ポイントまっつ。@愛と死のアラビア/Red Hot Sea
2008年5月23日 タカラヅカ ちょっとここで、花組公演の、まっつの話。
まっつのことをさんざん美しいと、書いてはいるが。
一般的に見てあの人がどうなのかは、じつのところよくわかっていない。
変な顔だなあ、とも、思う。
歯がとくに特徴あるっていうか、笑うと怪獣っぽいよなあ、とか。
シワが気になるなあ、とか。
音声多重放送みたいに、「変な顔」と、「でも好き」と、ふたつの思いが同時にわきあがる(笑)。で、このふたつが重なり合って「美しい」になる。……これって、はたしてほんとーに「美しい」にカウントしていいんだろうか。「好き」というフィルタ無しで見ている人には……ええっと。
いいんだ、他の人のことなんか。わたしにはフィルタが常備されているんだもの、他の選択肢はないわっ。
『愛と死のアラビア』では公的な台詞は4つですか。それ以外でも、あちこちマイク無しでなにかしら声を出してはいますが。
4つの台詞のうち台詞が文章になっているのはふたつだけなので(あとはただの単語)、『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』以下の扱いです(笑)。
そんなまっつさんではありますが。
初日に本能的に感動したこと。
声が、チガウ。
最後に聞いたのが相沢くん@『舞姫』だったせいもあるかもしれないけれど、まっつのまっつど真ん中な「青年声」ではなかったんだ。ヒゲのベドウィン、アブ・サラン氏の声は。
またこの人、役によって声を変えてきてんだー、と、元アニヲタのわたしはぞくぞくしたのですよ。声、は重要なファクタですから、わたし的に!
太い、荒い声を出そうとしてますね。
ジオラモのときともまたチガウ。
細かい変化だけど、職人的こだわりが感じられて好きだー。
しかし、まっつのベドウィンは砂漠の狼には見えません。
荒くれ男な演技をしているようだが……かぶりものとヒゲに埋もれて、なんか頼りなさそうっす(笑)。ヘタレワンコな顔……。
ベドウィン音頭を歌い踊る野郎どものなかで、もっとも「ベドウィン」だと思えるのは、じつはヤシム@だいもんです。
彼の表情って、すごく大陸的だ……。島国日本の湿度とはチガウ。
それに比べ、アブ・サラン氏は、やっぱ日本的だなあ。
なんでああも、泣きそうな八の字眉してるんだろう……。えーと。強そうですか、あの人?
『明智小五郎の事件簿』の書生さん以上にキャラクタがわからん……。
繰り返し観ているウチに、『Red Hot Sea』は、慣れました。
十分、たのしい。
きみどりいろのおさかなさんも、へいきだ。
頭の上で、赤いトサカが揺れていても、平気だ。
黄色とピンクのぼさぼさカツラも、平気だ。
なんでも来い。
『赤熱海』、最初のポイントは、出てきて、すぐ引っ込むまっつです。
オープニングのおさかなダンス、スターの歌い継ぎがあるのね。ひとりずつスターが出てきて、少し歌って次の人にバトンタッチ。
上から順なので、ゆーひくん、壮くん、妖精さんのみわっちトバしてまっつ、となる。
ふつーこういう「歌い継ぎ」では、ばーんと登場して拍手もらったあとは自分の歌のパートがそれなりの長さがあるか、あるいは自パートが終わってもそのまま舞台に残り、次の総踊りに混ざるかするもんだと思う。
ところがまつださん、自分の順番が来て、上手から登場、主題歌をちょっぴり歌うと、また上手に引っ込んでしまう。
ナニしに出てきたんだオマエ?! って感じ(笑)。
たったあれっぽっちの声を出すためだけに、もったいつけて出てくるあたり……。
や、うれしいですよ。本来なら、次の場の支度があるからオープニングの歌い継ぎには出さなくてもいいだろうに、わざわざ無理してまで歌わせてくれてるんだから。
でも、この「ちょろっとまっつ」が、すげーツボに入る……(笑)。
次の白スーツ・トリオ@ゆーひ、まっつ、みつるの場面が大好きなのは言うまでもなく。
好きなものを「ケロ」という単位で計るわたしは、白スーツまっつは、ケロに似ている……と、ひたすらドキドキしてます。
さらにその次、幽霊船。
はい、ここのポイントは、かっこつけてせり上がってくるまっつです。
後方にある回廊のセットのさらに後ろに、幽霊たちを乗せたセリがどーんと上がってきます。まっつの立ち位置はココ。
微動だにせず、せり上がってきます。
クールビューティです。
セリが上がりきると動いちゃうので、上がってくるまでが勝負。美しいまっつを見逃すな!
