「タカラヅカ」の「源氏物語」。@新源氏物語
2015年10月2日 タカラヅカ 『新源氏物語』初日。
幕が上がるなり、歓声が上がった。
チョンパではじまる、日本物。
ライトが点いた瞬間、舞台すべて、銀橋にまで勢揃いしたスターたちの姿に、知らず声が出る。
ぞくぞくした。
すごい。
タカラヅカってすごい。
こんなのタカラヅカだけだ。
昔から何度も何度も繰り返してきている感動の再体験。ヅカの日本物はこうでなくちゃ。
衣装の美しさ、舞台の美しさ、役者の美しさ。それが際立つ日本物の素晴らしさときたら!
銀橋センターに立つ、みりおくんの美しさ。
わーん、光源氏だ、光源氏はこうでなきゃ!!
心地いい歌声が流れ、誰が歌ってるのか最初マジでわかんなかった。
だってみりおくん歌ってないし、みりおくんの声じゃないし、でも花組できれいに歌える人って、ごめん、誰かいたっけ? 思いつかない……って、キキくんなの?!
二度見したわ。
キキくん、歌うまくなってる……!
まとぶさんがオサ様の横で急激に歌がうまくなっていったのを、思い出す。星組からやって来たやんちゃな男の子は、花の歌ウマ帝王のもとで花開くものなのね……!
配役発表があった当時チェックしたのみで、誰がどの役か理解してない。六条がカレーくんで、何故かあきらが頭中将だってことぐらいしか、予備知識なし。
や、あの陽気なクラッシャー(ナポレオンイメージ強し)カレーくんが女役、しかも情念の六条御息所ってチャレンジャー極まりないな! ということと、頭中将って大きな役じゃなかったっけ? あきらでいいの?? という驚きとで。
オープニングから「女性です」とやってるカレーくん(当然です)見て、ひょえ~~!てな気持ちになったり、まるで2番手スターみたいに、みりおくんと踊っているあきらを見てうっわ~~!となったり。
いろんな意味で舞台をぶっ壊してくれる京さんに、盛大に?マークが飛んだり。いや、いくらなんでもあの役に京さんはナイやろ……見た目からすでにおばあさんやし、声だっておばあさんやし……なんでこんな無茶苦茶な配役??
わたし、『新源氏物語』自体は観たことがナイのね。初演1981年、再演1989年よ、まだ生まれてないもん~~。(大嘘)
ともあれ、再演月組をビデオで(DVDですらない)1回見たのみ。
舞台を映像で見るのが得意でないため、ちゃんと咀嚼できたとは思えないし、そんなだから記憶にもあまり残っていない。
いやあ、ナニがショックかって、『あさきゆめみし』と記憶がごっちゃになっていることだわ……。
わたし、『あさきゆめみし』大っ嫌いなの(笑)。
原作マンガが、じゃないわよ? 草野せんせ作のタカラヅカ版『あさきゆめみし』が。特に『あさきゆめみしⅡ』は最低。
ベクトルはチガウけど、植爺の『ベルばら』と張る勢いで嫌いだわ。
作品として、物語として許せないレベル。
なのに、その大嫌い作品を、けっこうおぼえている衝撃。つか、嫌いだからこそ記憶に刻まれている模様。ちっくしょー。
頭中将というとえりたんの金髪のーてんき笑顔が浮かぶし、柏木の裏切りを知った光源氏を見て怒りの歌来るーー!! と身がまえたもん……え、歌わないの、なんで? はっ、あれは『あさきゆめみしⅡ』だ、『新源氏物語』じゃない!
オサ様の「柏木ー!」の歌はもう、めちゃくちゃこわくてだね……背筋ぞくぞく、あの歌のためだけに通うことが出来たもんな……そりゃ柏木死ぬわ……あのエネルギーぶつけられたら、てなもんでな……。
身がまえていた分、拍子抜け。あれ、源氏の怒りってこんなもん……?
そして、ビデオの印象だと、「私を許さなかった」の台詞で幕、だった……んだけど、それはわたしがこの台詞に思い入れているせいで、そのあとの場面をおぼえないせいなのかしら。
再演版ビデオはけっこう淡々と眺めていたんだけど、ラストのどんでん返し……というか、源氏のこの台詞で膝を打ったからなー。
この台詞が聞きたいゆえに今回の再々演がうれしかった……くらいなので、この台詞のあと、さらに話が続き、なんかデジャヴ、『夢の浮橋』……。さらに、『一夢庵風流記 前田慶次』のラストも思い出した……。
ので、ラストはわたし的には盛り下がって幕。
大野せんせの萌えなのかしら。傅く人々の間を進む主人公の図で幕、って。
てな部分部分のいろんな過去印象由来の感想も持ちつつ。
すっげー泣けた。
わーん、この話泣けるー! ツボ刺激されるー!
