若い組の若い2番手だから。@Ernest in Love
2016年2月6日 タカラヅカ 『Ernest in Love』Bパターン初日に行ってきました。
『Ernest in Love』やったばかりなのに再演、そのうえ本公演では『ME AND MY GIRL』って、花組はプロデュースヘタ過ぎるよ……! と嘆いていたら、まさかの役替わり。
2番手と役替わりって、ちなつすげーなー。
でもほんと、それくらいしてくんないと観る気しないもんな。演目が悪すぎる。
と、思ってたらさらに『ME AND MY GIRL』の役替わりも発表され、「ちなつすげーなー」ではなく、キキ大丈夫か??になった。
まともに2番手役をさせてもらえない2番手って……。
なんで花組はこんなことになってるんだろう。
他組が混乱している中、さらっと新体制を打ち出し、トップから3番手まできれいに並べ、若い組としてスタートしたのに。すっげーわくわくしたのに。
雪組、星組を見ても思うけど、番手がきれいに固定されて、安定すると観やすいんだよなあ、客としては。変化が必要になるのは安定がマンネリになってからで、安定する前からぐちゃぐちゃにしてもいいことないと思うんだが。
……とは思うけど、役替わりがなかったら観たいと思えない演目ばかりだもん、仕方ないのか……って、だから、役替わりしか売りのない演目を何故選ぶんだ、ということに尽きる……。
花組のプロデュースおかしい……。
劇団も「この演目は売れない」と自覚しての興行なんだな、と役替わりスケジュールを見て思った。
役替わりパターンが4つもあり、1年前と同じ「正規」に対し「一部変更」2種、「完全役替わり」がある。そして、梅芸では「正規」「一部変更」と3つのパターンしかなく、名古屋の中日では4パターン全部ある、つまり「完全役替わり」は中日にしかない。
関西が本拠地の劇団にとって、中日劇場は「遠征」「地方公演」扱い。本拠地関西での興行は目玉である役替わりを一部しか行わず、遠征の負担を前提とした名古屋で完全役替わりをエサにする。
「遠征する気のない人は、大阪で一部役替わりを2種類、つまり2回観てね。1回で済ませたい人は、名古屋まで遠征してね」……って、露骨だなヲイ。
そうまでしないと売れない=求められていない、とわかっている演目を何故上演する……?
とまあ、演目に文句ありまくりなので、いつもならわくわく初日に駆けつけるのに、今回は初日をスルーしました。
「役替わりが売り」なら、役替わり初日に行きます。正規キャスティングは1年前に観たのでもういいです。
や、『ミーマイ』とちがって『Ernest in Love』は作品自体は好きなんだよ……ただ、同じ面子で毎年やらねばならんよーな作品ではないと思うし、よく似た『ミーマイ』と立て続けに観たいモノでもない、ということで、テンション低い。
役替わりスケジュールだけ気をつけてチケットを取ったけど、実のところ役替わりの内容はわかってない。
今日の役替わりって、どのパターンだっけ? 梅田の「一部変更」はどっちも観るので、どっちがいつだったかは気にしてなかった。
どうやら、役替わりはセシリィの日だったらしい。アルジャノンはキキくんのままだった。
1年ぶりの『Ernest in Love』。
だから、作品は好きよ。お洒落だしかわいいし、しあわせになるし。
好きなのに、うんざりするような上演方法を取らないで欲しい……と思うんだよな。
で。
痛切に、思ったこと。
キキくん、うまくなったね!!
みりおくんもかのちゃんも、大して差異は感じなかった。かのちゃんにぴりぴりしたとこがなくなったかなと思うくらいで(前に観たときはトップお披露目初日だった)、技術的にそれほど変わったとは思わなかった。
が、キキくんはチガウ。
前よりぜんせんいいわ! うまくなってるわ!
……成長してたんだね、この1年で。
つか、前がまだまだ未熟だったってことなんだろうけど。子どもと大人では成長速度がチガウ。大人は1年経っても大人のままだけど、子どもは1年で劇的に変化する。
みりおくんはもうスターとして出来上がっているんだな。成熟や深化はあるだろうし、もちろんまだ進化するのだとは思うけど、さすがにもう「スター」としての型は出来ている。入団以来ずっとスターとして育てられてきて、準トップを経てトップスターになった人だ、出来てなきゃおかしい。
それに比べると、キキくんはまだ未熟。未知で未完成、これからまだ変わっていく、いまはその最中でしかないんだろう。
だからこうして、1年で劇的に変わる。
アルジャノンの持つ不思議な空気感、ふてぶてしさと調子の良さ、困ったヤツなのに魅力的……かわいくてかわいくてたまらなくて、でもかっこよくってドキッとする……キキくんはなんてナチュラルにアルジャノンなんだろう!
