世界を閉ざす声、その拳。@フットルース
2012年8月23日 タカラヅカ 「I’m Free」が好きだ。
わたしが「ミュージカル」に求めるモノが、ここに凝縮されている。
ってことで、『フットルース』のこの場面について前日欄でえんえん書いた。
レン@キムくんがすごすぎること、かっこよすぎることも書いた。
この場面が、好き過ぎる。
毎回、若者たちの鬨の声に、涙を流している。
それとは、別に。
ここのムーア牧師@まっつが、好きだ。
いやもお、震えがくるぐらい。
好きすぎて、やばい。
自由への闘いを誓う少年たち。
子どもたちの希望を、勇気を、踏みにじるかのように高見に登場するムーア。
絶対権力。「神」に等しい男。
ライトの当たり方がまた、ひどくてね。
とことんまで彼を、「非人間的」に映しているの。
傷ゆえに心を閉ざしたムーアは、ある意味「化物」になっている。
他者との関わりを拒絶し、誰も理解しようとせず、過去と後悔だけに凝り固まり、攻撃することで自分を守り続けている……そんなムーアは、すでに「人間」じゃない。
別のナニかだ。
なにかおそろしい……かなしい、モノに変貌している。
それが表れた場面だ。
非人間的なライト。
「我々は正しき道を歩まねばならない」
正義を説きながら、彼こそがとてつもなく歪んでいる。
この、不細工に映るライト照らされ、顔立ち変わって見えるよなー、てなまっつさんがねえ……めちゃくちゃカッコイイの!!
冷酷さ半端ねえ。
こわさ半端ねえ。
これぞラスボス……!!
梅芸の最初の方、喉を痛めていたときのムーアさんが、すげー痛々しい人になっていて萌え狂った。
ラスボスとして冷酷に振る舞っているのに、壊れてしまいそうに哀しい人に見えた。
「我々は正しき道を歩まねばならない」……その台詞が、悲鳴に聞こえた。
誰か彼を助けて。
このままでは、彼は壊れてしまう。狂ってしまう。
なんてのは、ほんとそのときだけで。
喉の調子が良くなると、さらに強大なラスボスさんとして花開いていった(笑)。
こ・わ~~。
めちゃくちゃこわいー。
強くて固くてこわすぎるよこの人!!
歪みは見えるけれど、強くこわいところで安定した。や、とってもラスボスらしくね。
その強いこわい人がまた、格好いいんだ。
喉がアレだったときとはまた、チガウ歪みや痛さも垣間見えてね。
回数観るうちに、どんどんわたしはクリアになっていった。
考えるのではなく、感じるようになった、というか。
ただもお、まっつを見る、それだけになった。
考えない。
ただ、彼をカッコイイと思う。
響く、歌声。
他のコーラスはほんとに「音」になり、ムーアの歌声だけがクリアに聞こえる。
彼に同調し、彼しか見えなくなる。
その、快感。
「正しき道を示さなければ」
と歌う、その歌声だけがわたしを満たす。まっすぐな矢となり、突き刺さる。
まっつの声が聞こえなくなるのと入れ違うように、キムくんの声が盛り上がってくるのも好き。
ふたりの、相容れない存在が、歌声にも表れている。
キムくんが歌っているのは、「I’m Free」だ。彼も、子どもたちもみんな一貫してその曲を歌っている。
だから曲のラストに「I’m Free!!」と叫ぶのは正しい。
「導いて 主よ」
と歌うまっつ、まったく別の歌を歌っているムーアまでもが、最後に「I’m Free!!」と叫ぶ。
そう、これは正義の聖戦。
子どもたちも、大人たちも、どちらも正しい。
客観的にどうこうじゃない、どちらも自分たちこそが「正しい」と思っている。
だから彼らはラストに叫ぶんだ。
「神様に聞こえるように」、声を上げて。
大人たちも、ムーアも。
わたし、このラストの「I’m Free!!」が好きで。
ムーア牧師が叫ぶ、「I’m Free!」が好き過ぎる。
冷徹な権力者、おそろしいラスボスが、拳を握って宣言するんだ。「I’m Free!」
独裁者の叫び。
うおおお、かっけーーっ!!
