トラウマを刺激されて愚痴る。@哀しみのコルドバ
2015年11月21日 タカラヅカ 雪組全国ツアー『哀しみのコルドバ』初日観劇。
……は、ともかく。
まず、吐き出しておく。
『哀しみのコルドバ』って番手落とし、路線外通告ツールかよ?! うっきーー!!
2回連続だと、「そういうこと」かと思うよねー。
主人公エリオ。花形闘牛士。ヒーロー。
2番手役ロメロ。実業家、ヒロインのパトロン。渋い大人の男。
3番手役ビセント。闘牛士。色男。
4番手役フェリーペ。ロメロの甥。王子様系。
男役で主要な役は、以上。
4番手までオイシイ、てのがこの作品の売り。3番手と4番手はおいしさが遜色ないというか、ジェンヌの持ち味で振り分けてもいいかもなというくらいの比重。
娘役もヒロイン+準ヒロインとふたつも大きな役があり、再演が決まると「あの役は誰かしら」とわくわく想像して盛り上がれる、そういう意味でも楽しい作品。
アルバロ?
ああ、ストーリーに関係ない、いてもいなくてもかまわない、「闘牛士グループ」でひとまとめにされているキャラがいましたね。
番手外の役ですよ、闘牛士全部で何人いたっけ。『ベルばら』で言う「衛兵隊」みたいなもんで、人数減ってても客は気づかない。
2009年の花組再演時、トップから3番手以外5番手まで4人ぞろっと出演していました。番手付き4人、主要な役もちょうど4つ、なのに、5番手が番手役からはずされ、「アルバロ? 誰? 前に再演観たけどそんな役知らない」と言われるような役を振られましたの。
そして、4つめの役であるフェリーペは、劇団が「出来れば上げたい」と思っている下級生がやりましたのよ。
下克上は人事の花、組替えも退団もないのに、組内番手が変わる……! というのは、ヅカファンがわきたつ、いわば祭りのひとつです。
……という前例アリで。
今回の雪組でも、まったく同じことするってどうよ。
ええ。またしても、アルバロ。
「誰それ?」な脇役。
4番手役フェリーペを劇団推し下級生に振って、4番手は脇のアルバロですか!!
もう番手扱いする気ないっすよ、別格ですよってか。
あーー……。
下克上の必要性はわかっちゃいるけど、以前の贔屓の役を、こうも完璧に「路線外しの役」「自覚を促すための処置」みたいに踏襲されると、複雑だわ。
あの頃の花組は、まとぶんがトップになって1年……しかし、3番手のえりたんはかれこれ6年(!)とか3番手やってて、みわっちは3年くらい4番手やってて、まっつも3年くらい5番手やってたんだっけ。
トップの座に5年間君臨したオサ様が卒業して2番手のまとぶんがトップに繰り上がっても、2番手にゆーひくんが降ってきたため、3番手以下は誰ひとり番手が上がらなかったの。トップが変わったのに路線の番手塩漬けって組の勢いが落ちるわよねえ……ゆーひくんが栄転したのちも、停滞感はぬぐえず、まとぶさん時代はずーっと集客に苦労した記憶。
5番手3年て、その微妙な番手でその長さ、ありえねー……。
将来的にトップになると確定している人だけを「路線スター」とするわけじゃない。本公演の最後のパレードで真ん中を歌いながら階段降りする人は「路線」で、「それ以外」と区別される。単なるシステムの話。まっつがトップになるなんて誰も思ってなかったろうけど、それでもまっつは「路線」側にいる人だった。
当時のまっつは「いつ路線から完全にはずれるか」「退団するか」が注目点だったなあ。
本公演では体裁だけ5番手だったけど、別箱ではすぱっと脇宣告。
演目がでたときは「番手的にまっつはフェリーペかな」「タイプ的に、みわっちフェリーペでまっつがビセントかも」とか言われていたりもしたけど、フタを開けてみたらアルバロだもんねえ。
「まっつがついに路線から落ちた」と騒がれましたわね。
翔くんはこの前の大劇場公演で、咲ちゃんと立ち位置が変わった。
それまでは翔くん・咲ちゃんという学年順の並び方だったのが、逆転して咲ちゃん・翔くんになった。
もともと咲ちゃんは鳴り物入りスターで、入団前からトップスターになることが決まっているひとりだ。
歴代唯一の単独音校ポスターとか、歴代屈指の新公主演回数だとか、わかりやすく「特別です、他の人と混同しないでください」と線を引いている。
そんな咲ちゃん相手に、翔くんが脇から路線争いに食い込んできたこと自体画期的、本来ならあり得ない事態。まあつまり、そんだけ咲ちゃんが伸び悩んでいたってことなんだけど。
だから、たぶんほとんどの人が最初からわかってる。
彩彩コンビの劇団重要順位は、咲>>>翔だと。翔くんが上にいたとしてもそれは暫定処置、いずれは咲ちゃんが来ると。
わかっているからって、実際に順番が入れ替わると衝撃はあるもので。
『星逢一夜』『La Esmeralda』初日は震撼したなあ。
まったくの脇だったのに、『オネーギン』『ロミジュリ』と翔くんがキラキラと頭角を現してきて。
すっかり足踏みしてくすんでいた、ついでにぷくぷく太っていた、咲ちゃんを席巻したんだよねえ。アレは見ていてわくわくした。
スター誕生は、みんな大好きだよね。
「特別ですから」と真ん中に居続けてる成長のわかりにくい劇団推しスターの横に、雑草育ちの知る人ぞ知る美形がどーんと並んだんだよ? ドラマですよ、祭りですよ!
