そして、千秋楽。@フットルース
2012年7月23日 タカラヅカ
前日欄で、一部「この構成と演出、おかしいんじゃね?」的なことを書いたけれど。
今のままの『フットルース』で、なんの不満もないっ。
と、大きな字で言っておこう(笑)。
2幕後半、主役であるはずのレン@キムくんが舞台からいなくなって、まさかのムーア@まっつの見せ場がえんえん続くことも、ようやく舞台に登場したレンが客席に背中を向けていて、センターで語るのがムーアであることも。
わざわざムーア夫妻のハッピーエンド場面がそのあとに歌付きで用意されていることも。
これでムーアのソロ1曲カットされてるって、もともとこの作品、どんだけムーアの比重高いんだよ、と驚くばかりだが、とにかく、今のままでいい、今の演出が、めちゃくちゃありがたい。
レンと別れたあとの、アリエル@みみちゃんとの場面がいい。
娘に背中を抱かれる父、って、なんなのその萌え構図!!
光射す十字架を見上げ、高いキーで歌い出すまっつの美しさ。
そして、朝の光の中、テーマである「Footloose」を語るムーア。
いちいちレンと目線を合わせ、やわらかい、しあわせそうな顔をするムーアに、萌えまくってますから!!
どうかどうか、博多で演出変更なんかしないでね、ここのキムくんの表情もめーーっちゃ見たいんだけど、キムくんの顔を客席に向けるため、ふたりの見つめあいをなくすのはやめてねーー!!
と、自己中に叫んでおきまっつ。
こんなすごい役をさせてもらえるなんて……こんなすばらしい役を生きる贔屓を見られるなんて、どんだけ幸せなことか。
ありがとう。
いろんなものに、ことに、ひとに、ありがとう。感謝してやまない。
キムくんを中心とした、このすばらしいメンバーで、この作品を観ることが出来た。
心から、うれしいです。
わたしはあちこち鈍いし、アタマも良くない。
だから自分の中に「ナニか」を刻むのに、時間が掛かる。
最近ソレを自覚した。←遅い
つまり、「いい作品だ」と思ったら、四の五の言わずに、観る。通う。
理屈じゃない。
回数観ることで、その作品をわたしの中に刷り込むの。刻みつけるの。
余韻を楽しみたいわ、とか、上書きがもったいないからしばらく観ない、とか、言ってる場合じゃない。
心の細胞に、とにかく刷り込んでおけ。反芻するのはあとからできる。舞台は生もの、消えてしまうもの。
とにかく今、劇場へ行け。
ということで、期待値の低さからチケットぜんぜん持ってなかったのに、初日を観たあとすぐさま考え直し、翌日から早々に梅芸へ通いました。
つっても、時間が取れなくて思うように観られなかったんだけど。
15日間、24公演(休演日・貸し切り除く)中、10日間、12公演観劇。これが時間の許す精一杯だった。……わーん、こんなことならもっと時間作っておいたのに!! 仕事入れなかったのに!!
『ロミジュリ』はムラだけで20回観られたのに……って、公演期間と回数がチガウせいやなあ。くそー、短いわ、『フットルース』。
実際、わたしと同じような人たちは多かったんだろう。
最初演目に期待してなくて、実際に観劇してからチケット買い足した人。
現に、リピーターチケット売り場は人だかり、リピートと当日券でプレゼントしていたキューピーストラップは数が足らず、途中終了。梅芸でチケットを買うともらえるチケット袋もなくなり、途中からふつーの袋になった。
満員御礼、劇場に入れなかった人たちが周囲にあふれて……てな状態ではもちろんなかったんだが(笑)、ノベルティが足りなくなったあたり、企画側の想定より人気を博したんだろう。
日にち限定配布のカラーバンドは余っちゃったみたいだけどな-(笑)、全日程用のノベルティは軒並み不足したわけだし。
実際の舞台の出来で、客足が変わる。なんて正しい姿。
舞台は公演が進むほどアツく練れてゆき、なかでもキムくんの歌声の安定感は半端なく、これだけのクオリティで歌い、演技できる舞台人があと数ヶ月でタカラヅカの舞台を去るなんて、大きな損失だとしか思えない。
千秋楽、この作品と別れることが哀しくて、喪失感半端なかった。
アタマ悪いから、とにかく細胞に刷り込んだわけじゃん? それがなくなる、引き裂かれるってのは、痛いのよ。きついのよ。
別れるのがつらい、失うことが切ない、そんな公演にめぐり会えた……これは、幸福な痛みなのだと思う。
思うけど、今、かなしい。
こだわっていたカラーバンドは、なんやかんやで写真の通り。
わたしが参加できた最後の配布日にて、念願のチェリーピンクを手に入れました。
え、不運がウリのわたしに、欲しいモノを手に入れられる幸運が舞い込んだのかって?
