『Bow Singing Workshop~花~』のだらだら感想の続きっす。


 2幕頭は『EXCITER!!』。花組といえばコレ! という曲。
 泉くんがキザりまくってるの見て微笑ましかった(笑)。花男だなあ。

 あれんくんは2幕でようやくソロ。うまいけど……1幕目と両方英語の歌なのが残念。得意なことしかしたくないのか……その歌をどんだけうまく歌えても、タカラヅカでの力にはならないよぉ。
 きれいで歌える人なんだから、ここは「タカラヅカ!!」力を示して欲しかったな。

 とわくん、2曲目は外部曲。うんうん、1曲がコテコテのヅカソングで、もう1曲が実力勝負の外部曲、てのはバランスいい選曲だよねー、こういう選曲は好き。
 茶目っ気たっぷり、こっちの歌の方があってる。……ヅカソングはほんと、歌唱力だけでは歌えないんだよなあ。

 1幕で英語曲だった萌香ちゃん、今度はちゃんと日本語の歌、好感度アップ。『皇帝と魔女』って作品知らないけれど、歌は耳おぼえある。いかにもなヅカな曲調と歌詞(笑)。

 かずまくんとみおんちゃん、『ハードボイルド エッグ』の歌。
 ふたりともかわいいー。かずまくん、デュエットの方がいい声だな。
 『ハードボイルド エッグ』は観てません……震災で公演中止になったから、物理的に観られなかったのなー。その後、テレビ放送を録画して見ようとしたけど……わたし、テレビで舞台見るの向いてないみたいで、途中で脱落したんだ。内容がちっとも頭に入らなくて。
 だから曲とかなんもわかんないなあ。
 舞台作品は生観劇に限る、と再確認した若き頃の思い出。

 更紗さん、歌バウ定番曲のひとつ、「命をあげよう」。
 定番と思うくらい、ほんっとによく聴くし、いろんな人が歌ってるのを聴いてきたと思うけど、そのなかでもダントツに「きれい」な歌声だった。
 その、とても軽くきれいなさらりとした歌声で。せせらぎとか小鳥のさえずりとか、そんなイメージ。
 この曲をそんな風に歌う人はあまりいなかった印象。重みとか濁りがあって当たり前の曲だと思っていたので、ハッピーソング的なきれいさにちょっとびっくり。
 たんに、わたしの好みじゃないってことかなあ? ただきれいに歌うのではなく、物語が欲しかったかな。

 糸月さんと泉くんのデュエット、「輝く未来」。この曲、なんかもうヅカ曲かってくらい、ヅカでよく聴いているような。
 糸月さんの声で、泉くんの声が聞こえなくなっちゃうのが残念っす……。

 『ファントム』を歌うえみちゃんさすが。堂々たる。今度はヅカの歌うれしい。やっぱ2曲のうち1曲はヅカソングがいいっす。

 ひらめちゃんは『眠らない男・ナポレオン』のヒロインソング。難しい曲なんだなあ、としみじみ。本公・新公共に歌い切れていたか疑問、そしてこうして歌バウで聴いても、大変だなという印象。

 マイティーに「THE ROSE」を歌われると混乱する。や、だって、ケロの顔でトウコの歌を、っていうかええっと(笑)。
 どきどき。

 花組歌バウびどい、と思うのは、カレー、マイティーと「スター!!」とぶちかましたあと、びっく・和海と「本物!!」と止めを刺しに来るところだな。
 えげつないわー。
 4組目にしてはじめて、公演大トリがガチの歌ウマさんで締められましたよ!
 純粋に、歌の実力で圧巻して、フィナーレになった。
 おおおっ。
 盛り上がりすごい。


 「タカラヅカ」を観た!という満足感と、「歌ウマさんのコンサート」に来た!という満足感、両方を味わえる公演だったと思う。
 1幕トリのスターさんは歌ヘタでも良いから「これぞタカラヅカ!!」なスター力、2幕ソロ歌ラストを締める公演長は「これぞ別格歌ウマ!!」な歌唱力が欲しい。
 と、思いました。そうするときれいにまとまるんだなと。

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