『フットルース』の覚え書き、いろいろ駆け足で。

 不良グループはなんか女の子に夢中で、男の子をあまり見れてないのが自分的課題。次こそは……っ。
 真地くんが髪型いまいちな気がする……つか彼、いかにも男役なクラシカルな風情の方がハンサムな気がする。

 まなはるはとってもまなはる……っていうか、アテ書きなんだろうな。ホットな三枚目。お調子者。
 このまなはるを、まっつが無表情にまたぐのが、ツボ。

 牧師様の温度の差が、たまらんなあ……。

 ふつーの子たちの中では、やっぱわたしは翼くんを眺めてしまう。
 あの爆発したよーな髪型ゆえ、小さな顔がさらに小さくなっているよーな(笑)。ときどき、るなくんとまざる……似てる?

 ふつーの子は、ウィラードたち、ラスティたちと一緒に登場するので、後ろまで見られないんだよなあ。

 あのクラスはどうなっているのか、座席はふつーの子たちの分しかないんだよね。でも途中から不良組も教室に合流、レオひーことか、ふつーに座席坐ってるしなー。
 レオくんがほんとにガム噛んでるのが、またクールでかっこいいっす。

 校長@杏奈ちゃんと副校長@がおりは、ステキなコントラスト。
 杏奈ちゃんも、こーゆー役だと似合うなあ。台詞も浮かない。

 「誰かが見てる」のナンバーはすごく好き。
 曲も、歌っている学生たちの振付も。
 すごい勢いでドラマが展開するし。

 そしてエセル@ヒメの突然の独唱がすごい。ここで彼女が歌い出すと思ってないから、初見ではびびった。
 ヒメのソロを背中に聴きつつ、学生たちの元へ戻るレン@キムの表情がかっこいい。彼はああいう、「黒でも白でもない」微妙な表情がうまいと思う。どう受け取るか、観客次第というか。

 ところでヴァイ@きゃびいの演技は、あれでいいのだろうか。
 演技っちゅーか、キャラ設定?
 年齢、上げすぎじゃないか?

 5年前に高校生だった息子がいたんだから、40代半ばくらいの設定?
 あまりにも年配というか、老婆のような声と話し方に違和感。
 もっと若く作ってもいいのに……何故。

 牧師の妻として、落ち着いた感じにしようとしたら、ああなっちゃったのかなあ?
 ムーアさんとのラストシーン大好きなんだけど、彼女の年齢設定はずーっと疑問だ。
 親子や夫婦の会話も、もっとふつうに喋っていいのに、すごく作った声音で話すのが気になる。

 バーガー店の女主人ベティ@みとさん……まさかの、ローラースケート。えっと、みとさんいくつだ……それでローラースケートって……こ、転ばないでね、ケガしないでね!!
 彼女の存在感とキャラ立ちっぷりに、ほっとする。こういう大人がいてくれるのは、ほんとにありがたい。
 みとさんの歌声も好きなので、ソロが少しでもあったらうれしかったのになー。

 アリエル@みみちゃんが、成績優秀な不良少女、ってのがいいよなあ。
 「この本を読めば良かった」と思わせるような感想文を書く女の子。きっと理路整然と頭のいい論文を書くんだろう。
 ラスティ@あゆっちとウェンディ=ジョー@えーちゃんはアホの子設定かあ。単語も文章もろくに読めないのなー……アメリカの「ふつーの子」ってそんな感じなんだろうか。や、彼女たちは勉強できない子設定なんだろうけど、日本の高校生であのレベルまで文字や文章読めないってのはナイよなーと。

 この美少女3人組、ラスティは太めのかわいこちゃん、ユーリーン@さらさはお嬢様風、ウェンディ=ジョーはファニーな感じで、それぞれ見た目もキャラ立っててかわいい。現実世界でなら、あんだけファッションのセンスがかけ離れた女の子は同じグループにはならないけどな(笑)。

 女の子たちの歌う「HERO」がかわいいし、かっこいい。
 女の子がかわいいのがいいよなー、ああ雪娘ってば!

 で、騎士姿の男子たちが登場するくだりは、初日はアタマ抱えた(笑)。だってその、あまりにアホアホな演出で……。
 が、翌日からはノリノリ、なくてはならない、大好きな場面に!(笑)
 だってみんなステキなんだもん。
 とくにキムくん! すげー大人でクールなの。レンじゃないの。アリエルの脳内王子さま(笑)なの。

 最初はもっとクールだったイメージなんだが、だんだんキムくん、笑う回数が増えてきたような……。ここは非人間的なキャラでお願いしますよ、笑顔はレンで十分です!(笑)

 他の男の子たちも、それぞれキャラクタがあっていいのだわ。
 名前はなくても通し役でずっと舞台にいるって、ほんと役者を成長させるよね。

 ノリノリでロリポップをマイク代わりに熱唱するラスティと、それに抗議する蒼井さんが、ツボ。なにやってるの、キミたち、かわいいぞっ!

 チャック@きんぐは難しい役というか。
 オープニングのセンターを見たときは興奮したけど、この役、実はあんまりおいしくないというか……辛抱役なんだなあ。
 アメリカ映画に出てくる、どーしよーもない悪役。観客が理屈抜きで軽蔑し、憎める造形になっている。タカラヅカではこういう役、難しい……。
 だってタカラヅカは悪役だろうがなんだろうが、みんなタカラジェンヌが演じていて、軽蔑とか嫌悪とかする対象にはならないんだもの。
 きんぐ自身、チャックを「嫌われ者という、記号」とは思っていない様子だし。アリエルを本気で愛してるとか、真面目に役作りしてるよなあ。

 それが、据わり悪い。
 役割は記号なのに、人間だから。きんくだけじゃない、ジェンヌたちはチャックも人間として表現しているから。

 まなはるやレオくんも、チャックとは別に厚い友情では結ばれていなかったようで、簡単に縁が切れてしまうしね。
 それはチャックが記号だから許されることで、人間味あふれるキャラクタだと、周囲の人たちが人でなしになってしまうっすよ……。

 や、いちおー、チャックがひどいヤツだから、不良仲間たちも彼を見放した、という流れは作ってある。
 チャックがラスティたちを「メス犬」呼ばわりしたとき、あゆみちゃんとかマジにムカっとしてるし。同じ女の子として、そーゆー言い方はヤだよなあ。
 まなはるも、アリエルがチャックに殴られたとき、マジに心配してるし。女の子に暴力振るうとかありえない!って思ってる子なんだろうな。

 ところで、チャック@きんぐに「バカにしなくても、もともとバカ」とか、ラスティ@あゆっちに「食べ過ぎだよラスティ」とか、アテ書きが容赦なさ過ぎですけど小柳たん……。
 や、きんぐはきんぐだからかわいいし、あゆっちもあゆっちだからかわいいわけですが!

 続く。

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