『新源氏物語』ってこんな作品だったんだ。ビデオではわかってなかったよ。
素敵な作品に出会えてうれしい。
幕が上がるなり、歓声が上がった。
チョンパではじまる、日本物。
ライトが点いた瞬間、舞台すべて、銀橋にまで勢揃いしたスターたちの姿に、知らず声が出る。
ぞくぞくした。
すごい。
タカラヅカってすごい。
こんなのタカラヅカだけだ。
昔から何度も何度も繰り返してきている感動の再体験。ヅカの日本物はこうでなくちゃ。
衣装の美しさ、舞台の美しさ、役者の美しさ。それが際立つ日本物の素晴らしさときたら!
銀橋センターに立つ、みりおくんの美しさ。
わーん、光源氏だ、光源氏はこうでなきゃ!!
心地いい歌声が流れ、誰が歌ってるのか最初マジでわかんなかった。
だってみりおくん歌ってないし、みりおくんの声じゃないし、でも花組できれいに歌える人って、ごめん、誰かいたっけ? 思いつかない……って、キキくんなの?!
二度見したわ。
キキくん、歌うまくなってる……!
まとぶさんがオサ様の横で急激に歌がうまくなっていったのを、思い出す。星組からやって来たやんちゃな男の子は、花の歌ウマ帝王のもとで花開くものなのね……!
配役発表があった当時チェックしたのみで、誰がどの役か理解してない。六条がカレーくんで、何故かあきらが頭中将だってことぐらいしか、予備知識なし。
や、あの陽気なクラッシャー(ナポレオンイメージ強し)カレーくんが女役、しかも情念の六条御息所ってチャレンジャー極まりないな! ということと、頭中将って大きな役じゃなかったっけ? あきらでいいの?? という驚きとで。
オープニングから「女性です」とやってるカレーくん(当然です)見て、ひょえ~~!てな気持ちになったり、まるで2番手スターみたいに、みりおくんと踊っているあきらを見てうっわ~~!となったり。
いろんな意味で舞台をぶっ壊してくれる京さんに、盛大に?マークが飛んだり。いや、いくらなんでもあの役に京さんはナイやろ……見た目からすでにおばあさんやし、声だっておばあさんやし……なんでこんな無茶苦茶な配役??
わたし、『新源氏物語』自体は観たことがナイのね。初演1981年、再演1989年よ、まだ生まれてないもん~~。(大嘘)
ともあれ、再演月組をビデオで(DVDですらない)1回見たのみ。
舞台を映像で見るのが得意でないため、ちゃんと咀嚼できたとは思えないし、そんなだから記憶にもあまり残っていない。
いやあ、ナニがショックかって、『あさきゆめみし』と記憶がごっちゃになっていることだわ……。
わたし、『あさきゆめみし』大っ嫌いなの(笑)。
原作マンガが、じゃないわよ? 草野せんせ作のタカラヅカ版『あさきゆめみし』が。特に『あさきゆめみしⅡ』は最低。
ベクトルはチガウけど、植爺の『ベルばら』と張る勢いで嫌いだわ。
作品として、物語として許せないレベル。
なのに、その大嫌い作品を、けっこうおぼえている衝撃。つか、嫌いだからこそ記憶に刻まれている模様。ちっくしょー。
頭中将というとえりたんの金髪のーてんき笑顔が浮かぶし、柏木の裏切りを知った光源氏を見て怒りの歌来るーー!! と身がまえたもん……え、歌わないの、なんで? はっ、あれは『あさきゆめみしⅡ』だ、『新源氏物語』じゃない!
オサ様の「柏木ー!」の歌はもう、めちゃくちゃこわくてだね……背筋ぞくぞく、あの歌のためだけに通うことが出来たもんな……そりゃ柏木死ぬわ……あのエネルギーぶつけられたら、てなもんでな……。
身がまえていた分、拍子抜け。あれ、源氏の怒りってこんなもん……?
そして、ビデオの印象だと、「私を許さなかった」の台詞で幕、だった……んだけど、それはわたしがこの台詞に思い入れているせいで、そのあとの場面をおぼえないせいなのかしら。
再演版ビデオはけっこう淡々と眺めていたんだけど、ラストのどんでん返し……というか、源氏のこの台詞で膝を打ったからなー。
この台詞が聞きたいゆえに今回の再々演がうれしかった……くらいなので、この台詞のあと、さらに話が続き、なんかデジャヴ、『夢の浮橋』……。さらに、『一夢庵風流記 前田慶次』のラストも思い出した……。
ので、ラストはわたし的には盛り下がって幕。
大野せんせの萌えなのかしら。傅く人々の間を進む主人公の図で幕、って。
てな部分部分のいろんな過去印象由来の感想も持ちつつ。
すっげー泣けた。
わーん、この話泣けるー! ツボ刺激されるー!
『新源氏物語』ってこんな作品だったんだ。ビデオではわかってなかったよ。
素敵な作品に出会えてうれしい。