『Shining Rhythm!』の感想、続き。

 第6章は「フィナーレ」。

 中詰めと同じく、このフィナーレもまた、ワンパターンなんだよねええ、中村B(笑)。
 ロケットボーイに、娘役だけのダンスシーン。

 そして今回は、銀橋ソロ大安売り!!

 はっきりした番手不明の研6までソロで渡っちゃいますよ!
 観ている分には銀橋スターが多い方が華やかで楽しいし、ジャンヌたちのモチベーションも上がるだろうし、もったいつけて銀橋使わない公演よりよっぽどいい。
 ……ちなみに、まつださんは研15、3番手ポジションになって1年数ヶ月経ってはじめての銀橋(ショー)だったわけですが(笑)。


 コマくんの歌声は好き。
 全部が、というわけじゃないんだが、いろんなところで気持ちよくツボに入る。
 彼のクラシカルさも含め、大事に長く舞台にいて欲しい人。


 翔くんのロケットボーイは、いろいろと大変だなあと。
 歌がアレなのは仕方ないとして、体型の短所をあそこまで強調しなくてもいいだろうに。
 『仮面の男』新公にて、足よりナニより、手の短さがいちばん気になる……!!と震撼した、それをまた見事に思い知らされた。
 きりやんの手の短さに気づいたときもショックだったが、彼は小柄だったから仕方ないのかと思えたけど、翔くんはなまじ背が高いだけに、きりやんよりもバランス悪く見える……。

 キラキラした美形なんだがなあ……がんばれ。

 今まで咲ちゃんのアゲっぷりが雪組の特徴だったのに、突然翔>咲になっているのに、初日はマジびびった。
 『はじ愛』はなんだったのかと、全ツ『ロック・オン!』はなんだったのかと、エライヒトに詰め寄りたい気分でしたわ(笑)。作品クオリティ犠牲にしてまでやって来たことは、なんだったのかと。
 翔くんが銀橋ひとりで渡りきるのに、咲ちゃんはがおりとかぶるためひとりで渡りきるわけぢゃないんだよねええ。そこだけじゃないけど、そこで明らかになったというか。
 水しぇん時代後半から、雪組っていろいろとわかんないわー。


 なにはともあれ、がおりが銀橋渡って、2階席にウインク飛ばす姿を見られたことは、胸熱です。

 ちょ……っ、がおりが、あのがおりが、キザに顔をゆがめてなんかやってるよーっ! なまこホリックのがおりさんがーー!!(うるさい)

 大好きです、がおりくん。
 どんどん羽ばたいちゃってください。


 みみちゃんの銀橋がすごく好き。
 下手のセリから登場してくるなり、「かわいい……っ!!」と思う。
 自慢のトップ娘役。
 かわいいかわいいかわいい、この美貌の少女がウチの組のトップ娘役なのよーー!!

 終演後のキャトルレーヴで、小学生の女の子が必死になってみみちゃんの舞台写真を見比べているところとか(きっとママに「1枚だけなら買ってあげる」って言われたんだろうな)、見ているとじーんとする。
 小さな女の子にとって、トップ娘役は、夢のお姫様なんだ。
 みみちゃんはあこがれ、夢そのものなんだ。
 それが納得できる若々しさと清浄さと美貌。

 キムくんとの映りの良さ。
 デュエットダンスも、外国の振付家さんだからどーなることかと思ったけど、無茶のない違和感のないもので、よかったし。
 男ふたりのカゲソロ、にわにわと朝風くんの歌声も、癖になる(笑)。

 いいトップコンビだ。
 このままもっともっと、このふたりを見ていたいのに。


 中村Bは上から順番1、2、3、歌手のオサ様に歌の見せ場ではなくダンスの見せ場を作ったくらい、退団者に興味は薄いのかと思っていたけれど、今回は退団するリサリサ、のあちゃん、異動するナガさんとヲヅキに見せ場があり、ダイスケショーみたいな気配りがあった。
 ブラボー。
 黒燕尾とピンクのロングドレス、シンプルかつスタンダードな美しい姿の彼らに拍手を送れて、すごくうれしい。


 で、順番チガウけど、最後に。

 黒燕尾大階段、大好きだーーっ!!

 ホラーちっくな歌詞の「パダンパダン」がまた、キムくんの声に合っている。

 キムくんの歌唱力はマジすごい。
 「光と影」の不思議な歌い方も、「パダンパダン」のがなりの利いた歌声も、自由自在。
 キムの歌が好きだ、彼の歌声が好きだ。

 そして、大階段でスタートする、黒燕尾ダンス。
 振付が、独特。

 かっけーーっ!!

 今まで見たことナイ、新しくもはみ出さない振付。
 セクシーで挑発的。
 ストイックな姿で踊る、ワイルドな味付け。

 ここがもお、大好き過ぎて。

 瞬きするのも、息をするのも、忘れてオペラグラスにかじりついてる。

 終わったらエクトプラズマぷしゅ~~っと抜けるくらい、がっついてる(笑)。

 みんなきっと、自分のご贔屓を見て、その格好良さに腰砕けになっているんだろう。
 みんな素敵、みんなカッコイイ、わかっているからいろんなところを見たくて、見たいといつも思っていて、そして結局敗北する。
 だめだ、視界固定。
 20回見ても同じところしか見ていない。や、何回見たのか忘れたけど。(過去は振り返らないっ。正確には、過去に使ったチケット代にはっ・笑)


 55分間のショーにまんべんなく「大好き!」が散りばめられていて、もー、もー、どうしようかと。
 何回観てもしあわせで、わくわくして、ときめいて、タカラヅカファンで良かった、と、心から思える。

 このまま時が止まればいいのにね。
 キムみみも、ナガさんやヲヅキも、今の雪組のまま、ずっとずっと……このまま。

 そう思える、ほんとうに幸せな作品だった。

 中村B株、上がりまくりですよ!(笑) 『宝塚巴里祭2009』以来の上がりっぷり!
 ありがとう。

 いろんな人、いろんなことに、ありがとう。

 大好きがいっぱい。

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