もともとキキくんのアルジーは魅力的だった。それは技術云々じゃなく、キキくん本人の持ち味ゆえにだった。
そこに、見せる技術が加わって、より鮮明になった感じ。
おおお。
いいなあ、キキくん。
まだこんなに変わるのか。変わる余地を持っているのか。
こりゃ楽しみだ。
……と、思うからこそ、もっとちゃんと彼を育てて欲しい。
役替わりでその場しのぎをするのでなく、どっしり腰を据えて長期スパンで。
でも次は『ミーマイ』で役替わり……。溜息。
『Ernest in Love』やったばかりなのに再演、そのうえ本公演では『ME AND MY GIRL』って、花組はプロデュースヘタ過ぎるよ……! と嘆いていたら、まさかの役替わり。
2番手と役替わりって、ちなつすげーなー。
でもほんと、それくらいしてくんないと観る気しないもんな。演目が悪すぎる。
と、思ってたらさらに『ME AND MY GIRL』の役替わりも発表され、「ちなつすげーなー」ではなく、キキ大丈夫か??になった。
まともに2番手役をさせてもらえない2番手って……。
なんで花組はこんなことになってるんだろう。
他組が混乱している中、さらっと新体制を打ち出し、トップから3番手まできれいに並べ、若い組としてスタートしたのに。すっげーわくわくしたのに。
雪組、星組を見ても思うけど、番手がきれいに固定されて、安定すると観やすいんだよなあ、客としては。変化が必要になるのは安定がマンネリになってからで、安定する前からぐちゃぐちゃにしてもいいことないと思うんだが。
……とは思うけど、役替わりがなかったら観たいと思えない演目ばかりだもん、仕方ないのか……って、だから、役替わりしか売りのない演目を何故選ぶんだ、ということに尽きる……。
花組のプロデュースおかしい……。
劇団も「この演目は売れない」と自覚しての興行なんだな、と役替わりスケジュールを見て思った。
役替わりパターンが4つもあり、1年前と同じ「正規」に対し「一部変更」2種、「完全役替わり」がある。そして、梅芸では「正規」「一部変更」と3つのパターンしかなく、名古屋の中日では4パターン全部ある、つまり「完全役替わり」は中日にしかない。
関西が本拠地の劇団にとって、中日劇場は「遠征」「地方公演」扱い。本拠地関西での興行は目玉である役替わりを一部しか行わず、遠征の負担を前提とした名古屋で完全役替わりをエサにする。
「遠征する気のない人は、大阪で一部役替わりを2種類、つまり2回観てね。1回で済ませたい人は、名古屋まで遠征してね」……って、露骨だなヲイ。
そうまでしないと売れない=求められていない、とわかっている演目を何故上演する……?
とまあ、演目に文句ありまくりなので、いつもならわくわく初日に駆けつけるのに、今回は初日をスルーしました。
「役替わりが売り」なら、役替わり初日に行きます。正規キャスティングは1年前に観たのでもういいです。
や、『ミーマイ』とちがって『Ernest in Love』は作品自体は好きなんだよ……ただ、同じ面子で毎年やらねばならんよーな作品ではないと思うし、よく似た『ミーマイ』と立て続けに観たいモノでもない、ということで、テンション低い。
役替わりスケジュールだけ気をつけてチケットを取ったけど、実のところ役替わりの内容はわかってない。
今日の役替わりって、どのパターンだっけ? 梅田の「一部変更」はどっちも観るので、どっちがいつだったかは気にしてなかった。
どうやら、役替わりはセシリィの日だったらしい。アルジャノンはキキくんのままだった。
1年ぶりの『Ernest in Love』。
だから、作品は好きよ。お洒落だしかわいいし、しあわせになるし。
好きなのに、うんざりするような上演方法を取らないで欲しい……と思うんだよな。
で。
痛切に、思ったこと。
キキくん、うまくなったね!!
みりおくんもかのちゃんも、大して差異は感じなかった。かのちゃんにぴりぴりしたとこがなくなったかなと思うくらいで(前に観たときはトップお披露目初日だった)、技術的にそれほど変わったとは思わなかった。
が、キキくんはチガウ。
前よりぜんせんいいわ! うまくなってるわ!
……成長してたんだね、この1年で。
つか、前がまだまだ未熟だったってことなんだろうけど。子どもと大人では成長速度がチガウ。大人は1年経っても大人のままだけど、子どもは1年で劇的に変化する。
みりおくんはもうスターとして出来上がっているんだな。成熟や深化はあるだろうし、もちろんまだ進化するのだとは思うけど、さすがにもう「スター」としての型は出来ている。入団以来ずっとスターとして育てられてきて、準トップを経てトップスターになった人だ、出来てなきゃおかしい。
それに比べると、キキくんはまだ未熟。未知で未完成、これからまだ変わっていく、いまはその最中でしかないんだろう。
だからこうして、1年で劇的に変わる。
アルジャノンの持つ不思議な空気感、ふてぶてしさと調子の良さ、困ったヤツなのに魅力的……かわいくてかわいくてたまらなくて、でもかっこよくってドキッとする……キキくんはなんてナチュラルにアルジャノンなんだろう!
もともとキキくんのアルジーは魅力的だった。それは技術云々じゃなく、キキくん本人の持ち味ゆえにだった。
そこに、見せる技術が加わって、より鮮明になった感じ。
おおお。
いいなあ、キキくん。
まだこんなに変わるのか。変わる余地を持っているのか。
こりゃ楽しみだ。
……と、思うからこそ、もっとちゃんと彼を育てて欲しい。
役替わりでその場しのぎをするのでなく、どっしり腰を据えて長期スパンで。
でも次は『ミーマイ』で役替わり……。溜息。