スター誕生。咲ちゃんと並んでバウ主演、『仮面の男』では本公演でも美貌の輝く重要な役、そして初新公主演。
瞬く間に、スターダムを駆け上るカタルシス。
……それを知っているだけに、あんだけ華やかにスター誕生しただけに、咲ちゃんの下へ落とされてしまったことは切ない。
翔くん、あまりにも実力面で成長しなかったからねえ……。最初からうまくはなかったけれど、場を与えられれば伸びるかと期待したのに、悪声も音痴も芝居下手も、変わらなかった……。
一方咲ちゃんは、やたら時間掛かったけれど、確かに前進しているし、『GOLD SPARK!』あたり太ましさMAXでえらいことになってたけど、ちゃんと痩せてきれいになってきているし。
咲ちゃんが特別な人でなにがあっても路線スターなのは、わかっているからいい。
それはそれとして、翔くんもちゃんと扱って欲しい。
みんな並んでゴールできる世界じゃナイから、順位付けは仕方ない。それは受け入れた上で、夢を見られなくなるような冷たい仕打ちはやめて。
願うのはそういうこと。
なのに。
直前の公演で、3番手から4番手へ落とされて、次の公演で、4番手すら落とされるの?!
それひどくね?! 夢を売る劇団にしてほしくないやり方っすよ?!
しかも、まっつが番手外扱いされた、アルバロで。
またしても、4番手外し。
やーめーてー。
アルバロって、そーゆー「残酷人事役」とレッテル付くじゃん! つか、もう付いてるか。
あー、ぶつぶつ。
あー、ぐちぐち。
……は、ともかく。
まず、吐き出しておく。
『哀しみのコルドバ』って番手落とし、路線外通告ツールかよ?! うっきーー!!
2回連続だと、「そういうこと」かと思うよねー。
主人公エリオ。花形闘牛士。ヒーロー。
2番手役ロメロ。実業家、ヒロインのパトロン。渋い大人の男。
3番手役ビセント。闘牛士。色男。
4番手役フェリーペ。ロメロの甥。王子様系。
男役で主要な役は、以上。
4番手までオイシイ、てのがこの作品の売り。3番手と4番手はおいしさが遜色ないというか、ジェンヌの持ち味で振り分けてもいいかもなというくらいの比重。
娘役もヒロイン+準ヒロインとふたつも大きな役があり、再演が決まると「あの役は誰かしら」とわくわく想像して盛り上がれる、そういう意味でも楽しい作品。
アルバロ?
ああ、ストーリーに関係ない、いてもいなくてもかまわない、「闘牛士グループ」でひとまとめにされているキャラがいましたね。
番手外の役ですよ、闘牛士全部で何人いたっけ。『ベルばら』で言う「衛兵隊」みたいなもんで、人数減ってても客は気づかない。
2009年の花組再演時、トップから3番手以外5番手まで4人ぞろっと出演していました。番手付き4人、主要な役もちょうど4つ、なのに、5番手が番手役からはずされ、「アルバロ? 誰? 前に再演観たけどそんな役知らない」と言われるような役を振られましたの。
そして、4つめの役であるフェリーペは、劇団が「出来れば上げたい」と思っている下級生がやりましたのよ。
下克上は人事の花、組替えも退団もないのに、組内番手が変わる……! というのは、ヅカファンがわきたつ、いわば祭りのひとつです。
……という前例アリで。
今回の雪組でも、まったく同じことするってどうよ。
ええ。またしても、アルバロ。
「誰それ?」な脇役。
4番手役フェリーペを劇団推し下級生に振って、4番手は脇のアルバロですか!!