違いますよ、そんなわけない。
相変わらず心底欲しいモノはかすりもせず、それでもあきらめきれず、見知らぬ人たちに声を掛けまくり、交換してもらったの。普段のわたしならそんなこと出来ないけど(小心者)、欲が勝ったのよー、どーしても欲しい!って、恥を捨てたナリ。
交換してくれた人、ありがとう!!
あと、キムくんバンドをくれた水みずさんもありがとー。
おかげでこんなにバンドいっぱい花盛りっすよ。
まっつさんはねえ、公演終盤、自分セレクトのカラーバンドを、していなかったのよ。
黒とピンクが欲しくてじれじれしていたわたしは、さらに複雑なキモチでしたわねー。
まっつとお揃い♪をしたくて、手に入れようとなにかと必死なのに、いざ手に入れても、まっつはしれっと別の色のバンドをしてるかもじゃん?! そんなのショックだわ!!
えー、ムーア牧師はパレードにて、イエローとライム・グリーンのバンドを付けていました、何日も。
キムとコマかよっ?! なによそれ、まっつの愛の在処? みみちゃんでもきんぐでもないのねっ?! キムとコマが好きなのね~~!!
と、自分がまっつを好きで、まっつカラーを身に付けたいもんで、同じ観点で語ってみました(笑)。
実際は、衣装の色に合わせたんだろうなって感じっす。キムくんがお気に入りしていた、あの緞帳みたいな緑と黄色のストールのイメージなんでしょう。
で、せっかく黒とピンクを手に入れたのに、ちっともまっつとお揃いにならなくて、悶々して迎えた千秋楽。
お揃いするために、姑息にキムくんイエローも重ねづけして臨みましたともさ。
そしたらまっつってば。
千秋楽は、何事もなかったかのように、自分カラーに戻してた。
ちょ……っ、イエローを付けたわたしの立場は……っ。
まっつさんには、なんつーかこう、華麗にかわされてばっかしです。
牛になった気分っすよ、んでもってまっつはマタドール。
わたしががるがる突進しても、まっつはしれーっとかわしちゃうのなー。
なんかもう、ますますまっつが好きで、キムくんが好きで、雪組が好きになった公演でした。
終わってしまったことが、さみしい。
今のままの『フットルース』で、なんの不満もないっ。
と、大きな字で言っておこう(笑)。
2幕後半、主役であるはずのレン@キムくんが舞台からいなくなって、まさかのムーア@まっつの見せ場がえんえん続くことも、ようやく舞台に登場したレンが客席に背中を向けていて、センターで語るのがムーアであることも。
わざわざムーア夫妻のハッピーエンド場面がそのあとに歌付きで用意されていることも。
これでムーアのソロ1曲カットされてるって、もともとこの作品、どんだけムーアの比重高いんだよ、と驚くばかりだが、とにかく、今のままでいい、今の演出が、めちゃくちゃありがたい。
レンと別れたあとの、アリエル@みみちゃんとの場面がいい。
娘に背中を抱かれる父、って、なんなのその萌え構図!!
光射す十字架を見上げ、高いキーで歌い出すまっつの美しさ。
そして、朝の光の中、テーマである「Footloose」を語るムーア。
いちいちレンと目線を合わせ、やわらかい、しあわせそうな顔をするムーアに、萌えまくってますから!!
どうかどうか、博多で演出変更なんかしないでね、ここのキムくんの表情もめーーっちゃ見たいんだけど、キムくんの顔を客席に向けるため、ふたりの見つめあいをなくすのはやめてねーー!!
と、自己中に叫んでおきまっつ。
こんなすごい役をさせてもらえるなんて……こんなすばらしい役を生きる贔屓を見られるなんて、どんだけ幸せなことか。
ありがとう。
いろんなものに、ことに、ひとに、ありがとう。感謝してやまない。
キムくんを中心とした、このすばらしいメンバーで、この作品を観ることが出来た。
心から、うれしいです。
わたしはあちこち鈍いし、アタマも良くない。
だから自分の中に「ナニか」を刻むのに、時間が掛かる。
最近ソレを自覚した。←遅い
つまり、「いい作品だ」と思ったら、四の五の言わずに、観る。通う。
理屈じゃない。
回数観ることで、その作品をわたしの中に刷り込むの。刻みつけるの。
余韻を楽しみたいわ、とか、上書きがもったいないからしばらく観ない、とか、言ってる場合じゃない。
心の細胞に、とにかく刷り込んでおけ。反芻するのはあとからできる。舞台は生もの、消えてしまうもの。
とにかく今、劇場へ行け。
ということで、期待値の低さからチケットぜんぜん持ってなかったのに、初日を観たあとすぐさま考え直し、翌日から早々に梅芸へ通いました。
つっても、時間が取れなくて思うように観られなかったんだけど。
15日間、24公演(休演日・貸し切り除く)中、10日間、12公演観劇。これが時間の許す精一杯だった。……わーん、こんなことならもっと時間作っておいたのに!! 仕事入れなかったのに!!
