真実は、ここにある。@舞姫
2008年5月3日 タカラヅカ スカステで『舞姫』の舞台中継放送を見ました。バウホール千秋楽。もう1年近く前の公演ですな。
『舞姫』には、そりゃーもー、入れ込んで通いました。
正直、しんどかった。
観るたび大泣きして、偏頭痛起こして、薬で誤魔化して、毎日ムラまで通うから食事も不規則であんまし食べなくなったりで、公演終わったら痩せたりしてな。(すぐ戻ったけど)
名作なのはうれしいけど、ここまで名作でなくても……もう少し駄作でも、気軽に観られて良かったのに。と、ゼイタクなことを考えるくらい、消耗してました(笑)。
そうやって観劇しまくっていたのに。
あれえ?
わたしが見たモノと、チガウぞ?
スカステ放送を見て、思う。
わたしのおぼえている『舞姫』は、相沢くん@まっつがいつもセンターにいてだね……。
相沢くん相沢くん相沢くん。
まっつまっつまっつ。
や、ソレしかないっすから。
手紙を読み終わったあと、ライトが消えて一拍おいてから立ち去る端正な姿とか、学ラン着て「豊太郎」と語尾にハートマーク付けんばかりの勢いで「夢見る瞳」をキラキラさせている姿とか、真上からのライト浴びて鼻筋しか見えなくなっている姿とか、コートを受け取って袖を通しているところとか、岩井くんに背を向けながらも耳ダンボにして話を聞いているところとか、上手袖に向かって煙草を吸っている姿とか、「君にはわからない」てなこと言われて表情を静止させるところとか、話しながら決断と迷いが1枚の紙の裏と表みたいに揺れているところとか、豊太郎が誉められるとすげー得意そうにうれしそうに見つめていることとか、冷酷な顔になる瞬間、意志の力が働いていることとか、エリスを見つめて泣きそうな顔になっていることとか、豊太郎の腕の中で要返しをするエリスを、泣き崩れる豊太郎を、無表情にずっと凝視し、一度だけ目を伏せることとか、でもまた、視線を戻すこととか、「私を恨んでいるか」という問いの答えを聞いて、表情を和らげると同時になにかを飲み込むこととか。
みわっちを横から一瞬抱きしめたあと挨拶をし、その直後みわっちと顔を見合わせて笑ったこととか。
なにも映っていません。
わたしが見ていたモノと、まったく違います。
いやその。
それはすべて、はじめから、わかっていたことで。
テレビカメラは、主役しか映さない。
だからこそ観劇時は思い切ってまっつだけを見ていられた。みわさんのことは、テレビが映してくれるし、と。や、もちろん「作品」をたのしみ、いつも大泣きしていたので、真ん中もちゃんと見てはいたのだけど。
それでも、まっつがいるときはまっつ中心に回っていた。それが、わたしの「世界」。
わかっていた。
最初から。
所詮映像は、記念品でしかないんだ。
もちろん大切にするけれど、それは思い出を呼び起こすためのきっかけでしかない。客観的な事実であったとしても、わたしがこの目で見、感じた「真実」ではない。
思い出の記念品。
こんなことがあった、こんなにフラフラになって通った。
カラダはつらかったけれど、充実していた。
と、青春時代を振り返るごとく、ですよ。
あのころは若かったなあ。あんなにボロボロになって部活に打ち込んで、泣いて笑って、それで残ったのは大会の参加記念品だけ。
記念品は記念品でしかないけど、仲間たちと過ごした日々の思い出の象徴だ。コレを見るとあのころ交わした会話、ケンカや転げ回って笑ったことなんかを、次々思い出す……。
記念品自体に意味はないけれど、ただのバッジでしかないけど、でも、それが記憶の呼び水になるから、特別なモノなんだ。
そーゆー感じです。
わたしが見ていたモノとはまったく違うけれど、でもこれはたしかにわたしの『舞姫』なの。わたしの記憶を呼び起こしてくれるの。
kineさん、nanakoさんと大阪市内の某居酒屋でだらだらぐだぐだしていた(ミーマイとかあひくんとかアンカレとか語っていたら、あらこんな時間?!)ので、リアルタイムでは見られず、帰宅してから録画を見、そのあとでこうやって感想を書いていたらすっかり明け方になってしまった(笑)。
「全ツ『エンレビ』でまっつにやってほしい役・場面は? ナニだったら全ツに通う?」
と聞かれ、すごーく悩んだ結果、
「まっつが猛獣だったら、全ツの追っかけする」
と答えたら、速攻「ナイ、ナイ」と却下されました。
えー。
いいじゃん、まっつの猛獣。猛獣使いぢゃないですよ、イキモノの方ですよ。(猛獣使いはもっとありえんだろ)
まっつなら、猛獣というより薄幸の檻の中の動物、てな感じかもしれんが。
行きますよ、まっつがそのイキモノなら。
だって、耳としっぽと半ケツですよ。まっつのお尻見に、どこへでもまいりますとも!!
