『Shining Rhythm!』、こあらった視点のまっつまっつ、続き。

 つくづくみみちゃんって、絡む男の価値を上げてくれる美形娘役だわ。
 第4章のラテンメドレー、黄色い衣装で総踊りになる雪メンバー、センターのみみちゃんに左右から絡むちぎまつ。
 場面ラストにポーズを付けて静止するところ、美形揃いで眼福。
 ちぎみみまっつですよ、みんなシャープ系美形ですよ。絵柄が合っているというか、すごく素敵な並び。

 んでそのまま、銀橋ラインナップへ。

 我らがトップスター、キムくんは客席から登場。
 最初はそんなことをおくびにも出さず歌いながら銀橋で踊るまっつが、キムくんが近くまで来ると視線を彼に向けてにこっとするのがイイ。や、まっつだけでなくみんなそうなんだけど。
 で、キムくんをセンターに、ラテンソングで中詰めラスト。

 ここはみんな隣の人と触れあうっていうか、それぞれ曲の合間にお隣さんに身を寄せる振りになっているんだと思う。
 まっつの隣は、みみちゃんときんぐ。
 両手に花。

 えー、どちらの美人さんに対しても、まっつが「男」です。
 抱く側です。

 ……きんぐに対しても。

 きんぐの方が大きいです。背ェ高いです。
 それでも、まっつが「抱く側」なの(笑)。

 みみちゃんの腰を抱いてスイングしたあとは、きんぐの肩を抱きます。笑顔です。

 みみちゃんの細腰に腕を回すまっつ、にハクハクします。
 美少女とおっさ……ゲフンゲフン、大人の男。
 みみとまっつ、って、すごく萌えます。うれしいです。

 そして、自分より高い位置にあるきんぐの肩に手を掛けるまっつ、にハクハクします。
 美形でかわいい大型犬、きんぐを抱き寄せるまっつ、にめらめら萌えます。
 お茶会やトークショーで、まっつがきんぐをいじって……ゲフンゲフン、かわいがっている様子がわかるだけに、すごくたぎります。うれしいです。


 んで、この場面の直後の、ひそかなツボ。

 銀橋でポーズを決めてじゃんっと暗転、なわけですよ。
 次の場面はきんぐとあゆっちのムード歌謡、その間にまっつは衣装から髪型(笑)から変えて、影Aとしてスタンバらなきゃならない。
 この、銀橋からの異動がねー。

 全員の中で、まっつの移動距離がいちばん大きい。

 センターはキムくんです。その上手側に、みみちゃんとまっつ。
 まっつは真ん中よりふたり分、上手側にいるんです。ふつーなら、上手側にハケます。
 しかし、まっつの隣はきんぐ。その隣はあゆっち。このふたりは、次の場面のために、銀橋に残る。
 だから、暗転ではける中心点が、きんぐとあゆっちなの。このふたりより上手側の人は、上手へハケる。下手側の人は、下手にハケる。

 この位置関係のおかげで、まっつがいちばん袖に遠い。

 しかも、次の場面への準備時間がいちばん短いのがまっつなのに!

 いつも、すごく必死で走ってる。
 いちばん長い距離を、がんばって走ってる。

 それが、萌え(笑)。

 『TUXEDO JAZZ』を思い出すわ……あのときも、まっつの移動距離がやたら長くて、貼り付いたような笑顔で舞台を横切ってハケていってたっけ……(笑)。


 ムード歌謡タイムが終わると、ついにクライマックス。
 第5章「光と影」になる。

 この『Shining Rhythm!』という演目が発表されたそのときから、作品解説トップに書かれていたテーマ。
 作者が最も「描きたい!」と切望していただろう場面。

 その場面のトップバッターが、影A@まっつ。

  「光」「影」「ときめき」「喜び」、そして「情熱」「躍動」をテーマに、と、公式サイトにある解説は、みなプラスの単語ばかりだ、『Shining Rhythm!』というタイトルに相応しく。……「影」を除いて。

 そんな「SHINE」を表すエッセンスのなかで唯一、対極となる概念「影」。

 どれだけの信頼を受けて、まっつがこの役割を務めているのか。
 考えるだけで、うれしい。

 配役表のいちばん上にまっつの名前が来る場面、ってのがわたしの夢だったのに、中詰めのラテン場面に引き続き、ひとつの作品でふたつもあるんだもん。夢、叶いすぎですよ。
 しかもこのふたつめの場面は、メドレーのどさくさあっちゅー間に流れていくんじゃなくて、ほんとにちゃんとした1場面で。

 感涙。

 ひとつの場面、カーテン前じゃない、一応ちゃんとセットもある舞台のセンターで、まっつが歌い出す。

 的確に音程を刻む歌声。
 歌詞が伝わる。ドラマが伝わる。

 そして、花道から銀橋へ。

 はじめての、銀橋ソロ。

 スローなメロディと押さえた伴奏、誤魔化しの利かない、正味歌唱力を必要とされる楽曲。

 響く、美声。

 ああ、まっつのための曲だ。
 まっつだからこういう演出なんだ。他の人なら、もっとその人にあった演出にするだろうし、まっつなら出来ると思われて、この演出なんだ。

 まっつに似合う。まっつの持つ、陰影の深さ。明暗じゃない、光と影じゃない、陰影。陰と影。
 重なり合う深み。色彩の濃さ。あらゆる色が重なり、最後に行き着くところ。

 暗い舞台に、真っ直ぐなライト。
 この広い大劇場の、真ん中に立つ、まっつ。

 だから、ぞくぞくするって。
 ナニこの演出。

 追い詰められるように盛り上がる音楽、「光が影を抱きしめる」と切なく歌い上げ、自分で自分を抱くまっつ。

 ちょ……っ。

 ナニそのエロ演出?!!

 手がっ、手がっ、いやらしすぎるんですけど?!
 這う・蠢くって感じに、手が動く。
 そうやって、自分の胸に這わせる。抱く。

 いやその、そこまでやらしくする必要あるのまつださん?! 仕様ですか、標準装備、通常運転ですか、ソレがナニか?ってことですか!!

 まっつが影でキムくんが光……キムくんに抱きしめられているイメージで、悶えてるまっつの図……。
 なんかいろいろと大変です。

 キムとまっつなら、そりゃ「光と影」やりたくなるよなー。ニコライとプガチョフだもんなー。
 単純すぎる発想だろうけど、それゆえに一般的・普遍的な発想に思える。
 歌ウマ美形同期で持ち味正反対だもんな。『Shining Rhythm!』ってタイトルでショーを作る、ってなったら、コレを想像してもクリエイターとしてなんの不思議もない。

 中村B、グッジョブ!!


 続く。

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