博多座『フットルース』初日おめでとう。
 遠く大阪の空の下から、思いを馳せてまっつ。

 なんかいろいろありすぎて、梅芸のボーモント学園に通っていたことが、遠い昔のように思えるよ。
 大好き過ぎる『フットルース』、ずっとずっとあの世界に浸っていたい……。

 とはいえ、時は止まってはくれなくて。
 来年のスケジュールだーのラインアップだーのが発表になっているわけで。

 まっつ、まさかのドラマシティ主演。
2012/7/31

2013年 公演ラインアップ【シアター・ドラマシティ、東京特別】<1月・宙組『逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース』><2月・雪組『ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌』>


7月31日(火)、2013年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、シアター・ドラマシティ、東京特別公演の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。
(中略)

雪組
■主演・・・未涼亜希


◆シアター・ドラマシティ:2013年2月9日(土)~2月17日(日)
一般前売:2012年12月9日(日)
座席料金:全席6,500円(税込)
◆日本青年館:2013年2月22日(金)~2月27日(水)
一般前売:2013年1月20日(日)
座席料金:S席6,500円、A席5,000円(税込)

『ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌』

原作/手塚治虫
作・演出/正塚晴彦

無免許ながら神技の腕を持つ医師ブラック・ジャック。言わずと知れた手塚作品の傑作のひとつです。宝塚歌劇では1994年に安寿ミラ主演で『ブラック・ジャック 危険な賭け』を上演いたしましたが、このたび「ブラック・ジャック」週刊少年チャンピオン連載40周年を記念し、新たなストーリーで上演します。

 まっつで、ブラック・ジャック!!

 劇団ナニ考えてんの? そのチョイスの仕方がファン寄りで、びびる。ファンのニーズなんかまったく顧みないのが劇団様なのに。

 ファンっつっても、ディープなとこではなく、ライト層の感覚だけど。
 言うならば、ネタ系? 「らんとむで『ファントム』! ウケる~~!」みたいなノリ?

 というのも、まつださんの代表作のひとつが、ブラック・ジャックの影@『TCA2003』ですから!!

 久しぶりにニコ動の「花の十年」見に行ったら、すでに「まっつBJ主演おめ!」コメントがあった(笑)。何回見ても笑えるわ-、あの壮大なコント……。

 や、BJの影がまっつの代表作なのは、『Brilliant Dreams#45「未涼亜希」~stage~』で言及されてますから! 公認ですから!

 動画サイト視聴を含む、ライトなヅカファン層にネタとして愛でられてきたと思うんですよ、まっつでBJ見たいよね!なんて意見は。

 まさかほんとにやるとは……。


 いろんな意味で、ありえなくてありがたくて、うれしいです。

 まず、まっつの主演。
 まっつの学年や立ち位置的に、今年の『インフィニティ』が最初で最後の主演かと思っていた。ディナーショーは今後あるかもしれないけど、ちゃんとした「公演」は無理かもなって。

 『インフィニティ』はわたしにとっては素晴らしい公演で、大満足!だけど、ショー公演だったので、芝居を見てみたかった、という気持ちは残った。
 もし次があるなら、ぜひ芝居で……。

 そう思っていたから、再びの主演、しかも芝居ってのが、うれしくてたまらない。


 もしも、まっつ主演バウを見られるのなら。
 昔から、夢だけは描いていた。もしもバウができるなら、演出家は正塚せんせ希望。

 バウでショーやるなんて思ってもみないから、あたりまえに芝居で夢想していた、花組時代。
 まず、まっつの魅力を理解し、まっつのことを高評価してくれる先生がいい。
 対外的に名作でも、適性無視で主演への愛のない作品押しつけられたら、残念すぎる。他の超路線の人とちがって主演機会なんて二度とないんだから、取り返しがつかない、と。

 演出家も人間だから、役者との相性がある。
 ヅカの演出家はサラリーマンだから、会社の考え方に逆らわずに配役やストーリーを決めているだろうけど、その隙間にある「演出家としてのフリースペース」で、好みの役者に好みの役を付ける。
 その意味で、まっつを高評価して、ポジションのわりにいい役をくれるのが、マサツカとイケコ。

 で、このふたりの演出家なら、マサツカがいい。

 大劇場で派手でスペクタクルなミュージカルをやるならイケコ支持だけど、バウでみっちり芝居するなら、断然ハリー。小池せんせのバウ・DC作品は地雷多すぎだ(笑)。

 てなわけで、もともとマサツカ作品希望だった。

 その上、『インフィニティ』にて往年のマサツカ作品をカバーするまっつを見て、彼が正塚役者であることを再認識。
 正塚芝居するまっつが見てぇ……!!


 ただの夢想、ありえるかどうかは置いておいて。
 それがまさか、実現するとは……!!


 正塚作品で、まっつ主演見たいモノを、つらつら考えることはあっても、正直そこに『ブラック・ジャック』はなかった。

 だって、大劇場作品だもん。
 小劇場作品しか、ネタとしても考えたことなかったよ。

 しかし、実際「まっつでBJ」と考えると、よくぞあててくれた!!と震撼する。
 すげー似合ってるじゃん?
 ビジュアルが合うのは「BJの影」役で実証済みだし。
 初演のヤンさんは小柄で華奢な人だし、まっつのあこがれの人だし。

 まっつのあのシャープで端正な顔に傷を付けるのかと思うと、……た、たぎる……っ。

 しかもまっつは、白衣を着せたらヅカNo.1って人ですよ? 今まで医者役網羅している人ですよ?

 これ以上ない、すばらしい再演チョイスだわ!!
 あの名曲「かわらぬ想い」をまっつが歌うのかと思うと、それだけで泣けてくるわ。

 と、「再演! 再演! BJ! BJの影は誰やるの、ミキさんの役は誰かしら」と盛り上がり……。

 解説を、ちゃんと読んで、さらにびっくり。

 再演ぢゃ、ない……っ!!

 そーいやサブタイトルも違ってるわ、まさかの新作?!

 …………大丈夫?

 いやその、正塚せんせー最近えっと、いろいろと、作品クオリティが……ゲフンゲフン。

 新作かあ。まさか、まっつが新作書き下ろしてもらえるとは、夢にも思ってなかったからなああ。
 頼みますよ正塚せんせ。まっつの男役芸を遺憾なく発揮できる、渋い物語でキメてやってくださいまし。

 10年の時を経て、影が、本物になったわけだ……。

 正塚芝居まっつはマジで本望なんだが、BJ役もうれしすぎるんだが、唯一の心残りは、またしても、恋愛するまっつは見られないってことですわ……。
 『インフィニティ』もショーだったからラヴストーリーってわけにはいかんかったんだよなあ。
 芝居作品なら、ここがタカラヅカである以上、恋愛もラブシーンも見られると思うのに。芝居が回ってきても、無理なんだ。
 ははは。
 まっつって……(笑)。


 来年はバウが改装かなんかで使えないんすかね。それでDCが回ってきたのか。
 DCてことは、きっと梅芸さんがいっぱいイベントやってくれるよね? ノベルティ配布とか、トークショーとか。
 それを期待しまっつ!!


 ありがたいです。うれしいです。
 …………びんぼーです。
 

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