書き切れていない、『私立探偵ケイレブ・ハント』のこと。

 ホレイショー@翔くんがかっこいい。
 ろくになんの書き込みもされてないけど、かっこいいよね!
 アツ過ぎもせず冷たすぎもせず、でも確実に「正しい」。
 上層部が黒い圧力に屈しても、揺らぐことなく正義を貫いている。
 そしてそれを特別視していない。ごくふつーにやっている。

 この「ふつう」さがすごい。

 ぎゃーすかわめいて自分勝手に正義をやるケイレブ@ちぎくんより、淡々と仕事として正義をやっているホレイショーがすごい。わめくケイレブより地味だけど、その地味さこそが、すごい。
 それが彼にとっての「当たり前」であり「日常」だからだ。

 相棒のライアン@ひとことの関係性もいいよなー。
 ライアンはホレイショーほど正義の人ではなく、いちいち嘆くしぼやく。けど、ホレイショーに従う。
 本当に嫌なら、間違っていると思うなら、従いはしないだろう。自分の人生と命がかかっているんだから。上層部に逆らって捜査をすれば刑事としての未来が断たれるし、マフィアに殴り込みかければシンプルに命を絶たれる。その危険性を「ぼやく」のは、「理解している」ということ。理解していてなお、異を唱えない。
 もっとも彼は、ホレイショーが行動しなければ、彼自身が率先して行動しないように見えるので、「ホレイショーが行くなら行く」なんだろう。ぼやきながら。

 ……って、ナニその萌えコンビ。

 ライアンにカノジョがいて、ホレイショーにいなさそうなとこもイイよなー(笑)。ライアンの方が人生を楽しむ気合いを持っている。
 なのに、ライアンの方がホレイショーに惚れ込んでそうなとこが。

 対等のバディも萌えだけど、先輩後輩バディもいいよな。力関係があるけれど相棒っての。

 翔くんほんと、いい男になったなあ……。
 無駄に力の入らない役の方が、彼の美貌が映える。顔立ちがクドい分、芝居が淡白な方が坐りがいいのかも。
 クールなナギショってあんまり記憶にナイもんなー。『ローマの休日』から続いて、ハートを打ち抜いてくれるわ。

 ひとこはふにゃけた役がうまい。ハマる。
 この「調子の良さ」は持って生まれた資質だよな。同じ役をれいこがやってもこののほほんさは出ないはず(笑)。
 人間的なゆるさを魅力として打ち出せるのは、役者として強みだと思う。今回の役、好きだわー。


 ケイレブとホレイショー、ホレイショーとライアンに信頼が見えるのに、ケイレブとジム@だいもんとカズノ@咲ちゃんにそれが見えないのが不思議だ。
 ケイレブ、ジム、カズノの関係性って、ケイレブとライアン程度の関係性に思える。ケイレブの友人はホレイショー、ライアンはホレイショーの相棒だから仲間カウントしていい、ぐらいの感じ。
 なんだろ、この差。一緒に捜査する場面がナイからか?


 ケイレブ、ジム、カズノはそれぞれでかわいいポイントはある。
 撃たれたのがジムだけ、カズノは襲われなかったばかりか、かわいいカノジョまでGETしちゃいそうなところが、キャラクタの差としてかわいい。
 ポーリーン@くらっちがカズノに一目惚れしていて、カズノの方はなんとも思っていないのがイイ。

 偶然助けた若くてかわいい女の子になつかれたら。
 ケイレブはたぶん、それなりに優しい態度を取る。デレるほどじゃなくても、まんざらでもないだろう。
 ジムは絶対デレデレだ(笑)。おじさん、素直に喜ぶだろ。
 ラブラブの恋人がいても、ふたりの男は「女の子からアプローチされている」ことに、プラスの反応を示すだろう。だって、ふつーに「男」だから。

 でもカズノは興味なさそう。強引に関心を示されても心が動いた様子がない。「ふうん?」ぐらいの感じ。
 カズノの不感症っぽいとこがイイ。恋愛に対しての。

 たぶん年数を重ねて「マサツカキャラ」に成長しそうなのはカズノだなあ。ジムは絶対そっちには行かない。

 探偵事務所の3人も、個々には面白いんだ。
 だからなんで、3人のエピソードを描いてくれなかったんだろうと歯がゆく思う。
 「ただの同僚」以上の温度のない関係なんて、つまんない。

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