たぶん、見えているモノが違う。@DRAGON NIGHT!!
2015年9月2日 タカラヅカ 『DRAGON NIGHT!!』観て思い出した。
フジイくんって、ガチムチ耽美スキーだっけ。
ふつー、女性の想像する耽美って華奢で中性的な美形が繰り広げるものだけど。
フジイくんは、漢らしいガチムチ兄貴が薔薇の花とばしながら絡み合うのに萌える人だっけ。
コム姫とかテルとか、線の細い美形がやって絵になるようなことを、あえてらんとむ兄貴にさせたりするのよね。
らんとむは美形だけど、彼の魅力はくるんくるんロングヘアでフリルに埋もれて男に組み敷かれてうふんあはんするところにはないわ、スーツで男たちを従えてダンディに踊る方が100万倍魅力的だわ。……と思ったなあ。
でもフジイくんには、ヘラクレスの似合う健康的な筋肉にーちゃんが、耽美で淫靡な中性的魅力の禁断の水仙に見えていたんだなあ。
男同士の耽美場面の趣味の違いもそうだけど。
男役を片方あえて女にすることで、官能的な場面を作るというヅカ定番場面でも、フジイくんの趣味はアレでしたっけ。
中性的な美青年のテルが男で、おじさま得意で野郎系なヲヅキさんを女にしてましたっけ。ふつーソコは逆だろ?!!という全世界からのツッコミもスルーして、華奢な美青年が逞しいヲカマさんを相手にエロエロしてましたっけ……。
ガチムチ野郎同士の花びら舞うシーンが好みのフジイくんらしい、といえばなんとも一貫した美意識だとは思いますが。
フジイくんとはつくづく、男の趣味合わないなあ。
なんて、もうすっかり忘れていた昔のことを思い出しました。
耽美なたまきちさんを見て。
…………毎回思うんだけど、タカラヅカ制作側のおじさんたちって、「男役スターに中性的な役をやらせればファンが喜ぶ」って思い込みすぎてないか?
そりゃ耽美は好物だけど、人には、向き不向きがある。
誰でも彼でもやらせりゃーいいってもんじゃない。
たまきちさんは、おじさんたちの思い込みと手抜きのツケを一身に引き受けさせられて、気の毒だなあと思う。
『ロミオとジュリエット』の死にしろ、新公ロミオにしろ、似合わない役を「劇団推しスターだから」というだけの理由でやらされて。
『PUCK』のボビーだって、天海の役だから、って。
たまきちの魅力はソコじゃないだろう、むしろソレは弱点だから触れてやるな……ってとこを、これでもかと強調されて。
『ロミジュリ』本公演なら大公閣下かな。たまきちの魅力がいちばん活きる役。ガタイのよさと立ち役的雰囲気、作品のいちばん最初にソロを響かせる大切な役。たまきちアゲをしたいというなら、外部にある大公閣下の場面と曲をヅカでも入れればいいんだ。
『ロミジュリ』新公ではティボルト、愛に滅びる情熱的な色悪キャラ。
『PUCK』なら絶対ダニエルだろ……。イケコのおいしい悪役。スーツで大人。
かわいこちゃんとか中性的なフェアリー、耽美キャラって、彼がいちばん似合わないモノ……。
そんなたまきちさんは、またしても似合わないモノ、苦手なジャンルをやらされてました。
乙。
似合わないことを無理にやらされているたまきち本人も、女子プロレスラーみたいなガチムチ「美女」を相手に耽美をしなきゃならないまさおさんも。
頭が下がります。
……フジイくんがなんも考えていないのか、あるいは「ガチムチ女装男ハァハァ」と本気で萌えて書いているのか、わからないだけに複雑です……どっちもあり得るから余計に……。
たまきちに耽美パートをやらせたこと以外は、すっげー楽しかったっす!
いやその、たまきち耽美も、楽しくないわけではなかったけど……多分、演出家が見ているものとわたしが実際に見ているものは違うんだろうなと。
上級生が相応の扱いを受けている点でも、安心して観られました。
これで最下のふたりがソロパートももらいながら客席登場してて、綾月さんやからんくんがモブのみだったりしたら、きつすぎたわ。
とまあ、数日前に『A-EN』観て「月組こええぇ……っ!!」と思っていたところだったので。
人事に振り回されない、落ち着いたキャスティングはいいなあ。安心して観ていられるわ。
まさおくんが圧倒的な主役力を発揮し、みやるりが2番手としてがっつり彩りを添え、たまきちがそこにプラスしてスターとしての存在感を見せ、綾月さんやからんくんたち上級生・中堅たちが堅実に舞台を支えて。その周囲で若手たちがキラキラしてて。
きれいなピラミッドは落ち着くわー。
と、思っていたのでラストの挨拶順にひっくり返りました。
たまきちとみやるりの順番、変わってますがな!!
作品中はふつーにみやちゃんが2番手で、たまきちは3番手に見えましたが? なんの疑問もなくそう観ていましたが?
