜しいっす。
役によって輝けた子なのに、劇団はこの子をうまく開花させてくれなかったなあ。
これから宙組がさらにビジュアル特化、対ヅカヲタではない、外部のマニアック層にアピールする組になるなら、えりちゃんの萌えキャラ力は得がたい才能だったのになあ。
個人的に、ともちん×えりちゃんのカップリグを見たかったよ……。身長差だけで、たぎる。