与えられた役割と。@凍てついた明日−ボニー&クライドとの邂逅−
2008年4月19日 タカラヅカ 取らぬ狸の皮算用。
どーせオギーのことだ、初演通りなんて保証はないし、第一タイトル自体初演とは違ってるわけだし、初演の印象で語っても意味はないことを承知した上で。
それでも『凍てついた明日−ボニー&クライドとの邂逅−』配役感想、その2。
興味深い配役は、ボニーとアニスの役替わり。
ヒロイン・ボニーを演じるさゆちゃんとみなこちゃんが、それぞれアニス役も演じるという。
それって。
クライドと共に生きながら彼を愛せなかった女と、クライドを愛しながら彼と共に生きられなかった女を、同じ役者が演じるってことですがな。
すげえなソレ。
さゆちゃんもみなこちゃんも正念場、ハードルめっちゃ高いけどがんばって欲しい。
作品のキーパーソン、バックとフランクは期待通りハマコ先生。
孤独なクライドの唯一の心のよりどころ……つーかぶっちゃけ「実在」していない彼の心の中のサンクチュアリ、兄のバック。
そして、クライドを追いつめる、彼の天敵フランク。
クライドの救いと絶望は、同じ役者によって演じられるという、おそろしい演出。
初演でも震撼したさ。オギー神、と思ったさ。
加えてクライドがはじめて殺す相手……彼が「戻れない」道へ転がり落ちていくきっかけの役も、同じ役者なんだよね。……どこまで容赦ない物語なんだか。
『アルバトロス、南へ』でもハマコ先生はこのバック、フランク、その他の役、みたいな感じで活躍していた。
若手中心で演じることになるこの難しすぎる作品を、ハマコなら力業で支えてくれるだろう。
シュミット役が載っていないけれど、初演通りこれもハマコでいいのかな。
意外だったのはレイモンド@コマと、ジェレミー役のちびっこたち。
出演者名を見たときから、ジェレミーはコマだと思っていた。
トウコの代表作、そして持ち歌となるほどの素晴らしい役だ。実力と番手から、ふつーにコマだと思って……あまり、たのしみじゃなかった。
や、コマくんに含みがあるわけではなく、「コマならまぁ、そこそこやるだろうな」という安心感ゆえに。
初演と比べてどうこうではなく、今回の公演のジェレミー役として、技術の無さや芝居のヘタさとかで作品を壊したり、白けさせたりはしないだろう、と思うゆえに。
少々足りないところは、パッションで補うだろうと。熱量の放出にかけては定評があるからな(笑)。
まさか、新公アルセストと、ごめん、もうひとりはぜんぜん知らない……よーな下級生に振られるとは思ってなかった。
この段階で、「初演とは役の比重がぜんぜんちがってるんじゃあ?」「素直に、誰が見ても、どっからとっても、別物」な作品ってことなんじゃあ?
とゆー気がしないでもないが、彼らが若い未知の力でどーんと作品を盛り上げてくれることを祈る。
そしてコマのレイモンドがたのしみだ。さぞやアツくるしく……ゲフンゲフン、その、ヤヴァイ男に仕上げてくれるかなー、と。
レイモンドって絶対演じてたのしい役だよね。
しかし、名曲「Blues Requiem」は誰が歌うんだ?
