美醜判定は好みがもっとも大きく作用するものですから。@エリザベート
2016年8月30日 タカラヅカ なんだか不思議な気がした。
好みの顔の人が、フランツをやっている。
宙組『エリザベート』。
マカゼ氏が皇帝フランツをやっている、ということに慣れない。
初演からずーっと『エリザベート』本公演はコンプリートしてきているが、顔が好みのフランツってはじめてなんじゃ……? 純粋に、心の底から「若くてハンサムな皇帝」という台詞を実感込めて納得出来るのって、はじめてなんじゃあ……?
や、フランツは作品2番手格の役なので、演じる人はみな美形スターさんばかりですが、そのなかにもどうしても好みにより美形に思う・思わないがあって……。
えーと、歴代フランツはタカネ・ノル・たかこ・樹里・ガイチ・ゆみこ・きりやん・みちこ? 今そらでぱっと思いつくまま書いたけど、抜けはないかな?
このなかではいちばん、たかこのことが好きだったけど、フランツやってたときのたかちゃんってば、たかこ史上最大に太っていた、よね? 顔がまるまるぱんぱんで、下級生時代から眺めていた者から見ても、びびるレベルだった。
マリコさんが「さきちゃん史上最大の太さ」とガチファンから認定されていたのもトートをやったときだったし、『エリザベート』を歌うためには太らなければならないんだ、と納得したおぼえがある。
つまり、たかこは好きだったけど、フランツのときは好みの顔ではなかった。
こんだけ再演を重ねて、はじめて、好みの顔がフランツやってる……なんか不思議……なまじヲタ歴長いから、フランツはビジュアル不問的なイメージ持っちゃってて……や、どうせ半分ヒゲオヤジだし……。
てゆーかフランツっていい役だな。
今ごろ。
今ごろ言うのか。
初演を観たとき、わたしは断然ルキーニ派で、フランツのことはまったくいいと思ってませんでした。こんな役が2番手役だなんて可哀想、てな風に思ってました。
それが、前回の花組『エリザベート』から、ルキーニよりフランツの方が良くね? と思うようになり……今回駄目押しで、「フランツいい役!」と思いました。
や、初演雪組『エリザベート』公演終了後すぐに発売されたビデオを見て、「フランツっていい役じゃん!」とは思った。舞台ではわかんなかったけど、映像ではフランツはちゃんとアップになるから、どういう役なのかわかる。
初演終了後からちゃんと、理解してはいたの、フランツという役。わたしの好みからいって、絶対この役好きだぞと。
ただ、実際の舞台では、他にもっと観たい部分が多すぎて、フランツを観る余裕がないというか、あんまり気にならないから絶賛放置中というか……そういう扱いだった、わたしにとってのフランツ。
でも。
顔が好みだと、観てしまう。
美しいから、眺めてしまう。
うわ、舞台のフランツこんなに観るの、はじめてかも。
マカゼフランツは美丈夫だ。
ハンサムなだけではなく、強そうでもある。なのに、シシィ@みりおんに振り回されちゃうんだ。「仕方ないんだ」とか「開けておくれ」とか言っちゃうんだ。
みりおんシシィがまた、一筋縄ではいかない感じでさ。気が強くて言うことを聞かない、とかじゃなくて、理論武装して正論でねじ伏せてくる系だから、フランツたじたじ。
やだなにソレかわいい。
フランツがでかくて強そうで、シシィが細くて折れそうな現実感を持っているところがいいの。
フランツは大きさと同時に、鈍重さもある。自分の大きさが小さな相手を傷つけるのではないかというとまどいがある……ように思えるところが。
大きさや強さに任せて、征服しよう食らいつくそう、という意識がまったく感じられない、むしろ及び腰になっている感じがいじらしい。
シシィに対してはすごく慎重で下手に出ているのに、それ以外にはけっこう強いというか、冷酷な感じなのもまたいいよね。
あっきールドルフが必要以上におどおどしているのもまた良くて(笑)、フランツあんた、シシィにはメロメロあまあまで、息子には一徹父ちゃん系なのか、なんだそれ萌える。
最終答弁でのトート@まぁ様への態度といい、基本資質はドSなのかも。シシィにだけ弱い。
外側に向ける顔と、愛する妻にだけ見せる顔がチガウ……イイヨイイヨ、ソレすっげーイイよ!
みりおんがカリスマ性のある特別な存在ではなく、学級委員的なリアルな女の子なのがまたいいのよ。
こんなふつうの女の子に惚れて、最上級の男が背中を丸めているのがロマンなのよ。
英雄が女神と恋に落ちるんじゃ、ただの英雄譚でしかない。少女マンガなら、ヒロインはふつうの女の子よ。
ということで、マカゼフランツがとても楽しいです。
歌は、歴代フランツ最低レベルだと思うけど、びびるくらいマカゼ比でうまくなってるし、これだけ美しければアリだと思っている。
実力とビジュアルのバランス大事、美形ならとりあえず出来ているとかヘタじゃない、あたりでもOK!(どんなに美形でも、作品壊すくらいへたっぴだとわたしは付いて行けなくなる……どんなに神実力でも突き抜けて不細工な路線スターは、やっぱり「チガウ」と思う……ので、バランス大事)
しかしマカゼさん、マジ歌うまくなってる……星組時代はなんだったんだ。『Étoile de TAKARAZUKA』新公とか伝説レベルなのに……。
好みの顔の人が、フランツをやっている。
宙組『エリザベート』。
マカゼ氏が皇帝フランツをやっている、ということに慣れない。
初演からずーっと『エリザベート』本公演はコンプリートしてきているが、顔が好みのフランツってはじめてなんじゃ……? 純粋に、心の底から「若くてハンサムな皇帝」という台詞を実感込めて納得出来るのって、はじめてなんじゃあ……?