『ベルばら』では是非、栄養失調の衛兵隊士で。巻き毛は不可。地髪+襟足(『ベルばら30』のときと同じ)で。
まちがってもオスカルとか見たくないし。(それこそあり得ないから、心配してないっす・笑)
まあ、DCに出るかもしれないしね……ショースターでない人は、全ツにはあまりお呼びが掛からないもんだし。
花組公演初日を目前に、さらに先の公演の話をしているあたり……。
大劇場に通うことは前提だから、駄作であったとしてもツボを見つけることが出来る公演でありますように。
なむなむ。
ああそれにしても、相沢くん@まっつだけを追い続けた画面が見たいっす……。わたしの目に記憶装置がついていればなああ(笑)。
『舞姫』には、そりゃーもー、入れ込んで通いました。
正直、しんどかった。
観るたび大泣きして、偏頭痛起こして、薬で誤魔化して、毎日ムラまで通うから食事も不規則であんまし食べなくなったりで、公演終わったら痩せたりしてな。(すぐ戻ったけど)
名作なのはうれしいけど、ここまで名作でなくても……もう少し駄作でも、気軽に観られて良かったのに。と、ゼイタクなことを考えるくらい、消耗してました(笑)。
そうやって観劇しまくっていたのに。
あれえ?
わたしが見たモノと、チガウぞ?
スカステ放送を見て、思う。
わたしのおぼえている『舞姫』は、相沢くん@まっつがいつもセンターにいてだね……。
相沢くん相沢くん相沢くん。
まっつまっつまっつ。
や、ソレしかないっすから。
手紙を読み終わったあと、ライトが消えて一拍おいてから立ち去る端正な姿とか、学ラン着て「豊太郎」と語尾にハートマーク付けんばかりの勢いで「夢見る瞳」をキラキラさせている姿とか、真上からのライト浴びて鼻筋しか見えなくなっている姿とか、コートを受け取って袖を通しているところとか、岩井くんに背を向けながらも耳ダンボにして話を聞いているところとか、上手袖に向かって煙草を吸っている姿とか、「君にはわからない」てなこと言われて表情を静止させるところとか、話しながら決断と迷いが1枚の紙の裏と表みたいに揺れているところとか、豊太郎が誉められるとすげー得意そうにうれしそうに見つめていることとか、冷酷な顔になる瞬間、意志の力が働いていることとか、エリスを見つめて泣きそうな顔になっていることとか、豊太郎の腕の中で要返しをするエリスを、泣き崩れる豊太郎を、無表情にずっと凝視し、一度だけ目を伏せることとか、でもまた、視線を戻すこととか、「私を恨んでいるか」という問いの答えを聞いて、表情を和らげると同時になにかを飲み込むこととか。
みわっちを横から一瞬抱きしめたあと挨拶をし、その直後みわっちと顔を見合わせて笑ったこととか。
なにも映っていません。
わたしが見ていたモノと、まったく違います。
いやその。
それはすべて、はじめから、わかっていたことで。
テレビカメラは、主役しか映さない。
だからこそ観劇時は思い切ってまっつだけを見ていられた。みわさんのことは、テレビが映してくれるし、と。や、もちろん「作品」をたのしみ、いつも大泣きしていたので、真ん中もちゃんと見てはいたのだけど。
それでも、まっつがいるときはまっつ中心に回っていた。それが、わたしの「世界」。
わかっていた。
最初から。
所詮映像は、記念品でしかないんだ。
もちろん大切にするけれど、それは思い出を呼び起こすためのきっかけでしかない。客観的な事実であったとしても、わたしがこの目で見、感じた「真実」ではない。
思い出の記念品。
こんなことがあった、こんなにフラフラになって通った。
カラダはつらかったけれど、充実していた。
と、青春時代を振り返るごとく、ですよ。
あのころは若かったなあ。あんなにボロボロになって部活に打ち込んで、泣いて笑って、それで残ったのは大会の参加記念品だけ。
記念品は記念品でしかないけど、仲間たちと過ごした日々の思い出の象徴だ。コレを見るとあのころ交わした会話、ケンカや転げ回って笑ったことなんかを、次々思い出す……。
記念品自体に意味はないけれど、ただのバッジでしかないけど、でも、それが記憶の呼び水になるから、特別なモノなんだ。
そーゆー感じです。
わたしが見ていたモノとはまったく違うけれど、でもこれはたしかにわたしの『舞姫』なの。わたしの記憶を呼び起こしてくれるの。
kineさん、nanakoさんと大阪市内の某居酒屋でだらだらぐだぐだしていた(ミーマイとかあひくんとかアンカレとか語っていたら、あらこんな時間?!)ので、リアルタイムでは見られず、帰宅してから録画を見、そのあとでこうやって感想を書いていたらすっかり明け方になってしまった(笑)。
「全ツ『エンレビ』でまっつにやってほしい役・場面は? ナニだったら全ツに通う?」
と聞かれ、すごーく悩んだ結果、
「まっつが猛獣だったら、全ツの追っかけする」
と答えたら、速攻「ナイ、ナイ」と却下されました。
えー。
いいじゃん、まっつの猛獣。猛獣使いぢゃないですよ、イキモノの方ですよ。(猛獣使いはもっとありえんだろ)
まっつなら、猛獣というより薄幸の檻の中の動物、てな感じかもしれんが。
行きますよ、まっつがそのイキモノなら。
だって、耳としっぽと半ケツですよ。まっつのお尻見に、どこへでもまいりますとも!!
『ベルばら』では是非、栄養失調の衛兵隊士で。巻き毛は不可。地髪+襟足(『ベルばら30』のときと同じ)で。
まちがってもオスカルとか見たくないし。(それこそあり得ないから、心配してないっす・笑)
まあ、DCに出るかもしれないしね……ショースターでない人は、全ツにはあまりお呼びが掛からないもんだし。
花組公演初日を目前に、さらに先の公演の話をしているあたり……。
大劇場に通うことは前提だから、駄作であったとしてもツボを見つけることが出来る公演でありますように。
なむなむ。
ああそれにしても、相沢くん@まっつだけを追い続けた画面が見たいっす……。わたしの目に記憶装置がついていればなああ(笑)。