理屈じゃない。
ただもお、アタマ悪く、ハクハクしてる。
かっこいいかっこいいかっこいい。
まっつかっこいい。
……それしか考えてない(笑)。
2幕の教会の、レンとの会話とか、翌朝のミサの演説とか、彼の演技力のすごさに感動するところはちゃんとある。
ラストシーンのヴァイ@きゃびいとのラヴシーンや、まっつが歌うラヴソングと、ときめきまくるところはちゃんとある。
それとは別に、ただもお、格好良さに打ちのめされる。
口から心臓が飛び出るんじゃないかってくらい、ドキドキする。
「ミュージカル」としての演出のすごさだろうよ。
レンたち学生たちの歌とダンスの流れ、大好きなんだもの。血湧き肉躍るんだもの。
その「ミュージカル」としての力、わたしがもっとも好む演出・表現の中の一部として、ムーアさんが好み過ぎるの。
彼の歪みがどうとか、悲しさがとか、理屈はいいです、その辺考えるのも好みだし大好きだけど、とりあえず見ているときは置いておきます、ただもお、かっこいいっす。
ここのムーアさん、見ていたい。
ただもおエンドレスで、見ていたい。
こんなに好きでいいのか?!
ってくらい、好きだわー。
ライト変だから、顔も変に映ってるんだけどねー(笑)。
「きれいに映す」ことを考えていない画面にされてるんだけどねー。
それでも、すげーかっこいいのー。
アタマ悪いのー、それしかコトバ、出てこないのー。
ムーアさんの「I’m Free!」が好き。
あの握り拳が好き。
眉間の縦皺が好き。
1幕ラスト、泣きすぎで毎回大変っす(笑)。
キムくんたち若者に泣かされ、ムーアさんが格好良すぎて泣かされ。
消耗する。
しあわせ。
わたしが「ミュージカル」に求めるモノが、ここに凝縮されている。
ってことで、『フットルース』のこの場面について前日欄でえんえん書いた。
レン@キムくんがすごすぎること、かっこよすぎることも書いた。
この場面が、好き過ぎる。
毎回、若者たちの鬨の声に、涙を流している。
それとは、別に。
ここのムーア牧師@まっつが、好きだ。
いやもお、震えがくるぐらい。
好きすぎて、やばい。
自由への闘いを誓う少年たち。
子どもたちの希望を、勇気を、踏みにじるかのように高見に登場するムーア。
絶対権力。「神」に等しい男。
ライトの当たり方がまた、ひどくてね。
とことんまで彼を、「非人間的」に映しているの。
傷ゆえに心を閉ざしたムーアは、ある意味「化物」になっている。
他者との関わりを拒絶し、誰も理解しようとせず、過去と後悔だけに凝り固まり、攻撃することで自分を守り続けている……そんなムーアは、すでに「人間」じゃない。
別のナニかだ。
なにかおそろしい……かなしい、モノに変貌している。
それが表れた場面だ。
非人間的なライト。
「我々は正しき道を歩まねばならない」
正義を説きながら、彼こそがとてつもなく歪んでいる。
この、不細工に映るライト照らされ、顔立ち変わって見えるよなー、てなまっつさんがねえ……めちゃくちゃカッコイイの!!
冷酷さ半端ねえ。
こわさ半端ねえ。
これぞラスボス……!!
梅芸の最初の方、喉を痛めていたときのムーアさんが、すげー痛々しい人になっていて萌え狂った。
ラスボスとして冷酷に振る舞っているのに、壊れてしまいそうに哀しい人に見えた。
「我々は正しき道を歩まねばならない」……その台詞が、悲鳴に聞こえた。
誰か彼を助けて。
このままでは、彼は壊れてしまう。狂ってしまう。
なんてのは、ほんとそのときだけで。
喉の調子が良くなると、さらに強大なラスボスさんとして花開いていった(笑)。
こ・わ~~。
めちゃくちゃこわいー。
強くて固くてこわすぎるよこの人!!
