アルバムの記録と記憶。@インフィニティ
2012年8月6日 タカラヅカ 待ちに待った『インフィニティ』のスカステ放送があった。
放送はうれしい。
しかも、まさかのHV放送だ。
そのかもみっちゃんも、通常放送のみだったので、まったく期待してなかった。月に4本しかない貴重な枠を、まっつバウごときに回してくれるとは思ってなかったんだ。
雪組次期トップスター発表があり、ああそういうことかと納得もしたが。
次期トップ娘役あゆっちの、最後のバウヒロがまっつバウなんだ。単独ヒロインではなかったけど、誰がヒロイン相当かと言われると、間違いなくあゆっちだったわけだし。
ありがたいありがたい。
改めて映像で『インフィニティ』を見て、毎度のことだが「映像は映像でしかない」と肩を落とす。
今年のはじめ、熱狂して通っていた、あの空間と同じモノだとは、思えなかった。
レンズを通すと客観的になっちゃうのかしらねえ?
ぶっちゃけコレ、そう名作でもないよな、とか。
まつださん、いろいろ微妙じゃね? とか。
映像はアルバムのようなもので、記録ではあるけれど、記憶ではない。
映像こそが事実なのかもしれないけれど、わたしにとってはわたしの記憶こそが真実。
『インフィニティ』は、奇跡のような公演だった。
すばらしい作品を、すばらしいキャストで演じてくれた。
客席も感動と愛に包まれていた。
映像を見た人が「チケ難だったし、ファンが名作だなんだって騒いでたけど、コレのどこが??」と思うとしても。
他人のことなど知らん、わたしにはわたしがすべて(笑)。
大好きだ、『インフィニティ』。
大好きだ、まっつ。
よくこれだけ、濃密に歌とダンスだけで公演してくれた。
記録に残ってくれてうれしい、これでいつでも記憶の補完はできる。
残ってくれる、ことが重要。わたしはたぶん、いつものように映像はほとんど見ないだろうけど、あるけど見ないのと、存在しないから二度と見られない、のは別。
HV放送はがんばって6本も録っちゃったよ(笑)。そんんなに録画してどうするんだって話。いやその、再放送はあるにしろ、HV放送は二度とないかもしれない!という焦燥感ゆえに。
そしてもちろん、ふつーの放送も録った。HVがあったらこっちは見ないだろうに、4本くらい録ったな。だからどうするんだって話(笑)。
記録ですから。アルバムですから。持っていることに意義があるの。
未だに、『宝塚巴里祭2009』とか、放送があるたびに録画しちゃってるし。DVDレコーダ2台とブルーレイレコーダ2台部屋にあるんだけど、どのレコーダにも『宝塚巴里祭2009』が複数本録画されたままになっている……(笑)。
しかしスカステさん、あのぐだぐだのカーテンコール、全部映してはくれないんだね。
てっきり全部残してくれるんだと思っていたよ。
カテコ、全部で何回あったんだっけ? 最後は緞帳の前に出てきて「まだ辞めませんから!」とか言ってたよーな(笑)。まるで退団公演のように拍手が鳴りやまないから?
「もっと高みを目指す」と言った言葉通り、まっつはさらにさらにうまくなる。舞台人として成長している。
有言実行。かっけー。
『宝塚巴里祭2009』のとき、演出の中村Bに「着たい衣装はあるか」と聞かれ、まっつは「黒燕尾」と答えた。
まっつにとっての黒燕尾ってのは、いつも彼が着ているなんの飾りも付いていない、シンプルなもの。
だけど、巴里祭で出された衣装は、キラキラのいっぱい付いた、「スター様仕様」の黒燕尾だった。
そうか、主演ってこういうことなんだ、黒燕尾って言っても、こうなるんだ。
……と驚いた、てな話をどこかで読むか聞くかした。
目頭が熱くなるわねええ。脇人生長い人だから、「主演」の着る黒燕尾がどんなものか、まったく思い至りもしなかったのねええ(笑)。
だから今回の、『インフィニティ』。
演出のいなばっちに「着たい衣装はあるか」とやはり聞かれ、やはりまっつは「黒燕尾」と答えた。
だけど今度は、「飾りの付いてない、シンプルなやつ」と付け加えた。そう言っておかないと、キラキラのスター仕様黒燕尾を用意されてしまうから、と。
この話を雑誌で読んで、ウケたな~~、まっつ、学習したんだ!!と(笑)。
そして。
せっかくの主演、もう二度とないかもしれないその貴重な機会に、そのときでしか着られないよーな豪華衣装をリクエストするのではなく、わざわざ、ふつーの黒燕尾を指定したところに、こだわりを感じる。
誇りを、感じる。
この人は、真ん中で豪華な衣装を着ることを目標や夢にしているのではなく、自分の納得いく成果を得るために精進しているのだと。
こういう人だからあの舞台を、男役姿を見せてくれるのであり、こういう人だから好きなんだと、しみじみ思った。
『インフィニティ』のお茶会のとき、黒燕尾に対するこだわりを語っていたなあ、と、『Shining Rhythm!』の黒燕尾の美しさに打ちのめされつつも、思い出していた。
惚れて悔いなし!