ここは全編見せ場、大好きなんだが。
それを前提の上でさらにポイントとして語るのは。
女役パートのまっつ。
熟女えりさんとタンゴを踊るまっつ。ふつーにくるくる踊っているのだが、最後のキメポーズは何故か、まっつが下。えりさんが力強く立ち、まっつは彼女の腕の中でナナメにポーズ。
男女のパートが逆転してる。や、えりさんとまっつだから、違和感ナシ。
何故かここでわたしは、ゆーひくんの腕の中でくるくる回されていたケロを思い出す……。ケロもこんなポーズ取ってたっけなあ、かの美青年の腕の中で。
中詰め、ラテンメドレーは彩音ちゃんのあとに登場したまっつ、すげーあっさりと銀橋にやってきます。
下手端最前に坐ったときは、まっつがわたし目がけてやって来て心臓止まるかと思った……。(銀橋に向かって歩いてきただけです)
ここの衣装はわたしはキライなんだけど、この衣装のまっつを人形にして飾りたいです。
オサコンで「ぎぶみーらぶ」を歌うまっつに身悶えしたのと同じいたたまれなさがあって、たまりません。ハァハァ。
若ぶりMAX!の引き潮の青年@まっつ、のポイントは、ボク無邪気でつ!といった無理のあるサワヤカな笑顔も見どころっちゃー見どころなんですが、やっぱなんつっても、生足でしょう。
まっつの、生足。
裸足ですよ。
ふくらはぎから下、むき出しです。
えーと。
まっつのよーな「小柄」だと誰もがわかっている男役を、わさわざ裸足にするなんて、たぶんそうそうあることじゃありません(笑)。
裸足でなお驚愕の脚の長さ、スタイルの美しさを見せつけているゆーひさんと並ばせるなんて、草野せんせの深い愛情となーんも考えてないだろうデリカシー欠如っぷりがよーっくわかってナイスです。
わたしはまっつが「ちっちゃい」ことになんの危惧も不満もないので、ことさら彼の「小ささ」が強調されるこの扱いにも、なんの問題も感じていません。
まっつは小さいからまっつなんだっ。あのかわいさは、小さいこそだからなっ。
つーことで、素直に、まっつのナマふくらはぎと、足首と、くるぶしを堪能。
平和な漁村を舞台にした街のチンピラVS漁村の青年団の争い場面では、まとぶさんを締め上げて哄笑する、ドSまっつがポイントです。
苦悶する役が似合いすぎるステキM男まとぶさんと、彼に襲いかかるSまっつ!
すげー邪悪に大口開けて笑うまっつの口元が鮫っぽくてステキです。まっつの歯ってあんまし人間ぽくないんだよなあ。
Sで攻なまっつが好き。わくわくわくっ。
まとぶさんが刺されたとわかったあとのまつださんは、驚きすぎ(笑)。
とまあ、見どころ満載、ポイントたくさん。
『赤熱海』はおもしろい。
地道にリピートしてますよ。
まっつのことをさんざん美しいと、書いてはいるが。
一般的に見てあの人がどうなのかは、じつのところよくわかっていない。
変な顔だなあ、とも、思う。
歯がとくに特徴あるっていうか、笑うと怪獣っぽいよなあ、とか。
シワが気になるなあ、とか。
音声多重放送みたいに、「変な顔」と、「でも好き」と、ふたつの思いが同時にわきあがる(笑)。で、このふたつが重なり合って「美しい」になる。……これって、はたしてほんとーに「美しい」にカウントしていいんだろうか。「好き」というフィルタ無しで見ている人には……ええっと。
いいんだ、他の人のことなんか。わたしにはフィルタが常備されているんだもの、他の選択肢はないわっ。
『愛と死のアラビア』では公的な台詞は4つですか。それ以外でも、あちこちマイク無しでなにかしら声を出してはいますが。
4つの台詞のうち台詞が文章になっているのはふたつだけなので(あとはただの単語)、『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』以下の扱いです(笑)。
そんなまっつさんではありますが。
初日に本能的に感動したこと。
声が、チガウ。
最後に聞いたのが相沢くん@『舞姫』だったせいもあるかもしれないけれど、まっつのまっつど真ん中な「青年声」ではなかったんだ。ヒゲのベドウィン、アブ・サラン氏の声は。
またこの人、役によって声を変えてきてんだー、と、元アニヲタのわたしはぞくぞくしたのですよ。声、は重要なファクタですから、わたし的に!
太い、荒い声を出そうとしてますね。
ジオラモのときともまたチガウ。
細かい変化だけど、職人的こだわりが感じられて好きだー。
しかし、まっつのベドウィンは砂漠の狼には見えません。
荒くれ男な演技をしているようだが……かぶりものとヒゲに埋もれて、なんか頼りなさそうっす(笑)。ヘタレワンコな顔……。
ベドウィン音頭を歌い踊る野郎どものなかで、もっとも「ベドウィン」だと思えるのは、じつはヤシム@だいもんです。
彼の表情って、すごく大陸的だ……。島国日本の湿度とはチガウ。
それに比べ、アブ・サラン氏は、やっぱ日本的だなあ。
なんでああも、泣きそうな八の字眉してるんだろう……。えーと。強そうですか、あの人?
