ところで新人公演『ガイズ&ドールズ』ですが。
……あれえ??
チガウよね?
前はこんなじゃなかったよね??
年寄りなので記憶が衰えまくってるけど。
2002年の再演時の新人公演は、こうじゃなかったよね??
なんかすっげーひどい構成だった。
1幕をほぼそのままやって、盛り上がったぞ、さあ次は?! ってときに、いきなり2幕のラストシーン、ネイサンが更正して新聞スタンドで働いている、という場面になってた。
拍子抜けどころの話じゃない。
両脚を上げてひっくり返るギャグマンガ的「びっくり!!」展開。
どの場面を残してどの場面を削るか、新公担当の新人演出家に決められることではナイのかもしれない。
版権ガチガチで、2幕物をツギハギして1幕に収める、なんてことをしてはいけない、のかもしれない。
それにしても、最悪な短縮方法。
物語としてありえねー。
いくら「本編を抜粋して上演します」と前置きしてたって、未完成作品を見せられても。
ついでに、構成以外の演出もひどかったのだわ……。
本公演まんまコピー。
役者の持ち味無視。
本役がスタイル抜群のリカちゃんですよ。彼だからこそキマる仕草や役作りを、美形だけどスタイルはいまいちのさららんに、そのまんまやらせたんですよ……。
なんつーかもー、うわ~~、って感じで。
さららんなら、もっと別のアプローチのスカイがあったろうに、って。
リカちゃんのコピーをやるには、その、いろいろと苦しい。同じ仕草でキザられても、手足の長さが、その。
さららんのやたらと好戦的な、熱量のある芸風が好きだったので、持ち味無視な演出は残念でした。
ヒロインだって、本役はロリータえみくらで、新公はアダルトなあいあい。持ち味がチガウのに、本役コピーだしな……。
他の役もみんなコピー。本公演をなぞることが目的です、的な。
や、わたしにはそう感じられた。
演出家出て来い、なんじゃこりゃあ。
と、当時思ったもんです。
あ、ちなみに新公の演出家はこだまっちでした。コピーが得意な(笑)。←
演技がコピーだったのはこだまっちに文句言っていいかもだけど、構成がひどかったのはこだまっちのせいではなく、原作サイドの要請かな、と当時も自制しておりました。ほらわたし、坊主憎けりゃで嫌い演出家をなんでもかんでも悪く思いがちだし。
ダメよこあら、こだまっちのせいじゃないかもだわ。1幕ラストに2幕ラストをくっつけるしか、原作サイドが許してくれなかったのよ……!
そう思って、「ふざけんな、なんじゃこの演出?!」という憤りを収めていたのに。
時は流れ、2015年。星組新人公演『ガイズ&ドールズ』にて。
1幕のあとに突然ラストシーンじゃない! 話が続いてる!!
と、心からびっくりしました……。
ハバナから戻ったあと、サラに拒絶されたスカイが別れを決めて去って行く……その次のシーンでいきなり、ネイサンとアデレイドは結婚することになっていて、スカイとサラは「結婚しました!」になっている、あのトンデモ展開は……?!
ええええっ?!!
ふつーの新公だ、1幕2幕通して、必要な場面だけピックアップして1幕に収めた、ふつーの新公だーー!
じゃあ、2002年の再演時の新公は、なんだったの……?
あの「カネ返せ」的な落胆と憤りは……?
10年以上経って、わたしの記憶が偏って置き換えられ、いろいろ構成を誤解しているのかもしれない。
10年以上経って、版権管理が緩くなったのかもしれない。昔は切り貼り禁止だったのが、今は「ご自由にどうぞ」なのかもしれない。
演出家の問題ではないのかもしれない。
演出家に罪はないのかもしれない。
かもしれない。
かもしれない。
しかし。
こだまっち……。
こだまっちにいい感情を持っていないわたしは、13年の時を経て、今また新たにこだまっちへの不信感を強く持ったのでした(笑)。
はー……。
星組新公、楽しかった!!
ちゃんとストーリーがある!
かっこいい場面、楽しい場面がある!