や、フランツは作品2番手格の役なので、演じる人はみな美形スターさんばかりですが、そのなかにもどうしても好みにより美形に思う・思わないがあって……。
えーと、歴代フランツはタカネ・ノル・たかこ・樹里・ガイチ・ゆみこ・きりやん・みちこ? 今そらでぱっと思いつくまま書いたけど、抜けはないかな?
このなかではいちばん、たかこのことが好きだったけど、フランツやってたときのたかちゃんってば、たかこ史上最大に太っていた、よね? 顔がまるまるぱんぱんで、下級生時代から眺めていた者から見ても、びびるレベルだった。
マリコさんが「さきちゃん史上最大の太さ」とガチファンから認定されていたのもトートをやったときだったし、『エリザベート』を歌うためには太らなければならないんだ、と納得したおぼえがある。
つまり、たかこは好きだったけど、フランツのときは好みの顔ではなかった。
こんだけ再演を重ねて、はじめて、好みの顔がフランツやってる……なんか不思議……なまじヲタ歴長いから、フランツはビジュアル不問的なイメージ持っちゃってて……や、どうせ半分ヒゲオヤジだし……。
てゆーかフランツっていい役だな。
今ごろ。
今ごろ言うのか。
初演を観たとき、わたしは断然ルキーニ派で、フランツのことはまったくいいと思ってませんでした。こんな役が2番手役だなんて可哀想、てな風に思ってました。
それが、前回の花組『エリザベート』から、ルキーニよりフランツの方が良くね? と思うようになり……今回駄目押しで、「フランツいい役!」と思いました。
や、初演雪組『エリザベート』公演終了後すぐに発売されたビデオを見て、「フランツっていい役じゃん!」とは思った。舞台ではわかんなかったけど、映像ではフランツはちゃんとアップになるから、どういう役なのかわかる。
初演終了後からちゃんと、理解してはいたの、フランツという役。わたしの好みからいって、絶対この役好きだぞと。
ただ、実際の舞台では、他にもっと観たい部分が多すぎて、フランツを観る余裕がないというか、あんまり気にならないから絶賛放置中というか……そういう扱いだった、わたしにとってのフランツ。
でも。
顔が好みだと、観てしまう。
美しいから、眺めてしまう。
うわ、舞台のフランツこんなに観るの、はじめてかも。
マカゼフランツは美丈夫だ。
ハンサムなだけではなく、強そうでもある。なのに、シシィ@みりおんに振り回されちゃうんだ。「仕方ないんだ」とか「開けておくれ」とか言っちゃうんだ。
みりおんシシィがまた、一筋縄ではいかない感じでさ。気が強くて言うことを聞かない、とかじゃなくて、理論武装して正論でねじ伏せてくる系だから、フランツたじたじ。
やだなにソレかわいい。
フランツがでかくて強そうで、シシィが細くて折れそうな現実感を持っているところがいいの。
フランツは大きさと同時に、鈍重さもある。自分の大きさが小さな相手を傷つけるのではないかというとまどいがある……ように思えるところが。
大きさや強さに任せて、征服しよう食らいつくそう、という意識がまったく感じられない、むしろ及び腰になっている感じがいじらしい。
シシィに対してはすごく慎重で下手に出ているのに、それ以外にはけっこう強いというか、冷酷な感じなのもまたいいよね。
あっきールドルフが必要以上におどおどしているのもまた良くて(笑)、フランツあんた、シシィにはメロメロあまあまで、息子には一徹父ちゃん系なのか、なんだそれ萌える。
最終答弁でのトート@まぁ様への態度といい、基本資質はドSなのかも。シシィにだけ弱い。
外側に向ける顔と、愛する妻にだけ見せる顔がチガウ……イイヨイイヨ、ソレすっげーイイよ!
みりおんがカリスマ性のある特別な存在ではなく、学級委員的なリアルな女の子なのがまたいいのよ。
こんなふつうの女の子に惚れて、最上級の男が背中を丸めているのがロマンなのよ。
英雄が女神と恋に落ちるんじゃ、ただの英雄譚でしかない。少女マンガなら、ヒロインはふつうの女の子よ。
ということで、マカゼフランツがとても楽しいです。
歌は、歴代フランツ最低レベルだと思うけど、びびるくらいマカゼ比でうまくなってるし、これだけ美しければアリだと思っている。
実力とビジュアルのバランス大事、美形ならとりあえず出来ているとかヘタじゃない、あたりでもOK!(どんなに美形でも、作品壊すくらいへたっぴだとわたしは付いて行けなくなる……どんなに神実力でも突き抜けて不細工な路線スターは、やっぱり「チガウ」と思う……ので、バランス大事)
しかしマカゼさん、マジ歌うまくなってる……星組時代はなんだったんだ。『Étoile de TAKARAZUKA』新公とか伝説レベルなのに……。