タニちゃん、ウメちゃん、宙組トップスター就任お披露目公演初日、おめでとうございます。

 開演1時間前にチェリさんから「今どこですか? 開演前にお茶でも……」とTEL。

 あー……まだ家です。DVDレコーダの整理なんかやってました。

 開演10分前、チェリさんから「ジュンタさんとロビーにいます。今どこですか?」と再度TEL。

 あー……今、三番街歩いてます。大丈夫、5分前には劇場に着くし!
 着いたらまっすぐロッカーに行って、コート放り込むし! 座席では身軽がいいもんねっ。(←慣れた行動)

「観劇が日常になっていて、まったく緊張感ないな」

 と、本日もまたツッコミ係のドリーさんに突っ込まれました。
 ええっと。……たしかに、「特別なお出かけ♪」とか、まったく思ってないな……ムラは遠いし寒いしで気も遣うけど、場所が梅田だとホームグラウンドっちゅーか、「近いし都会だからなんとでもなる♪」と、すごく気楽。

 ドラマシティは好きなんですよ。きれいだし便利だし都会の真ん中にあるし家から近いし。チケット代以外は、好きだ。チケット、高すぎ……。

 まあともかく、『A/L−怪盗ルパンの青春−』初日観劇。

 他のことはともかく。
 まず、これだけは叫ばせてくれ。

 ともち、かっこいいぃぃいいっ!!

 どーしよーどーしよー、もー、ともちが、ともちがかっこいいのっ。
 素敵なのっ。

 ときめきまくり。
 ぐるぐる回っちゃうよおーっ!!

 オープニング、役とかまったく関係なく出てきて踊っている段階でね、ときめいたの。

 あ、あたしほんとにともち好きなんだなと思った。

 彼と再会した、それだけのことですっげーどきどきしている。
 あああ、ともちが舞台にいる。あああ、ともちかっこいー。
 それだけでなんか、しあわせだったのよ。

 なのに。

 そのうえ。

 彼、悪役なんですけどっ?!

 いつものとーり、予備知識まったくナシです。実のところ、ともちが出演していることも、わからずに客席にいました。や、主演でポスターに写真載ってる人以外、知らないのがわたしの「ふつー」だから。
 どーせ全公演観に行くので、だれがどの公演に出るのか、基本気にしていない。振り分け発表時にはチェックするけど、そんなのすぐ忘れるし(わたしの海馬は不良品)。

 オープニング観て、「あ、ともちがいる!」と発見してうれしくなって、そんでもってなにも知らないまま本編を観ていると。

 ともち、悪役です。
 しかも、美形悪役です。
 わざわざ台詞で「色男」とか言われているから、設定からして美形なのよっ。

 でもってほんとーにともちが、悪なのっ、いやらしいのっ。

 かーーーーっこいーーーーっ!!

 幕間。
 チェリさんの腕にすがりつき、

「ともち、かっこいーーっ!!」

 と、叫んでました。

 マジ、そればっか繰り返してた。
 チェリさん、おつきあいありがとう。緑野はきゃーきゃーにミーハー丸出しで大騒ぎしてました。
 ほんとにほんとに、しあわせだった。
 ともちダイスキ〜〜。

 ……2幕が終わったあとは、冷静になってましたがね。いやその脚本がアレだったので、冷めざるを得なかった(笑)。

 なんにせよ、ともちファンはDCへGO!っす。
 背景扱いだった彼が、よーやくまともに役をもらってますよ。

 
 作品は、ウメちゃんアテガキ作品でした。
 つくづくウメとゆーのは、ヲタク心を刺激するキャラクタなんだなと。
 こだまっちといい、サイトーくんといい、ヲタクはどーしてウメちゃんに「わかりやすい夢」を見るのか。
 そして、ウメちゃんがまた、その「夢」に応えられるんだよなー。
 「見たい」と思うヒロイン像を「見せてくれる」んだよなー。

 ヒロイン・アニエス@ウメがどんなキャラクタかって?