なのにラストの挨拶順だけ逆転て……。
こわい……月組こわい……。
そして、ラストで驚かされたあと、公演を思い返してみて、「たまきち2番手初披露作品で、いちばんの目玉があのごつい女役場面……?」と、さらにさらに、混乱したのでした。
ソレまったくたまきちのためになってねええ……。
劇団も演出家も、プロデュースがヘタ過ぎる。てゆーか彼らはたまきちにナニを見て、ナニを求めてるんだ。
フジイくんって、ガチムチ耽美スキーだっけ。
ふつー、女性の想像する耽美って華奢で中性的な美形が繰り広げるものだけど。
フジイくんは、漢らしいガチムチ兄貴が薔薇の花とばしながら絡み合うのに萌える人だっけ。
コム姫とかテルとか、線の細い美形がやって絵になるようなことを、あえてらんとむ兄貴にさせたりするのよね。
らんとむは美形だけど、彼の魅力はくるんくるんロングヘアでフリルに埋もれて男に組み敷かれてうふんあはんするところにはないわ、スーツで男たちを従えてダンディに踊る方が100万倍魅力的だわ。……と思ったなあ。
でもフジイくんには、ヘラクレスの似合う健康的な筋肉にーちゃんが、耽美で淫靡な中性的魅力の禁断の水仙に見えていたんだなあ。
男同士の耽美場面の趣味の違いもそうだけど。
男役を片方あえて女にすることで、官能的な場面を作るというヅカ定番場面でも、フジイくんの趣味はアレでしたっけ。
中性的な美青年のテルが男で、おじさま得意で野郎系なヲヅキさんを女にしてましたっけ。ふつーソコは逆だろ?!!という全世界からのツッコミもスルーして、華奢な美青年が逞しいヲカマさんを相手にエロエロしてましたっけ……。
ガチムチ野郎同士の花びら舞うシーンが好みのフジイくんらしい、といえばなんとも一貫した美意識だとは思いますが。
フジイくんとはつくづく、男の趣味合わないなあ。
なんて、もうすっかり忘れていた昔のことを思い出しました。
耽美なたまきちさんを見て。
…………毎回思うんだけど、タカラヅカ制作側のおじさんたちって、「男役スターに中性的な役をやらせればファンが喜ぶ」って思い込みすぎてないか?
そりゃ耽美は好物だけど、人には、向き不向きがある。
誰でも彼でもやらせりゃーいいってもんじゃない。
たまきちさんは、おじさんたちの思い込みと手抜きのツケを一身に引き受けさせられて、気の毒だなあと思う。
『ロミオとジュリエット』の死にしろ、新公ロミオにしろ、似合わない役を「劇団推しスターだから」というだけの理由でやらされて。
『PUCK』のボビーだって、天海の役だから、って。
たまきちの魅力はソコじゃないだろう、むしろソレは弱点だから触れてやるな……ってとこを、これでもかと強調されて。
『ロミジュリ』本公演なら大公閣下かな。たまきちの魅力がいちばん活きる役。ガタイのよさと立ち役的雰囲気、作品のいちばん最初にソロを響かせる大切な役。たまきちアゲをしたいというなら、外部にある大公閣下の場面と曲をヅカでも入れればいいんだ。
『ロミジュリ』新公ではティボルト、愛に滅びる情熱的な色悪キャラ。
『PUCK』なら絶対ダニエルだろ……。イケコのおいしい悪役。スーツで大人。
かわいこちゃんとか中性的なフェアリー、耽美キャラって、彼がいちばん似合わないモノ……。
そんなたまきちさんは、またしても似合わないモノ、苦手なジャンルをやらされてました。
乙。
似合わないことを無理にやらされているたまきち本人も、女子プロレスラーみたいなガチムチ「美女」を相手に耽美をしなきゃならないまさおさんも。
頭が下がります。
……フジイくんがなんも考えていないのか、あるいは「ガチムチ女装男ハァハァ」と本気で萌えて書いているのか、わからないだけに複雑です……どっちもあり得るから余計に……。
たまきちに耽美パートをやらせたこと以外は、すっげー楽しかったっす!
いやその、たまきち耽美も、楽しくないわけではなかったけど……多分、演出家が見ているものとわたしが実際に見ているものは違うんだろうなと。
上級生が相応の扱いを受けている点でも、安心して観られました。
これで最下のふたりがソロパートももらいながら客席登場してて、綾月さんやからんくんがモブのみだったりしたら、きつすぎたわ。
とまあ、数日前に『A-EN』観て「月組こええぇ……っ!!」と思っていたところだったので。
人事に振り回されない、落ち着いたキャスティングはいいなあ。安心して観ていられるわ。
まさおくんが圧倒的な主役力を発揮し、みやるりが2番手としてがっつり彩りを添え、たまきちがそこにプラスしてスターとしての存在感を見せ、綾月さんやからんくんたち上級生・中堅たちが堅実に舞台を支えて。その周囲で若手たちがキラキラしてて。
きれいなピラミッドは落ち着くわー。
と、思っていたのでラストの挨拶順にひっくり返りました。
たまきちとみやるりの順番、変わってますがな!!
作品中はふつーにみやちゃんが2番手で、たまきちは3番手に見えましたが? なんの疑問もなくそう観ていましたが?
なのにラストの挨拶順だけ逆転て……。
こわい……月組こわい……。
そして、ラストで驚かされたあと、公演を思い返してみて、「たまきち2番手初披露作品で、いちばんの目玉があのごつい女役場面……?」と、さらにさらに、混乱したのでした。
ソレまったくたまきちのためになってねええ……。
劇団も演出家も、プロデュースがヘタ過ぎる。てゆーか彼らはたまきちにナニを見て、ナニを求めてるんだ。