思い知らされるのは、「永遠」などないのだということ。

 いや、もちろんそんなこと、わかってるんだけど。
2012/8/30

宝塚歌劇団 名誉理事(専科)春日野 八千代 逝去について

宝塚歌劇団 名誉理事で専科の春日野 八千代が2012年8月29日(水)午前10時34分に逝去いたしましたので、お知らせいたします。

※葬儀等は密葬とし、近親者のみで執り行われます。

 100周年まで、あと2年。
 春日野先生の年齢がどうということは関係なく、当たり前に信じていた。
「100周年、なにやるんだろ?」
「祝舞があって、よっちゃん先生が舞うんだよ」
 そう、それが可能かどうかなんて、考えもしない。
 祝典では、春日野先生登場。それが当たり前だから、それ以外はない。

 自分が「当たり前」と思っている現実のもろさ。

 夢の世界、夢のフェアリー。
 彼らを愛し、彼らとともに、時間とか現実とかとは、別の世界に生きているつもりでいたけれど。
 時間は、現実は、確実に過ぎている。

 そんなことありえなかったのかもしれないけれど。

 昨日の続きが今日で、今日の続きが明日である。「また明日ね」と今日手を振って別れた友だちと、明日も会える。
 そんな幻影と同じように、信じていたよ。

「100周年、なにやるんだろ?」
「祝舞があって、よっちゃん先生が舞うんだよ」


 存在自体が、ファンタジーな方でした。
 ご冥福をお祈りします。

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