稀代の歌姫・シビさんの役が、五峰姐さんなんですけど……。
五峰姐さんはすげーいい女だけど、音……ゲフンゲフン……その、歌がかなり激しく得意でない方なんですが……。
シビさん、トウコの歌い継ぎの神懸かりっぷりが耳に魂に焼き付いているモノからしたら、今回のキャスティングはなかなかスリリングです。
ハマコ氏が歌うように、演出変更されるのかなー。
演出変更されるか気になるのは、ロイ役に、台詞があるかどうかです。
ボニーの暴力亭主、ロイ。
台詞ナシ、ダンスと動きだけですべて表現、しかもボニーの脳内しか出てこないという難役ですが。
やはり今回も、ダンスや動きのみなんでしょうかねえ。喋られても興ざめだけど。
んじゃガオリくんの声は聴けないんでしょーか。オーディエンスでなんか喋ってたっけ、初演のちー坊? ひとことぐらい解説してたよーな。
研2になったばかりの彩風くん、役がつきましたな。
ちはやくんと同様、かわいい少年のジョーンズが見られそうで、たのしみです。
この「かわいい少年」という点においては、初演を超えることができるかもしれません。はい。
初演はねええ、なにしろハマコ先生でしたから。
あのころハマコ先生は子役専科だったんですよ。大劇場でも子役やってました。
なにしろ小柄だし、見かけはともかく学年だけは「下級生」だったので。
うわ、ハマコまた子役かよ?! と思ったのを、痛烈におぼえてますよ……。
子どもに見えないのに、また子役なんだもん……。
や、うまかったんですけど。冒頭の「彼は悪人でした!」の台詞から、うまくてうまくてしょーがなかったし、ボニーと微笑みあって歌う歌も、すげー透明に美しい声だったんだけど。
サロペット姿は、ちょっとな……。
子役といっても、ジョーンズはアタマの足りない車好きのティーンエイジャーってとこだから、まったくの子役ではないんだけどね。
ところで、れのくん。
……えーと。
役、ついてない……?
役ついてない人、何人いるの? かなり少数だよね?
名前はなくても役は多いし、オーディエンスという役割があるからいいのかもしれないが……れのくんもハウルくんも主要キャストに入らないのか……ちょっと、しょぼん。
わたし『凍てついた明日』のビデオ2本持ってるはずなんだが(どっちも純正品。同じモノを2本キャトレで定価購入。や、それくらい好きなんで)、どっちも見あたりません。
役名とか出番とか確認したかったのにー。リーフレット読みたかったのにー。
どこに行ったのかなぁ。
記憶だけで書いてるんで、まちがいがあったらこっそり教えてくれぃ。
あー。
うっかり夜中から『佐々木夫妻の仁義なき戦い』の溜め込んでたビデオを見出しちゃって、ラストまで一気見したら徹夜になっちゃったよ(笑)。
いろいろすごいことになってるが、それでもやっぱ好きだわ、このドラマ。ファンタジーとしてアリだと思う。
どーせオギーのことだ、初演通りなんて保証はないし、第一タイトル自体初演とは違ってるわけだし、初演の印象で語っても意味はないことを承知した上で。
それでも『凍てついた明日−ボニー&クライドとの邂逅−』配役感想、その2。
興味深い配役は、ボニーとアニスの役替わり。
ヒロイン・ボニーを演じるさゆちゃんとみなこちゃんが、それぞれアニス役も演じるという。
それって。
クライドと共に生きながら彼を愛せなかった女と、クライドを愛しながら彼と共に生きられなかった女を、同じ役者が演じるってことですがな。
すげえなソレ。
さゆちゃんもみなこちゃんも正念場、ハードルめっちゃ高いけどがんばって欲しい。
作品のキーパーソン、バックとフランクは期待通りハマコ先生。
孤独なクライドの唯一の心のよりどころ……つーかぶっちゃけ「実在」していない彼の心の中のサンクチュアリ、兄のバック。
そして、クライドを追いつめる、彼の天敵フランク。
クライドの救いと絶望は、同じ役者によって演じられるという、おそろしい演出。
初演でも震撼したさ。オギー神、と思ったさ。
加えてクライドがはじめて殺す相手……彼が「戻れない」道へ転がり落ちていくきっかけの役も、同じ役者なんだよね。……どこまで容赦ない物語なんだか。
『アルバトロス、南へ』でもハマコ先生はこのバック、フランク、その他の役、みたいな感じで活躍していた。
若手中心で演じることになるこの難しすぎる作品を、ハマコなら力業で支えてくれるだろう。
シュミット役が載っていないけれど、初演通りこれもハマコでいいのかな。
意外だったのはレイモンド@コマと、ジェレミー役のちびっこたち。
出演者名を見たときから、ジェレミーはコマだと思っていた。
トウコの代表作、そして持ち歌となるほどの素晴らしい役だ。実力と番手から、ふつーにコマだと思って……あまり、たのしみじゃなかった。
や、コマくんに含みがあるわけではなく、「コマならまぁ、そこそこやるだろうな」という安心感ゆえに。
初演と比べてどうこうではなく、今回の公演のジェレミー役として、技術の無さや芝居のヘタさとかで作品を壊したり、白けさせたりはしないだろう、と思うゆえに。
少々足りないところは、パッションで補うだろうと。熱量の放出にかけては定評があるからな(笑)。
まさか、新公アルセストと、ごめん、もうひとりはぜんぜん知らない……よーな下級生に振られるとは思ってなかった。
この段階で、「初演とは役の比重がぜんぜんちがってるんじゃあ?」「素直に、誰が見ても、どっからとっても、別物」な作品ってことなんじゃあ?