歪みは見えるけれど、強くこわいところで安定した。や、とってもラスボスらしくね。
その強いこわい人がまた、格好いいんだ。
喉がアレだったときとはまた、チガウ歪みや痛さも垣間見えてね。
回数観るうちに、どんどんわたしはクリアになっていった。
考えるのではなく、感じるようになった、というか。
ただもお、まっつを見る、それだけになった。
考えない。
ただ、彼をカッコイイと思う。
響く、歌声。
他のコーラスはほんとに「音」になり、ムーアの歌声だけがクリアに聞こえる。
彼に同調し、彼しか見えなくなる。
その、快感。
「正しき道を示さなければ」
と歌う、その歌声だけがわたしを満たす。まっすぐな矢となり、突き刺さる。
まっつの声が聞こえなくなるのと入れ違うように、キムくんの声が盛り上がってくるのも好き。
ふたりの、相容れない存在が、歌声にも表れている。
キムくんが歌っているのは、「I’m Free」だ。彼も、子どもたちもみんな一貫してその曲を歌っている。
だから曲のラストに「I’m Free!!」と叫ぶのは正しい。
「導いて 主よ」
と歌うまっつ、まったく別の歌を歌っているムーアまでもが、最後に「I’m Free!!」と叫ぶ。
そう、これは正義の聖戦。
子どもたちも、大人たちも、どちらも正しい。
客観的にどうこうじゃない、どちらも自分たちこそが「正しい」と思っている。
だから彼らはラストに叫ぶんだ。
「神様に聞こえるように」、声を上げて。
大人たちも、ムーアも。
わたし、このラストの「I’m Free!!」が好きで。
ムーア牧師が叫ぶ、「I’m Free!」が好き過ぎる。
冷徹な権力者、おそろしいラスボスが、拳を握って宣言するんだ。「I’m Free!」
独裁者の叫び。
うおおお、かっけーーっ!!
理屈じゃない。
ただもお、アタマ悪く、ハクハクしてる。
かっこいいかっこいいかっこいい。
まっつかっこいい。
……それしか考えてない(笑)。
2幕の教会の、レンとの会話とか、翌朝のミサの演説とか、彼の演技力のすごさに感動するところはちゃんとある。
ラストシーンのヴァイ@きゃびいとのラヴシーンや、まっつが歌うラヴソングと、ときめきまくるところはちゃんとある。
それとは別に、ただもお、格好良さに打ちのめされる。
口から心臓が飛び出るんじゃないかってくらい、ドキドキする。
「ミュージカル」としての演出のすごさだろうよ。
レンたち学生たちの歌とダンスの流れ、大好きなんだもの。血湧き肉躍るんだもの。
その「ミュージカル」としての力、わたしがもっとも好む演出・表現の中の一部として、ムーアさんが好み過ぎるの。
彼の歪みがどうとか、悲しさがとか、理屈はいいです、その辺考えるのも好みだし大好きだけど、とりあえず見ているときは置いておきます、ただもお、かっこいいっす。
ここのムーアさん、見ていたい。
ただもおエンドレスで、見ていたい。
こんなに好きでいいのか?!
ってくらい、好きだわー。
ライト変だから、顔も変に映ってるんだけどねー(笑)。
「きれいに映す」ことを考えていない画面にされてるんだけどねー。
それでも、すげーかっこいいのー。
アタマ悪いのー、それしかコトバ、出てこないのー。
ムーアさんの「I’m Free!」が好き。
あの握り拳が好き。
眉間の縦皺が好き。
1幕ラスト、泣きすぎで毎回大変っす(笑)。
キムくんたち若者に泣かされ、ムーアさんが格好良すぎて泣かされ。
消耗する。
しあわせ。