 作品中で繰り返される、彼女への呼びかけの言葉に、すべてが集約されています。

「アニエス、僕のおてんば天使さん♪」

 おてんば天使……っ!!

 両手両膝を大地について、叫びたいです。
 おてんば、って。天使、って。

 ありえない。
 ありえない夢を見ているだろう、さいとーよしまさっ!

 『キャンディ・キャンディ』とか、あの時代の単語ですな、「おてんばさん」って。
 もー、このドリーミングな世界観をなんとかしてくれ。ツボ直撃で笑い死ぬかと思ったぞ。

 ウメちゃんアテガキ。
 「おてんば天使」。

 そしてまた、ウメがキュートなんだ。

 かわいいんだよ、「おてんば天使」!

 主人公のはずのラウル@タニは、「おてんば天使」の相手役。もちろん主役だから出番も多いし、彼中心で物語はいちおー進んでいるんだけど、彼に対する設定が、まずアニエスありきであとから作られた……もしくは、アニエスさえちゃんと設定できていればぶっちゃけ相手役はどーとでもなる作り。
 ラウル自体に個性はナイ。タニが演じているからタニになっているだけのこと。ただの「白い主役」。いくらでも塗り絵可。

 いやあ、萌えどころがはっきりしていて、潔いよな、サイトーくん。

 
 とはいえ、ラウル役が悪いわけじゃない。

 「人格設定のない、白い二枚目役」というのは、ヅカの主人公として正しいからだ。

 トップスターがその個性で演じればいい、スターたる華と光のみで演じればいい役だもの。
 たとえば、ワタさんがラウル役を演じたら、男らしくてハートフルなラウルになったろうな、とか、コムちゃんだったらクールでマイペースなラウルだったろうな、とか、いろいろ想像できる。
 アクション(物語の中での行動)は多いわりに、キャラクタ設定に「余白」が多い役、つーのは、演じる人間次第でどうにでもなる。

 だから、タニちゃんはタニちゃんのラウル。
 とてもきれいで、眼福なラウル。
 ……演技はまあ、いつものタニちゃんというか、何故そこでそーゆー表情なのか、何故そこでうっとりしているのか、わたしにはわからないつーか共感できないことが多いので、語る言葉を持たず。
 演技ってのは「好み」の問題だから、巧い下手ではなく、「好みに合うか合わないか」だけ。
 わたしはタニちゃんと波長が合わないらしく、いつも彼の役がナニを考えているのかわからないのだ……。

 タニちゃんとウメちゃんは、うっとりするほど美しいふたり。
 このふたりが並んでいるだけで眼福。

 ……ただなんつーか、愛し合っているよーに見えないことだけが引っかかる……。
 たぶん、「好み」の問題なんだと思う。わたしに伝わらないだけで、他の人にはちゃんと伝わっているんだと思うよ。

 タニちゃんとウメちゃん、ふたりのまばゆい光を眺めるだけでも、価値のある並びだと思う。
 ほんとにきれいだー。

 や、案の定歌はすごいことになっていて、あちこち椅子からずり落ちかけた。「トキメキ」の歌の掛け合いなんてもー、すげーよ!!
 でも歌の下手さは別に、かまわないんだ。わたしは歌手が好きだけど、タニウメに関しては歌はどーでもいー。下手は下手だと思うけれど、マイナスだとは、とくに思わない。気にならないんだもん、マジで。
 好きってのは、こーゆーことだろうと思う(笑)。
 無問題無問題。

 
 えー、作品的には「齋藤吉正・劇画シリーズ第2弾」って感じ?
 第1弾は言わずと知れた、『Young Bloods!! 』−青春花模様−花の武蔵!!ね。
 マンガです、まるっきし。

 気楽に楽しめるよ。ツッコミどころ満載。

 

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