とゆー気がしないでもないが、彼らが若い未知の力でどーんと作品を盛り上げてくれることを祈る。
そしてコマのレイモンドがたのしみだ。さぞやアツくるしく……ゲフンゲフン、その、ヤヴァイ男に仕上げてくれるかなー、と。
レイモンドって絶対演じてたのしい役だよね。
しかし、名曲「Blues Requiem」は誰が歌うんだ?
稀代の歌姫・シビさんの役が、五峰姐さんなんですけど……。
五峰姐さんはすげーいい女だけど、音……ゲフンゲフン……その、歌がかなり激しく得意でない方なんですが……。
シビさん、トウコの歌い継ぎの神懸かりっぷりが耳に魂に焼き付いているモノからしたら、今回のキャスティングはなかなかスリリングです。
ハマコ氏が歌うように、演出変更されるのかなー。
演出変更されるか気になるのは、ロイ役に、台詞があるかどうかです。
ボニーの暴力亭主、ロイ。
台詞ナシ、ダンスと動きだけですべて表現、しかもボニーの脳内しか出てこないという難役ですが。
やはり今回も、ダンスや動きのみなんでしょうかねえ。喋られても興ざめだけど。
んじゃガオリくんの声は聴けないんでしょーか。オーディエンスでなんか喋ってたっけ、初演のちー坊? ひとことぐらい解説してたよーな。
研2になったばかりの彩風くん、役がつきましたな。
ちはやくんと同様、かわいい少年のジョーンズが見られそうで、たのしみです。
この「かわいい少年」という点においては、初演を超えることができるかもしれません。はい。
初演はねええ、なにしろハマコ先生でしたから。
あのころハマコ先生は子役専科だったんですよ。大劇場でも子役やってました。
なにしろ小柄だし、見かけはともかく学年だけは「下級生」だったので。
うわ、ハマコまた子役かよ?! と思ったのを、痛烈におぼえてますよ……。
子どもに見えないのに、また子役なんだもん……。
や、うまかったんですけど。冒頭の「彼は悪人でした!」の台詞から、うまくてうまくてしょーがなかったし、ボニーと微笑みあって歌う歌も、すげー透明に美しい声だったんだけど。
サロペット姿は、ちょっとな……。
子役といっても、ジョーンズはアタマの足りない車好きのティーンエイジャーってとこだから、まったくの子役ではないんだけどね。
ところで、れのくん。
……えーと。
役、ついてない……?
役ついてない人、何人いるの? かなり少数だよね?
名前はなくても役は多いし、オーディエンスという役割があるからいいのかもしれないが……れのくんもハウルくんも主要キャストに入らないのか……ちょっと、しょぼん。
わたし『凍てついた明日』のビデオ2本持ってるはずなんだが(どっちも純正品。同じモノを2本キャトレで定価購入。や、それくらい好きなんで)、どっちも見あたりません。
役名とか出番とか確認したかったのにー。リーフレット読みたかったのにー。
どこに行ったのかなぁ。
記憶だけで書いてるんで、まちがいがあったらこっそり教えてくれぃ。
あー。
うっかり夜中から『佐々木夫妻の仁義なき戦い』の溜め込んでたビデオを見出しちゃって、ラストまで一気見したら徹夜になっちゃったよ(笑)。
いろいろすごいことになってるが、それでもやっぱ好きだわ、このドラマ。ファンタジーとしてアリだと思う。