『明智小五郎の事件簿』の書生さん以上にキャラクタがわからん……。
繰り返し観ているウチに、『Red Hot Sea』は、慣れました。
十分、たのしい。
きみどりいろのおさかなさんも、へいきだ。
頭の上で、赤いトサカが揺れていても、平気だ。
黄色とピンクのぼさぼさカツラも、平気だ。
なんでも来い。
『赤熱海』、最初のポイントは、出てきて、すぐ引っ込むまっつです。
オープニングのおさかなダンス、スターの歌い継ぎがあるのね。ひとりずつスターが出てきて、少し歌って次の人にバトンタッチ。
上から順なので、ゆーひくん、壮くん、妖精さんのみわっちトバしてまっつ、となる。
ふつーこういう「歌い継ぎ」では、ばーんと登場して拍手もらったあとは自分の歌のパートがそれなりの長さがあるか、あるいは自パートが終わってもそのまま舞台に残り、次の総踊りに混ざるかするもんだと思う。
ところがまつださん、自分の順番が来て、上手から登場、主題歌をちょっぴり歌うと、また上手に引っ込んでしまう。
ナニしに出てきたんだオマエ?! って感じ(笑)。
たったあれっぽっちの声を出すためだけに、もったいつけて出てくるあたり……。
や、うれしいですよ。本来なら、次の場の支度があるからオープニングの歌い継ぎには出さなくてもいいだろうに、わざわざ無理してまで歌わせてくれてるんだから。
でも、この「ちょろっとまっつ」が、すげーツボに入る……(笑)。
次の白スーツ・トリオ@ゆーひ、まっつ、みつるの場面が大好きなのは言うまでもなく。
好きなものを「ケロ」という単位で計るわたしは、白スーツまっつは、ケロに似ている……と、ひたすらドキドキしてます。
さらにその次、幽霊船。
はい、ここのポイントは、かっこつけてせり上がってくるまっつです。
後方にある回廊のセットのさらに後ろに、幽霊たちを乗せたセリがどーんと上がってきます。まっつの立ち位置はココ。
微動だにせず、せり上がってきます。
クールビューティです。
セリが上がりきると動いちゃうので、上がってくるまでが勝負。美しいまっつを見逃すな!
ここは全編見せ場、大好きなんだが。
それを前提の上でさらにポイントとして語るのは。
女役パートのまっつ。
熟女えりさんとタンゴを踊るまっつ。ふつーにくるくる踊っているのだが、最後のキメポーズは何故か、まっつが下。えりさんが力強く立ち、まっつは彼女の腕の中でナナメにポーズ。
男女のパートが逆転してる。や、えりさんとまっつだから、違和感ナシ。
何故かここでわたしは、ゆーひくんの腕の中でくるくる回されていたケロを思い出す……。ケロもこんなポーズ取ってたっけなあ、かの美青年の腕の中で。
中詰め、ラテンメドレーは彩音ちゃんのあとに登場したまっつ、すげーあっさりと銀橋にやってきます。
下手端最前に坐ったときは、まっつがわたし目がけてやって来て心臓止まるかと思った……。(銀橋に向かって歩いてきただけです)
ここの衣装はわたしはキライなんだけど、この衣装のまっつを人形にして飾りたいです。
オサコンで「ぎぶみーらぶ」を歌うまっつに身悶えしたのと同じいたたまれなさがあって、たまりません。ハァハァ。
若ぶりMAX!の引き潮の青年@まっつ、のポイントは、ボク無邪気でつ!といった
まっつの、生足。
裸足ですよ。
ふくらはぎから下、むき出しです。
えーと。
まっつのよーな「小柄」だと誰もがわかっている男役を、わさわざ裸足にするなんて、たぶんそうそうあることじゃありません(笑)。
裸足でなお驚愕の脚の長さ、スタイルの美しさを見せつけているゆーひさんと並ばせるなんて、草野せんせの深い愛情となーんも考えてないだろうデリカシー欠如っぷりがよーっくわかってナイスです。
わたしはまっつが「ちっちゃい」ことになんの危惧も不満もないので、ことさら彼の「小ささ」が強調されるこの扱いにも、なんの問題も感じていません。
まっつは小さいからまっつなんだっ。あのかわいさは、小さいこそだからなっ。
つーことで、素直に、まっつのナマふくらはぎと、足首と、くるぶしを堪能。
平和な漁村を舞台にした街のチンピラVS漁村の青年団の争い場面では、まとぶさんを締め上げて哄笑する、ドSまっつがポイントです。
苦悶する役が似合いすぎるステキM男まとぶさんと、彼に襲いかかるSまっつ!
すげー邪悪に大口開けて笑うまっつの口元が鮫っぽくてステキです。まっつの歯ってあんまし人間ぽくないんだよなあ。
Sで攻なまっつが好き。わくわくわくっ。
まとぶさんが刺されたとわかったあとのまつださんは、驚きすぎ(笑)。
とまあ、見どころ満載、ポイントたくさん。
『赤熱海』はおもしろい。
地道にリピートしてますよ。