こんな「あたりまえ」のことに感動。
……あれえ??
チガウよね?
前はこんなじゃなかったよね??
年寄りなので記憶が衰えまくってるけど。
2002年の再演時の新人公演は、こうじゃなかったよね??
なんかすっげーひどい構成だった。
1幕をほぼそのままやって、盛り上がったぞ、さあ次は?! ってときに、いきなり2幕のラストシーン、ネイサンが更正して新聞スタンドで働いている、という場面になってた。
拍子抜けどころの話じゃない。
両脚を上げてひっくり返るギャグマンガ的「びっくり!!」展開。
どの場面を残してどの場面を削るか、新公担当の新人演出家に決められることではナイのかもしれない。
版権ガチガチで、2幕物をツギハギして1幕に収める、なんてことをしてはいけない、のかもしれない。
それにしても、最悪な短縮方法。
物語としてありえねー。
いくら「本編を抜粋して上演します」と前置きしてたって、未完成作品を見せられても。
ついでに、構成以外の演出もひどかったのだわ……。
本公演まんまコピー。
役者の持ち味無視。
本役がスタイル抜群のリカちゃんですよ。彼だからこそキマる仕草や役作りを、美形だけどスタイルはいまいちのさららんに、そのまんまやらせたんですよ……。
なんつーかもー、うわ~~、って感じで。
さららんなら、もっと別のアプローチのスカイがあったろうに、って。
リカちゃんのコピーをやるには、その、いろいろと苦しい。同じ仕草でキザられても、手足の長さが、その。
さららんのやたらと好戦的な、熱量のある芸風が好きだったので、持ち味無視な演出は残念でした。
ヒロインだって、本役はロリータえみくらで、新公はアダルトなあいあい。持ち味がチガウのに、本役コピーだしな……。
他の役もみんなコピー。本公演をなぞることが目的です、的な。
や、わたしにはそう感じられた。
演出家出て来い、なんじゃこりゃあ。
と、当時思ったもんです。
あ、ちなみに新公の演出家はこだまっちでした。コピーが得意な(笑)。←
演技がコピーだったのはこだまっちに文句言っていいかもだけど、構成がひどかったのはこだまっちのせいではなく、原作サイドの要請かな、と当時も自制しておりました。ほらわたし、坊主憎けりゃで嫌い演出家をなんでもかんでも悪く思いがちだし。
ダメよこあら、こだまっちのせいじゃないかもだわ。1幕ラストに2幕ラストをくっつけるしか、原作サイドが許してくれなかったのよ……!
そう思って、「ふざけんな、なんじゃこの演出?!」という憤りを収めていたのに。
時は流れ、2015年。星組新人公演『ガイズ&ドールズ』にて。
1幕のあとに突然ラストシーンじゃない! 話が続いてる!!
と、心からびっくりしました……。
ハバナから戻ったあと、サラに拒絶されたスカイが別れを決めて去って行く……その次のシーンでいきなり、ネイサンとアデレイドは結婚することになっていて、スカイとサラは「結婚しました!」になっている、あのトンデモ展開は……?!
ええええっ?!!
ふつーの新公だ、1幕2幕通して、必要な場面だけピックアップして1幕に収めた、ふつーの新公だーー!
じゃあ、2002年の再演時の新公は、なんだったの……?
あの「カネ返せ」的な落胆と憤りは……?
10年以上経って、わたしの記憶が偏って置き換えられ、いろいろ構成を誤解しているのかもしれない。
10年以上経って、版権管理が緩くなったのかもしれない。昔は切り貼り禁止だったのが、今は「ご自由にどうぞ」なのかもしれない。
演出家の問題ではないのかもしれない。
演出家に罪はないのかもしれない。
かもしれない。
かもしれない。
しかし。
こだまっち……。
こだまっちにいい感情を持っていないわたしは、13年の時を経て、今また新たにこだまっちへの不信感を強く持ったのでした(笑)。
はー……。
星組新公、楽しかった!!
ちゃんとストーリーがある!
かっこいい場面、楽しい場面がある!
こんな「あたりまえ」のことに感動。