曲ごとの感想メモ・その3。@Bow Singing Workshop~雪~
2016年8月19日 タカラヅカ 『Bow Singing Workshop~雪~』初日の感想だらだら語り、その3。これで最後。
2幕の「恋の笹舟」デュエットのあがたくんとせりなちゃんに、ほっと胸をなで下ろす。
よかった、あがたくん大丈夫だ。……と思うくらい、1幕の自爆っぷりが印象きつすぎて(笑)。
てゆーかあがたくん、若いのにやっぱ持ち味昭和だよね。海外ミュージカルより、ド昭和なヅカソングの方がハマると思う。
しかも植爺曲とかイケるクチではなかろうか。コブシ回しながらフェルゼンの曲とか歌って欲しいかも。
「聞かせてよ愛の言葉を」、ひまりちゃんは印象が1幕と変わらず。歌苦手なのかな。今この場で表現出来ることが少なすぎる。
すわっちはいいなあ。「Blues Requiem」ですよ……。
わたし、歌バウでこの曲を選ぶ人は好き。「花吹雪 恋吹雪」と「Blues Requiem」は、歌バウで勝ちに行くための曲だと思ってる(笑)。
「タカラヅカ」としての求心力の高い曲で、テクニック的にはそれほど難しい曲じゃない、という点でコスパ良好。歌唱力に自信ナイ場合は勢いで持って行く「花恋吹雪」、自信あるならしっとり歌い上げる「Blues Requiem」で。
派手な芸風のイメージがあるすわっちが、しっとり「Blues Requiem」を歌い上げるのは意外だった。明るい持ち味の奥に、陰影深い物を秘めていそうだ。
くらっちの「Amazing Grace」が美しくてな……!
染み入るわー。
じーんとしたあとで、りあん、まのみやの美形コンビが元気いっぱい「JUMP!」を歌ってくれて、なんかすげーほっこりした。
いいなあ、このふたり!
『レミゼ』から「オン・マイ・オウン」、みちるちゃん。
……ほんとに歌苦手なんやな……。
歌バウの定番曲で、過去に何人もの別格歌ウマさんたちが歌ってきた、その記憶もあるもんだから、なんというか、うーむ。
みちるちゃんはいわゆる「往年の路線娘役ポジ」で、「音痴ではない」「かわいいからOK」という位置づけでいくのかなと。
ただ、近年はタカラヅカ自体が歌唱力重視になっているので、「かわいいからOK」がどこまで通用するのかはわからない。もっとうまくなってくれたらいいのになあ……。
ひとこの2曲目は、「青い星の上で」。
のびのびした、さわやかな歌声。
すごく、ひとこっぽい。
彼の笑顔のような歌声だ。
わたし、ひとこっていつも笑っているような印象がある。目が線になっていて、ハンサムなんだかファニーなんだか、判断に困るようなくしゃっとした笑い顔。オサ様を思い出すような。や、わたし重度のオサファンです、今もオサ様の笑顔は鮮明に思い出せる。
そのさわやかペパーミント、輝度と風通しの良さそうな笑顔まんまの、歌声だと思った。
声に深みがあればいいのになあ、と思うくらいにすーっと空気に溶けていく。
このすがすがしさはひとこの魅力だろう。雪組っぽくはないけれど、彼に濁や深という要素が加われば、さらに化けるんだろうなと思う。
ゆきのちゃんの2曲目「あなたを見つめると」の違和感のなさ。「きれいなお姉さん」であるゆきのちゃんは、マルグリットが似合うんだな。
そして、ヅカソングの方がハマるあたり、タカラジェンヌだー!と思う。
たっちーの声が好きなので、彼が歌う「ひとかけらの勇気」はうれしい。
でも歌ウマたっちーをもってしても、「ひとかけらの勇気」に物足りなさを感じるのは、この曲にはスター性も必要ってことなのかなあ。
つばさくんの2曲目は、ほんとこの子雪組っこなんやなと。
「足跡のない道」……ゆみこの声を思い出す。
重ねてきた男役人生をのせて歌う、レオ様の「This is The Moment」が重く響く。はなたれ小僧には歌えない、10年近い道程あってこその歌声だ。
初日だからだろうか、レオ様の緊張が半端なくて。
なんかすげーキリキリと絞りきった弦のようだ。
ガチガチではなくて、キリキリ。
締めた弦はよく響いている。だけどその緩みのなさ、遊びのなさに、こちらも自然と息を詰めてしまう。
なまじ、レオ様は歌ヘタ、ていう刷り込みがあるし、なのに十分歌えている現状に「最後までもってくれ……!」というアスリートを見守る祈りのようなものがあるし。
破綻なく歌い切った瞬間の、レオ様の笑顔。
どんだけ緊張してたんだこの人!
はじけるような笑顔に、こっちの胸が熱くなる。ああもう、好きだーー!