もう番手扱いする気ないっすよ、別格ですよってか。
あーー……。
下克上の必要性はわかっちゃいるけど、以前の贔屓の役を、こうも完璧に「路線外しの役」「自覚を促すための処置」みたいに踏襲されると、複雑だわ。
あの頃の花組は、まとぶんがトップになって1年……しかし、3番手のえりたんはかれこれ6年(!)とか3番手やってて、みわっちは3年くらい4番手やってて、まっつも3年くらい5番手やってたんだっけ。
トップの座に5年間君臨したオサ様が卒業して2番手のまとぶんがトップに繰り上がっても、2番手にゆーひくんが降ってきたため、3番手以下は誰ひとり番手が上がらなかったの。トップが変わったのに路線の番手塩漬けって組の勢いが落ちるわよねえ……ゆーひくんが栄転したのちも、停滞感はぬぐえず、まとぶさん時代はずーっと集客に苦労した記憶。
5番手3年て、その微妙な番手でその長さ、ありえねー……。
将来的にトップになると確定している人だけを「路線スター」とするわけじゃない。本公演の最後のパレードで真ん中を歌いながら階段降りする人は「路線」で、「それ以外」と区別される。単なるシステムの話。まっつがトップになるなんて誰も思ってなかったろうけど、それでもまっつは「路線」側にいる人だった。
当時のまっつは「いつ路線から完全にはずれるか」「退団するか」が注目点だったなあ。
本公演では体裁だけ5番手だったけど、別箱ではすぱっと脇宣告。
演目がでたときは「番手的にまっつはフェリーペかな」「タイプ的に、みわっちフェリーペでまっつがビセントかも」とか言われていたりもしたけど、フタを開けてみたらアルバロだもんねえ。
「まっつがついに路線から落ちた」と騒がれましたわね。
翔くんはこの前の大劇場公演で、咲ちゃんと立ち位置が変わった。
それまでは翔くん・咲ちゃんという学年順の並び方だったのが、逆転して咲ちゃん・翔くんになった。
もともと咲ちゃんは鳴り物入りスターで、入団前からトップスターになることが決まっているひとりだ。
歴代唯一の単独音校ポスターとか、歴代屈指の新公主演回数だとか、わかりやすく「特別です、他の人と混同しないでください」と線を引いている。
そんな咲ちゃん相手に、翔くんが脇から路線争いに食い込んできたこと自体画期的、本来ならあり得ない事態。まあつまり、そんだけ咲ちゃんが伸び悩んでいたってことなんだけど。
だから、たぶんほとんどの人が最初からわかってる。
彩彩コンビの劇団重要順位は、咲>>>翔だと。翔くんが上にいたとしてもそれは暫定処置、いずれは咲ちゃんが来ると。
わかっているからって、実際に順番が入れ替わると衝撃はあるもので。
『星逢一夜』『La Esmeralda』初日は震撼したなあ。
まったくの脇だったのに、『オネーギン』『ロミジュリ』と翔くんがキラキラと頭角を現してきて。
すっかり足踏みしてくすんでいた、ついでにぷくぷく太っていた、咲ちゃんを席巻したんだよねえ。アレは見ていてわくわくした。
スター誕生は、みんな大好きだよね。
「特別ですから」と真ん中に居続けてる成長のわかりにくい劇団推しスターの横に、雑草育ちの知る人ぞ知る美形がどーんと並んだんだよ? ドラマですよ、祭りですよ!
スター誕生。咲ちゃんと並んでバウ主演、『仮面の男』では本公演でも美貌の輝く重要な役、そして初新公主演。
瞬く間に、スターダムを駆け上るカタルシス。
……それを知っているだけに、あんだけ華やかにスター誕生しただけに、咲ちゃんの下へ落とされてしまったことは切ない。
翔くん、あまりにも実力面で成長しなかったからねえ……。最初からうまくはなかったけれど、場を与えられれば伸びるかと期待したのに、悪声も音痴も芝居下手も、変わらなかった……。
一方咲ちゃんは、やたら時間掛かったけれど、確かに前進しているし、『GOLD SPARK!』あたり太ましさMAXでえらいことになってたけど、ちゃんと痩せてきれいになってきているし。
咲ちゃんが特別な人でなにがあっても路線スターなのは、わかっているからいい。
それはそれとして、翔くんもちゃんと扱って欲しい。
みんな並んでゴールできる世界じゃナイから、順位付けは仕方ない。それは受け入れた上で、夢を見られなくなるような冷たい仕打ちはやめて。
願うのはそういうこと。
なのに。
直前の公演で、3番手から4番手へ落とされて、次の公演で、4番手すら落とされるの?!
それひどくね?! 夢を売る劇団にしてほしくないやり方っすよ?!
しかも、まっつが番手外扱いされた、アルバロで。
またしても、4番手外し。
やーめーてー。
アルバロって、そーゆー「残酷人事役」とレッテル付くじゃん! つか、もう付いてるか。
あー、ぶつぶつ。
あー、ぐちぐち。