『ロミジュリ』はムラだけで20回観られたのに……って、公演期間と回数がチガウせいやなあ。くそー、短いわ、『フットルース』。
実際、わたしと同じような人たちは多かったんだろう。
最初演目に期待してなくて、実際に観劇してからチケット買い足した人。
現に、リピーターチケット売り場は人だかり、リピートと当日券でプレゼントしていたキューピーストラップは数が足らず、途中終了。梅芸でチケットを買うともらえるチケット袋もなくなり、途中からふつーの袋になった。
満員御礼、劇場に入れなかった人たちが周囲にあふれて……てな状態ではもちろんなかったんだが(笑)、ノベルティが足りなくなったあたり、企画側の想定より人気を博したんだろう。
日にち限定配布のカラーバンドは余っちゃったみたいだけどな-(笑)、全日程用のノベルティは軒並み不足したわけだし。
実際の舞台の出来で、客足が変わる。なんて正しい姿。
舞台は公演が進むほどアツく練れてゆき、なかでもキムくんの歌声の安定感は半端なく、これだけのクオリティで歌い、演技できる舞台人があと数ヶ月でタカラヅカの舞台を去るなんて、大きな損失だとしか思えない。
千秋楽、この作品と別れることが哀しくて、喪失感半端なかった。
アタマ悪いから、とにかく細胞に刷り込んだわけじゃん? それがなくなる、引き裂かれるってのは、痛いのよ。きついのよ。
別れるのがつらい、失うことが切ない、そんな公演にめぐり会えた……これは、幸福な痛みなのだと思う。
思うけど、今、かなしい。
こだわっていたカラーバンドは、なんやかんやで写真の通り。
わたしが参加できた最後の配布日にて、念願のチェリーピンクを手に入れました。
え、不運がウリのわたしに、欲しいモノを手に入れられる幸運が舞い込んだのかって?
違いますよ、そんなわけない。
相変わらず心底欲しいモノはかすりもせず、それでもあきらめきれず、見知らぬ人たちに声を掛けまくり、交換してもらったの。普段のわたしならそんなこと出来ないけど(小心者)、欲が勝ったのよー、どーしても欲しい!って、恥を捨てたナリ。
交換してくれた人、ありがとう!!
あと、キムくんバンドをくれた水みずさんもありがとー。
おかげでこんなにバンドいっぱい花盛りっすよ。
まっつさんはねえ、公演終盤、自分セレクトのカラーバンドを、していなかったのよ。
黒とピンクが欲しくてじれじれしていたわたしは、さらに複雑なキモチでしたわねー。
まっつとお揃い♪をしたくて、手に入れようとなにかと必死なのに、いざ手に入れても、まっつはしれっと別の色のバンドをしてるかもじゃん?! そんなのショックだわ!!
えー、ムーア牧師はパレードにて、イエローとライム・グリーンのバンドを付けていました、何日も。
キムとコマかよっ?! なによそれ、まっつの愛の在処? みみちゃんでもきんぐでもないのねっ?! キムとコマが好きなのね~~!!
と、自分がまっつを好きで、まっつカラーを身に付けたいもんで、同じ観点で語ってみました(笑)。
実際は、衣装の色に合わせたんだろうなって感じっす。キムくんがお気に入りしていた、あの緞帳みたいな緑と黄色のストールのイメージなんでしょう。
で、せっかく黒とピンクを手に入れたのに、ちっともまっつとお揃いにならなくて、悶々して迎えた千秋楽。
お揃いするために、姑息にキムくんイエローも重ねづけして臨みましたともさ。
そしたらまっつってば。
千秋楽は、何事もなかったかのように、自分カラーに戻してた。
ちょ……っ、イエローを付けたわたしの立場は……っ。
まっつさんには、なんつーかこう、華麗にかわされてばっかしです。
牛になった気分っすよ、んでもってまっつはマタドール。
わたしががるがる突進しても、まっつはしれーっとかわしちゃうのなー。
なんかもう、ますますまっつが好きで、キムくんが好きで、雪組が好きになった公演でした。
終わってしまったことが、さみしい。