長として、見事に役目を果たしたね、面目躍如だね。
ラストの「スイート・タイフーン」、なつかしの雪組曲。この曲聴くと思い出すよ、カリさんたち男役も全員かわいい小鳥さんになって踊りまくってた姿。
風を起こせ、スイート・タイフーン。
えーと、ぶっちゃけ歌唱力的にけっこうヤバめな人が多かった印象の歌バウでした。
や、「歌唱力向上」がテーマなので、うまい人だけ出演するわけじゃないのは知ってる。他組だって微妙な人も出ている。
でも他組では微妙さんは路線スターで、それ以外の人はみんな歌ウマを揃えてきたような。
雪組は、路線でなくても微妙な人たちがいる……てゆーか明かな路線スターひとこしか出てないじゃん、っていうね……。
わたしは組ファンだからなんでも楽しかったけど、純粋にコンサートとした場合、どうだったんだろ、コレ……。
ちょっと不安(笑)。
2幕の「恋の笹舟」デュエットのあがたくんとせりなちゃんに、ほっと胸をなで下ろす。
よかった、あがたくん大丈夫だ。……と思うくらい、1幕の自爆っぷりが印象きつすぎて(笑)。
てゆーかあがたくん、若いのにやっぱ持ち味昭和だよね。海外ミュージカルより、ド昭和なヅカソングの方がハマると思う。
しかも植爺曲とかイケるクチではなかろうか。コブシ回しながらフェルゼンの曲とか歌って欲しいかも。
「聞かせてよ愛の言葉を」、ひまりちゃんは印象が1幕と変わらず。歌苦手なのかな。今この場で表現出来ることが少なすぎる。
すわっちはいいなあ。「Blues Requiem」ですよ……。
わたし、歌バウでこの曲を選ぶ人は好き。「花吹雪 恋吹雪」と「Blues Requiem」は、歌バウで勝ちに行くための曲だと思ってる(笑)。
「タカラヅカ」としての求心力の高い曲で、テクニック的にはそれほど難しい曲じゃない、という点でコスパ良好。歌唱力に自信ナイ場合は勢いで持って行く「花恋吹雪」、自信あるならしっとり歌い上げる「Blues Requiem」で。
派手な芸風のイメージがあるすわっちが、しっとり「Blues Requiem」を歌い上げるのは意外だった。明るい持ち味の奥に、陰影深い物を秘めていそうだ。
くらっちの「Amazing Grace」が美しくてな……!
染み入るわー。
じーんとしたあとで、りあん、まのみやの美形コンビが元気いっぱい「JUMP!」を歌ってくれて、なんかすげーほっこりした。
いいなあ、このふたり!
『レミゼ』から「オン・マイ・オウン」、みちるちゃん。
……ほんとに歌苦手なんやな……。
歌バウの定番曲で、過去に何人もの別格歌ウマさんたちが歌ってきた、その記憶もあるもんだから、なんというか、うーむ。
みちるちゃんはいわゆる「往年の路線娘役ポジ」で、「音痴ではない」「かわいいからOK」という位置づけでいくのかなと。
ただ、近年はタカラヅカ自体が歌唱力重視になっているので、「かわいいからOK」がどこまで通用するのかはわからない。もっとうまくなってくれたらいいのになあ……。
ひとこの2曲目は、「青い星の上で」。
のびのびした、さわやかな歌声。
すごく、ひとこっぽい。
彼の笑顔のような歌声だ。
わたし、ひとこっていつも笑っているような印象がある。目が線になっていて、ハンサムなんだかファニーなんだか、判断に困るようなくしゃっとした笑い顔。オサ様を思い出すような。や、わたし重度のオサファンです、今もオサ様の笑顔は鮮明に思い出せる。
そのさわやかペパーミント、輝度と風通しの良さそうな笑顔まんまの、歌声だと思った。
声に深みがあればいいのになあ、と思うくらいにすーっと空気に溶けていく。
このすがすがしさはひとこの魅力だろう。雪組っぽくはないけれど、彼に濁や深という要素が加われば、さらに化けるんだろうなと思う。
ゆきのちゃんの2曲目「あなたを見つめると」の違和感のなさ。「きれいなお姉さん」であるゆきのちゃんは、マルグリットが似合うんだな。
そして、ヅカソングの方がハマるあたり、タカラジェンヌだー!と思う。
たっちーの声が好きなので、彼が歌う「ひとかけらの勇気」はうれしい。
でも歌ウマたっちーをもってしても、「ひとかけらの勇気」に物足りなさを感じるのは、この曲にはスター性も必要ってことなのかなあ。
つばさくんの2曲目は、ほんとこの子雪組っこなんやなと。
「足跡のない道」……ゆみこの声を思い出す。
重ねてきた男役人生をのせて歌う、レオ様の「This is The Moment」が重く響く。はなたれ小僧には歌えない、10年近い道程あってこその歌声だ。
初日だからだろうか、レオ様の緊張が半端なくて。
なんかすげーキリキリと絞りきった弦のようだ。
ガチガチではなくて、キリキリ。
締めた弦はよく響いている。だけどその緩みのなさ、遊びのなさに、こちらも自然と息を詰めてしまう。
なまじ、レオ様は歌ヘタ、ていう刷り込みがあるし、なのに十分歌えている現状に「最後までもってくれ……!」というアスリートを見守る祈りのようなものがあるし。
破綻なく歌い切った瞬間の、レオ様の笑顔。
どんだけ緊張してたんだこの人!
はじけるような笑顔に、こっちの胸が熱くなる。ああもう、好きだーー!
長として、見事に役目を果たしたね、面目躍如だね。
ラストの「スイート・タイフーン」、なつかしの雪組曲。この曲聴くと思い出すよ、カリさんたち男役も全員かわいい小鳥さんになって踊りまくってた姿。
風を起こせ、スイート・タイフーン。
えーと、ぶっちゃけ歌唱力的にけっこうヤバめな人が多かった印象の歌バウでした。
や、「歌唱力向上」がテーマなので、うまい人だけ出演するわけじゃないのは知ってる。他組だって微妙な人も出ている。
でも他組では微妙さんは路線スターで、それ以外の人はみんな歌ウマを揃えてきたような。
雪組は、路線でなくても微妙な人たちがいる……てゆーか明かな路線スターひとこしか出てないじゃん、っていうね……。
わたしは組ファンだからなんでも楽しかったけど、純粋にコンサートとした場合、どうだったんだろ、コレ……。
ちょっと不安(笑)。