これからも、クオリティの高い舞台を見せてくれるだろう。
できれば、少しでも長く。
男役姿を見ていたい。
……アルバムをめくると、人は感傷的になるんだってば。
放送はうれしい。
しかも、まさかのHV放送だ。
そのかもみっちゃんも、通常放送のみだったので、まったく期待してなかった。月に4本しかない貴重な枠を、まっつバウごときに回してくれるとは思ってなかったんだ。
雪組次期トップスター発表があり、ああそういうことかと納得もしたが。
次期トップ娘役あゆっちの、最後のバウヒロがまっつバウなんだ。単独ヒロインではなかったけど、誰がヒロイン相当かと言われると、間違いなくあゆっちだったわけだし。
ありがたいありがたい。
改めて映像で『インフィニティ』を見て、毎度のことだが「映像は映像でしかない」と肩を落とす。
今年のはじめ、熱狂して通っていた、あの空間と同じモノだとは、思えなかった。
レンズを通すと客観的になっちゃうのかしらねえ?
ぶっちゃけコレ、そう名作でもないよな、とか。
まつださん、いろいろ微妙じゃね? とか。
映像はアルバムのようなもので、記録ではあるけれど、記憶ではない。
映像こそが事実なのかもしれないけれど、わたしにとってはわたしの記憶こそが真実。
『インフィニティ』は、奇跡のような公演だった。
すばらしい作品を、すばらしいキャストで演じてくれた。
客席も感動と愛に包まれていた。
映像を見た人が「チケ難だったし、ファンが名作だなんだって騒いでたけど、コレのどこが??」と思うとしても。
他人のことなど知らん、わたしにはわたしがすべて(笑)。
大好きだ、『インフィニティ』。
大好きだ、まっつ。
よくこれだけ、濃密に歌とダンスだけで公演してくれた。
記録に残ってくれてうれしい、これでいつでも記憶の補完はできる。
残ってくれる、ことが重要。わたしはたぶん、いつものように映像はほとんど見ないだろうけど、あるけど見ないのと、存在しないから二度と見られない、のは別。
HV放送はがんばって6本も録っちゃったよ(笑)。そんんなに録画してどうするんだって話。いやその、再放送はあるにしろ、HV放送は二度とないかもしれない!という焦燥感ゆえに。
そしてもちろん、ふつーの放送も録った。HVがあったらこっちは見ないだろうに、4本くらい録ったな。だからどうするんだって話(笑)。
記録ですから。アルバムですから。持っていることに意義があるの。
未だに、『宝塚巴里祭2009』とか、放送があるたびに録画しちゃってるし。DVDレコーダ2台とブルーレイレコーダ2台部屋にあるんだけど、どのレコーダにも『宝塚巴里祭2009』が複数本録画されたままになっている……(笑)。
しかしスカステさん、あのぐだぐだのカーテンコール、全部映してはくれないんだね。
てっきり全部残してくれるんだと思っていたよ。
カテコ、全部で何回あったんだっけ? 最後は緞帳の前に出てきて「まだ辞めませんから!」とか言ってたよーな(笑)。まるで退団公演のように拍手が鳴りやまないから?
「もっと高みを目指す」と言った言葉通り、まっつはさらにさらにうまくなる。舞台人として成長している。
有言実行。かっけー。
『宝塚巴里祭2009』のとき、演出の中村Bに「着たい衣装はあるか」と聞かれ、まっつは「黒燕尾」と答えた。
まっつにとっての黒燕尾ってのは、いつも彼が着ているなんの飾りも付いていない、シンプルなもの。
だけど、巴里祭で出された衣装は、キラキラのいっぱい付いた、「スター様仕様」の黒燕尾だった。
そうか、主演ってこういうことなんだ、黒燕尾って言っても、こうなるんだ。
……と驚いた、てな話をどこかで読むか聞くかした。
目頭が熱くなるわねええ。脇人生長い人だから、「主演」の着る黒燕尾がどんなものか、まったく思い至りもしなかったのねええ(笑)。
だから今回の、『インフィニティ』。
演出のいなばっちに「着たい衣装はあるか」とやはり聞かれ、やはりまっつは「黒燕尾」と答えた。
だけど今度は、「飾りの付いてない、シンプルなやつ」と付け加えた。そう言っておかないと、キラキラのスター仕様黒燕尾を用意されてしまうから、と。
この話を雑誌で読んで、ウケたな~~、まっつ、学習したんだ!!と(笑)。
そして。
せっかくの主演、もう二度とないかもしれないその貴重な機会に、そのときでしか着られないよーな豪華衣装をリクエストするのではなく、わざわざ、ふつーの黒燕尾を指定したところに、こだわりを感じる。
誇りを、感じる。
この人は、真ん中で豪華な衣装を着ることを目標や夢にしているのではなく、自分の納得いく成果を得るために精進しているのだと。
こういう人だからあの舞台を、男役姿を見せてくれるのであり、こういう人だから好きなんだと、しみじみ思った。
『インフィニティ』のお茶会のとき、黒燕尾に対するこだわりを語っていたなあ、と、『Shining Rhythm!』の黒燕尾の美しさに打ちのめされつつも、思い出していた。
惚れて悔いなし!
これからも、クオリティの高い舞台を見せてくれるだろう。
できれば、少しでも長く。
男役姿を見ていたい。
……アルバムをめくると、人は感傷的になるんだってば。